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香辛料
餓鬼王
しおりを挟むHNKは、気味の悪い餓鬼を探すのが異常に上手い。奇妙な子役を何処からともなく連れて来るのだ。記者が妙に思い、担当者を尾行した。彼は深夜の無人駅へ入って行き、手笛を吹く。すると暗闇から畝畝とした肉塊が這い出て来る。担当者は、その中の一対の手を引き千切ると、無表情で去って行った。
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