12 / 13
第12話
しおりを挟む
ジェット風呂も電気風呂とは違い、足が伸ばせる長椅子のような形状で立ち上がりやすいように各場所に手すりが設置されている。
そして、反射口は肩に当たる所に2つと足の裏に当たるように吐き出す2つの合計4つあった。
「ふぉおおお。」
電気風呂であり程度ほぐれていたようで、体を震わせながら気持ちよさそうにオオダは声をあげていた。
その間、ミナトはと言うと…。
「気持ちよさそうで何よりだよ、オオダドン。」
「あれ…ミナトも一緒に浸かってなかったっけ?」
オオダの座るジェット風呂の横にある普通の湯船にいつの間にかミナトが浸かっていた。
ぉおっとビックリしていたオオダだったが、肩を軽くさすっているミナトの様子をみて彼女が移動した理由を察する。
「ぁあ、痛かったのね。」
「…うん。」
ミナトは珍しく素直に2つ返事で答えた。
彼女はイジケルように顔を少しだけ沈めてブクブクと息を吐きだしている。
皮膚は弱いミナトにとってジェット風呂の勢いはきつかったようだ。
クスッと笑いオオダはミナトの頭をポンポンと叩く。
「よしよし、体も温まってきたし外に行こうね。」
オオダに連れられゆような形で露天風呂に向かう2人。
混む時間帯なのか屋根付きの大きな湯舟は常連であろう人達がたくさん入っていた。
ならばと、人が入っていない壺風呂に2人はそれぞれの壺風呂に入る。
「さて、話は大いに戻すけど…今度の旅行はどこにいこうか。
車をレンタルする?」
壺風呂から身を乗り出すようにオオダはウッキウキで話を切り出した。
そういえば、ハイエースの中でそんな話をしたな。
「そうなぁ…。
いや、まってレンタカーって事は、来年の春先の話だよね?
気が早くね?」
「ううん、ウチは来月でも一向にかまわん。
ミナトの誕生日も近いしぴったり。」
フンスとイキイキと答えるオオダ。
「まてまて、冬の山道を初心者が走れるかぁ!」
ミナトも驚きで壺風呂から身を乗り出す。
しかし、旅行に行きたいと言うオオダの意見は変わらない。
「わかった、車を運転しないって事で妥協しよう。」
「よしきたっ!」
やれやれとそうミナトは妥協すると満足そうに彼女は満足そうに頷く。
となると…バスか電車しかない。
あんまし公共のバスや電車の移動時間が長くてもなぁ…。
「定山渓?」
「パス。
札幌から解き放たれたい。」
うーんと腕を組むミナト。
「そしたら、お風呂から上がってお酒でも飲みながら調べますか。」
「さんせー!」
ミナトの提案に、満足気に右手を上げてオオダは返事をする。
まぁ、調べるも何も札幌からさほど遠く離れていない温泉地など限られているからアルコールが入っても問題ないでしょう。
そして、反射口は肩に当たる所に2つと足の裏に当たるように吐き出す2つの合計4つあった。
「ふぉおおお。」
電気風呂であり程度ほぐれていたようで、体を震わせながら気持ちよさそうにオオダは声をあげていた。
その間、ミナトはと言うと…。
「気持ちよさそうで何よりだよ、オオダドン。」
「あれ…ミナトも一緒に浸かってなかったっけ?」
オオダの座るジェット風呂の横にある普通の湯船にいつの間にかミナトが浸かっていた。
ぉおっとビックリしていたオオダだったが、肩を軽くさすっているミナトの様子をみて彼女が移動した理由を察する。
「ぁあ、痛かったのね。」
「…うん。」
ミナトは珍しく素直に2つ返事で答えた。
彼女はイジケルように顔を少しだけ沈めてブクブクと息を吐きだしている。
皮膚は弱いミナトにとってジェット風呂の勢いはきつかったようだ。
クスッと笑いオオダはミナトの頭をポンポンと叩く。
「よしよし、体も温まってきたし外に行こうね。」
オオダに連れられゆような形で露天風呂に向かう2人。
混む時間帯なのか屋根付きの大きな湯舟は常連であろう人達がたくさん入っていた。
ならばと、人が入っていない壺風呂に2人はそれぞれの壺風呂に入る。
「さて、話は大いに戻すけど…今度の旅行はどこにいこうか。
車をレンタルする?」
壺風呂から身を乗り出すようにオオダはウッキウキで話を切り出した。
そういえば、ハイエースの中でそんな話をしたな。
「そうなぁ…。
いや、まってレンタカーって事は、来年の春先の話だよね?
気が早くね?」
「ううん、ウチは来月でも一向にかまわん。
ミナトの誕生日も近いしぴったり。」
フンスとイキイキと答えるオオダ。
「まてまて、冬の山道を初心者が走れるかぁ!」
ミナトも驚きで壺風呂から身を乗り出す。
しかし、旅行に行きたいと言うオオダの意見は変わらない。
「わかった、車を運転しないって事で妥協しよう。」
「よしきたっ!」
やれやれとそうミナトは妥協すると満足そうに彼女は満足そうに頷く。
となると…バスか電車しかない。
あんまし公共のバスや電車の移動時間が長くてもなぁ…。
「定山渓?」
「パス。
札幌から解き放たれたい。」
うーんと腕を組むミナト。
「そしたら、お風呂から上がってお酒でも飲みながら調べますか。」
「さんせー!」
ミナトの提案に、満足気に右手を上げてオオダは返事をする。
まぁ、調べるも何も札幌からさほど遠く離れていない温泉地など限られているからアルコールが入っても問題ないでしょう。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
膀胱を虐められる男の子の話
煬帝
BL
常におしがま膀胱プレイ
男に監禁されアブノーマルなプレイにどんどんハマっていってしまうノーマルゲイの男の子の話
膀胱責め.尿道責め.おしっこ我慢.調教.SM.拘束.お仕置き.主従.首輪.軟禁(監禁含む)
成功する外国人研修と採用
又吉秋香
エッセイ・ノンフィクション
成功する会社だけが知っている
これまで多くの日本企業が海外進出を果たし、グローバル採用が実施されることが一般的になりました。
そして現地で採用した外国人社員の研修を日本で実施する企業が増えているのですが、以前は外国人研修生として熟練技術の習得を目指すことが多かったのです。
しかし、最近では日本的なビジネス習慣や社内文化の定着などに焦点を絞った、ホワイトカラーに対する研修が多く実施されています。
企業のサービスも、製造、販売もどんどんグローバル化していく中で、採用・雇用において日本国内の人材にしか目を向けないのは、非常にもったいないことなんです。
言語の壁を理由に、その専門分野での優れた人材の獲得を諦めてしまうのでは、会社の成長を諦めると同義であるといえるのです。
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる