9 / 86
第一章 異世界召喚編
9 魔女のフェアリー座学
しおりを挟む
メラメラは着る服がないので白い布を巻きつけて対処した。白衣の天使ならぬ、白衣の黒天使という様子で、真那はこの姿も可愛いなと思う。
てんやわんやの後に、ようやく昼食が始まった。
「メラメラ、今度はわたしが食べさせてあげるからね」
「ありがと」
真那は目を見開いた。今までにメラメラは、まともな言葉を口にした事がなかった。
「メラメラって言うんだね、わたしはシャルだよ、よろしくね!」
「シャ、ル、よよしく」
たどたどしいが、ちゃんと言葉になっていた。
「今までお喋りなんてしていなかったのに……」
「フェアリーは魔法生物だからね、きっと知能が高いんだよ」
「魔法生物って?」
真那はシャルの言葉を聞き逃さないようによく耳を傾ける。どうやら彼女は、メラメラの正体を知っている様子だった。
この時、真那に抱かれていたメラメラが、痺れを切らして再び肉に手を伸ばそうとする。真那はそれを止めて、ナイフで細かく切った肉をフォークに刺して小さな少女に与えた。
「すごく簡単に言うと、魔法によって人工的に生み出される生き物だね。魔法生物と一口に言っても、色々あるけどね。フェアリーはその中でも最高峰じゃないかな、自分の意志を持って人間みたいに話したり動いたりするって、尋常な事じゃないよ」
話を聞いている間も、真那は肉をフォークに差してはメラメラに食べさせていた。
「フェアリーって人が造るんでしょう、じゃあこの国の誰かがメラメラを造ったのかな?」
「フェアリーにはそんなに詳しくないんだけど、この国にフェアリーはほとんどいないし、フェアリーを造れる人もいない、これだけは間違いないよ」
「じゃあ、フェアリーって……」
言葉を淀ませる真那に、シャルは先回りして答える。
「フェアリーは、ここからずっと東にいって海を越えたところにある島国のフラウディアで造られてるんだ。フラウディア以外の場所ではフェアリーは滅多に見られない、どうやらフェアリーを国外に出さないようにしているらしいんだ」
「その話が本当なら、メラメラはそのフラウディアっていうところから来たんだね」
「そんな小さな翼で海を越えて来るなんて、ちょっと信じられないけどね」
メラメラがフォークの肉を食べて、真那が別の肉を刺そうと皿に目を向けると、そこには何も無かった。シャルとの会話に集中していた真那は肉が無くなったことに今気づく。
「えっ、うそっ!? お肉なくなってる!?」
メラメラは焼き立てのロールパンを指さして、目で訴えてきた。真那は引きつった笑みをうかべつつ、ロールパンを丸ごと一つメラメラに渡した。
「こんなちっちゃい体なのに、どうしてそんなに食べられるの……?」
「フェアリーは底なしって話だよ。多分だけど、食べたものをすぐに魔法力に変換しているんじゃないかな。だからさ、食事の終わりはマナが決めてあげなきゃね」
そんな話をしている間に、メラメラは自分の頭よりも大きいロールパンを食べてしまっていた。結局、メラメラには一人分の食事を食べさせ、真那の前にもう一度、新しい料理が並ぶことになった。シャルはメラメラの食事を終始、興味深そうに見つめていた。
ようやくシャルと真那が食事を始めると、メラメラは真那の膝の上で昼寝を始めた。
「真那も早く食べなよ、おいしいよ」
「うん」
シャルに促されて霜降りの肉を口に入れると、口の中でソースと肉と油の旨味が広がって絶妙に絡み合い、さっと溶けていく。真那は余りのうまさに目頭が熱くなった。
「おいしい……」
「でしょ~」
美味しい食事が二人の少女の気持ちを弾ませて、再び会話の花が咲く。
「ところで、メラメラとはその宝石で契約したの?」
「え? 契約って?」
真那は母の形見のキャッツアイに触れながら言った。
「まあ、文献で読んだだけなんだけどさ、フェアリーにはコアって言って左胸に大きな宝石が入っているんだ、人間で言う所の心臓だね。そのコアとなっている宝石が発する魔法力でフェアリーは動いてる。フェアリーがどんな宝石をもっているかは、瞳や羽に特徴となって現れると記述してあった。そんでもってね、人間はフェアリーと契約することが出来るんだけど、その為にはフェアリーの持つコアと同種の宝石が必要なのさ」
シャルはバスケットの中からクロワッサンを手に取って、食べる前に、尖ってる部分を真那の胸に向けた。
「マナが持ってるその宝石とメラメラの瞳は似てるよね、メラメラと会ってから何か変わった事なかった?」
シャルがクロワッサンを咥えると、真那はちゃんと説明できるように、よく考えをまとめてから言った。
「……あった」
「どんなことがあった? 教えて!」
シャルは瑠璃色の瞳を輝かせながらマナに迫る、興味津々のようだ。
「メラメラと初めて会って触れた時に、この宝石がすごく光ったの」
「なるほど、それがフェアリーと契約するって事なんだろうね」
「ね、ねえ、契約するとどうなるの?」
「契約すると、フェアリーが言うことを聞くようになる。契約者が普通の人間だったらそれだけなんだけど、契約者に妖精使いのスキルがあった場合は話が変わってくる。このスキルを持っている人はすごく少ないらしんだけど」
シャルがデザートのムースを口に運ぶと話が途切れる。真那は食事をする手を止めて、真剣に話を聞いていた。
「契約者に妖精使いのスキルがあった場合、フェアリーは異次元の力を発揮するんだ。その能力はフェアリーのコアとなっている宝石によって変化する。ある者は炎で全てを焼き尽くし、あるものは全てを破壊する闇魔法を行使し、あるものは光の魔法で邪なるものを消し去る。百年くらい前には夢幻戦役とかいう戦いで十万の兵士が百体のフェアリーによって全滅したという記録があるんだ。あ、これ全部、本の受け売りだからね、話半分くらいに聞いておいてよ」
話半分だとしても衝撃的な内容だった。しかし、真那は自分にそんな力があるとは思えないし、膝の上で眠っているメラメラはどう見てもひ弱だった。
最後にシャルから真那の心を動かす言葉があった。
「妖精使いによるフェアリーの使役はフェアリーマスタリーと呼ばれて、魔法の一種に分類されるんだ。もしかしたらマナは魔法使いなのかもしれないよ」
真那は自分にそんな能力があるはずがないと思いつつも、魔法使いという言葉には憧れを抱かずにはいられなかった。
てんやわんやの後に、ようやく昼食が始まった。
「メラメラ、今度はわたしが食べさせてあげるからね」
「ありがと」
真那は目を見開いた。今までにメラメラは、まともな言葉を口にした事がなかった。
「メラメラって言うんだね、わたしはシャルだよ、よろしくね!」
「シャ、ル、よよしく」
たどたどしいが、ちゃんと言葉になっていた。
「今までお喋りなんてしていなかったのに……」
「フェアリーは魔法生物だからね、きっと知能が高いんだよ」
「魔法生物って?」
真那はシャルの言葉を聞き逃さないようによく耳を傾ける。どうやら彼女は、メラメラの正体を知っている様子だった。
この時、真那に抱かれていたメラメラが、痺れを切らして再び肉に手を伸ばそうとする。真那はそれを止めて、ナイフで細かく切った肉をフォークに刺して小さな少女に与えた。
「すごく簡単に言うと、魔法によって人工的に生み出される生き物だね。魔法生物と一口に言っても、色々あるけどね。フェアリーはその中でも最高峰じゃないかな、自分の意志を持って人間みたいに話したり動いたりするって、尋常な事じゃないよ」
話を聞いている間も、真那は肉をフォークに差してはメラメラに食べさせていた。
「フェアリーって人が造るんでしょう、じゃあこの国の誰かがメラメラを造ったのかな?」
「フェアリーにはそんなに詳しくないんだけど、この国にフェアリーはほとんどいないし、フェアリーを造れる人もいない、これだけは間違いないよ」
「じゃあ、フェアリーって……」
言葉を淀ませる真那に、シャルは先回りして答える。
「フェアリーは、ここからずっと東にいって海を越えたところにある島国のフラウディアで造られてるんだ。フラウディア以外の場所ではフェアリーは滅多に見られない、どうやらフェアリーを国外に出さないようにしているらしいんだ」
「その話が本当なら、メラメラはそのフラウディアっていうところから来たんだね」
「そんな小さな翼で海を越えて来るなんて、ちょっと信じられないけどね」
メラメラがフォークの肉を食べて、真那が別の肉を刺そうと皿に目を向けると、そこには何も無かった。シャルとの会話に集中していた真那は肉が無くなったことに今気づく。
「えっ、うそっ!? お肉なくなってる!?」
メラメラは焼き立てのロールパンを指さして、目で訴えてきた。真那は引きつった笑みをうかべつつ、ロールパンを丸ごと一つメラメラに渡した。
「こんなちっちゃい体なのに、どうしてそんなに食べられるの……?」
「フェアリーは底なしって話だよ。多分だけど、食べたものをすぐに魔法力に変換しているんじゃないかな。だからさ、食事の終わりはマナが決めてあげなきゃね」
そんな話をしている間に、メラメラは自分の頭よりも大きいロールパンを食べてしまっていた。結局、メラメラには一人分の食事を食べさせ、真那の前にもう一度、新しい料理が並ぶことになった。シャルはメラメラの食事を終始、興味深そうに見つめていた。
ようやくシャルと真那が食事を始めると、メラメラは真那の膝の上で昼寝を始めた。
「真那も早く食べなよ、おいしいよ」
「うん」
シャルに促されて霜降りの肉を口に入れると、口の中でソースと肉と油の旨味が広がって絶妙に絡み合い、さっと溶けていく。真那は余りのうまさに目頭が熱くなった。
「おいしい……」
「でしょ~」
美味しい食事が二人の少女の気持ちを弾ませて、再び会話の花が咲く。
「ところで、メラメラとはその宝石で契約したの?」
「え? 契約って?」
真那は母の形見のキャッツアイに触れながら言った。
「まあ、文献で読んだだけなんだけどさ、フェアリーにはコアって言って左胸に大きな宝石が入っているんだ、人間で言う所の心臓だね。そのコアとなっている宝石が発する魔法力でフェアリーは動いてる。フェアリーがどんな宝石をもっているかは、瞳や羽に特徴となって現れると記述してあった。そんでもってね、人間はフェアリーと契約することが出来るんだけど、その為にはフェアリーの持つコアと同種の宝石が必要なのさ」
シャルはバスケットの中からクロワッサンを手に取って、食べる前に、尖ってる部分を真那の胸に向けた。
「マナが持ってるその宝石とメラメラの瞳は似てるよね、メラメラと会ってから何か変わった事なかった?」
シャルがクロワッサンを咥えると、真那はちゃんと説明できるように、よく考えをまとめてから言った。
「……あった」
「どんなことがあった? 教えて!」
シャルは瑠璃色の瞳を輝かせながらマナに迫る、興味津々のようだ。
「メラメラと初めて会って触れた時に、この宝石がすごく光ったの」
「なるほど、それがフェアリーと契約するって事なんだろうね」
「ね、ねえ、契約するとどうなるの?」
「契約すると、フェアリーが言うことを聞くようになる。契約者が普通の人間だったらそれだけなんだけど、契約者に妖精使いのスキルがあった場合は話が変わってくる。このスキルを持っている人はすごく少ないらしんだけど」
シャルがデザートのムースを口に運ぶと話が途切れる。真那は食事をする手を止めて、真剣に話を聞いていた。
「契約者に妖精使いのスキルがあった場合、フェアリーは異次元の力を発揮するんだ。その能力はフェアリーのコアとなっている宝石によって変化する。ある者は炎で全てを焼き尽くし、あるものは全てを破壊する闇魔法を行使し、あるものは光の魔法で邪なるものを消し去る。百年くらい前には夢幻戦役とかいう戦いで十万の兵士が百体のフェアリーによって全滅したという記録があるんだ。あ、これ全部、本の受け売りだからね、話半分くらいに聞いておいてよ」
話半分だとしても衝撃的な内容だった。しかし、真那は自分にそんな力があるとは思えないし、膝の上で眠っているメラメラはどう見てもひ弱だった。
最後にシャルから真那の心を動かす言葉があった。
「妖精使いによるフェアリーの使役はフェアリーマスタリーと呼ばれて、魔法の一種に分類されるんだ。もしかしたらマナは魔法使いなのかもしれないよ」
真那は自分にそんな能力があるはずがないと思いつつも、魔法使いという言葉には憧れを抱かずにはいられなかった。
0
お気に入りに追加
331
あなたにおすすめの小説
子育て失敗の尻拭いは婚約者の務めではございません。
章槻雅希
ファンタジー
学院の卒業パーティで王太子は婚約者を断罪し、婚約破棄した。
真実の愛に目覚めた王太子が愛しい平民の少女を守るために断行した愚行。
破棄された令嬢は何も反論せずに退場する。彼女は疲れ切っていた。
そして一週間後、令嬢は国王に呼び出される。
けれど、その時すでにこの王国には終焉が訪れていた。
タグに「ざまぁ」を入れてはいますが、これざまぁというには重いかな……。
小説家になろう様にも投稿。
晴れて国外追放にされたので魅了を解除してあげてから出て行きました [完]
ラララキヲ
ファンタジー
卒業式にて婚約者の王子に婚約破棄され義妹を殺そうとしたとして国外追放にされた公爵令嬢のリネットは一人残された国境にて微笑む。
「さようなら、私が産まれた国。
私を自由にしてくれたお礼に『魅了』が今後この国には効かないようにしてあげるね」
リネットが居なくなった国でリネットを追い出した者たちは国王の前に頭を垂れる──
◇婚約破棄の“後”の話です。
◇転生チート。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げてます。
◇人によっては最後「胸糞」らしいです。ごめんね;^^
◇なので感想欄閉じます(笑)
妹を見捨てた私 ~魅了の力を持っていた可愛い妹は愛されていたのでしょうか?~
紗綺
ファンタジー
何故妹ばかり愛されるの?
その答えは私の10歳の誕生日に判明した。
誕生日パーティで私の婚約者候補の一人が妹に魅了されてしまったことでわかった妹の能力。
『魅了の力』
無自覚のその力で周囲の人間を魅了していた。
お父様お母様が妹を溺愛していたのも魅了の力に一因があったと。
魅了の力を制御できない妹は魔法省の管理下に置かれることが決まり、私は祖母の実家に引き取られることになった。
新しい家族はとても優しく、私は妹と比べられることのない穏やかな日々を得ていた。
―――妹のことを忘れて。
私が嫁いだ頃、妹の噂が流れてきた。
魅了の力を制御できるようになり、制限つきだが自由を得た。
しかし実家は没落し、頼る者もなく娼婦になったと。
なぜこれまであの子へ連絡ひとつしなかったのかと、後悔と罪悪感が私を襲う。
それでもこの安寧を捨てられない私はただ祈るしかできない。
どうかあの子が救われますようにと。
新婚初夜に浮気ですか、王太子殿下。これは報復しかありませんね。新妻の聖女は、王国を頂戴することにしました。
星ふくろう
ファンタジー
紅の美しい髪とエメラルドの瞳を持つ、太陽神アギトの聖女シェイラ。
彼女は、太陽神を信仰するクルード王国の王太子殿下と結婚式を迎えて幸せの絶頂だった。
新婚旅行に出る前夜に初夜を迎えるのが王国のしきたり。
大勢の前で、新婦は処女であることを証明しなければならない。
まあ、そんな恥ずかしいことも愛する夫の為なら我慢できた。
しかし!!!!
その最愛の男性、リクト王太子殿下はかつてからの二股相手、アルム公爵令嬢エリカと‥‥‥
あろうことか、新婚初夜の数時間前に夫婦の寝室で、ことに及んでいた。
それを親戚の叔父でもある、大司教猊下から聞かされたシェイラは嫉妬の炎を燃やすが、静かに決意する。
この王国を貰おう。
これはそんな波乱を描いた、たくましい聖女様のお話。
小説家になろうでも掲載しております。
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!
りーさん
ファンタジー
ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。
でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。
こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね!
のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
天才になるはずだった幼女は最強パパに溺愛される
雪野ゆきの
ファンタジー
記憶を失った少女は森に倒れていたところをを拾われ、特殊部隊の隊長ブレイクの娘になった。
スペックは高いけどポンコツ気味の幼女と、娘を溺愛するチートパパの話。
※誤字報告、感想などありがとうございます!
書籍はレジーナブックス様より2021年12月1日に発売されました!
電子書籍も出ました。
文庫版が2024年7月5日に発売されました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる