29 / 39
第一章 黎明を喚ぶもの
第二十八話 『悠々たる来訪者』
しおりを挟む
それからしばらくすると、再びモンスターたちが群れをなしてやってくる。
前線の転移者たちはタイムラグの間に体勢を立て直し、再び戦闘を開始する。
アレンたちも例外ではない。しかし先と違うのは、コラルのアドバイスを授かったことだ。
(えーと……狼の弱点は角。オークは腹……蛇は……口の中か? そんでゲーミングスライムは全身弱点……)
勝手がわかればこちらのものだ。アレンは頭部に知らず固執するのをやめ、弱点部位を狙い撃つことで、敵を倒す効率が向上した。無理をして戦線の前へ躍り出たりしなければ、ミカンと二人だけでも凌ぎ切ることが十分できた。
そしてまた、モンスターの波が止み、しばしの小休止。
「ああ、ここにいたのかぁ。やっぱ人目避けてるんだ?」
そこへ。またしても来訪者が、草を踏む足音とともにやってきた。
「……誰だ? あんた」
「おおっと、そう警戒しないでよ。僕に敵意はない。ほら、武器も持ってないでしょ」
「じゃあなんだ、その手に持ったカードは……!」
「えぇ? 別に……手が寂しいから持ってるだけだよ。銃まで構えなくてもいいじゃない。まあ、僕は撃ってもらってもいいけどさぁ」
「なんだと?」
現れたのはどこか軽薄な雰囲気の、取り立てて容姿に特徴のない中肉中背の男だった。
ゲームの世界らしくないシャツを羽織り、薄ら笑いを浮かべ、トランプ大のカードを片手でくるくると回している。そのカードは両面とも、渦のような模様が描かれているだけのようだった。
(こいつ……どこか変だ。普通のやつに見えて、それが気持ち悪いっていうか……)
歳は二十歳過ぎくらいだろうか。
モンスターや、プレイヤーキラーとはまた別種。名状しがたいその独特の気配に、アレンは思わず銃口を向けていた。
「ア、アレンさん? そんな、銃まで向けなくってもいいんじゃ」
「む……」
「ほら。ミカンちゃんだってそう言ってるじゃない? 初対面でここまでされると傷ついちゃうなぁ。僕、結構ナイーブなんだ」
「確かになんか怪しくて信用できない感じですけど……」
「あれ? 味方いない感じ?」
危害を加えるつもりはなさそうだったため、とりあえずアレンは銃を下ろす。
だがインベントリに入れはしない。不審な動きをすれば、にやけた面に弾丸を叩き込む。
「お前、どうしてミカンの名前を知ってる。その距離じゃIDだって見えないはずだ」
「あ……ほ、ほんとです。どうしてわたしのIDを……ス、ストーカーさんですか?」
「待って待って、あらぬ誤解だよ! 教えてもらったんだよ、カズラちゃんにね」
「カズラ……ちゃん?」
「そうそう。アレンちゃんだって知ってるでしょ? アイテム屋にして情報屋——僕は、彼女とはちょっとしたツテがあってね」
疑わしい発言だ、とアレンは内心で訝しんだ。
神出鬼没のアイテム屋、カズラが誰かと組んでいるという話は聞いたことがない。連絡を取る手段も、彼女を通して依頼を寄越してきた<和平の会>ギルドマスターのレーヴンにはあったのかもしれないが、基本的にはないはずだ。
それともこの見知らぬ軽薄な男は、レーヴンに並ぶ大物なのか。アレンの第一印象で言えば、仕事もせずにぷーたらしてる昼行灯といったところだ。
しかしそれよりもアレンが聞き捨てならなかったのは——
「待て。アレンちゃんってなんだ。おい」
「え? ああ、精神的には男なんだよね。でも……ほら、今はそんなだし。いいじゃん。ハハ」
「よくないが!? 取り消せこら! 俺は男だ、ちゃんを付けるなちゃんを!」
「ええー? ハハ、細かいこと気にするなぁ。アレンちゃんってばさ! アハハハ——うわぁっ本当に撃ってきやがった!!」
「ふー……ふー……」
「お、落ち着いてくださいアレンさん! これじゃただの逆ギレです!」
「問題ない……峰撃ちだ」
「銃弾に峰もへったくれもありませんよぉっ!」
「相変わらずクレイジーだなぁ……。あやうくユニークスキルで防ぐところだったよ。SPがもったいない」
流石に狙いはわざとそらしていたので、銃弾は彼方へ飛び去っただけだ。誰にも命中はしていない。
だが男は本気で焦ったようで、傷のない自身の体を見下ろしてふうとわざとらしく息をついた。
「ま、いいや。アレンちゃんには個人的に言いたいことも色々あるけど、こっちも時間がないんでねぇ。要件だけさっさと伝えさせてもらうよ」
「始めっからそうしろ」
「なんて言い草! ひどいなぁ、せっかくアレンちゃんが気になる情報をわざわざ教えにきたっていうのにさ」
「またその呼び方を……! なに? 気になる情報?」
