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ブレイズ、そこにいる5人
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個室のドアをノックして開け、俺は中にいる青年に元気よく声をかけた。
「潤歩くん、お待たせ。体拭きますよー」
「おう。さっさと拭いてくれ」
両手と右足を骨折して身動きの取れない潤歩が、ベッドの上で寝たまま俺を睨む。シャツのボタンを外して胸板を熱いタオルで拭きながら、俺はその視線に気付いてくすっと笑った。
「そろそろ苦しくなってきたんでしょ? 両手使えないもんね」
「こういう場合ってよォ、あんたが抜いてくれんのか」
「俺で良ければ、いつでもお手伝いしますよ? でもそれは後でね。今は仕事しないと」
丁寧に体を拭いてから、俺は潤歩のパジャマのズボンに手をかけた。
「下も拭いてくよ」
「………」
下着越しに盛り上がったそれは雄々しく、風呂に入れない潤歩の匂いがして頭の中がくらくらする。
「お、おい。後でって言ってただろ……」
「これも仕事だよ? 大事な所だから綺麗にしないと」
俺は遠慮なくパンツを下ろし、ぶるんと飛び出した潤歩の巨大なそれにほっぺたを押し付けた。
「熱い……。それに、凄い蒸れてる」
「何してんだ、早く拭けよっ」
「焦らないで潤歩くん。ちゃんと掃除してあげるから」
潤歩の息が荒い。今すぐ俺をどうにかしたいのに、両手が塞がっていて何もできないのだ。顔を真っ赤にさせて我慢している潤歩が可愛くて、俺は焦らすような動きで屹立したペニスに舌を這わせた。
「うぁっ、……」
「潤歩くん、ここだけはいつも元気で困っちゃうね」
「るっせぇ……!」
「──亜利馬」
「え?」
突然、ベッドの脇からひょっこりと大雅が顔を出した。
「大雅くんどうしたの? 君の部屋は隣だよ」
「眠いから……寝る前に俺も、掃除してもらいたいんだけど」
「仕方ないなぁ」
そうして仰向けになった潤歩のそれを咥え、片手で大雅のモノを握った俺は、とろけるような雄の匂いに恍惚としながら夢中で二人を愛撫──でなく掃除した。
「ふ、二人とも、怪我人と病人なのに元気すぎっ……」
「エロナースがケツ振って誘惑してくんだから、こうなるのも当然だろ」
「……亜利馬。お尻に挿れたい」
四つん這いになっていたせいでスカートは極限まで捲れ上がり、例によってレースの下着が丸見えになっている。大雅がベッドに上がって後ろから俺の下着をずらし、ヒクつく蕾に自身の屹立を押し付けてきた。
「んっ、あ……大雅くん、優しくね。僕、この後も仕事があるから……」
「なるべく」
「──あぁっ! や、優しくって、言ったのに……!」
「へばらせるなよ、大雅。お前の次は俺の上に乗らせるんだからよ」
「なるべく……」
「オラ、それまで休んでねえでしゃぶれ」
「んっ──んうぅ、んぁっ、あぁ……!」
大切な患者に前と後ろを犯されながら、俺は快楽に抗えず二人の男を心行くまで貪った──。
「………」
そう考えるとまあ、ナースもそれほど悪くないかもしれない。
「亜利馬、寝ながら鼻血出してるよ」
「どうせしょうもない夢見てんだろ」
「……竜介、ティッシュある」
「タオルならあるぞ!」
個室のドアをノックして開け、俺は中にいる青年に元気よく声をかけた。
「潤歩くん、お待たせ。体拭きますよー」
「おう。さっさと拭いてくれ」
両手と右足を骨折して身動きの取れない潤歩が、ベッドの上で寝たまま俺を睨む。シャツのボタンを外して胸板を熱いタオルで拭きながら、俺はその視線に気付いてくすっと笑った。
「そろそろ苦しくなってきたんでしょ? 両手使えないもんね」
「こういう場合ってよォ、あんたが抜いてくれんのか」
「俺で良ければ、いつでもお手伝いしますよ? でもそれは後でね。今は仕事しないと」
丁寧に体を拭いてから、俺は潤歩のパジャマのズボンに手をかけた。
「下も拭いてくよ」
「………」
下着越しに盛り上がったそれは雄々しく、風呂に入れない潤歩の匂いがして頭の中がくらくらする。
「お、おい。後でって言ってただろ……」
「これも仕事だよ? 大事な所だから綺麗にしないと」
俺は遠慮なくパンツを下ろし、ぶるんと飛び出した潤歩の巨大なそれにほっぺたを押し付けた。
「熱い……。それに、凄い蒸れてる」
「何してんだ、早く拭けよっ」
「焦らないで潤歩くん。ちゃんと掃除してあげるから」
潤歩の息が荒い。今すぐ俺をどうにかしたいのに、両手が塞がっていて何もできないのだ。顔を真っ赤にさせて我慢している潤歩が可愛くて、俺は焦らすような動きで屹立したペニスに舌を這わせた。
「うぁっ、……」
「潤歩くん、ここだけはいつも元気で困っちゃうね」
「るっせぇ……!」
「──亜利馬」
「え?」
突然、ベッドの脇からひょっこりと大雅が顔を出した。
「大雅くんどうしたの? 君の部屋は隣だよ」
「眠いから……寝る前に俺も、掃除してもらいたいんだけど」
「仕方ないなぁ」
そうして仰向けになった潤歩のそれを咥え、片手で大雅のモノを握った俺は、とろけるような雄の匂いに恍惚としながら夢中で二人を愛撫──でなく掃除した。
「ふ、二人とも、怪我人と病人なのに元気すぎっ……」
「エロナースがケツ振って誘惑してくんだから、こうなるのも当然だろ」
「……亜利馬。お尻に挿れたい」
四つん這いになっていたせいでスカートは極限まで捲れ上がり、例によってレースの下着が丸見えになっている。大雅がベッドに上がって後ろから俺の下着をずらし、ヒクつく蕾に自身の屹立を押し付けてきた。
「んっ、あ……大雅くん、優しくね。僕、この後も仕事があるから……」
「なるべく」
「──あぁっ! や、優しくって、言ったのに……!」
「へばらせるなよ、大雅。お前の次は俺の上に乗らせるんだからよ」
「なるべく……」
「オラ、それまで休んでねえでしゃぶれ」
「んっ──んうぅ、んぁっ、あぁ……!」
大切な患者に前と後ろを犯されながら、俺は快楽に抗えず二人の男を心行くまで貪った──。
「………」
そう考えるとまあ、ナースもそれほど悪くないかもしれない。
「亜利馬、寝ながら鼻血出してるよ」
「どうせしょうもない夢見てんだろ」
「……竜介、ティッシュある」
「タオルならあるぞ!」
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