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12話 帰ってから…

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俺はあれから父さんと話しをしたが、普通に驚かれた。
まぁ、そうなるよね。だって、5歳になってもない子供が子爵になるとか俺が父さんだったら俺も普通に驚くと思う。

その後はご飯食べて寝た。
そして俺が今いるところは秘密基地と言えるか分からないが、とりあえず森の中にいた。
理由は簡単だ。魔法を試す為だ。
今回試す魔法は土壌改良魔法と建築魔法だ。
まずは土壌改良魔法を作ってみよう。

[ソール・インプロブメント]
どんなに悪い土でも、その場にあった土に一瞬でしてしまう魔法。

よし、これで上手く出来れば良いんだけど。
試してみるか。う~ん…建物も作りたいから、建物を作るのにもってこいのしっかりした土にしてほしいな。
「ソール・インプロブメント」
お、おお…マジで一瞬だな。…うんうん、ちゃんと硬い。よし次は建設魔法だな。

[コンストラクション]
想像した通りの建物を一瞬で建設する事が出来る魔法。

こんな感じか…。
う~ん…さっきっから違和感があるんだよなぁ。
なんだろう。なんか物足りない気が……あ!そうだ!なんで気がつかなかったんだろう?
「生き物が俺以外いない…。」
そう、この前森に入ったときは魔物やらその他の生き物やらいたのに、今回は森に入ってから一度も魔物に襲われたりする事も無かった。
それ以前に一度も見なかった。
魔物だけじゃなく、生き物を見なかった。
どうしてだ?…チッ!こういう時にゲームのマップのような…あ、作れば良いのか…。

[マップ]
自分を中心に半径2キロメートルを把握する事が出来る魔法。

こんなんで良いか。あれ?これは魔法名?を言わなくても発動するんだな。
それこそゲームのように俺の視界の左上に表示されてる。この色は何?自分どこだよ。ルーシェ。
『はい。マスター。この赤色のものがマスターがいるところです。青色が魔物になってない動物です。黄色が魔物です。』
ちなみに俺以外の人間はどうなる?
『緑色となっています。』
そっか。ありがとう。
『どういたしまして、マスター。それとマスター。1つ助言してもよろしいですか?』
あぁ。良いよ。
『気配遮断・魔力遮断・気配探知・魔力探知・圧力または殺気などは覚えといて損はありませんよ。』
へぇ~。さすがルーシェだな。助かった。
『マスターのお役に立てて光栄です。』
では早速作るか。

[気配遮断]
気配を遮断し、相手に自分の居場所がバレないようにする魔法。

[魔力遮断]
魔力を遮断し、相手に自分の居場所がバレないようにする魔法。

[気配探知]
気配を探知する事が出来る魔法。自分が知りたい人・動物などの気配を探し出す事が出来る。

[魔力探知]
魔力を探知する事が出来る魔法。自分が知りたい人・魔物などの魔力を探し出す事が出来る。

[圧力]
相手にプレッシャーを与える事が出来る魔法。
強弱可能。

こんなんで良いか?ルーシェ。
『はい。マスター。充分だと思います。』
あ、少しの間忘れてたけど、生き物が見当たらないからその原因を探ろうと思ってたんだ。
マップでは…ん?ここに魔物が集まっているぞ?結構な数だ。5万くらいはいるか?ん?最後の方に1人人間がいる。
…まさかだとは思うが魔物を操作してんのか?
行き先は…え!町じゃんか!やばい!このままだと町が無くなる。
とりあえず、知らせるか…町の周りに壁はあるから時間稼ぎくらいは出来るはずだ。
その間に攻撃魔法を2,3個作っとくか。
とりあえず、転移。
お!丁度良い!父さんの部屋だ。
父さんも丁度いて良かった。
?呆れ顔されているような…。
そんな事より報告しなければな。

「今森の中で少し散歩していたら、魔物が5万匹くらいの大群でこの町を目指し歩いているのを発見しました。」
本当は散歩ではないけど、ね。
「っ!?…それはなんで分かった?」
「マップという魔法を作り、分かりました。それで分かった事がもう1つあります。」
「それは?」
「人間がいました。1人だけでしたが、考えられるのはそいつが魔物を操っていて、この町に向かわせている…ですかね?」
「…その考えが妥当だろ。アノス…お前はそいつ等を殺れるか?」
「…出来ない事は無いです。」
「…そうか。ならこの件はお前が解決しろ。もちろん冒険者達も呼んでおくが、手出しはさせない。」
マジですか!?父!
「やれるな?」
「え、あ、はい。」
圧力かけんなよ!子供相手に容赦ねぇなぁ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どうも!こんにちはこんばんは!コロナです!
長くなってしまいました!(テヘペロ!)
次回も長くなる予定です。…主人公のツッコミに極みがかっているような…。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次回でお会いしましょう!
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