「そうだよ。<エカルラート>のことさ」
「——!」
思わぬ名に、アレンは驚きを隠せない。
ジークを殺したマグナのギルド。もしかすると、目の前の男もその悪名高いPKギルドの一員なのではないかとさえ疑う。
「これホント仄聞なんだけど、アレンちゃんってば<エカルラート>のギルドマスターとなんか確執あるんだって? プロゲーマー時代の元チームメイトだとかなんとか」
「だから……どうした」
「いいや? ただ——彼らが<和平の会>のギルドハウスに入っていったのを見たから、教えてあげようと思って」
「はぁ……!?」
さっきよりも強く、今度は声が出るほどに驚いた。アレンの横で、ミカンも「えぇっ!?」と派手なリアクションをする。
それを見て男は満足そうにうなずく。
「あれは一種の火事場泥棒ってやつじゃないかなぁ。この襲撃イベントに乗じた強盗……もっとも盗むのは金庫の中のお金とかじゃなくて、ギルドハウスのどこかにあるギルドフラッグだろうけど」
「その話は本当なのか?? いや……仮に本当だとして、どうして俺に教える!? それを真っ先に知らせるべきは、俺じゃなくギルドハウスの持ち主である<和平の会>のはずだ!」
「そんな『ナントカするべき』みたいな道理を語られてもねぇ。僕は別に、道徳的な観点からアレンちゃんにこれを伝えに来たわけじゃないし」
「じゃあ一体なんのためにだ! 俺にそれを教えて、なんのメリットがある!!」
「さあね? ただ止めるんなら急いだ方がいいよ、僕が確認してからもう数十分経ってる。フラッグが奪われるのは時間の問題——かもしれないね?」
まるでそうではないとでも言うように、妙な含みを持たせて男は笑う。
「なんだそれは……! 詳しく言え!」
「ああ、それに付け加えておくと、そろそろモンスターどもの波が来る頃だ。戦闘が始まればレーヴンと話す余裕なんてない、また波を一掃するまではね。どうするかはアレンちゃんの自由だけど、いつだって決断は急いだ方がいいものさ」
「あ、あなたは……その、戦線に加わって戦わないんですか?」
伝えるべきことは伝えたと、背を向ける。それを呼び止めるように、ミカンが問いをぶつけた。
ひょっとすれば夜に叩き起こされたのが嫌で二度寝を決め込んだ転移者もいるかもしれないが、多くの者は戦闘に参加している。モンスターたちを倒してまとまったSPを得られるチャンスだからだ。特にボスは1000SPという類を見ないほどの大盤振る舞い。
しかし男は振り返ることもせず、ずっと手慰みにくるりくるりと回していたカードを指で挟み、肩越しに見せつけて言う。
「僕はボーナスウェポンもユニークスキルもハズレを引いちゃってね。そんなわけで……ボスの姿もまだ見えないしこのイベントのことは気がかりだけれど、僕にできることはない。<和平の会>を始めとするほかの連中に任せるさ」
町の方角へ遠のいていく男。その後ろ姿はどこまでも平凡で、だからこそ底が知れなかった。
彼が去ると、ミカンは未だ考え込むように難しい表情を浮かべるアレンの顔を覗き込んだ。
「どうします? あの人のこと、信じてもいいのでしょうか……」
「わからない。けど……万が一にも<エカルラート>が姿を表したのなら——」
火事場泥棒とあの男は評した。それが事実だとして、こうも突発的に起きたイベントに対して即座に行動を起こせるだろうか。
事前にこの襲撃イベントが起こると知っていたならばまだしも。
しかし、<エカルラート>はギルドハウスがどこなのかもわからない。慎重かつ狡猾なマグナのことだ、位置を知られないように隠蔽しているのだろう。
マグナと再び接触できる機会は、そうそうないに違いない。
「——行くしかない」
決意を固めた碧眼で、アレンはそばの少女を見る。
彼女は、ついていくのが当然と言わんばかりの表情でこくんとうなずいた。
前線の転移者たちはタイムラグの間に体勢を立て直し、再び戦闘を開始する。
アレンたちも例外ではない。しかし先と違うのは、コラルのアドバイスを授かったことだ。
(えーと……狼の弱点は角。オークは腹……蛇は……口の中か? そんでゲーミングスライムは全身弱点……)
勝手がわかればこちらのものだ。アレンは頭部に知らず固執するのをやめ、弱点部位を狙い撃つことで、敵を倒す効率が向上した。無理をして戦線の前へ躍り出たりしなければ、ミカンと二人だけでも凌ぎ切ることが十分できた。
そしてまた、モンスターの波が止み、しばしの小休止。
「ああ、ここにいたのかぁ。やっぱ人目避けてるんだ?」
そこへ。またしても来訪者が、草を踏む足音とともにやってきた。
「……誰だ? あんた」
