俺と（従姉）姉ちゃんの良くある『今日から俺は？』の話だ。

第31話 あんな俺を見てくれていた奴もいたけれど。良くなってからの俺の事を見るようになった奴もいる（３）

　浅田は久美ちゃん先生へと不満や悪態をつくから。

「浅田～。俺の勉強を邪魔するのならば～。家に帰れ～、帰れよ～」

　俺の口から酷い言葉が容赦なくでる。

「えぇ～！　何で新作は～、彼女であるうちに対して、そんな酷い言葉を言うかな～？」

　俺の酷い言葉？　を聞き、今日も浅田が不満を『ブゥ、ブゥ』と漏らすから。

「あれ～、山本君と浅田さんって、正式にお付き合いをしているの～？」

　浅田が俺の押しかけ彼女として、放課後の二人きりの教室……。空間が何とも魅惑的……。エロエロし過ぎて駄目だ！　と。浅田の阿保が訳の解らない嫉妬心を久美ちゃん先生へと募らせて、放課後俺の自主勉……。個人授業をあいつが可愛く邪魔をするようになってから毎日のように尋ねてくるから。

「俺と浅田はまだお付き合いしていないから～」

　俺は毎日のように久美ちゃん先生へと絶叫交じりで説明をする。

「新作～、あんた～、何を言っているの～？　うちとあんたは、もうこの学園の全校生徒公認で付き合っているから～。何を、嘘をついているの～？」

　いや～、俺は嘘等ついていないから～。嘘をついているのは浅田～。お前だ～！　と不満を漏らしたくなる事を浅田あいつが毎日のように告げるから。

　久美ちゃん先生も浅野が俺のクラスを尋ねてくるようになってから。毎日のように久美ちゃん先生も俺へと小悪魔様のように尋ねては大胆になるからマジで困る～～～と言うか？　これは嬉しいのだ！

　だって久美ちゃんの俺への接し方の変わりようを見れば分る通りで。俺と先生の仲も以前よりかは、生徒と教師の枠組みの桁を少しは外した関係になっている程。今の俺は本当にモテ期だから。俺の仲良い同級生タメや後輩ちゃん、先輩の御姉様達も。浅田が学校帰りも俺の彼女のように付き纏い、ゲームセンターやパ〇ンコ……。新天地公園等の溜まり場までついてくるから。