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第3章 ホワイトライスケーキと疫病の話
ミニイベント4
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「うーん、どこから探そうかな」
クリスティーナへ首をかしげながら、この広い温泉のそこを見ていた。
小さな温泉よりも広いため岩のでこぼこもその分多い。
「あの…」
「ん?なぁに?」
キーリは意を決した様にクリスティーナを見て、でも1度考えてから口を開いた。
「俺、あっちを探してもいいですか?」
指さした方をクリスティーナも見る。
岩が多い為、隙間も多く捜索もしずらい場所だ。
「………いいの?」
「俺、自分で見てみたいです」
まだ自信なさげにだが言い切ったキーリに、クリスティーナは水の中なのにかなりの力で腕を振り切りキーリの背中を叩いた。
「ん!男の子だね!!」
軽くキーリは吹っ飛んだが、笑顔で頷くクリスティーナに一礼したあと指さした方へと向かっていく。
それを見送った後でクリスティーナも一気に潜水した。
キーリとはまた別な場所へと。
「…………さぁーて、調べようかしら。なにか見つけたらタクさん喜んでくれるかなぁ」
ハート乱舞させながら、足があったらスキップしているだろう浮かれ塩梅でクリスティーナは広い温泉を優雅に泳ぐ。
その姿は確かに人魚だった。
ただし、ムキムキだが。
「あらやだぁ!可愛いハートの貝殻がある!やぁーん!素敵!!」
違うものに目を向けたクリスティーナは、あら!いけない!と自分の頭を軽く叩き舌を出す。
ペコちゃんをしても、可愛くはない
本当に残念である。
不幸中の幸いは、誰も見てなかったことだろうか。
人型の敵の場合はクリティカルが出そうだ、主に精神攻撃で。
こうして他に意識が行きがちではあるが、岩の隅からすみへと探しまわり軽く地面を確認などもしながら泳いでいた。
「…………ここにはないのかな」
温泉は透明度が高く少し上から見渡しただけでも良く見えていた。
「……ん?」
小さな岩の影にかすかに見える人工的な色に向かって一直線に向かうと、
「……宝箱だぁ」
宝箱を抱えて水面へと一直線。
クリスティーナは温泉から上半身を出したまま、手にした宝箱を開けた。
「……………なにこれ?」
それは林が見つけた試験管と似たもので中は赤黒い液体が入っていた。
軽く振ると液体も試験管の中で揺れる。
「イベントアイテムかぁ」
頷いてそのまま温泉から出るために泳いで行った。
イオリ、リン、リリカも息継ぎをしながら潜り続けるが、特段変わりはない。
ただ、温泉の割にはかなり深くどうやってはいるんだろう?と首をかしげている。
そう、海のように深いのだ。普通に入るような場所ではない
「……………ここは一体」
この洞窟のような場所に深く広い温泉が一箇所、奥に小さめの深い温泉が一箇所。
出入口だろう扉はとても大きい。
「………………人用じゃないのか」
イオリは出入口の扉を温泉の中から見あげて呟いた。
両開きの大きな扉は20階建てビル位の大きさをしていて、もちろん開けることは出来そうにない。
もちろん着替える場所も無さそうだ。
イオリは不審感を持ちながらも捜索場所に何も無いのを確認してから地上へ上がっていった。
「(!これかな?)」
岩から少し離れた場所にある宝箱を見つける。
真っ直ぐに向かってその宝箱を取り一気に上昇。
「っぷは!!はー、潜水レベルもっと上げた方がいいかもー」
顔に張り付いた髪をサッと避けながら、両手で抱えるくらいの宝箱を見た。
そしてワクワクしながら宝箱を開ける。
「はい!オープーン!?がふぅぅぅ!!」
「リリカ!?」
開けた宝箱はびっくり箱仕様だった。
バネで伸縮されたグーパンチが飛んできてリリカの顔面を捉える。
かなりの威力なのか、リリカはがふぅぅぅ!と叫び、ぶっ飛ばされた。
たまたま息継ぎに上がってきたリンがその現場を見て声を上げるが、リリカは既に吹き飛ばさされた後である。
クリティカルヒットだろう、鼻血を出し慌てて手で抑えていた。
「おおぉぉぉぉぉう!!」
「だ…大丈夫なの?」
「いったぁぁぁぁああ!」
「……………えぇ、見たらわかるわ」
変色し、鼻血をダラダラと出すリリカはリンを見ながらくうっ!と声を上げた。
「……………鼻血が温泉に垂れる前に消えるのね。よかった」
「私の心配ぃぃぃ!」
「まぁ、大丈夫みたいだし良かったじゃない」
「えー!」
実はこのパンチに潜水スキルのレベルを2つ上げる効果があるが、気付くのはイベントが終わったあとで検証も出来ず
多分これじゃないだろうか、とキラキラガールは話をしているのだがこちらは閑話休題。
「………………(えっと)」
クリスティーナにガツンと言われたキーリは、この綺麗な温泉を下から見上げていた。
力を完全に抜いて見上げると人工的な灯りが水面をキラキラと照らしているのがよく分かる。
「(……綺麗だ)」
今まで、ただ仲間のゲージだけ見て死なないように必死に回復しかして来なかったキーリが初めて余裕を持ってゲームの景色を見た瞬間だった。
キーリはなにかスッキリしたような気持ちで揺蕩う。
クラゲのガチャを引いたせいだろうか、この緩やかな水に体を預けるのが事の他気持ちいいのだ。
「(…………え?)」
自分の周りに何がが浮かぶ、それは無数のクラゲだった。
光に反射している訳では無い、黄色や緑、赤青、紫と、光に反射している訳では無いカラフルな色合いのクラゲがキーリに合わせるかのように揺蕩っている。
そして、その中のひとつがフワフワと揺れながら小さな宝箱を持ってキーリの隣に並ぶ
宝箱を差し出す姿に、キーリは恐る恐るそれを受け取るとそのまま地上へと浮上した。
「っはぁ、宝箱?」
開けた宝箱にはキラキラと金色に光る鍵が半分に割れていて入っていた。
イベントアイテム:扉の鍵のカケラ
ある扉を開けるのに必要な鍵。
全部で3種類必要。
「これかぁ!」
見つけた鍵に嬉しそうに言うと、たまたま近くに来たイオリがそれを覗き込む。
「あ!見つけたんだねありがとう。先越されちゃったな」
ふわっと笑って言ったイオリのありがとうは、今まで聞いていた言葉よりも深く深くキーリに染み込んだ。
こんなにも、こんなにも胸を熱くしてくれるのか
「……………イオリさん、俺」
「ん?」
「ゲーム、楽しいです」
晴れやかに笑って言ったキーリをイオリは眩しいものを見るかのように目を細めてから極上の笑みを見せた。
クリスティーナへ首をかしげながら、この広い温泉のそこを見ていた。
小さな温泉よりも広いため岩のでこぼこもその分多い。
「あの…」
「ん?なぁに?」
キーリは意を決した様にクリスティーナを見て、でも1度考えてから口を開いた。
「俺、あっちを探してもいいですか?」
指さした方をクリスティーナも見る。
岩が多い為、隙間も多く捜索もしずらい場所だ。
「………いいの?」
「俺、自分で見てみたいです」
まだ自信なさげにだが言い切ったキーリに、クリスティーナは水の中なのにかなりの力で腕を振り切りキーリの背中を叩いた。
「ん!男の子だね!!」
軽くキーリは吹っ飛んだが、笑顔で頷くクリスティーナに一礼したあと指さした方へと向かっていく。
それを見送った後でクリスティーナも一気に潜水した。
キーリとはまた別な場所へと。
「…………さぁーて、調べようかしら。なにか見つけたらタクさん喜んでくれるかなぁ」
ハート乱舞させながら、足があったらスキップしているだろう浮かれ塩梅でクリスティーナは広い温泉を優雅に泳ぐ。
その姿は確かに人魚だった。
ただし、ムキムキだが。
「あらやだぁ!可愛いハートの貝殻がある!やぁーん!素敵!!」
違うものに目を向けたクリスティーナは、あら!いけない!と自分の頭を軽く叩き舌を出す。
ペコちゃんをしても、可愛くはない
本当に残念である。
不幸中の幸いは、誰も見てなかったことだろうか。
人型の敵の場合はクリティカルが出そうだ、主に精神攻撃で。
こうして他に意識が行きがちではあるが、岩の隅からすみへと探しまわり軽く地面を確認などもしながら泳いでいた。
「…………ここにはないのかな」
温泉は透明度が高く少し上から見渡しただけでも良く見えていた。
「……ん?」
小さな岩の影にかすかに見える人工的な色に向かって一直線に向かうと、
「……宝箱だぁ」
宝箱を抱えて水面へと一直線。
クリスティーナは温泉から上半身を出したまま、手にした宝箱を開けた。
「……………なにこれ?」
それは林が見つけた試験管と似たもので中は赤黒い液体が入っていた。
軽く振ると液体も試験管の中で揺れる。
「イベントアイテムかぁ」
頷いてそのまま温泉から出るために泳いで行った。
イオリ、リン、リリカも息継ぎをしながら潜り続けるが、特段変わりはない。
ただ、温泉の割にはかなり深くどうやってはいるんだろう?と首をかしげている。
そう、海のように深いのだ。普通に入るような場所ではない
「……………ここは一体」
この洞窟のような場所に深く広い温泉が一箇所、奥に小さめの深い温泉が一箇所。
出入口だろう扉はとても大きい。
「………………人用じゃないのか」
イオリは出入口の扉を温泉の中から見あげて呟いた。
両開きの大きな扉は20階建てビル位の大きさをしていて、もちろん開けることは出来そうにない。
もちろん着替える場所も無さそうだ。
イオリは不審感を持ちながらも捜索場所に何も無いのを確認してから地上へ上がっていった。
「(!これかな?)」
岩から少し離れた場所にある宝箱を見つける。
真っ直ぐに向かってその宝箱を取り一気に上昇。
「っぷは!!はー、潜水レベルもっと上げた方がいいかもー」
顔に張り付いた髪をサッと避けながら、両手で抱えるくらいの宝箱を見た。
そしてワクワクしながら宝箱を開ける。
「はい!オープーン!?がふぅぅぅ!!」
「リリカ!?」
開けた宝箱はびっくり箱仕様だった。
バネで伸縮されたグーパンチが飛んできてリリカの顔面を捉える。
かなりの威力なのか、リリカはがふぅぅぅ!と叫び、ぶっ飛ばされた。
たまたま息継ぎに上がってきたリンがその現場を見て声を上げるが、リリカは既に吹き飛ばさされた後である。
クリティカルヒットだろう、鼻血を出し慌てて手で抑えていた。
「おおぉぉぉぉぉう!!」
「だ…大丈夫なの?」
「いったぁぁぁぁああ!」
「……………えぇ、見たらわかるわ」
変色し、鼻血をダラダラと出すリリカはリンを見ながらくうっ!と声を上げた。
「……………鼻血が温泉に垂れる前に消えるのね。よかった」
「私の心配ぃぃぃ!」
「まぁ、大丈夫みたいだし良かったじゃない」
「えー!」
実はこのパンチに潜水スキルのレベルを2つ上げる効果があるが、気付くのはイベントが終わったあとで検証も出来ず
多分これじゃないだろうか、とキラキラガールは話をしているのだがこちらは閑話休題。
「………………(えっと)」
クリスティーナにガツンと言われたキーリは、この綺麗な温泉を下から見上げていた。
力を完全に抜いて見上げると人工的な灯りが水面をキラキラと照らしているのがよく分かる。
「(……綺麗だ)」
今まで、ただ仲間のゲージだけ見て死なないように必死に回復しかして来なかったキーリが初めて余裕を持ってゲームの景色を見た瞬間だった。
キーリはなにかスッキリしたような気持ちで揺蕩う。
クラゲのガチャを引いたせいだろうか、この緩やかな水に体を預けるのが事の他気持ちいいのだ。
「(…………え?)」
自分の周りに何がが浮かぶ、それは無数のクラゲだった。
光に反射している訳では無い、黄色や緑、赤青、紫と、光に反射している訳では無いカラフルな色合いのクラゲがキーリに合わせるかのように揺蕩っている。
そして、その中のひとつがフワフワと揺れながら小さな宝箱を持ってキーリの隣に並ぶ
宝箱を差し出す姿に、キーリは恐る恐るそれを受け取るとそのまま地上へと浮上した。
「っはぁ、宝箱?」
開けた宝箱にはキラキラと金色に光る鍵が半分に割れていて入っていた。
イベントアイテム:扉の鍵のカケラ
ある扉を開けるのに必要な鍵。
全部で3種類必要。
「これかぁ!」
見つけた鍵に嬉しそうに言うと、たまたま近くに来たイオリがそれを覗き込む。
「あ!見つけたんだねありがとう。先越されちゃったな」
ふわっと笑って言ったイオリのありがとうは、今まで聞いていた言葉よりも深く深くキーリに染み込んだ。
こんなにも、こんなにも胸を熱くしてくれるのか
「……………イオリさん、俺」
「ん?」
「ゲーム、楽しいです」
晴れやかに笑って言ったキーリをイオリは眩しいものを見るかのように目を細めてから極上の笑みを見せた。
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