「おおっと、そう警戒しないでよ。僕に敵意はない。ほら、武器も持ってないでしょ」
「じゃあなんだ、その手に持ったカードは……!」
「えぇ? 別に……手が寂しいから持ってるだけだよ。銃まで構えなくてもいいじゃない。まあ、僕は撃ってもらってもいいけどさぁ」
「なんだと?」
現れたのはどこか軽薄な雰囲気の、取り立てて容姿に特徴のない中肉中背の男だった。
ゲームの世界らしくないシャツを羽織り、薄ら笑いを浮かべ、トランプ大のカードを片手でくるくると回している。そのカードは両面とも、渦のような模様が描かれているだけのようだった。
(こいつ……どこか変だ。普通のやつに見えて、それが気持ち悪いっていうか……)
歳は二十歳過ぎくらいだろうか。
モンスターや、プレイヤーキラーとはまた別種。名状しがたいその独特の気配に、アレンは思わず銃口を向けていた。
「ア、アレンさん? そんな、銃まで向けなくってもいいんじゃ」
「む……」
「ほら。ミカンちゃんだってそう言ってるじゃない? 初対面でここまでされると傷ついちゃうなぁ。僕、結構ナイーブなんだ」
「確かになんか怪しくて信用できない感じですけど……」
「あれ? 味方いない感じ?」
危害を加えるつもりはなさそうだったため、とりあえずアレンは銃を下ろす。
だがインベントリに入れはしない。不審な動きをすれば、にやけた面に弾丸を叩き込む。
「お前、どうしてミカンの名前を知ってる。その距離じゃIDだって見えないはずだ」
「あ……ほ、ほんとです。どうしてわたしのIDを……ス、ストーカーさんですか?」
「待って待って、あらぬ誤解だよ! 教えてもらったんだよ、カズラちゃんにね」
「カズラ……ちゃん?」
「そうそう。アレンちゃんだって知ってるでしょ? アイテム屋にして情報屋——僕は、彼女とはちょっとしたツテがあってね」
疑わしい発言だ、とアレンは内心で訝しんだ。
神出鬼没のアイテム屋、カズラが誰かと組んでいるという話は聞いたことがない。連絡を取る手段も、彼女を通して依頼を寄越してきた<和平の会>ギルドマスターのレーヴンにはあったのかもしれないが、基本的にはないはずだ。
それともこの見知らぬ軽薄な男は、レーヴンに並ぶ大物なのか。アレンの第一印象で言えば、仕事もせずにぷーたらしてる昼行灯といったところだ。
しかしそれよりもアレンが聞き捨てならなかったのは——
「待て。アレンちゃんってなんだ。おい」
「え? ああ、精神的には男なんだよね。でも……ほら、今はそんなだし。いいじゃん。ハハ」
「よくないが!? 取り消せこら! 俺は男だ、ちゃんを付けるなちゃんを!」
「ええー? ハハ、細かいこと気にするなぁ。アレンちゃんってばさ! アハハハ——うわぁっ本当に撃ってきやがった!!」
「ふー……ふー……」
「お、落ち着いてくださいアレンさん! これじゃただの逆ギレです!」
「問題ない……峰撃ちだ」
「銃弾に峰もへったくれもありませんよぉっ!」
「相変わらずクレイジーだなぁ……。あやうくユニークスキルで防ぐところだったよ。SPがもったいない」
流石に狙いはわざとそらしていたので、銃弾は彼方へ飛び去っただけだ。誰にも命中はしていない。
だが男は本気で焦ったようで、傷のない自身の体を見下ろしてふうとわざとらしく息をついた。
「ま、いいや。アレンちゃんには個人的に言いたいことも色々あるけど、こっちも時間がないんでねぇ。要件だけさっさと伝えさせてもらうよ」
「始めっからそうしろ」
「なんて言い草! ひどいなぁ、せっかくアレンちゃんが気になる情報をわざわざ教えにきたっていうのにさ」
「またその呼び方を……! なに? 気になる情報?」
「そうだよ。<エカルラート>のことさ」
「——!」
思わぬ名に、アレンは驚きを隠せない。
ジークを殺したマグナのギルド。もしかすると、目の前の男もその悪名高いPKギルドの一員なのではないかとさえ疑う。
「これホント仄聞なんだけど、アレンちゃんってば<エカルラート>のギルドマスターとなんか確執あるんだって? プロゲーマー時代の元チームメイトだとかなんとか」
「だから……どうした」
「いいや? ただ——彼らが<和平の会>のギルドハウスに入っていったのを見たから、教えてあげようと思って」
「はぁ……!?」
さっきよりも強く、今度は声が出るほどに驚いた。アレンの横で、ミカンも「えぇっ!?」と派手なリアクションをする。
それを見て男は満足そうにうなずく。
「あれは一種の火事場泥棒ってやつじゃないかなぁ。この襲撃イベントに乗じた強盗……もっとも盗むのは金庫の中のお金とかじゃなくて、ギルドハウスのどこかにあるギルドフラッグだろうけど」
