僕は魔王董卓仲穎だ！ お前等かかってこいよ！ オラオラ！ と肩を振って威張り歩きたいけれど……

第137話 嫉妬！ （７）

　だからその後の僕達四人は、最後は子供のような喧嘩……。プロレス、レスリングみたいにお互いが転がりながら相手の身体を押さえつけたり、首に二の腕を回して閉め技……。

　そして相手の顔へと握り拳……。パンチの刑だよ……。

　だから三国○双のゲームや三国志のシュミレーションゲームの通りだ。僕と夏侯淵の能力値は良く似ているので、お互いが顔の輪郭がかわる程腫れても勝負がつかず……。

　でも牛輔と李典の場合は、幼い頃から柔道をしていて長安学園我が校のスポーツ科の推薦を得て入学している彼は柔道の黒帯で、県大会でも実績が上位者であり。あの許昌学園の許褚や呉学園の甘寧……。徐州学園の魏延等とも優勝を賭けて争っている猛者だから。
　最後は自分の顔が解らなくなるまで腫らし、頭から血がダラダラと垂れていようとも李典を得意の寝技で絞め落としたので、最終的にこちらがポイント稼いで勝利をしたのだが。
　僕達はある事件が起きる迄はこんな感じで許昌学園相手に勝ったり、負けたりを繰り返す日々……。

　そう、どちらが本物の漢の丞相なのかを曹操の奴と争っていた。そんな最中に僕はあるひとに呼ばれ姉妹校の洛陽学園へと向かう。