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本編

61 番外編(質問コーナー要望( ??∀?? )b)

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なかなか本編進まなくてすみません。良かったら番外編どうぞー。なのでふ。

神無が巻き込まれて異世界に言ってしまったあとの地球神と神無ママのお話。

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いつものように神無を見守ろうと水鏡を除くと神無がどこにもいない。あらゆる手を使い必死に探すと歪みを発見し、それを辿ると神無がいた。
そこは異世界だった。それも巻き込まれてあちらの世界に言ってしまったらしい。急いでその異世界神の元へ手紙を送った。

神無を見殺しにしたら管理している世界を滅ぼすと。そこは代替わりしたばかりの神が担当しているらしいがそんなこと知ったもんじゃない。

異世界には魔法があり、召喚などで歪みをつくり人を引き込めるが、こちらには魔法という概念より科学が発達してしまった世界だ。そう簡単にこちらの世界には返せそうにない。

『クソがっ。』

本命で異世界に召喚されたやつはその時点でこちらの世界の住人では無くなるが神無は別だ。神に寵愛されし者でもあるし、こちらの世界の神と人間のハーフだ。
神無は間違いなく天界に来る運命だし、神久夜もそうだ。………神久夜にこの事を知らせるのが一番怖い。絶対神久夜は怒るだろう。はぁ、気が重い。






「で、何故地球神が私の家に勝手に上がってるのかしら?そして神無はどこかしら?」

『神無は異世界にいる。』

「は?」



私…神久夜、つまり神無の母だが何故か帰ったら地球神が家にいた。変わりに神無がいないけれどこれはいったいどういう事かしら?異世界?私と神威の子よ?愛する我が子が異世界にいるってどういう事かな?

「地球神…。」

『な、なんだ?』

「今異世界と言ったわよね?」

『ああ、召喚に巻き込まれて異世界に引っ張られたらしい。』

「巻き込まれて…?神無はついでみたいに異世界に言ってしまったと?」

『そういう解釈で間違いない。』

「連れ戻せないの?」

『無理だ。あちらには魔法があるからなんとかなるが、こちらには魔法と言う概念が存在しない。』

使えねぇ神様だ。確かに魔法は発展していないが未然に防ぐことは出来なかったのだろうか…。

「無理矢理にでも連れ戻せないの?」

『それは無理だ。』

きっぱり言われてしまった。

「神無を見ることも出来なくなっちゃったのね。まだ、15年しか育ててないじゃない…。」

まだ恋人もいない。頑張って合格したと喜んでいた学校にも行けてないのに。異世界なんて…。

『顔を、見たいか?』

「えっ…見れるの?」

『本来ならダメだが神久夜も神威の寵愛を受けるもの。これくらいなら許されるだろう。』

地球神は少し大きめの鏡を取り出して手をかざすと、そこは見知らぬ建物と見知らぬ風景。そして神無がいた。

「神無っ!」

『落ち着け。』

「神無、神無…。」

どうやら神無はどこか薄暗い場所であれも神様だろうかショタ系の神様と話している。

『あれは、あちらの世界神か。』

「随分可愛い神様ね。」

『新米だからな。』

「神様にも新米とかあるのね。」

『まあな。』

そう話していると新米の神様とやらは神無の前から居なくなり変わりに物語に出てくるような王子様キャラと宗教みたいな服を着た男性が登場してきたのだが……。

「コイツ私の可愛い神無に何するつもりかしらっ!」

さっきから見ていれば神無に対しての態度がひどすぎる。何様のつもりだ。

『コイツ…俺の神無に何しやがる。殺す…。』

「いつどこであんたの神無になったのよっっ!」

『ぐふっっ、酷いぞ神久夜……。』

知るかアホっ!




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続き…あるかな…。短編にしようと思うと長編になるという作者のおバカ具合。
続きみたいなーとか思ってくれてたりしたらコメント下さい。┏○ペコリン
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