俺と（従姉）姉ちゃんの良くある『今日から俺は？』の話だ。

第５話 俺転校する？ しない？ （３）

　だってさ、先程も家のお袋様が親父様に説明をした通りだよ。
　確かに俺が通っている学園は本当に学校運営だけを目的した高等学校……。

　生徒の親から寄付金と高い授業料だけもらえれば良いよと言った感じの運営をしている県下一の不良、ヤンキーの巣窟高校だけれど。
　俺には幼馴染で気の合う友人、大島と言う名の盾が存在しているから。
　俺が学園内で苛め、パシリ、丁稚奉公に会う事もないハッピーな青春の学園生活を送り、エンジョイしているから満足なのと。

　俺の通っている学園には一応は、女子生徒ばかりがいる家政科や。女子生徒が大半を占める商業科もあるから、俺の目の保養にもなるぐらいの、頭の弱そうなヤンキー姉ちゃん達も多々いるのだ。


　それも皆、ヤンキーの姉ちゃん達は基本化粧をして大人びている……と言うか？

　皆もう既に乙女の純情を捨てて大人の女性だから、女子高と変わらぬぐらいの高レベルな麗しいヤンキー姉ちゃん達ばかりなのと。

　その姉ちゃん達ってさ、乙女じゃないから恥じらいが全くない状態だから。
　自分達が着衣している白の開襟シャツの胸元を大きく開け──。自分達の派手な黒や赤、紫、ピンクのブ〇ジャーを妖艶に見せてくれるし。
　ヤンキー姉ちゃん達が着衣している白の開襟シャツからも下着が透けて見えるのだよ、と言うか？

　家の学園のヤンキー姉ちゃん達は、俺達男子や先生達に見てくれと言わんばかりに魅惑的に魅せてくれている訳よ。