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8話

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見慣れた小さな窓から月が見える。いつもの俺の部屋。そこで俺は、尻を突き出して四つん這いになっている。そして俺の尻を持って楽しそうに笑うアルベルト様。
「ジェイクは、これが欲しいんでしょ?」
「んっ!くぅ!」
王子の竿が、撫でるように俺の穴を刺激する。
「くっ!はぁ、これ、気持ち良い。ジェイクの穴で、僕も気持ち良くなっちゃってる」
「ふぐっ!ぎっ!」
「知ってる?ジェイクの穴、僕のが欲しいよって、さっきからパクパク口開けてるんだよ?」
そんな馬鹿な、俺は、俺は。
「恥ずかしいね?ジェイクったら、こんなに欲しがって」
王子の汁が潤滑油になり、俺の穴を濡らしていく。俺のモノもビクビク動いて期待している。王子に、俺は王子に、犯されたいと思っている。
「入れてあげる。ジェイクの中、僕のでいっぱいにしてあげるね?んっ!」
「ぐっ!うぅ!」
「そうそう、力抜いて?ふふ、可愛い、もっと声出して良いよ?」
「んふうう!」
「奥まで届いちゃった」
王子のモノが、俺を支配する。そう考えるだけで、俺は興奮以上の、感動にも似た感情を抱いている。
「動くよ?ジェイク、動くね?」
「んっ!ひぅ!うぅ!」
「あぁジェイク!腰が止まんないよ!うっ!」
「あっ!あぅっ!くふぅ!」
「ほら!もっと声出せよ!」
「くひい!」
不意に乳首を抓り上げられて、俺は悲鳴のような声で喘ぐ。
「もっと?優しく?強く?どっちが良いかな?ん?」
「くうう!ふっ!くひっ!」
乱暴に乳首で遊ばれている俺。返事はせずとも、答えは明白だった。
「まだ出すなよ!?出す時は一緒に!ほら、いくぞ!お前の奥で!ジェイクの奥で出すぞ!ぐっ!」
「うっ!くはっ!」
奥で暖かな存在を感じながら、俺は自分のシーツに全てを吐き出した。長い、長い時間。
「はぁはぁ」
「は、はぁ、はぁ」
重なる身体、重なる鼓動、重なる呼吸。2人がひとつになるような感覚。朦朧とした意識の中で、俺は、王子に。
「お、王子、俺は」
「え?ジェ、ジェイク?」
「あ」
喋ってはいけない。催眠魔法を掛けられた人間は、術者の命令以外で喋れないはず。だから、喋ってはいけなかったのに。
「まさか、魔法が?」
ああ、これで、これで良かったのかも知れない。急激な眠気が襲ってくる。これは魔法?そうか、俺、眠り耐性は特に無いな。
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