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3話 メイド視点(ジェニカ)

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私はテギシュ家に仕えているジェニカと申します。

今私はテギシュ家三男のアルス坊っちゃんのお世話をしています。
最近そのアルス坊っちゃんが1歳になったのです。まぁ、それ自体はとても喜ばしい事なのですが、困った事になってるんですよ。それは、坊っちゃんが勝手に部屋を出るのです。探す手間は無いのですが、何かあったら私のせいになるので、やめてほしいものです。
探す手間が無いというのはなぜかというと、アルス坊っちゃんはいつもいつも部屋を出るのに、いつもいつも決まった部屋に行くのです。そこは今目の前にあるここ、書斎です。
いつもいつも書斎を散らかしてくれるのです。
ほら、今回も。

「坊っちゃん。ここにいらっしゃいましたか。またこんなに散らかして。」
「うわっ!びっくりした。ノックぐらいしてよね。…あ。」
あ。そういえば忘れてましたね。あれ?そういえば…
「あ、赤ちゃんが…しゃ、喋った。い、1歳の赤ちゃんって…話せ、ました、け?」
だ、誰に聞いてるんだろう。こ、答えられるはずがないのに…。
「いいや。喋らない。…はぁー。こうなるからやだった。」
う、嘘。お、お
「お、奥様ーーーーーーー!ぼ、坊っちゃんがぁぁぁぁぁぁ!」

つ、つい部屋を飛び出してしまいました。後ろで坊っちゃんが何か言っていたような…。そ、そんな事より奥様と旦那様にこの事を知らせなければ!!この時間帯だったらあのお部屋に…。
「お、奥様!ぼ、坊っちゃんが!」
「!?どうしたの?ノックもしないで…何かあったの?」
「アルスに何かあったのか?とりあえず落ち着いて、落ち着いて、話せ。」
「は、はい。し、失礼しました。フゥー。坊っちゃんが話したんです。」
両親「「…え?」」
「そんな事ありえないに決まっています!ねぇあなた。」
「あ、あぁ。そうだな。」
「とりあえずついてきてもらえますか?書斎にいらっしゃいますので。」
「…分かった。行こう。」
「!?あなた。信じるのですか?」
「行ってみるだけだ。」
「…分かりました。」
「…ではこちらへ。」

『コンコン』
「失礼します。アルス坊っちゃん。ジェニカです。」
「…。」
「ほ、ほら。何も無いじゃない。」
「…お母様もいらっしゃるのですか。…どうぞ。」
両親「「…」」
「失礼します。」
「どうした?どうせ俺の事だろ?」
「あ、アルス…あ、あなた喋れて…。」
「お、おまえ、おまえ。」
「…お母様、お父様驚かしてしまいましたね。俺h」
両親「「て…。」」
「…え?」
両親「「天才!!!」」
「私に似て頭が良いのね。アルス。」
「いいや。俺に似てるんだ。なぁ?アルス?」
両親「「…」」
「私です!」
「いいや!俺だ!」
「…ジェニカ。何で連れてきた?」
「…私も分からなくなってきました。」
両親「「アルスはどっちだと思う?」」
「…えぇと。俺は両方の良いところだと思うよ。」
両親「「良い子!!」」
ジェ・アル「「はぁー。」」
「とりあえず、俺もこれからは遠慮はいらないな。明日から両親と同じ食事にしてくれ。」
「かしこまりました。外では気をつけてください。」
「…分かってる。」
こんな場面になるのは俺の両親だけだろうな。外でやったらと思うとゾワゾワする。
「はぁー。まったく…これからどうなることやら。」
「…私が知りたいです。」

…本当にどうなるのでしよう…これから。私はもう何があっても驚かない自信があります。…アルス坊っちゃんに関しましては。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どうも!こんにちはこんばんは!コロナです!
遅くなって申し訳ありませんでした!いや!あのね!大変だったんだよ。察して。まぁ、遅くなったという以外なんの問題も無く投稿出来ました!このぐらいの間があると思ってください。あと、毎回毎回思うのですが、文字数少ないですよね。切を良くするとこうなるのです。諦めてください。次回はおさらいをしようと思います。今までの主人公の身に何があったのか整理してみようと思います。多分その次回作の次は戻すと思います。これは考え途中ですが、主人公アルスのステータスを考えて書こうかな~。とか思ってます。変なとこがあるかもしれません。その時はコメントで教えて下さい。宜しくお願いします。
まぁ、とりあえず。今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。次回でまたお会いましょう!
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