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第七章 特別な席に座る人
第二十三話
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どかっ、とタクシーの後部座席に乗り込んできた玲一さんは、見たことがないくらい不機嫌そうに眉間にしわを寄せていた。
何か仕事で不手際があったかと、私は慌ててノートをめくる。ええと、今日はこれから東京の支社へ向かって、現地でミーティングをした後、お得意先の社長さんにお会いして……。
「頭が痛い」
苦しそうにこめかみを押さえながら、玲一さんは絞り出すような声で言う。
「頭痛薬持ってる?」
「は、はい」
確か鞄の中に、生理痛用の鎮痛剤を常に何個か入れていたはず。大急ぎで玲一さんへ渡すと、彼は水も口に含まず二錠一気に飲み込んで、それから大きなため息をついて座席に寄りかかった。
困った顔をするタクシーの運転手さんに手短に行き先を伝える。動き出した車に揺られながら、玲一さんの額にはぽつぽつと汗が浮かんでいる。
「なんなんだ、あの営業課の女は」
それは今まで一度も聞いたことのない、どす黒い憎悪を吐き捨てるような声だった。
「声がうるさい。キンキン笑うな。俺はあの声が一番嫌いなんだ」
「あの……社長代理?」
「あの女だよ、お前の同期の。人が仕事で忙しいってのにべたべたくっついてきて……」
……え? もしかして愛菜のこと?
私の顔色が変わったことに玲一さんも気づいたのだろう。少し小馬鹿にしたように、ふん、と小さく鼻を鳴らす。
「さっきたまたま廊下で会って、その時にちょっと話しかけられたんだよ。仕事の話かと思って聞いてたけど、肩を押してきたり胸を押しつけてきたり、なんなんだあいつ。いつもああなの?」
愛菜……もしかしてなりふり構わず出世しようとしているのだろうか。それともやっぱり、玲一さんのことを本気で狙っているとか?
いつもああなのと訊ねられれば、昔は違いましたという他ない。少なくとも私と友達だった頃は、そういう女を武器にしたやり口をすごく馬鹿にしていたはずだ。
「あの女の笑い声が嫌いだ」
同じ言葉を繰り返し、ふぅと玲一さんはため息を吐く。鎮痛剤が効いてきたのか、表情も少しずつ和らいできた。
なにを言うのも正しくない気がして、私は窓の外を見たまま気まずい顔で黙り込む。誰かに対してこんなに嫌悪をむき出しにする彼は初めてだ。これも私の知らない一面。……しかも、ちょっと意外な、怖い姿。
「……同期が、すみません」
結局絞り出すようにそれだけ呟いた私に、玲一さんは少し眉を上げて、
「凛ちゃんの声は良いね」
と、お世辞でもない素の調子で言った。
「私、声低いですよ」
「そこがいいんだよ。うるさくなくて、落ち着いてて」
正面を見据えたまま、玲一さんは淡々と言う。
「好きだよ」
……それは、声のことだとわかってはいるのだけど。
ぎゅんと心音が加速するのを愚かな私は止められなくて、ただ頬が緩まないよう唇を噛み締める。
これが私自身への言葉ならどれほど嬉しいことだろう。望むだけ無駄だとわかっていても、どうしてもそう思ってしまう。
私たちはそのまましばらく無言で車に揺られていたけど、ふいに左肩が重くなったと思うと、玲一さんの柔らかな茶髪が私に寄りかかっていた。私が少し驚いた顔をすると、玲一さんは体重をかけたまま上目遣いに私を見上げる。
「今夜は?」
膝に触れた指先が腿の内側を滑っていく。
私は軽く息を呑み、少しだけ腿に力を込めた。断ってしまった先日の誘いがふっと頭をよぎっていく。
少しだけ視線を泳がせながら、私がちいさく頷くと、玲一さんは満足したみたいにそのまま目を閉じた。
*
その日の夜、いつものように彼の車の助手席に座った私は、窓の外を横切る景色が知らないものばかりだと気がついた。いつものホテルを素通りして、見慣れない道を進んでいく。うっかり道を間違えた……というわけではなさそうだ。
不安そうに隣で顔を見上げても、玲一さんはまるで無視して車をどんどん走らせる。
「あの……どこに向かっているんですか?」
おそるおそる訊ねると、玲一さんは正面を向いたまま歌うように囁いた。
「俺ん家」
……ん?
今、ええと……なんて言った?
タワマンだ。
タワーマンション。
どこからどう見てもタワーのマンション。
ひょええ、と凡人丸出しで煌びやかな夜景を見下ろす私を尻目に、玲一さんはずかずかと大股で部屋に入っていく。広いリビングには毛足の長いラグと買ったばかりらしきソファ。テレビの大きさも今まで見たことがないくらいのワイドさだ。
「あ、全っ然片づけてないからね」
それは見ればわかります。
乾燥機から出したばかりらしい洗濯物が籠に山盛り。キッチンの片隅にはお酒の空き缶が並べられている。
でも、ドン引きするほど汚いわけじゃない。男の人の一人暮らしの平均値といったところだろうか。まあ、私は平均を出せるほど数多の部屋を見てきたわけではないけど。
「ちょっと待ってね。凛ちゃんでも飲めるようなやつを作ってあげる」
そう言って冷蔵庫を開ける玲一さんを横目に、私はカウンターの隅に置かれた写真立てに見入っていた。これは、誰かの結婚式? 俳優みたいにかっこいい新郎と、優しそうな新婦さん。その二人の肩を抱きながら、満面の笑みの玲一さんが間から顔を覗かせている。
「お待たせ」
そう言って玲一さんは、写真立てをなぜか後ろ向きにしてから私へグラスを差し出した。七分目までなみなみと注がれたビール……にしては、ちょっとオレンジ色が濃すぎない?
「これは……?」
「オレンジビール。ビールをただオレンジジュースで割ったやつだよ。これなら度数も半分だから、凛ちゃんでも飲めるでしょ」
勧められるがままひとくち飲み込む。確かに、ビール独特の苦みがオレンジジュースで中和されて、まるで本当のジュースみたいにさっぱり美味しく飲めてしまう。
「美味しいですね」
「でしょ?」
にっこり笑った玲一さんは、オレンジの味が好きならと言って、オレンジジュースを使ったカクテルを次々に作ってくれた。ミモザにハイボール、スクリュードライバー、オレンジブロッサム……。
せっかく作ってもらったものを残してしまうわけにもいかず、私は出されたお酒を片っ端から飲み干していく。玲一さんはカウンターで頬杖を突きながら、顔を赤くしてお酒を飲む私を、横断歩道を渡る園児を見るような目で眺めている。
何か仕事で不手際があったかと、私は慌ててノートをめくる。ええと、今日はこれから東京の支社へ向かって、現地でミーティングをした後、お得意先の社長さんにお会いして……。
「頭が痛い」
苦しそうにこめかみを押さえながら、玲一さんは絞り出すような声で言う。
「頭痛薬持ってる?」
「は、はい」
確か鞄の中に、生理痛用の鎮痛剤を常に何個か入れていたはず。大急ぎで玲一さんへ渡すと、彼は水も口に含まず二錠一気に飲み込んで、それから大きなため息をついて座席に寄りかかった。
困った顔をするタクシーの運転手さんに手短に行き先を伝える。動き出した車に揺られながら、玲一さんの額にはぽつぽつと汗が浮かんでいる。
「なんなんだ、あの営業課の女は」
それは今まで一度も聞いたことのない、どす黒い憎悪を吐き捨てるような声だった。
「声がうるさい。キンキン笑うな。俺はあの声が一番嫌いなんだ」
「あの……社長代理?」
「あの女だよ、お前の同期の。人が仕事で忙しいってのにべたべたくっついてきて……」
……え? もしかして愛菜のこと?
私の顔色が変わったことに玲一さんも気づいたのだろう。少し小馬鹿にしたように、ふん、と小さく鼻を鳴らす。
「さっきたまたま廊下で会って、その時にちょっと話しかけられたんだよ。仕事の話かと思って聞いてたけど、肩を押してきたり胸を押しつけてきたり、なんなんだあいつ。いつもああなの?」
愛菜……もしかしてなりふり構わず出世しようとしているのだろうか。それともやっぱり、玲一さんのことを本気で狙っているとか?
いつもああなのと訊ねられれば、昔は違いましたという他ない。少なくとも私と友達だった頃は、そういう女を武器にしたやり口をすごく馬鹿にしていたはずだ。
「あの女の笑い声が嫌いだ」
同じ言葉を繰り返し、ふぅと玲一さんはため息を吐く。鎮痛剤が効いてきたのか、表情も少しずつ和らいできた。
なにを言うのも正しくない気がして、私は窓の外を見たまま気まずい顔で黙り込む。誰かに対してこんなに嫌悪をむき出しにする彼は初めてだ。これも私の知らない一面。……しかも、ちょっと意外な、怖い姿。
「……同期が、すみません」
結局絞り出すようにそれだけ呟いた私に、玲一さんは少し眉を上げて、
「凛ちゃんの声は良いね」
と、お世辞でもない素の調子で言った。
「私、声低いですよ」
「そこがいいんだよ。うるさくなくて、落ち着いてて」
正面を見据えたまま、玲一さんは淡々と言う。
「好きだよ」
……それは、声のことだとわかってはいるのだけど。
ぎゅんと心音が加速するのを愚かな私は止められなくて、ただ頬が緩まないよう唇を噛み締める。
これが私自身への言葉ならどれほど嬉しいことだろう。望むだけ無駄だとわかっていても、どうしてもそう思ってしまう。
私たちはそのまましばらく無言で車に揺られていたけど、ふいに左肩が重くなったと思うと、玲一さんの柔らかな茶髪が私に寄りかかっていた。私が少し驚いた顔をすると、玲一さんは体重をかけたまま上目遣いに私を見上げる。
「今夜は?」
膝に触れた指先が腿の内側を滑っていく。
私は軽く息を呑み、少しだけ腿に力を込めた。断ってしまった先日の誘いがふっと頭をよぎっていく。
少しだけ視線を泳がせながら、私がちいさく頷くと、玲一さんは満足したみたいにそのまま目を閉じた。
*
その日の夜、いつものように彼の車の助手席に座った私は、窓の外を横切る景色が知らないものばかりだと気がついた。いつものホテルを素通りして、見慣れない道を進んでいく。うっかり道を間違えた……というわけではなさそうだ。
不安そうに隣で顔を見上げても、玲一さんはまるで無視して車をどんどん走らせる。
「あの……どこに向かっているんですか?」
おそるおそる訊ねると、玲一さんは正面を向いたまま歌うように囁いた。
「俺ん家」
……ん?
今、ええと……なんて言った?
タワマンだ。
タワーマンション。
どこからどう見てもタワーのマンション。
ひょええ、と凡人丸出しで煌びやかな夜景を見下ろす私を尻目に、玲一さんはずかずかと大股で部屋に入っていく。広いリビングには毛足の長いラグと買ったばかりらしきソファ。テレビの大きさも今まで見たことがないくらいのワイドさだ。
「あ、全っ然片づけてないからね」
それは見ればわかります。
乾燥機から出したばかりらしい洗濯物が籠に山盛り。キッチンの片隅にはお酒の空き缶が並べられている。
でも、ドン引きするほど汚いわけじゃない。男の人の一人暮らしの平均値といったところだろうか。まあ、私は平均を出せるほど数多の部屋を見てきたわけではないけど。
「ちょっと待ってね。凛ちゃんでも飲めるようなやつを作ってあげる」
そう言って冷蔵庫を開ける玲一さんを横目に、私はカウンターの隅に置かれた写真立てに見入っていた。これは、誰かの結婚式? 俳優みたいにかっこいい新郎と、優しそうな新婦さん。その二人の肩を抱きながら、満面の笑みの玲一さんが間から顔を覗かせている。
「お待たせ」
そう言って玲一さんは、写真立てをなぜか後ろ向きにしてから私へグラスを差し出した。七分目までなみなみと注がれたビール……にしては、ちょっとオレンジ色が濃すぎない?
「これは……?」
「オレンジビール。ビールをただオレンジジュースで割ったやつだよ。これなら度数も半分だから、凛ちゃんでも飲めるでしょ」
勧められるがままひとくち飲み込む。確かに、ビール独特の苦みがオレンジジュースで中和されて、まるで本当のジュースみたいにさっぱり美味しく飲めてしまう。
「美味しいですね」
「でしょ?」
にっこり笑った玲一さんは、オレンジの味が好きならと言って、オレンジジュースを使ったカクテルを次々に作ってくれた。ミモザにハイボール、スクリュードライバー、オレンジブロッサム……。
せっかく作ってもらったものを残してしまうわけにもいかず、私は出されたお酒を片っ端から飲み干していく。玲一さんはカウンターで頬杖を突きながら、顔を赤くしてお酒を飲む私を、横断歩道を渡る園児を見るような目で眺めている。
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