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私これから待ちに待った花の高校生です!…となる筈でした。
なのに何故、私は、超絶人間離れした美形の男性に抱き締められているのでしょうか…?
そしてここどこ???
『ふざけんじゃねぇぞ……。』
へ?ぶっそうな言葉が耳に入って来たんだけど気のせい?
「あ、あの……。」
『あ?…ってああ、そういやこっちに引き込んだんだったわ…。』
へ?なにそれ引き込んだって?何が何?どういう事??
『なんだその素っ頓狂な顔。これから説明してやるから…おい?神無?』
超絶美形に抱きしめられていたせいか、それとも見知らぬ場所にいきなり来たからなのか、私の意識は途絶えたのでした。。
てか、なんでこの超絶美形は、私の名前知ってるの……?
「ん、んにゃ………。ここ、どこ?」
雲のようなふわふわ、ふかふかのベッドにつつまれて寝ていたらしいです。とっても寝心地が良かった…って、そうじゃない、本当にここはドコデスカ?
えーっと確か、同じ学校の制服の子とぶつかって、教科書バラまいちゃったから拾ってたら、急に落ちる感覚がして、気付いたら何故か超絶美形男性に抱きしめられてて………あれ、その後どうしたんだっけ……。
『やっと気付いたか。身体は大丈夫か?手荒な方法でこっちに引き込んだから身体に相当な負担がかかったんだろ。もう少し寝とけ。』
「あの、ここってどこですか?」
『ん?ここか?ここは、んー分かりやすく言うと天界だな。神の暮らす場所とでも言えば分かるか?』
天界…?神様の暮らす場所………。
「私って死んじゃったんですか……?」
『いや、死んでないから安心しろ。
どっかの異世界の馬鹿が神無の近くにいた娘を召喚しようとしてな。それに神無は巻き込まれる所だったんだが、俺が召喚の巻き込みで連れていかれる前にこっちに引きずり込んだってわけだ。』
「えっと、とりあえず助けてくれたと言う事ですよね?」
『ああ。そうとも言うな。』
「あの、なんで私を助けてくれたんですか?天界って事は貴方は神様ですよね?」
『質問ばっかだな。まあいい。何故助けたかという質問に対しての答えは、俺はお前の事を気に入っているからだ。そして俺は神無の住む地球の世界神だ。』
「気に入っている…?会ったことも無いのに…。」
『そうだな。神無自身まだ生まれてない頃に1度だけ神無の母親に会った事があるぞ。』
「えっ!?」
『神無の事をくれと言ったらぶっ飛ばされたな。「私の娘は物じゃない。」ってな。あの時は驚きを通り越して笑った。会いに行ったせいかは知らんが名付けた名前が神無だ。神無しとか俺がどんだけ嫌われたのかが目に見えて分かったよ。』
クククッと笑い出す地球の神様に自分の名前の由来を聞くことになるとは思いもしてなかったです。
なのに何故、私は、超絶人間離れした美形の男性に抱き締められているのでしょうか…?
そしてここどこ???
『ふざけんじゃねぇぞ……。』
へ?ぶっそうな言葉が耳に入って来たんだけど気のせい?
「あ、あの……。」
『あ?…ってああ、そういやこっちに引き込んだんだったわ…。』
へ?なにそれ引き込んだって?何が何?どういう事??
『なんだその素っ頓狂な顔。これから説明してやるから…おい?神無?』
超絶美形に抱きしめられていたせいか、それとも見知らぬ場所にいきなり来たからなのか、私の意識は途絶えたのでした。。
てか、なんでこの超絶美形は、私の名前知ってるの……?
「ん、んにゃ………。ここ、どこ?」
雲のようなふわふわ、ふかふかのベッドにつつまれて寝ていたらしいです。とっても寝心地が良かった…って、そうじゃない、本当にここはドコデスカ?
えーっと確か、同じ学校の制服の子とぶつかって、教科書バラまいちゃったから拾ってたら、急に落ちる感覚がして、気付いたら何故か超絶美形男性に抱きしめられてて………あれ、その後どうしたんだっけ……。
『やっと気付いたか。身体は大丈夫か?手荒な方法でこっちに引き込んだから身体に相当な負担がかかったんだろ。もう少し寝とけ。』
「あの、ここってどこですか?」
『ん?ここか?ここは、んー分かりやすく言うと天界だな。神の暮らす場所とでも言えば分かるか?』
天界…?神様の暮らす場所………。
「私って死んじゃったんですか……?」
『いや、死んでないから安心しろ。
どっかの異世界の馬鹿が神無の近くにいた娘を召喚しようとしてな。それに神無は巻き込まれる所だったんだが、俺が召喚の巻き込みで連れていかれる前にこっちに引きずり込んだってわけだ。』
「えっと、とりあえず助けてくれたと言う事ですよね?」
『ああ。そうとも言うな。』
「あの、なんで私を助けてくれたんですか?天界って事は貴方は神様ですよね?」
『質問ばっかだな。まあいい。何故助けたかという質問に対しての答えは、俺はお前の事を気に入っているからだ。そして俺は神無の住む地球の世界神だ。』
「気に入っている…?会ったことも無いのに…。」
『そうだな。神無自身まだ生まれてない頃に1度だけ神無の母親に会った事があるぞ。』
「えっ!?」
『神無の事をくれと言ったらぶっ飛ばされたな。「私の娘は物じゃない。」ってな。あの時は驚きを通り越して笑った。会いに行ったせいかは知らんが名付けた名前が神無だ。神無しとか俺がどんだけ嫌われたのかが目に見えて分かったよ。』
クククッと笑い出す地球の神様に自分の名前の由来を聞くことになるとは思いもしてなかったです。
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