「その話は本当なのか?? いや……仮に本当だとして、どうして俺に教える!? それを真っ先に知らせるべきは、俺じゃなくギルドハウスの持ち主である<和平の会>のはずだ!」
「そんな『ナントカするべき』みたいな道理を語られてもねぇ。僕は別に、道徳的な観点からアレンちゃんにこれを伝えに来たわけじゃないし」
「じゃあ一体なんのためにだ! 俺にそれを教えて、なんのメリットがある!!」
「さあね? ただ止めるんなら急いだ方がいいよ、僕が確認してからもう数十分経ってる。フラッグが奪われるのは時間の問題——かもしれないね?」
まるでそうではないとでも言うように、妙な含みを持たせて男は笑う。
「なんだそれは……! 詳しく言え!」
「ああ、それに付け加えておくと、そろそろモンスターどもの波が来る頃だ。戦闘が始まればレーヴンと話す余裕なんてない、また波を一掃するまではね。どうするかはアレンちゃんの自由だけど、いつだって決断は急いだ方がいいものさ」
「あ、あなたは……その、戦線に加わって戦わないんですか?」
伝えるべきことは伝えたと、背を向ける。それを呼び止めるように、ミカンが問いをぶつけた。
ひょっとすれば夜に叩き起こされたのが嫌で二度寝を決め込んだ転移者もいるかもしれないが、多くの者は戦闘に参加している。モンスターたちを倒してまとまったSPを得られるチャンスだからだ。特にボスは1000SPという類を見ないほどの大盤振る舞い。
しかし男は振り返ることもせず、ずっと手慰みにくるりくるりと回していたカードを指で挟み、肩越しに見せつけて言う。
「僕はボーナスウェポンもユニークスキルもハズレを引いちゃってね。そんなわけで……ボスの姿もまだ見えないしこのイベントのことは気がかりだけれど、僕にできることはない。<和平の会>を始めとするほかの連中に任せるさ」
町の方角へ遠のいていく男。その後ろ姿はどこまでも平凡で、だからこそ底が知れなかった。
彼が去ると、ミカンは未だ考え込むように難しい表情を浮かべるアレンの顔を覗き込んだ。
「どうします? あの人のこと、信じてもいいのでしょうか……」
「わからない。けど……万が一にも<エカルラート>が姿を表したのなら——」
火事場泥棒とあの男は評した。それが事実だとして、こうも突発的に起きたイベントに対して即座に行動を起こせるだろうか。
事前にこの襲撃イベントが起こると知っていたならばまだしも。
しかし、<エカルラート>はギルドハウスがどこなのかもわからない。慎重かつ狡猾なマグナのことだ、位置を知られないように隠蔽しているのだろう。
マグナと再び接触できる機会は、そうそうないに違いない。
「——行くしかない」
決意を固めた碧眼で、アレンはそばの少女を見る。
彼女は、ついていくのが当然と言わんばかりの表情でこくんとうなずいた。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
キャンピングカーで往く異世界徒然紀行
タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》
【書籍化!】
コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。
早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。
そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。
道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが…
※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜
※カクヨム様でも投稿をしております
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
最弱悪役令嬢に捧ぐ
クロタ
ファンタジー
死んで乙女ゲームの最弱悪役令嬢の中の人になってしまった『俺』
その気はないのに攻略キャラや、同じ転生者(♂)のヒロインとフラグを立てたりクラッシュしたりと、慌ただしい異世界生活してます。
※内容はどちらかといえば女性向けだと思いますが、私の嗜好により少年誌程度のお色気(?)シーンがまれにあるので、苦手な方はご注意ください。
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる