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第23話 植物が真っ先に獲得した作用
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「まあ、現実エリートしかいないからな」
しかし、友葉が馴染めなくても、実際にエリート集団なのだから仕方がないだろう。魔法科に合格したというだけで、魔法が使えるだけの人間より一段上だ。そして、国家魔法師へのチャレンジが許されている。
「ううん。そうなんだけど。なんて言えばいいんだろう。ちょっと違うのよねえ。って、この違和感をちゃんと伝えられたらいいんだろうけど」
友葉はぐううとアヒルのような口になる。本気で困っている時の癖だ。
「違和感ねえ」
そう言いつつ、お前って今もローブを着てるじゃんと、俺はどうなっているんだろうと悩む。ってなわけで、その点を指摘してやった。
「ああ、これ。私としては着ていたくないんだけどさ。どこで誰が見ているか解んないのよ。脱いで帰ると嫌味をネチネチ言われるんだから。ああ、これも変なエリート意識かな」
どう思うと友葉はアヒル口のまま俺を見上げてくる。
(なんだ、キスしてほしいのか、こんちくしょう)
こっちの気も知らないでと、俺は友葉の頭を掴んで無理やり下げつつ、ローブは着て帰らなきゃいけないものに変わっているということだけは理解した。
(まあ、魔法科とそれ以外って明確な線引きがあるわけだし、それをどこでも意識したいってことじゃねえの?)
俺はそう思ったものの、そのまま伝えるのは何だか躊躇われて、ぐいぐいと友葉の頭を押していた。
「止めろぅ」
と、十回くらい押したところで友葉がキレた。どすんっと俺の顎に衝撃が走る。友葉が頭突きを食らわせてきたのだ。ちかちかと俺の目に星が飛ぶ。小学生の頃ならばともかく、十五歳の頭突きはかなりの衝撃だ。
「お前な。昔からそうだけど、頭で攻撃するのマジで止めろよ!」
「へえんだ。頭突きは正義」
「そんな言葉ねえよ」
俺は勝手なことを言うなと友葉にデコピンを食らわせつつ、魔法科も色々と大変だなあと、あれこれ問題があるらしい事実に溜め息だった。
翌日。そんな問題だらけの魔法科の科長、増田を救うための惚れ薬作りが正式な授業になっていた。相変わらず、変則的な授業である。
「幻覚作用のある植物って多いんだな」
俺は薬草学の教科書をぱらぱらと捲って、意外な事実に気づいた。程度の差はあるようだが、幻覚作用を引き起こすものは多いらしい。
「多いよ。隕石衝突後の混乱の中で、植物が真っ先に獲得したものだって言われてるくらいだもん」
それに対して胡桃がふふんっと教えてくれる。相変わらず、謎の上から目線だ。しかもそれ、佳希から聞いた内容だろう。まあ、可愛いからいいんだけど。佳希に言われるよりはマシだけど。
「なんで幻覚作用を先に獲得するんだよ。そこは朝顔のように脱走能力じゃねえのかよ」
しかし、そのまま引き下がるのも癪なので、俺はそうツッコんでみた。付け焼き刃の知識では、この疑問には答えられまい。
「それは簡単。相手を惑わしてどっかに行ってもらう方が楽だからよ。特に動物って凶暴化したやつが多いでしょ。そいつらの攻撃を躱すために真っ先に幻覚作用が出来上がったんだって。がりっと葉っぱを囓ったら動物はそのまま夢の中。ね、楽ちんでしょ」
が、しっかり予習復習していた。胡桃はえっへんと教えてくれる。この上から目線は容認するしかない。
「な、なるほど」
植物の生き残り戦略の結果、幻覚作用がマストアイテムになったというわけね。俺は隕石衝突後の世界ってエグかったんだろうなと、百五十年前に生まれなくて良かったぜとしみじみ思う。
「あんまり影響がないようにしたいってことは、強い作用のやつは省くんだよな。ってなると、昔から麻薬として有名なケシはなしだな」
旅人も図鑑と呼んでも過言ではない教科書を捲りながら、これって一度でも使うと抜けられなくなるらしいぜと教えてくれる。
「マジか」
「ああ。昔から依存性の強さで知られていたそうだけど、隕石の影響で高濃度の幻覚作用成分を有するようになり、今では触れるのは国家が認定した魔法薬剤師のみだって。もちろん人間に使うのは禁止されているぞ」
「へえ。って、薬剤師って資格があったんだな」
「あるよ。っていうか、俺ら、その試験を受けるんだよ」
「え? そうなの?」
俺はまた肝心なことを聞き忘れているらしい。俺は思わず旅人を見る。すると、教科書の最初の章を開いて、ここっと指で示す。
「うっ」
なんと、教科書に書いてあった。
『魔法薬学研究科を卒業すると魔法薬剤師の国家試験を受ける資格を得たことになり、基本的に卒業年に試験を受けることになる』
そう、ばっちり書いてあった。
「マジか」
まあ、そうだよな。国家資格が国家魔法師しかないわけないよな。何のための魔法学院だって話だよな。
「そのうち嫌でも試験勉強になるって。研究職以外にも仕事がないと困るし、何より魔法学院でしか魔法薬が処方できないの、困るよ」
胡桃はドンマイと親指を立てて励ましてくる。
最近、この少女のキャラが掴めない俺だ。ひょっとして入学してすぐの頃は、あれでも猫を被っていたのだろうか。
「あれ? って、佳希は?」
ここまでだらだら喋っていて、全く会話に入って来ない佳希はどこに行ったんだと、俺はきょろきょろする。なんと、あの薬学沼に嵌まっている少女の姿が教室にない。
「ああ。佳希だったら三年と一緒に薬草調達に行ったぜ。知識もばっちりだから問題ないだろうってさ」
旅人が俺たちとは違うんだよと、頬杖を突きながら教えてくれる。
それは納得だ。医学科のエースが大狼だとすれば、うちのエースは佳希である。
「薬草調達?」
しかし、気になるのはこっちだ。
「そう。俺たちがこうやってだらだらと教科書で予習しているのは、佳希たちが採ってくる薬草が何か解るためだよ」
旅人は須藤が言っていたぜと、また俺の不注意が発覚することを言ってくれる。
ううむ、いい加減、人の話を聞くってことを覚えないとな。どうにも俺には集中力が根本的に足りないようだ。
しかし、友葉が馴染めなくても、実際にエリート集団なのだから仕方がないだろう。魔法科に合格したというだけで、魔法が使えるだけの人間より一段上だ。そして、国家魔法師へのチャレンジが許されている。
「ううん。そうなんだけど。なんて言えばいいんだろう。ちょっと違うのよねえ。って、この違和感をちゃんと伝えられたらいいんだろうけど」
友葉はぐううとアヒルのような口になる。本気で困っている時の癖だ。
「違和感ねえ」
そう言いつつ、お前って今もローブを着てるじゃんと、俺はどうなっているんだろうと悩む。ってなわけで、その点を指摘してやった。
「ああ、これ。私としては着ていたくないんだけどさ。どこで誰が見ているか解んないのよ。脱いで帰ると嫌味をネチネチ言われるんだから。ああ、これも変なエリート意識かな」
どう思うと友葉はアヒル口のまま俺を見上げてくる。
(なんだ、キスしてほしいのか、こんちくしょう)
こっちの気も知らないでと、俺は友葉の頭を掴んで無理やり下げつつ、ローブは着て帰らなきゃいけないものに変わっているということだけは理解した。
(まあ、魔法科とそれ以外って明確な線引きがあるわけだし、それをどこでも意識したいってことじゃねえの?)
俺はそう思ったものの、そのまま伝えるのは何だか躊躇われて、ぐいぐいと友葉の頭を押していた。
「止めろぅ」
と、十回くらい押したところで友葉がキレた。どすんっと俺の顎に衝撃が走る。友葉が頭突きを食らわせてきたのだ。ちかちかと俺の目に星が飛ぶ。小学生の頃ならばともかく、十五歳の頭突きはかなりの衝撃だ。
「お前な。昔からそうだけど、頭で攻撃するのマジで止めろよ!」
「へえんだ。頭突きは正義」
「そんな言葉ねえよ」
俺は勝手なことを言うなと友葉にデコピンを食らわせつつ、魔法科も色々と大変だなあと、あれこれ問題があるらしい事実に溜め息だった。
翌日。そんな問題だらけの魔法科の科長、増田を救うための惚れ薬作りが正式な授業になっていた。相変わらず、変則的な授業である。
「幻覚作用のある植物って多いんだな」
俺は薬草学の教科書をぱらぱらと捲って、意外な事実に気づいた。程度の差はあるようだが、幻覚作用を引き起こすものは多いらしい。
「多いよ。隕石衝突後の混乱の中で、植物が真っ先に獲得したものだって言われてるくらいだもん」
それに対して胡桃がふふんっと教えてくれる。相変わらず、謎の上から目線だ。しかもそれ、佳希から聞いた内容だろう。まあ、可愛いからいいんだけど。佳希に言われるよりはマシだけど。
「なんで幻覚作用を先に獲得するんだよ。そこは朝顔のように脱走能力じゃねえのかよ」
しかし、そのまま引き下がるのも癪なので、俺はそうツッコんでみた。付け焼き刃の知識では、この疑問には答えられまい。
「それは簡単。相手を惑わしてどっかに行ってもらう方が楽だからよ。特に動物って凶暴化したやつが多いでしょ。そいつらの攻撃を躱すために真っ先に幻覚作用が出来上がったんだって。がりっと葉っぱを囓ったら動物はそのまま夢の中。ね、楽ちんでしょ」
が、しっかり予習復習していた。胡桃はえっへんと教えてくれる。この上から目線は容認するしかない。
「な、なるほど」
植物の生き残り戦略の結果、幻覚作用がマストアイテムになったというわけね。俺は隕石衝突後の世界ってエグかったんだろうなと、百五十年前に生まれなくて良かったぜとしみじみ思う。
「あんまり影響がないようにしたいってことは、強い作用のやつは省くんだよな。ってなると、昔から麻薬として有名なケシはなしだな」
旅人も図鑑と呼んでも過言ではない教科書を捲りながら、これって一度でも使うと抜けられなくなるらしいぜと教えてくれる。
「マジか」
「ああ。昔から依存性の強さで知られていたそうだけど、隕石の影響で高濃度の幻覚作用成分を有するようになり、今では触れるのは国家が認定した魔法薬剤師のみだって。もちろん人間に使うのは禁止されているぞ」
「へえ。って、薬剤師って資格があったんだな」
「あるよ。っていうか、俺ら、その試験を受けるんだよ」
「え? そうなの?」
俺はまた肝心なことを聞き忘れているらしい。俺は思わず旅人を見る。すると、教科書の最初の章を開いて、ここっと指で示す。
「うっ」
なんと、教科書に書いてあった。
『魔法薬学研究科を卒業すると魔法薬剤師の国家試験を受ける資格を得たことになり、基本的に卒業年に試験を受けることになる』
そう、ばっちり書いてあった。
「マジか」
まあ、そうだよな。国家資格が国家魔法師しかないわけないよな。何のための魔法学院だって話だよな。
「そのうち嫌でも試験勉強になるって。研究職以外にも仕事がないと困るし、何より魔法学院でしか魔法薬が処方できないの、困るよ」
胡桃はドンマイと親指を立てて励ましてくる。
最近、この少女のキャラが掴めない俺だ。ひょっとして入学してすぐの頃は、あれでも猫を被っていたのだろうか。
「あれ? って、佳希は?」
ここまでだらだら喋っていて、全く会話に入って来ない佳希はどこに行ったんだと、俺はきょろきょろする。なんと、あの薬学沼に嵌まっている少女の姿が教室にない。
「ああ。佳希だったら三年と一緒に薬草調達に行ったぜ。知識もばっちりだから問題ないだろうってさ」
旅人が俺たちとは違うんだよと、頬杖を突きながら教えてくれる。
それは納得だ。医学科のエースが大狼だとすれば、うちのエースは佳希である。
「薬草調達?」
しかし、気になるのはこっちだ。
「そう。俺たちがこうやってだらだらと教科書で予習しているのは、佳希たちが採ってくる薬草が何か解るためだよ」
旅人は須藤が言っていたぜと、また俺の不注意が発覚することを言ってくれる。
ううむ、いい加減、人の話を聞くってことを覚えないとな。どうにも俺には集中力が根本的に足りないようだ。
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