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8話 森で出会った人達と……
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「…分かった。ありがとう。」
さすがに疲れたのか、分からないけど、素直に頷いてくれた。良かった…。これで思いっきり出来る。
敵の数は…40か50はいるな…。
しかも、こいつらが守っている馬車に付いてる紋章がさっきから気になる…どっかで見たような…。
とと、こんな時に考えてる場合じゃない!
よし、さっき作ったアイス・ストームで殺るか。
…アイス・ストーム!
『バキバキバキ!』
「ギャオ!ガァー!」
おお…酷い。
し、仕方がないよな?
罪悪感がさっきから半端じゃないんだけど…。
あ、そういえば、兵士の中に怪我人がいたよな。治さないとな。
[復元魔法]
人体や物質の損傷を元に戻す。無かった事に出来る。
これでいっか!
よし、これで……おと?
魔物が死んでなかった。(オークキングだけ)でも傷があって、動けないみたいだな。よし、なら…
[ファイアー・アロー(火矢)]
火の矢が敵を貫く。数や威力は敵の強さや硬さで自動修正する。
これで殺れるよな。
…ファイアー・アロー。
うおっ!ビックリしたぁ~。目の前に魔法陣みたいなのがいきなり出てくんだもんなぁ~。
死んだか?死んだな。もうピクリとも動かないよ。
可哀想に。手を合わせておこう。
…よし!アイテムボックスに放り込むか!
あ、でもこれ兵士?のだよな。勝手に持ってったらダメか…。
「あ、あの…。」
「…はい?」
「ありがとうございました。」
おう…。きれいな90度!じゃないじゃない!
「頭を上げてください。それより、この魔物を貰って良いですか?あと、怪我人を連れて来てください。」
「え?怪我人…ですか?あ、はい!魔物は好きなだけ持ってってもらって良いのですが、これだけの数を持って行けるのですか?」
「あぁ。問題ない。怪我人、早くな。」
「は、はい!」
俺は上司か!
でもこんな感じのも楽しくて、ついつい命令形になってしまった…。
まぁ、魔物は貰えるという事で、貰っておきましょう。
そして俺はアイテムボックスに放り込む作業を開始したんだが…
「あの若者…あの一瞬で大量の魔物を倒してしまった…しかも、無詠唱だったぞ!」
「あぁ。しかも、アイテムボックス持ち。すごいなぁ。」
という声が聞こえたが、無視だ無視!
あれ~誰の事言ってんのかなぁ~?
お、これで最後だ。
おお…手が血だらけ。水が欲しい…。そだ!
[ウォーター・ボール(水球)]
バスケットボールぐらいの水の球。
よし、これで手が洗える。
あと、こんなぐちょぐちょにしておく訳にもいかないので…。
復元魔法。
さすが、一瞬で。
「「「おお!」」」
…なんでお前らがその声を出すのだ?
おっと!そんな事考えてたらさっき怪我人のお願いした兵士?さんだ。
「すみません。怪我が酷く、連れて来る事が出来ませんでした。」
「分かった。なら、その場所ヘ案内しろ。」
「あ、はい!」
あ、やべ!また命令口調に…。もう遅いか!
おお…。確かにこれは酷いな…。
足が真赤のやつもいるな。
とりあえず、特に酷い怪我の人から治すか。
と、その前に。ウォーター・ボール。よし、これで手を洗うっと。よしよし。綺麗になったなった!
よし、これで集中出来る。
…復元魔法。治った治った!これまた一瞬で!
「…ん。俺は…なっ!俺はさっき剣を受けた腕が治ってる!あなたが治してくださったのですか?」
「い、一応?」
「ありがとうございます。」
きれいな土下座だなぁ。って!違う!
「どういたしまして。」
次々とやらなければな。
そして俺は、重体の人から治していった。
そして最後の人が終わった。
重体だったのは2人だったが、怪我した人は結構いた。と言っても、かすり傷などが多かったがな。
「ふぅ~。やっと終わった。よし、か~えろ!」
「お、お待ちください。」
「ん?何?まだ誰か怪我してんの?」
ええ。まだいんの?とか思ったが、どうやら違うらしい。
「そうではなくて!!」
「シュテル様。」
「なんだ、今俺は…。 分かった。
恩人様。あなたをお嬢様方が呼んでおります。一緒に来て頂けないでしょうか?」
なんか俺の第六感がやめろと警告しているような…。
う~ん…。どうしよう。い、く、か?
…よし!覚悟を決めよう!
「…分かった。行こう。」
「ではこちらへ。」
なんか一瞬パァァ!としたような…気のせいか。
…1つツッコませてくれ。
馬車の中かい!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どうも!こんにちはこんばんは!コロナです!
今日はひ、じゃなくて、遅れたお詫びに3話連続投稿です!もしかすると、ひ、じゃなくて、お詫びにともう1話投稿するかもですが、今のところは3話連続投稿予定です!ていうか、決定事項です!
ということで、お楽しみに!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次回でお会いしましょう!
さすがに疲れたのか、分からないけど、素直に頷いてくれた。良かった…。これで思いっきり出来る。
敵の数は…40か50はいるな…。
しかも、こいつらが守っている馬車に付いてる紋章がさっきから気になる…どっかで見たような…。
とと、こんな時に考えてる場合じゃない!
よし、さっき作ったアイス・ストームで殺るか。
…アイス・ストーム!
『バキバキバキ!』
「ギャオ!ガァー!」
おお…酷い。
し、仕方がないよな?
罪悪感がさっきから半端じゃないんだけど…。
あ、そういえば、兵士の中に怪我人がいたよな。治さないとな。
[復元魔法]
人体や物質の損傷を元に戻す。無かった事に出来る。
これでいっか!
よし、これで……おと?
魔物が死んでなかった。(オークキングだけ)でも傷があって、動けないみたいだな。よし、なら…
[ファイアー・アロー(火矢)]
火の矢が敵を貫く。数や威力は敵の強さや硬さで自動修正する。
これで殺れるよな。
…ファイアー・アロー。
うおっ!ビックリしたぁ~。目の前に魔法陣みたいなのがいきなり出てくんだもんなぁ~。
死んだか?死んだな。もうピクリとも動かないよ。
可哀想に。手を合わせておこう。
…よし!アイテムボックスに放り込むか!
あ、でもこれ兵士?のだよな。勝手に持ってったらダメか…。
「あ、あの…。」
「…はい?」
「ありがとうございました。」
おう…。きれいな90度!じゃないじゃない!
「頭を上げてください。それより、この魔物を貰って良いですか?あと、怪我人を連れて来てください。」
「え?怪我人…ですか?あ、はい!魔物は好きなだけ持ってってもらって良いのですが、これだけの数を持って行けるのですか?」
「あぁ。問題ない。怪我人、早くな。」
「は、はい!」
俺は上司か!
でもこんな感じのも楽しくて、ついつい命令形になってしまった…。
まぁ、魔物は貰えるという事で、貰っておきましょう。
そして俺はアイテムボックスに放り込む作業を開始したんだが…
「あの若者…あの一瞬で大量の魔物を倒してしまった…しかも、無詠唱だったぞ!」
「あぁ。しかも、アイテムボックス持ち。すごいなぁ。」
という声が聞こえたが、無視だ無視!
あれ~誰の事言ってんのかなぁ~?
お、これで最後だ。
おお…手が血だらけ。水が欲しい…。そだ!
[ウォーター・ボール(水球)]
バスケットボールぐらいの水の球。
よし、これで手が洗える。
あと、こんなぐちょぐちょにしておく訳にもいかないので…。
復元魔法。
さすが、一瞬で。
「「「おお!」」」
…なんでお前らがその声を出すのだ?
おっと!そんな事考えてたらさっき怪我人のお願いした兵士?さんだ。
「すみません。怪我が酷く、連れて来る事が出来ませんでした。」
「分かった。なら、その場所ヘ案内しろ。」
「あ、はい!」
あ、やべ!また命令口調に…。もう遅いか!
おお…。確かにこれは酷いな…。
足が真赤のやつもいるな。
とりあえず、特に酷い怪我の人から治すか。
と、その前に。ウォーター・ボール。よし、これで手を洗うっと。よしよし。綺麗になったなった!
よし、これで集中出来る。
…復元魔法。治った治った!これまた一瞬で!
「…ん。俺は…なっ!俺はさっき剣を受けた腕が治ってる!あなたが治してくださったのですか?」
「い、一応?」
「ありがとうございます。」
きれいな土下座だなぁ。って!違う!
「どういたしまして。」
次々とやらなければな。
そして俺は、重体の人から治していった。
そして最後の人が終わった。
重体だったのは2人だったが、怪我した人は結構いた。と言っても、かすり傷などが多かったがな。
「ふぅ~。やっと終わった。よし、か~えろ!」
「お、お待ちください。」
「ん?何?まだ誰か怪我してんの?」
ええ。まだいんの?とか思ったが、どうやら違うらしい。
「そうではなくて!!」
「シュテル様。」
「なんだ、今俺は…。 分かった。
恩人様。あなたをお嬢様方が呼んでおります。一緒に来て頂けないでしょうか?」
なんか俺の第六感がやめろと警告しているような…。
う~ん…。どうしよう。い、く、か?
…よし!覚悟を決めよう!
「…分かった。行こう。」
「ではこちらへ。」
なんか一瞬パァァ!としたような…気のせいか。
…1つツッコませてくれ。
馬車の中かい!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どうも!こんにちはこんばんは!コロナです!
今日はひ、じゃなくて、遅れたお詫びに3話連続投稿です!もしかすると、ひ、じゃなくて、お詫びにともう1話投稿するかもですが、今のところは3話連続投稿予定です!ていうか、決定事項です!
ということで、お楽しみに!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また次回でお会いしましょう!
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