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第27話 モテ期? (9)

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 俺が絶叫交じりで嘆くように嘆願をすれば。

「新ちゃん本当に~?」
「マジで~?」
「じゃ、何にしようかな~?」

 先輩達は俺に抱きつき甘える行為を辞め、解放をしてくれる。

 その代わり彼女達は皆考える人へと変化……。

「う~ん」
「うぅ~ん」
「う~ん」
「さてさて何にするかな?」
「新ちゃんトイレ行ってきていいよ。あんたがトイレから帰る迄には、何にするかを考えておくから……」
「行ってらっしゃい~」
「頑張って~」
「新ちゃん、早くトイレ行かないと漏れちゃうよ~?」

 ヤンキーの姉ちゃん……。クルクルパーマでケバイ、大人染みた化粧の先輩や同級生タメの女子達も、ちゃんとあの当時流行ったぶりっ子言葉で甘えるように告げてくるようになった。

 だから俺も以前のように怖がらず、彼女等にじゃれるような声音を使用しつつ「いってきます~~~!」と。

「皆~、俺がトイレから戻るまで考えていてね~」
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