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ブレイズ&フリーズ、真夏の大激闘祭
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突き出した尻の中へ、後ろから潤歩のそれが入ってくる。
「あ……あ、……」
俺の前に立って腕を支えながら、秋常が熱の籠った目で俺を見つめている。
「綺麗です亜利馬くん。俺以外の男のモノを受け入れて、そんな切なそうな顔で俺を見て……。堪らなく興奮しますよ」
「秋常、さん……」
「戯言にとろけてんじゃ、……ねぇッ!」
「──っあ、あぁっ! う、潤歩さん……! つ、強過ぎ、ます……!」
いきなり激しく突き立てられ、俺の体がガクガクと揺れた。野外という解放感を表現するためにセックスは激しくすると聞いていたけれど、潤歩のそれは解放感じゃなくて怒り、もしくは俺を甚振るための激しさだ。
中を深く抉られ、擦られ、一気に引き抜かれて、またぶち抜かれる。それを何度も何度も、訳が分からないほどのスピードで繰り返される。見開いた目の前に火花が散り、潤歩に突かれるたびに俺の中で強烈な快感が弾け、飛ぶ。
更には反らせた胸に秋常が唇を落とし、勃起した俺のペニスを握り、前後に扱かれる。
──こんなの、絶対ヤバいって!
「ああぁっ、……あっ、んん……! だ、め……、おかしくなるっ……!」
これ以上ないほどの快楽に溺れ喘ぐ俺を、じっくりとカメラが舐めて行く。恥ずかしいより気持ち良いよりとにかくヤバい。本当にどうにかなってしまいそうだった。
「やっ、あぁ……!」
潤歩に貫かれながら、俺は秋常の頭を思い切り抱きしめた。何かにしがみ付いていないと腰が抜けてしまいそうだったからだ。
「亜利馬くんっ、……大丈夫です、しっかり掴まっててください……!」
「い、や、……あぁっ、潤歩さんっ、……秋常、さんっ……」
頭を抱かれたまま、秋常が俺の乳首にむしゃぶり付く。同時に俺のペニスを潤歩に負けないくらい激しく扱き上げ、目の前の閃光がより一層激しく点滅した。
後ろも前もいっぺんに犯されて、もう、何がどうなっているのか考えることもできない。
「イ、きます……潤歩さん、イくっ……!」
朦朧としながらもそれだけは言わなければと、俺は声を振り絞って潤歩とカメラに合図した。
「亜利馬、俺も……」
「あ──あぁっ!」
………。
*
「亜利馬くん、亜利馬くん! 次は俺の番です……って、亜利馬くん?」
「ちょ、ちょ、……ちょっとだけ、……休憩、させてください……」
「大丈夫か亜利馬。熱中症か?」
「いえ、違くて……腰と股関節が痺れてるような感じして……立ってられなく、て……」
いたたたた、と近場の岩に腰を下ろす俺。スタッフさんが内股のマッサージをしてくれて少し落ち着いたけれど、これじゃあまるで……
「まるでジジイだな」
「言わないでくださいっ、潤歩さん!」
山野さんが俺に水を渡しながら不安げに言う。
「大丈夫か、亜利馬。無理せず休んでいい、体優先にしろ」
「いえ、あと三分くらい座ってれば大丈夫です」
日没が始まるまでには俺達の撮影を終わらせないとならない。長々休憩を取っている暇なんてないのだ。
「……よし、行けます!」
きっかり三分後。俺は強く砂浜を踏みしめ、山野さんと二階堂さんに向かって頷いた。
「亜利馬くん。俺はこの紫頭と違って、優しくするから心配しないでくださいね」
「は、はぁ……」
今度は秋常に後ろから抱きしめられ、後頭部に頬ずりされる。このシーンでは片脚を持ち上げられて突かれる体勢を取るから、俺は終始正面の潤歩にしがみついてなければならない状態だ。
「良かったな亜利馬。これで俺と×××扱き合うのに集中できるな」
「ええぇ……?」
「貴様、まだ射精するつもりか。図々しい」
「監督から何度イッてもいいって言われてんだ。俺の精液はお前と違って需要あんだよ」
「はっ、安売りできるという意味での需要じゃないのか」
「何だとてめぇ」
「だからもう、喧嘩しないでくださいってば……」
「あ……あ、……」
俺の前に立って腕を支えながら、秋常が熱の籠った目で俺を見つめている。
「綺麗です亜利馬くん。俺以外の男のモノを受け入れて、そんな切なそうな顔で俺を見て……。堪らなく興奮しますよ」
「秋常、さん……」
「戯言にとろけてんじゃ、……ねぇッ!」
「──っあ、あぁっ! う、潤歩さん……! つ、強過ぎ、ます……!」
いきなり激しく突き立てられ、俺の体がガクガクと揺れた。野外という解放感を表現するためにセックスは激しくすると聞いていたけれど、潤歩のそれは解放感じゃなくて怒り、もしくは俺を甚振るための激しさだ。
中を深く抉られ、擦られ、一気に引き抜かれて、またぶち抜かれる。それを何度も何度も、訳が分からないほどのスピードで繰り返される。見開いた目の前に火花が散り、潤歩に突かれるたびに俺の中で強烈な快感が弾け、飛ぶ。
更には反らせた胸に秋常が唇を落とし、勃起した俺のペニスを握り、前後に扱かれる。
──こんなの、絶対ヤバいって!
「ああぁっ、……あっ、んん……! だ、め……、おかしくなるっ……!」
これ以上ないほどの快楽に溺れ喘ぐ俺を、じっくりとカメラが舐めて行く。恥ずかしいより気持ち良いよりとにかくヤバい。本当にどうにかなってしまいそうだった。
「やっ、あぁ……!」
潤歩に貫かれながら、俺は秋常の頭を思い切り抱きしめた。何かにしがみ付いていないと腰が抜けてしまいそうだったからだ。
「亜利馬くんっ、……大丈夫です、しっかり掴まっててください……!」
「い、や、……あぁっ、潤歩さんっ、……秋常、さんっ……」
頭を抱かれたまま、秋常が俺の乳首にむしゃぶり付く。同時に俺のペニスを潤歩に負けないくらい激しく扱き上げ、目の前の閃光がより一層激しく点滅した。
後ろも前もいっぺんに犯されて、もう、何がどうなっているのか考えることもできない。
「イ、きます……潤歩さん、イくっ……!」
朦朧としながらもそれだけは言わなければと、俺は声を振り絞って潤歩とカメラに合図した。
「亜利馬、俺も……」
「あ──あぁっ!」
………。
*
「亜利馬くん、亜利馬くん! 次は俺の番です……って、亜利馬くん?」
「ちょ、ちょ、……ちょっとだけ、……休憩、させてください……」
「大丈夫か亜利馬。熱中症か?」
「いえ、違くて……腰と股関節が痺れてるような感じして……立ってられなく、て……」
いたたたた、と近場の岩に腰を下ろす俺。スタッフさんが内股のマッサージをしてくれて少し落ち着いたけれど、これじゃあまるで……
「まるでジジイだな」
「言わないでくださいっ、潤歩さん!」
山野さんが俺に水を渡しながら不安げに言う。
「大丈夫か、亜利馬。無理せず休んでいい、体優先にしろ」
「いえ、あと三分くらい座ってれば大丈夫です」
日没が始まるまでには俺達の撮影を終わらせないとならない。長々休憩を取っている暇なんてないのだ。
「……よし、行けます!」
きっかり三分後。俺は強く砂浜を踏みしめ、山野さんと二階堂さんに向かって頷いた。
「亜利馬くん。俺はこの紫頭と違って、優しくするから心配しないでくださいね」
「は、はぁ……」
今度は秋常に後ろから抱きしめられ、後頭部に頬ずりされる。このシーンでは片脚を持ち上げられて突かれる体勢を取るから、俺は終始正面の潤歩にしがみついてなければならない状態だ。
「良かったな亜利馬。これで俺と×××扱き合うのに集中できるな」
「ええぇ……?」
「貴様、まだ射精するつもりか。図々しい」
「監督から何度イッてもいいって言われてんだ。俺の精液はお前と違って需要あんだよ」
「はっ、安売りできるという意味での需要じゃないのか」
「何だとてめぇ」
「だからもう、喧嘩しないでくださいってば……」
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