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狗嵜ネムリ

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亜利馬、昇った先はセクハラ天国?

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「亜利馬、みんなに愛されて良かったね」
「ん、……俺も、みんな大好き……ふあっ!」
「俺も好き」
 股の下で大雅に強く啜られ、思わず腰がうねった。握った竜介のそれに頬をくっつけ、とろけるような極上の快楽に身を委ねる。
「はぁ、……まあ、たまにムカつくけど俺も嫌いじゃねえよ」
「んんっ、あ……う、潤歩さん、広げ、ちゃ……やだ……!」
「俺の舌でたっぷり慣らしといてやるからよ、有難く思え」
 中で蠢く舌の柔らかな感触と、俺のそこに吸い付く唇の感触──。更には竜介が俺の胸元に両手を伸ばし、下から左右の乳首を転がされる。
「あんっ、……や、ぁ……全部、や……気持ちいいっ……!」
「亜利馬、イきそうになったら素直に出していいよ。頑張ったね」
「う、あぁ……もうイくっ……イきます、俺っ……あぁっ!」
 ベッドの上で体中を愛撫され、大雅に咥えられたまま、俺は欲望に身を委ねて今日初めての射精をした。

「ひ、や……たいが、出てる、のに……すっちゃだめ……」
「ん?」
「あぁぁ……飲んだらもっとだめ、なのに……!」
「……ぷは。いいよ、亜利馬のなら一回くらい」
 ぐったりと体を投げ出し、呼吸を整える。たった一度の射精だけど気持ち的には三日分くらい出したような感覚だ。こんなに気持ち良かったの、久し振りかもしれない。そりゃそうだよ、トップモデル達が相手なんだし……

「亜利馬」
 獅琉が俺の腰を軽く叩いて、顔を覗き込みながら言った。
「次は俺の番だよ」
「……え?」
「亜利馬の好きなとこ、いっぱい突いてあげる。……みんなに見てもらおうね」
「ええぇ……」
 笑顔でベルトを外し、ファスナーを下ろす獅琉。見慣れた獅琉のそれは完全に上を向いていて、いつでもオッケーという感じだ。少し休憩したかったけど……仕方ない。「長」の言うことは絶対だ。

「亜利馬、くたくたに疲れてる姿も可愛いよ。でも、俺の××××挿れられたらまた……」
「あっ──」
 仰向けになって大きく開いた股の間に、獅琉の腰が入ってくる。少しだけ持ち上げられた尻の蕾は、潤歩の唾液に塗れて既に受け入れ準備が整っていた。
 ぬるぬると獅琉の先端が俺のそこに押し付けられ、それから……
「……あぁ、っん……! あ、あっ……」
 ゆっくりと貫かれる、獅琉のペニスの感触が堪らない。さっきまで呼吸も荒く疲労していたのに、既に俺の喉からは高く甘い声が出ていた。
「んぁっ、あ……獅琉、さん……すごいっ……」
「何が凄いの?」
「あっん……、俺の中、いっぱい、擦って……!」
「どこを何で擦ってる?」
「あ、あぁ……亜利馬の、お尻の中……! しりゅ、さんの……×××で、……ぐりぐり、されてるっ……ふあぁっ、あ……ん!」
「良い子」
 獅琉の腰が速まり、打ち付ける音に耳が赤くなる。目の間にある獅琉の真剣な目はやっぱり何度見てもカッコいいしゾクゾクするし……いくら「ママ」を演じても獅琉は男なんだと分かって、……何だかキュンとなってしまう。

「俺も溜まってんだけど。順番来るのかよ?」
 潤歩が自分のそれを出して扱きながら口を尖らせると、獅琉がニコリと笑って言った。
「亜利馬は潤歩のデカい××××舐めるの大好きだもんね。潤歩にお口で奉仕してあげる?」
「ん、あ……する、……します……潤歩さんっ……」
「大雅も頑張ってくれたから、お返ししないとね?」
「うん。頑張った」
「た、大雅も……きて、……あんっ」
 正常位で獅琉に突かれながら、俺は左右に現れた二人のペニスを握って愛撫した。太くてデカい潤歩のそれを丹念に舐め、俺よりは大きいけど可愛い大雅のモノを含んでしゃぶり、先走りの体液を嚥下して、また先端を啄む。

「二人とも、ちゃんと亜利馬の顔見てあげてね。美味しそうにちゅうちゅうしてる」
「亜利馬、……気持ち、いい……」
「まだるっこしいけど、……溜まってた分、悪かねえ……」
 俺は握った二人のペニスの先端を擦り合わせて、粘膜同士が触れ合うそこへ舌を這わせた。
「どこで覚えてくんだ、そんなモン……」
「あっ、う……潤歩の、×××と……亜利馬の舌、擦れて……あっ、ん……」
 珍しく乱れる大雅の頭を潤歩が撫で、枕元で満足げにそれを眺めていた竜介に言った。
「あんたも混ざれよ。全員で楽しまねえと意味ねえだろ」
「俺はいいさ、さっき亜利馬に咥えてもらったしな」
 手を振って笑う竜介に、獅琉が指示を出す。
「竜介、まだイッてないでしょ。流石に三本は同時にできないから……亜利馬のおでこに擦り付けて、精液で顔べたべたにしてあげなよ」
「そ、そんなことする訳には……」
「そんなこと、だからいいんだよ。今回はそういう企画なんだし、それに……大雅も竜介がいないとつまんないって」

 むう、と唸った竜介が俺の前髪をかき分け、自身のそれを俺の額に押し付けた。もう何だっていい。みんなが気持ち良くなれるなら、上手く俺を使ってくれて構わない。
「……意外に興奮するな、こういうのも」
「ん、あ……みんなの、凄い、熱いっ……! あっ、あ……あぁ!」
 尻から体の中に受ける最上級の快感と、俺に扱かれ咥えられて震える兄貴達のそれと、容赦なく俺の顔面を犯す竜介の猛った欲望と……。
「あぁぁ……あ、……ふあ、あ……すご、い……」
 頭の中が、ふわふわしてくる。
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