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第3章 ホワイトライスケーキと疫病の話
ミニイベント5
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《天井捜索メンバー》
この広い空間を捜索するにあたり、翼付きや空を飛べるプレイヤーは天井の捜索にあたることになった。
広い空間を4つに大きく分け地上を捜索する、その真上をたった10人で捜索するのだ。
全員が微妙な反応をしている中、英雄の箱庭のアリアが手を合わせながら言った。
「えっと、どうやって探す?」
首を傾げると茶色い髪がサラサラと揺れる。
それはとても愛らしいが、スイと目が合った時アリアは眉を寄せて睨み付けてきた。
とは言っても一瞬であるが。
それに気づいたアレイスターは、あらあらと頬に手を当ててその様子を見る。
「とりあえず、みんなで動いたら時間が間に合わなさそうよね」
アレイスターが言うと、全員がアレイスターを見る。
口々に別れてか、どこから探す?など自然とバラけて探そうとしている中、アリアがスイに近づく。
「……ねぇ、ちょっといい?」
「なに?」
アリアに返事をしたのは隣に立つナズナだった。
リィンも控えている中、アリアはナズナを見たあともう一度スイを見る。
「………私、捜索をあなたと回りたいの」
「私?」
急なアリアの誘いに自分を指さしながらスイは返事を返した。
すると、ナズナがスイを守るように立ちはだかる。
「スイを誘いたいなら私を倒してからにしてもらおーかー」
腰に手を当てて胸を張るナズナに、アリアはキョトンとしてから
「………ずいぶん大切にされてるのね」
「はぁ…」
「!私の方が!大切にされてるけどね!!」
カッ!と頭に血が上り声を荒らげるアリア。
アリアが自分を目の敵にしていることをスイはちゃんとわかっていた。
しかし、スイにしてみれば私にどうしろと?と思っている。
「ほらほら、ちょっとあなた達!今は揉めてる場合じゃないでしょー」
「アレイスター」
「まずはどうするか決めてからにしましょ、時間だってないんだから。ね?」
「「…………………」」
「ねぇ?お返事はないのかしら?」
「「はい!!」」
そこはかとない怒りを纏いだしたアレイスターに、ナズナとアリアが同時に返事を返して、スイとリィンが苦笑する。
「それでは、今は10人いますから………」
リィンが全員を見渡して話し出した。
◇◇◇◇◇◇
「……………………」
「…………………………………」
「…………………………………………」
スイとアリアはお互いの顔を見ながら立ち尽くしていた。
10人で広大な範囲を探すこともあり、場所を区切り探すことにした天井捜索メンバー。
スイはアレイスター、アリアと組むことになった。
アリアの執着は誰が見ても分かるくらいで一触即発の状態である。
だが、今は一緒に組んでいる仲間なのだ、こんな所でいざこざをしている場合ではない。
だからこそ、アレイスターは自分をストッパー役にアリアに話をする場を与えた。
ナズナやリィンがごねてはいたが、そこはアレイスターが笑顔で押しとどめている。
スイは翼を羽ばたかせ、小さな温泉がある場所の天井へと向かう。
それに合わせてアレイスターとアリアも追いかけた。
「じゃあ、ここら辺から探しますか」
「はい」
「……………………」
アレイスターが指さした方へとスイもついて行こうとするとアリアが手を握ってきた。
「ぅん?」
「私達は向こうに行きましょう」
ほんの少し離れた方へ指を指すアリア、スイの手を握る力が少しづく強まっていく。
スイはその手を見てからアリアの顔を見た。
目が確実に据わっている。
「さぁ」
「………………わかった」
アレイスターを見てあまり離れていないのを確認してから頷いた。
アレイスターも聞こえているのか小さくスイを見てから頷いている。
スイとアリアは天井を逐一探し始めた。
特段何もなさそうだ。
1つ気になるのが天井まである巨大な扉。
真ん中に扉のドアノブがある為スイはそのドアノブを掴む。
もう片方をアリアが掴み同時に押してみるが、ビクともしない。
「…………鍵穴が2つある」
「本当だ」
扉には巨大な鍵穴が2つ、それにアリアがそっと触って口にすると、スイもそれを覗き込む。
「……………ねぇ」
「はい?」
鍵穴をじっと見るアリアは視線をそのままに話し出した。
「……あなたはアーサーを好き?愛してる?」
「…………………昔は、好きでしたよ。私の中では過去ですけどね」
そのスイの言葉に弾かれた様に顔を上げるアリア。
「っ!ねぇ!だったら取らないで!私からアーサーを取らないでよ!初めて好きになったの、ゲームの中だってわかってる!本気にされてないってわかってる!!でも!私にはあの人は特別で1番なの!なんとも思ってないならあの人を惑わすようなことしないでよ!!」
バッ!と振り向きスイの腕を強く握る、その手にはめられた指輪がキラリと光った。
スイの胸に額を押し付けて、激情を言葉に乗せるアリアにスイは眉を寄せた。
「アーサーがまだあなたに執着してるのが!それが一番許せない!どうして私じゃないの!?こんなに好きなのに!愛してるのに!!結婚だってした!家を買う話だってしてる!!なのに、どうして私を選んでくれないの!?……………どおしてぇ…………………………………ゲームの中でくらい…私を見てよぉ………」
涙を溢れさせてスイにすがりつくアリアは、まるで悲鳴を上げているようだった。
アーサーの性格は優しく穏やかだった。
だから、女性プレイヤーが惹かれるのも1回、2回じゃない。
でも、いつでもアーサーは私を見てくれてた。
「なのに!なんで今回は私を見てくれないのぉぉぉ!!!」
アレイスターはスイに縋り付くアリアを見ていつでも割り込める距離に待機する。
「…………ねぇアリアさん」
「………………………」
静かに、静かにスイが話しかける。
アリアはスイに捕まったまま微動だにしない。
「………………私はね、アリアさんが言うアーサーが確かに好きだったよ。優しいからイライラもしたし私を見てっていうのは一番強く思ったことだったな。まぁ、私の場合はゲームに明け暮れて会う機会すら作ってくれなかったからだけど。だから、あなたの気持ちはよくわかる。あなたほど気持ちを表には出せなかったけど、あなたはあの時の私と一緒。」
アリアの涙に濡れた顔を優しく触れて目を合わせる。
そして優しく優しく微笑んだ。
「あんなやつ、辞めなよ。そう言いたいけど無理なんだろうね。…………なら、どんな時でも大切で片時も離せなくなるように、あなたに縛ってしまえばいい……………なんて、壊れた考えかな」
ふふっと笑って言ったスイに、アリアは小さく「………縛る……」と呟いた。
「それくらい、あなたが好きになって貰えるように頑張ればいい」
私はとっくに見限っちゃったけどね、そういうスイに、アリアは涙に濡れた瞳を向け完全にアーサーを好きじゃないと認識した後、花のように笑った。
「………………あり、がとう」
少しだけ、心が軽くなった、気がした。
アーサーの元カノに喚き散らしすがった事で心の底に溜まった嫉妬の気持ちを発散させたのだ。
それはスイが全てを受け止めたせいだろう。
「お話は済んだかしら?」
ふわりと飛ぶアレイスターは、スイに捕まっているアリアを見た。
真っ赤に染まり腫れている目を擦ってスイから離れたアリアは、2人を見比べて笑った。
「ここには何もないみたい。私、向こうを見てくるわ」
アリアは鱗粉を撒きながら羽を羽ばたかせて移動していった。
「…………スイ、大丈夫?」
「ナズナちゃん」
「なにかされませんでしたか?」
「リィンさんも」
アリアが離れた後スイの側へと集まったナズナとリィン。
ナズナはじっとスイを見て言うと、スイは困ったように笑ってから口を開いた。
「なんにもありませんでした。……………優しい人でしたよ、アリアさん」
ふふっと笑って言ったスイに、リィンはそれでも心配そうにしていたがアレイスターがワシワシとスイの頭を撫で「本当にいい子ね」と笑ったことにより、リィンも小さく「もぅ…………」と呟き笑った。
賑やかに話す4人、そんなナズナの手にはキラリと光る半分になっている鍵が握りしめられていた。
「ぬかりない」
にやりと笑う天使様はやはりあなどれなかった。
まだ誰にも鍵を見つけた!と、伝えていない。
他がまだ捜索しているのを横目にナズナはスイにしがみつきムニムニと胸を揉んでいた。
「…………えっと……」
「ナズナちゃんったらおちゃめさんなんだからー」
アレイスターが笑いながら言い、ナズナはイイ笑顔を見せる。
アワアワとするリィンに、身動き取れないスイ。
