146 / 163
第10章 決戦前
第103話 情報
しおりを挟む
===リリ視点========================
「きゃぁっ!!?」
「「アルナ様!!??」」
師匠が意識を失った瞬間、アルナ様が悲鳴をあげました。それを聞いたアマナさんもアギラさんも持っていた水晶玉を投げ捨ててまでいち早く駆け寄りました。
アマナさんは分かるけど、なんやかんやでアギラさんもアルナ様の眷属なんだなー。
「………姉さん、あれ…」
「ん?」
ルルがゆびさしたのは、アルナ様が師匠を触っていた右手。そこには小さいながらも白い雷のようなものが纏わり付いていました。それも………
「……神気?」「……神気がある……」
私とアルナ様が呟いたのは同時でした。
「ユウキさんはあんな事をしたんです。神気があっても不思議では無いんですけど………」
アルナ様は右手を開いたり閉じたりしながら手を見つめています。そこにはもう雷は無いけど、謎が消えた訳じゃありません。
「………あれが原因か、もしくは『地球』の頃に近寄ってる?」
アルナ様が言ってる『地球』の頃は知らないけど、あれは見たから知っています。あの神々しくも恐ろしい光景を………。
「これで……終いだ………死ーー」
(ゴォーン!ゴォーン!ゴォーン!)
破壊神が真っ黒な剣をどこからか出し、それを私に投げつけようとした時、身体中が響く程の鐘の音が聞こえてきた。
『………っ!?』
鐘の音の所為で口から更に血が出てくるけど、そんな事なんて気にならなかった。
『……お師匠?………』
鐘の音とともに伝わってくる神気は、色んなところに変化があるものの、お師匠の魔力と酷似していた。
「………チィ、要らぬ邪魔が入ったな」
破壊神はそう言い捨てると、背後にアギラさんと同じような門を作り出し、その中へと消えていった……。
それと入れ替えるように、金色の光が押し寄せて来た。それも周りの土地や魔物達を跡形も無く消しながら。
私はその光がお師匠が作り出したものだと信じ、その光へと体を引きづりながら向かった。
『……はぁ、……はぁ……お師匠……!』
光のあと一歩というところで私は倒れてしまった………。
ここでリルとしての記憶は途切れてしまっています。そして、目が覚めた時には全てが終わってしまっていました。
「……結局、また師匠に助けてもらったんだよね…………」
「……………」
私が呟いたのを聞いて、ルルも思い出したのか、組んでいる腕に力が入っています。
「………私はもう、師匠に助けられなくても良いようになりたかったのに………」
「……………それは無理……」
私の思いを全否定するかのようなルルの呟きに、ついカッとなって師匠を落とさないよう、素早くルルの腕を払い、そのあと正面から睨みつけようとしたけど、ルルの顔を見て出来なくなりました。だって、ルルの顔はとても悲しげでもあったし悔しそうでもあったんです。
「……私達には圧倒的に経験値が無い、知恵も無い、技術も無い………」
ルルが言った事は紛れも無い事実でした。
私達には、師匠ほど戦い慣れていないし、『魔導』だって『共神化』しても師匠ほどじゃないし、『殲滅武術』も師匠の真似事ばかり。
「…………でも、やるしか無い………」
そんな私達をあの絶望的だった時、師匠は頼ってくれました。結果は死にかけたという最悪のものだったけれど、それでも、あの瞬間は意味のあったものだと思います。
「………そうよ、あなた達は『神の強欲』に勝たないといけない。だから、教えるわ。『神の強欲』のトップと構成員、そして目的を………」
私達のやり取りを聞き逃す筈も無く、アルナ様は真剣な表情で私達の前に立ちました。その両サイドには水晶玉をしっかりと持ったアギラさんとアマナさんが居ます。
私は少し離れたところに師匠を寝かせると、元の場所に戻り、映し出された資料に目を通し始めました………。
資料を読み終えて、取り敢えず頭の中を整理しようと思います。
構成員はあと『戯神』と『破壊神』、『戦神』は不明。
トップは『強欲神』。
目的はこの世界、『オリジン』を支配してからの天界の乗っ取り。
一番、驚いたのはトップは『破壊神』じゃなくて、『強欲神』とかいう全く今まで関わって来なかった神だったという事です。
それに、結構分かったけど、アルナ様でも『強欲神』の事は全く分からなかったみたい。唯一分かったのは"対象を喰らって力を我が物とする"という能力だけ。
「………ごめんなさい、彼らの資料は彼らが堕神する前に彼ら自身で処分していたみたい……」
「いえいえ、充分です」
情報は充分、後は戦力。これが一番問題でもあります。あの攻撃を受け切った『破壊神』も充分脅威だけど、それより強いと思われる『強欲神』が一番の不安要素。それに、姿を見せなくなった『戦神』もどう出るか分かりません。一体どうしたら………
「あら?なら、私も手伝うわ」
考え込んでいた頭に、よく通った女性の声。当然、その声はルルでも、アルナ様でもアマナさんでもありません。声が聞こえたところは師匠を寝かしていたところ。そこへ視線を向けると、そこには師匠に膝枕をしてあげているアルナ様によく似た女性が居ました………。
「お母さんっ!!??」
「「「「えっ!!?」」」」
アルナ様が初めて大声を出した。けど、その事に驚いた訳じゃ無い。あの女性が、アルナ様のお母さんで、師匠の運命を変えた先代神王妃だった事に私は驚いてしまいました。
「あら?気づいて無かったの?意外と私は近くで見守っていたのよ?」
師匠の頭をゆっくりと撫でながら平然と喋るアハナ様。
「そんな事より、どうやって入ったの!?どうして、今、私の神界の主導権がお母さんに移ってるの!?」
アルナ様の怒涛の問い詰めでも、アハナ様は平然としています。
「入ったのは"ブレイク"で神界の出入り口を作ったからで、主導権も"ブレイク"であなたが主導権だという事実を破壊して、"メイク"で私が主導権を持ってるという事実を作ったの」
アハナ様の口からは普通でしょ?とでも言いそうなくらいに普通の感じで喋っていたけど、内容はとんでもない事ばかり!!
「…………もう良いわ………、お母さんの非常識さは幼かった頃でも分かったくらいだし………」
「久しぶりね~」
普通なら感動の再会なのに、全然そんな雰囲気は無く、何年か振りに友達に会ったような感じ………。
「……って、そんな事じゃなくて!アハナ様!!」
「そんなにかしこまらなくて良いのよ?私とあなたの中じゃない~!」
アハナ様の言葉を聞いた瞬間、項垂れていたアルナ様がアハナ様の肩を掴みました。
「あっ!!もしかして、リリとルルに『共神化』を渡したのは……!!」
「私で~す!」
「お~か~あ~さ~ん!!」
ぐわんぐわんとアハナ様を揺らすアルナ様。……なんか、アハナ様を見てると、不意に師匠の姿と重なって見えてしまいます。
能天気だけど、やる時はしっかりとやる。頼れなさそうな態度を良くするけど、誰よりも頼れる師匠。そんな師匠にアハナ様は似ています。…………いや、師匠がアハナ様に似たのかな?
まあ、いいや。凄く強いし、堕神もしないアハナが一緒に戦ってくれるなら、戦力も…………
「あ、言っとくけど、私は戦わないから」
「「………………は?」」
私とアルナ様の声はまたしてもハモった………。
===============================
「きゃぁっ!!?」
「「アルナ様!!??」」
師匠が意識を失った瞬間、アルナ様が悲鳴をあげました。それを聞いたアマナさんもアギラさんも持っていた水晶玉を投げ捨ててまでいち早く駆け寄りました。
アマナさんは分かるけど、なんやかんやでアギラさんもアルナ様の眷属なんだなー。
「………姉さん、あれ…」
「ん?」
ルルがゆびさしたのは、アルナ様が師匠を触っていた右手。そこには小さいながらも白い雷のようなものが纏わり付いていました。それも………
「……神気?」「……神気がある……」
私とアルナ様が呟いたのは同時でした。
「ユウキさんはあんな事をしたんです。神気があっても不思議では無いんですけど………」
アルナ様は右手を開いたり閉じたりしながら手を見つめています。そこにはもう雷は無いけど、謎が消えた訳じゃありません。
「………あれが原因か、もしくは『地球』の頃に近寄ってる?」
アルナ様が言ってる『地球』の頃は知らないけど、あれは見たから知っています。あの神々しくも恐ろしい光景を………。
「これで……終いだ………死ーー」
(ゴォーン!ゴォーン!ゴォーン!)
破壊神が真っ黒な剣をどこからか出し、それを私に投げつけようとした時、身体中が響く程の鐘の音が聞こえてきた。
『………っ!?』
鐘の音の所為で口から更に血が出てくるけど、そんな事なんて気にならなかった。
『……お師匠?………』
鐘の音とともに伝わってくる神気は、色んなところに変化があるものの、お師匠の魔力と酷似していた。
「………チィ、要らぬ邪魔が入ったな」
破壊神はそう言い捨てると、背後にアギラさんと同じような門を作り出し、その中へと消えていった……。
それと入れ替えるように、金色の光が押し寄せて来た。それも周りの土地や魔物達を跡形も無く消しながら。
私はその光がお師匠が作り出したものだと信じ、その光へと体を引きづりながら向かった。
『……はぁ、……はぁ……お師匠……!』
光のあと一歩というところで私は倒れてしまった………。
ここでリルとしての記憶は途切れてしまっています。そして、目が覚めた時には全てが終わってしまっていました。
「……結局、また師匠に助けてもらったんだよね…………」
「……………」
私が呟いたのを聞いて、ルルも思い出したのか、組んでいる腕に力が入っています。
「………私はもう、師匠に助けられなくても良いようになりたかったのに………」
「……………それは無理……」
私の思いを全否定するかのようなルルの呟きに、ついカッとなって師匠を落とさないよう、素早くルルの腕を払い、そのあと正面から睨みつけようとしたけど、ルルの顔を見て出来なくなりました。だって、ルルの顔はとても悲しげでもあったし悔しそうでもあったんです。
「……私達には圧倒的に経験値が無い、知恵も無い、技術も無い………」
ルルが言った事は紛れも無い事実でした。
私達には、師匠ほど戦い慣れていないし、『魔導』だって『共神化』しても師匠ほどじゃないし、『殲滅武術』も師匠の真似事ばかり。
「…………でも、やるしか無い………」
そんな私達をあの絶望的だった時、師匠は頼ってくれました。結果は死にかけたという最悪のものだったけれど、それでも、あの瞬間は意味のあったものだと思います。
「………そうよ、あなた達は『神の強欲』に勝たないといけない。だから、教えるわ。『神の強欲』のトップと構成員、そして目的を………」
私達のやり取りを聞き逃す筈も無く、アルナ様は真剣な表情で私達の前に立ちました。その両サイドには水晶玉をしっかりと持ったアギラさんとアマナさんが居ます。
私は少し離れたところに師匠を寝かせると、元の場所に戻り、映し出された資料に目を通し始めました………。
資料を読み終えて、取り敢えず頭の中を整理しようと思います。
構成員はあと『戯神』と『破壊神』、『戦神』は不明。
トップは『強欲神』。
目的はこの世界、『オリジン』を支配してからの天界の乗っ取り。
一番、驚いたのはトップは『破壊神』じゃなくて、『強欲神』とかいう全く今まで関わって来なかった神だったという事です。
それに、結構分かったけど、アルナ様でも『強欲神』の事は全く分からなかったみたい。唯一分かったのは"対象を喰らって力を我が物とする"という能力だけ。
「………ごめんなさい、彼らの資料は彼らが堕神する前に彼ら自身で処分していたみたい……」
「いえいえ、充分です」
情報は充分、後は戦力。これが一番問題でもあります。あの攻撃を受け切った『破壊神』も充分脅威だけど、それより強いと思われる『強欲神』が一番の不安要素。それに、姿を見せなくなった『戦神』もどう出るか分かりません。一体どうしたら………
「あら?なら、私も手伝うわ」
考え込んでいた頭に、よく通った女性の声。当然、その声はルルでも、アルナ様でもアマナさんでもありません。声が聞こえたところは師匠を寝かしていたところ。そこへ視線を向けると、そこには師匠に膝枕をしてあげているアルナ様によく似た女性が居ました………。
「お母さんっ!!??」
「「「「えっ!!?」」」」
アルナ様が初めて大声を出した。けど、その事に驚いた訳じゃ無い。あの女性が、アルナ様のお母さんで、師匠の運命を変えた先代神王妃だった事に私は驚いてしまいました。
「あら?気づいて無かったの?意外と私は近くで見守っていたのよ?」
師匠の頭をゆっくりと撫でながら平然と喋るアハナ様。
「そんな事より、どうやって入ったの!?どうして、今、私の神界の主導権がお母さんに移ってるの!?」
アルナ様の怒涛の問い詰めでも、アハナ様は平然としています。
「入ったのは"ブレイク"で神界の出入り口を作ったからで、主導権も"ブレイク"であなたが主導権だという事実を破壊して、"メイク"で私が主導権を持ってるという事実を作ったの」
アハナ様の口からは普通でしょ?とでも言いそうなくらいに普通の感じで喋っていたけど、内容はとんでもない事ばかり!!
「…………もう良いわ………、お母さんの非常識さは幼かった頃でも分かったくらいだし………」
「久しぶりね~」
普通なら感動の再会なのに、全然そんな雰囲気は無く、何年か振りに友達に会ったような感じ………。
「……って、そんな事じゃなくて!アハナ様!!」
「そんなにかしこまらなくて良いのよ?私とあなたの中じゃない~!」
アハナ様の言葉を聞いた瞬間、項垂れていたアルナ様がアハナ様の肩を掴みました。
「あっ!!もしかして、リリとルルに『共神化』を渡したのは……!!」
「私で~す!」
「お~か~あ~さ~ん!!」
ぐわんぐわんとアハナ様を揺らすアルナ様。……なんか、アハナ様を見てると、不意に師匠の姿と重なって見えてしまいます。
能天気だけど、やる時はしっかりとやる。頼れなさそうな態度を良くするけど、誰よりも頼れる師匠。そんな師匠にアハナ様は似ています。…………いや、師匠がアハナ様に似たのかな?
まあ、いいや。凄く強いし、堕神もしないアハナが一緒に戦ってくれるなら、戦力も…………
「あ、言っとくけど、私は戦わないから」
「「………………は?」」
私とアルナ様の声はまたしてもハモった………。
===============================
0
お気に入りに追加
196
あなたにおすすめの小説
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル) ~今日から地獄生物の飼育員ってマジっすか!?~
白那 又太
ファンタジー
とあるアパートの一室に住む安楽 喜一郎は仕事に忙殺されるあまり、癒しを求めてペットを購入した。ところがそのペットの様子がどうもおかしい。
日々成長していくペットに少し違和感を感じながらも(比較的)平和な毎日を過ごしていた喜一郎。
ところがある日その平和は地獄からの使者、魔王デボラ様によって粉々に打ち砕かれるのであった。
目指すは地獄の楽園ってなんじゃそりゃ!
大したスキルも無い! チートも無い! あるのは理不尽と不条理だけ!
箱庭から始まる俺の地獄(ヘル)どうぞお楽しみください。
【本作は小説家になろう様、カクヨム様でも同時更新中です】
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
どこかで見たような異世界物語
PIAS
ファンタジー
現代日本で暮らす特に共通点を持たない者達が、突如として異世界「ティルリンティ」へと飛ばされてしまう。
飛ばされた先はダンジョン内と思しき部屋の一室。
互いの思惑も分からぬまま協力体制を取ることになった彼らは、一先ずダンジョンからの脱出を目指す。
これは、右も左も分からない異世界に飛ばされ「異邦人」となってしまった彼らの織り成す物語。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。
いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成!
この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。
戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。
これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。
彼の行く先は天国か?それとも...?
誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中!
現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる