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武闘家ルシオ、忍者に恋の指南を乞う。2
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4杯目のビールを飲み乾したところで、ヒズミがいたずらっぽく笑った。
「彼女さん、可愛いから心配ですね」
予想外の直球にルシオはたじろぐ。
「なんで彼女だって」
「いや、さっきから気にしすぎなんで。片思いかなーとも思ったけど、彼女の方もあなたのこと気にしてるみたいなんで」
「・・・」
「彼女いると旅も一層楽しいですよね」
「それは、まあそうだが。大変なことも多いな」
「例えば?」
「その、二人きりになるタイミングが難しいとか」
ルシオは指先で頬を掻いた。
若干、酔っているかもしれない。
「あー、エッチのタイミングってことですか」
更なる剛速球にヒズミはビールを危うく噴き出しそうになる。
「おまっ、いや、俺はそういうことじゃなく」
「あ、僕、実は彼女と付き合ってるんですよ」
同様するルシオに、ヒズミはしれっと告白する。
ヒズミがちらりと視線を動かした先には、おかっぱ頭のモンクの女性がいる。
マルタの隣に座って、何やら楽し気に話している。背筋がすっと伸びて凛々しい女性だが、どうみてもヒズミより年上だ。
この頼りなさげな青年が、あの年上の女性とか・・。
「うちは、パーティ全員公認だし、照れも恥じらいもないメンバーばかりなんで、結構どこでもしちゃいますけどね」
公共の場で堂々と言わないでほしいが、興味はある。
ルシオは身を乗り出した。
「どこでも、とは」
「宿屋で個室が取れた時は勿論。あとはダンジョンの死角とか、野宿してる時とか」
野宿!
それはいわゆるアオ・・!
あんなきりっとしたモンクの女性が・・!
色々想像しそうになり、ルシオは慌てて咳払いした。
「いや、しかし女性は場所とかムードとかこだわるんじゃないのか」
「満天の星空の下ってムード満点じゃないですか。それに、ムードは自分で作るものです。場末の連れ込み宿だって、ちゃんとムードを作ってあげれば十分ロマンチックになりますよ。恋心と優しさと、スパイスとして少しの強引さ。これで十分です」
ヒズミは余裕の表情で解説する。
見た目の好青年さと発言のギャップが凄い。
「ムードか。難しいな」
「ま、でも。一番最初は、どっちかの家か、宿屋でスタンダードにした方がいいですよ。彼女、真面目で一途そうだし」
ヒズミはウィンクした。
「おい、ちょっと待て。誰が最初って」
「違うんですか?」
忍者の観察眼の鋭さに、ルシオはぐうの音も出ない。
ヒズミは飲みすぎたので先に寝るといい、モンクの彼女と一緒に食堂を出ていった。
本当に眠るのかどうか怪しいものである。
食事も終盤になり、食堂は空席も目立ち始めていた。
ふと見ると、黒魔術師トーラは、黒髪の美人召喚士の向かいに座って、話し込んでいる。何やらやけに打ち解けた感じで楽しそうだ。
ルシオは安心する。
長い間、トーラは同じパーティにいた賢者キリエに片思いしていた。何度も告白してはフラれ、けれど諦めずに口説き続けていたものだが。
キリエが何も告げずに突然パーティを脱退したときの、トーラのダメージの受けようは見ていて痛ましかった。
ルシオ自身は、キリエのことをどうも好きになれなかったが、マルタに振られることを想像すると、トーラが沈み込む気持ちは分かる。
女性とあんな風に盛り上がれていれるのだから、少しは失恋から立ち直ったらしい。
頑張れよ、トーラ。
ルシオは心の中でエールを送った。
勇者カイは、「懇親会なんざ面倒くさい」と言って、テーブルに並んだ料理で作った即席サンドイッチを片手に部屋へ引っ込んでしまった。
カイはサンドイッチが好きだ。
というか、彼は基本的に片手で食べられるものしか食べない。
食事に両手を使うのが面倒くさいのだそうだ。
白魔術師ルキアーノは、隣に座っている笑わせ士の中年男性と妙に意気投合している。
ジェネレーション・ギャップだろうか。ルシオにはさっぱり分からないネタやモノマネを繰り広げて爆笑している。
マルタは、先ほどまで他のパーティの女性陣と話していたが、今はひとりで座っている。ルシオは立ちあがって、マルタの横に移動した。
「お疲れ」
「お疲れー。ごはん美味しいね、ここ」
「ちょっと量足りないけどな」
「男の人にはそうかもね」
マルタの前には飲みかけのワインがある。
少し酔っているのか、顔がほんのり上気し、目つきもとろんとしている。
あ、やばいな、これ。
すげえキスしたい。
ルシオは生唾を飲み込んだ。
恋心と優しさと強引さか。
「どうしたの? 顔赤いよ」
マルタが小首を傾げる。
ますます可愛い。
「マルタ、この後」
部屋に行ってもいいかな。
勇気を出して言いかけた台詞は、マヤのハイテンションな声で遮られた。
「皆様! この度は我がセレスの里のアンデッド討伐クエストにご参加いただきありがとうございます! お食事とお酒、お楽しみいただいてますでしょうか。さて、アンデッドは新月の夜に魔力が弱まるため、戦いは3日後が正念場です」
アルコールの威力で和気藹々と和んでいた食道が瞬時に静かになる。
出鼻をくじかれたルシオは鼻の頭を掻いて、居住まいを正した。
「現在、4グループのパーティの方々がいらっしゃっていますので、各パーティの持ち場を決めたのち、明日は作戦会議と模擬訓練を行います。持ち場については、1、教会の地下ダンジョンでボス対峙、2、セレスの里周辺でザコ対峙、3、洞窟前で、洞窟から湧き出てくるモンスター対峙となります。1は2グループです。2と3は現在、草原の国グラシールトの友軍が対応してくれていますが、かなり弱っちく全滅も時間の問題なので、気張って応援に入ってくださいね。あ、どの持ち場についても、賞金は平等に分配されますのでご心配なく」
「持ち場はどうやって決めるの?」
挙手したのは、ヒズミのパーティのミナトだ。
小柄な身体に波打つ黒髪は人形のようだが、その瞳はカイと同様金色に輝いている。
勇者の証だ。
マナは、その質問を待ってましたとばかりに羽衣の袖から一枚の紙を取り出した。
「あみだくじ、です!」
ルシオはずっこけそうになるが、じゃんけんよりは平等かと思い直す。
「カイ、部屋に戻っちゃったよね。誰が引く?」
マルタが囁いてくる。
「マルタ、やれば? くじ運強いだろ」
「ルシオだって商工会のくじ引き当たったことあるじゃない。マリアのパン屋のバゲッド1年分」
「俺の運はあれで使い果たした」
「うーん、じゃあ私が引こうかな。ボス戦引いちゃっても怒らないでね」
色っぽい気分はそがれてしまったが、マルタと二人でいるだけで楽しい。
そんな急ぐもんでもないか。
ルシオは微笑んで、ぽんぽんとマルタの頭を撫でた。
宿屋の2階。シングルルームの小さなベッドの上。ヒズミの隣で寝そべったまま、モンクのアカリが囁く。
「あのサムライと何話してたの?」
「サムライ? あの人は武闘家だよ」
「見た目サムライみたいじゃない。硬派でいぶし銀って感じ」
「ああ、確かに」
ヒズミは納得して少し笑う。
「男前で、純情っぽいけど実はムッツリスケベなタイプ」
月明りでぼんやりと明るい室内。シーツから覗くアカリのデコルテの白さはひどく煽情的だ。
男前、ね。
彼女が他の男を評するのに聞きたい言葉ではない。
これはお仕置きが必要。
ヒズミはシーツの中で、アカリの曲線を指先でなぞった。
時々ぴくりと身体が跳ねるのが、可愛らしい。
「アカリちゃん、ああいうのタイプなの?」
「さあ、どうでしょう。やだ、ちょっとやめてよ、そこ」
「タイプなの?」
「・・・・違うわよ!」
体温が上がって、瞳が熱っぽく潤んでいる。
「へえ。じゃあ、アカリちゃんはどういう男がタイプなの?」
意地悪く聞きながら、指を動かす。
「こういうことしながらそういうこと聞かないでよねっ」
勝気に答えながら、身体を震わせる恋人を、ヒズミは愛おしく見つめる。
どうやって二人きりになろうとか。
今キスしたいな、していいのかなとか。
そういうことで互いにやきもきする純愛も羨ましいけれど。
ヒズミはアカリを抱きしめながら思う。
どんなシチュエーションでも、大らかに受け入れて楽しんでくれるアカリちゃんが、僕は一番好きだ。(了)
「彼女さん、可愛いから心配ですね」
予想外の直球にルシオはたじろぐ。
「なんで彼女だって」
「いや、さっきから気にしすぎなんで。片思いかなーとも思ったけど、彼女の方もあなたのこと気にしてるみたいなんで」
「・・・」
「彼女いると旅も一層楽しいですよね」
「それは、まあそうだが。大変なことも多いな」
「例えば?」
「その、二人きりになるタイミングが難しいとか」
ルシオは指先で頬を掻いた。
若干、酔っているかもしれない。
「あー、エッチのタイミングってことですか」
更なる剛速球にヒズミはビールを危うく噴き出しそうになる。
「おまっ、いや、俺はそういうことじゃなく」
「あ、僕、実は彼女と付き合ってるんですよ」
同様するルシオに、ヒズミはしれっと告白する。
ヒズミがちらりと視線を動かした先には、おかっぱ頭のモンクの女性がいる。
マルタの隣に座って、何やら楽し気に話している。背筋がすっと伸びて凛々しい女性だが、どうみてもヒズミより年上だ。
この頼りなさげな青年が、あの年上の女性とか・・。
「うちは、パーティ全員公認だし、照れも恥じらいもないメンバーばかりなんで、結構どこでもしちゃいますけどね」
公共の場で堂々と言わないでほしいが、興味はある。
ルシオは身を乗り出した。
「どこでも、とは」
「宿屋で個室が取れた時は勿論。あとはダンジョンの死角とか、野宿してる時とか」
野宿!
それはいわゆるアオ・・!
あんなきりっとしたモンクの女性が・・!
色々想像しそうになり、ルシオは慌てて咳払いした。
「いや、しかし女性は場所とかムードとかこだわるんじゃないのか」
「満天の星空の下ってムード満点じゃないですか。それに、ムードは自分で作るものです。場末の連れ込み宿だって、ちゃんとムードを作ってあげれば十分ロマンチックになりますよ。恋心と優しさと、スパイスとして少しの強引さ。これで十分です」
ヒズミは余裕の表情で解説する。
見た目の好青年さと発言のギャップが凄い。
「ムードか。難しいな」
「ま、でも。一番最初は、どっちかの家か、宿屋でスタンダードにした方がいいですよ。彼女、真面目で一途そうだし」
ヒズミはウィンクした。
「おい、ちょっと待て。誰が最初って」
「違うんですか?」
忍者の観察眼の鋭さに、ルシオはぐうの音も出ない。
ヒズミは飲みすぎたので先に寝るといい、モンクの彼女と一緒に食堂を出ていった。
本当に眠るのかどうか怪しいものである。
食事も終盤になり、食堂は空席も目立ち始めていた。
ふと見ると、黒魔術師トーラは、黒髪の美人召喚士の向かいに座って、話し込んでいる。何やらやけに打ち解けた感じで楽しそうだ。
ルシオは安心する。
長い間、トーラは同じパーティにいた賢者キリエに片思いしていた。何度も告白してはフラれ、けれど諦めずに口説き続けていたものだが。
キリエが何も告げずに突然パーティを脱退したときの、トーラのダメージの受けようは見ていて痛ましかった。
ルシオ自身は、キリエのことをどうも好きになれなかったが、マルタに振られることを想像すると、トーラが沈み込む気持ちは分かる。
女性とあんな風に盛り上がれていれるのだから、少しは失恋から立ち直ったらしい。
頑張れよ、トーラ。
ルシオは心の中でエールを送った。
勇者カイは、「懇親会なんざ面倒くさい」と言って、テーブルに並んだ料理で作った即席サンドイッチを片手に部屋へ引っ込んでしまった。
カイはサンドイッチが好きだ。
というか、彼は基本的に片手で食べられるものしか食べない。
食事に両手を使うのが面倒くさいのだそうだ。
白魔術師ルキアーノは、隣に座っている笑わせ士の中年男性と妙に意気投合している。
ジェネレーション・ギャップだろうか。ルシオにはさっぱり分からないネタやモノマネを繰り広げて爆笑している。
マルタは、先ほどまで他のパーティの女性陣と話していたが、今はひとりで座っている。ルシオは立ちあがって、マルタの横に移動した。
「お疲れ」
「お疲れー。ごはん美味しいね、ここ」
「ちょっと量足りないけどな」
「男の人にはそうかもね」
マルタの前には飲みかけのワインがある。
少し酔っているのか、顔がほんのり上気し、目つきもとろんとしている。
あ、やばいな、これ。
すげえキスしたい。
ルシオは生唾を飲み込んだ。
恋心と優しさと強引さか。
「どうしたの? 顔赤いよ」
マルタが小首を傾げる。
ますます可愛い。
「マルタ、この後」
部屋に行ってもいいかな。
勇気を出して言いかけた台詞は、マヤのハイテンションな声で遮られた。
「皆様! この度は我がセレスの里のアンデッド討伐クエストにご参加いただきありがとうございます! お食事とお酒、お楽しみいただいてますでしょうか。さて、アンデッドは新月の夜に魔力が弱まるため、戦いは3日後が正念場です」
アルコールの威力で和気藹々と和んでいた食道が瞬時に静かになる。
出鼻をくじかれたルシオは鼻の頭を掻いて、居住まいを正した。
「現在、4グループのパーティの方々がいらっしゃっていますので、各パーティの持ち場を決めたのち、明日は作戦会議と模擬訓練を行います。持ち場については、1、教会の地下ダンジョンでボス対峙、2、セレスの里周辺でザコ対峙、3、洞窟前で、洞窟から湧き出てくるモンスター対峙となります。1は2グループです。2と3は現在、草原の国グラシールトの友軍が対応してくれていますが、かなり弱っちく全滅も時間の問題なので、気張って応援に入ってくださいね。あ、どの持ち場についても、賞金は平等に分配されますのでご心配なく」
「持ち場はどうやって決めるの?」
挙手したのは、ヒズミのパーティのミナトだ。
小柄な身体に波打つ黒髪は人形のようだが、その瞳はカイと同様金色に輝いている。
勇者の証だ。
マナは、その質問を待ってましたとばかりに羽衣の袖から一枚の紙を取り出した。
「あみだくじ、です!」
ルシオはずっこけそうになるが、じゃんけんよりは平等かと思い直す。
「カイ、部屋に戻っちゃったよね。誰が引く?」
マルタが囁いてくる。
「マルタ、やれば? くじ運強いだろ」
「ルシオだって商工会のくじ引き当たったことあるじゃない。マリアのパン屋のバゲッド1年分」
「俺の運はあれで使い果たした」
「うーん、じゃあ私が引こうかな。ボス戦引いちゃっても怒らないでね」
色っぽい気分はそがれてしまったが、マルタと二人でいるだけで楽しい。
そんな急ぐもんでもないか。
ルシオは微笑んで、ぽんぽんとマルタの頭を撫でた。
宿屋の2階。シングルルームの小さなベッドの上。ヒズミの隣で寝そべったまま、モンクのアカリが囁く。
「あのサムライと何話してたの?」
「サムライ? あの人は武闘家だよ」
「見た目サムライみたいじゃない。硬派でいぶし銀って感じ」
「ああ、確かに」
ヒズミは納得して少し笑う。
「男前で、純情っぽいけど実はムッツリスケベなタイプ」
月明りでぼんやりと明るい室内。シーツから覗くアカリのデコルテの白さはひどく煽情的だ。
男前、ね。
彼女が他の男を評するのに聞きたい言葉ではない。
これはお仕置きが必要。
ヒズミはシーツの中で、アカリの曲線を指先でなぞった。
時々ぴくりと身体が跳ねるのが、可愛らしい。
「アカリちゃん、ああいうのタイプなの?」
「さあ、どうでしょう。やだ、ちょっとやめてよ、そこ」
「タイプなの?」
「・・・・違うわよ!」
体温が上がって、瞳が熱っぽく潤んでいる。
「へえ。じゃあ、アカリちゃんはどういう男がタイプなの?」
意地悪く聞きながら、指を動かす。
「こういうことしながらそういうこと聞かないでよねっ」
勝気に答えながら、身体を震わせる恋人を、ヒズミは愛おしく見つめる。
どうやって二人きりになろうとか。
今キスしたいな、していいのかなとか。
そういうことで互いにやきもきする純愛も羨ましいけれど。
ヒズミはアカリを抱きしめながら思う。
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