「リィンも触る?」
「さ!触りません!!」
「わ…私の胸ですよー…あ、聞いてない…ですよねー」
この広い空間を捜索するにあたり、翼付きや空を飛べるプレイヤーは天井の捜索にあたることになった。
広い空間を4つに大きく分け地上を捜索する、その真上をたった10人で捜索するのだ。
全員が微妙な反応をしている中、英雄の箱庭のアリアが手を合わせながら言った。
「えっと、どうやって探す?」
首を傾げると茶色い髪がサラサラと揺れる。
それはとても愛らしいが、スイと目が合った時アリアは眉を寄せて睨み付けてきた。
とは言っても一瞬であるが。
それに気づいたアレイスターは、あらあらと頬に手を当ててその様子を見る。
「とりあえず、みんなで動いたら時間が間に合わなさそうよね」
アレイスターが言うと、全員がアレイスターを見る。
口々に別れてか、どこから探す?など自然とバラけて探そうとしている中、アリアがスイに近づく。
「……ねぇ、ちょっといい?」
「なに?」
アリアに返事をしたのは隣に立つナズナだった。
リィンも控えている中、アリアはナズナを見たあともう一度スイを見る。
「………私、捜索をあなたと回りたいの」
「私?」
急なアリアの誘いに自分を指さしながらスイは返事を返した。
すると、ナズナがスイを守るように立ちはだかる。
「スイを誘いたいなら私を倒してからにしてもらおーかー」
腰に手を当てて胸を張るナズナに、アリアはキョトンとしてから
「………ずいぶん大切にされてるのね」
「はぁ…」
「!私の方が!大切にされてるけどね!!」
カッ!と頭に血が上り声を荒らげるアリア。
アリアが自分を目の敵にしていることをスイはちゃんとわかっていた。
しかし、スイにしてみれば私にどうしろと?と思っている。
「ほらほら、ちょっとあなた達!今は揉めてる場合じゃないでしょー」
「アレイスター」
「まずはどうするか決めてからにしましょ、時間だってないんだから。ね?」
「「…………………」」
「ねぇ?お返事はないのかしら?」
「「はい!!」」
そこはかとない怒りを纏いだしたアレイスターに、ナズナとアリアが同時に返事を返して、スイとリィンが苦笑する。
「それでは、今は10人いますから………」
リィンが全員を見渡して話し出した。
◇◇◇◇◇◇
「……………………」
「…………………………………」
「…………………………………………」
スイとアリアはお互いの顔を見ながら立ち尽くしていた。
10人で広大な範囲を探すこともあり、場所を区切り探すことにした天井捜索メンバー。
スイはアレイスター、アリアと組むことになった。
アリアの執着は誰が見ても分かるくらいで一触即発の状態である。
だが、今は一緒に組んでいる仲間なのだ、こんな所でいざこざをしている場合ではない。
だからこそ、アレイスターは自分をストッパー役にアリアに話をする場を与えた。
ナズナやリィンがごねてはいたが、そこはアレイスターが笑顔で押しとどめている。
スイは翼を羽ばたかせ、小さな温泉がある場所の天井へと向かう。
それに合わせてアレイスターとアリアも追いかけた。
「じゃあ、ここら辺から探しますか」
「はい」
「……………………」
アレイスターが指さした方へとスイもついて行こうとするとアリアが手を握ってきた。
「ぅん?」
「私達は向こうに行きましょう」
ほんの少し離れた方へ指を指すアリア、スイの手を握る力が少しづく強まっていく。
スイはその手を見てからアリアの顔を見た。
目が確実に据わっている。
「さぁ」
「………………わかった」
アレイスターを見てあまり離れていないのを確認してから頷いた。
アレイスターも聞こえているのか小さくスイを見てから頷いている。
スイとアリアは天井を逐一探し始めた。
特段何もなさそうだ。
1つ気になるのが天井まである巨大な扉。
真ん中に扉のドアノブがある為スイはそのドアノブを掴む。
もう片方をアリアが掴み同時に押してみるが、ビクともしない。
「…………鍵穴が2つある」
「本当だ」
扉には巨大な鍵穴が2つ、それにアリアがそっと触って口にすると、スイもそれを覗き込む。
「……………ねぇ」
「はい?」
鍵穴をじっと見るアリアは視線をそのままに話し出した。
「……あなたはアーサーを好き?愛してる?」
「…………………昔は、好きでしたよ。私の中では過去ですけどね」
そのスイの言葉に弾かれた様に顔を上げるアリア。
「っ!ねぇ!だったら取らないで!私からアーサーを取らないでよ!初めて好きになったの、ゲームの中だってわかってる!本気にされてないってわかってる!!でも!私にはあの人は特別で1番なの!なんとも思ってないならあの人を惑わすようなことしないでよ!!」
バッ!と振り向きスイの腕を強く握る、その手にはめられた指輪がキラリと光った。
スイの胸に額を押し付けて、激情を言葉に乗せるアリアにスイは眉を寄せた。
「アーサーがまだあなたに執着してるのが!それが一番許せない!どうして私じゃないの!?こんなに好きなのに!愛してるのに!!結婚だってした!家を買う話だってしてる!!なのに、どうして私を選んでくれないの!?……………どおしてぇ…………………………………ゲームの中でくらい…私を見てよぉ………」
涙を溢れさせてスイにすがりつくアリアは、まるで悲鳴を上げているようだった。
アーサーの性格は優しく穏やかだった。
だから、女性プレイヤーが惹かれるのも1回、2回じゃない。
でも、いつでもアーサーは私を見てくれてた。
「なのに!なんで今回は私を見てくれないのぉぉぉ!!!」
アレイスターはスイに縋り付くアリアを見ていつでも割り込める距離に待機する。
「…………ねぇアリアさん」
「………………………」
静かに、静かにスイが話しかける。
アリアはスイに捕まったまま微動だにしない。
「………………私はね、アリアさんが言うアーサーが確かに好きだったよ。優しいからイライラもしたし私を見てっていうのは一番強く思ったことだったな。まぁ、私の場合はゲームに明け暮れて会う機会すら作ってくれなかったからだけど。だから、あなたの気持ちはよくわかる。あなたほど気持ちを表には出せなかったけど、あなたはあの時の私と一緒。」
アリアの涙に濡れた顔を優しく触れて目を合わせる。
そして優しく優しく微笑んだ。
「あんなやつ、辞めなよ。そう言いたいけど無理なんだろうね。…………なら、どんな時でも大切で片時も離せなくなるように、あなたに縛ってしまえばいい……………なんて、壊れた考えかな」
ふふっと笑って言ったスイに、アリアは小さく「………縛る……」と呟いた。
「それくらい、あなたが好きになって貰えるように頑張ればいい」
私はとっくに見限っちゃったけどね、そういうスイに、アリアは涙に濡れた瞳を向け完全にアーサーを好きじゃないと認識した後、花のように笑った。
「………………あり、がとう」
少しだけ、心が軽くなった、気がした。
アーサーの元カノに喚き散らしすがった事で心の底に溜まった嫉妬の気持ちを発散させたのだ。
それはスイが全てを受け止めたせいだろう。
「お話は済んだかしら?」
ふわりと飛ぶアレイスターは、スイに捕まっているアリアを見た。
真っ赤に染まり腫れている目を擦ってスイから離れたアリアは、2人を見比べて笑った。
「ここには何もないみたい。私、向こうを見てくるわ」
アリアは鱗粉を撒きながら羽を羽ばたかせて移動していった。
「…………スイ、大丈夫?」
「ナズナちゃん」
「なにかされませんでしたか?」
「リィンさんも」
アリアが離れた後スイの側へと集まったナズナとリィン。
ナズナはじっとスイを見て言うと、スイは困ったように笑ってから口を開いた。
「なんにもありませんでした。……………優しい人でしたよ、アリアさん」
ふふっと笑って言ったスイに、リィンはそれでも心配そうにしていたがアレイスターがワシワシとスイの頭を撫で「本当にいい子ね」と笑ったことにより、リィンも小さく「もぅ…………」と呟き笑った。
賑やかに話す4人、そんなナズナの手にはキラリと光る半分になっている鍵が握りしめられていた。
「ぬかりない」
にやりと笑う天使様はやはりあなどれなかった。
まだ誰にも鍵を見つけた!と、伝えていない。
他がまだ捜索しているのを横目にナズナはスイにしがみつきムニムニと胸を揉んでいた。
「…………えっと……」
「ナズナちゃんったらおちゃめさんなんだからー」
アレイスターが笑いながら言い、ナズナはイイ笑顔を見せる。
アワアワとするリィンに、身動き取れないスイ。
「リィンも触る?」
「さ!触りません!!」
「わ…私の胸ですよー…あ、聞いてない…ですよねー」
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