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出会い、かな?
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「はい、急患のワンちゃんですね。どちらに?」
「え、ですから、この子なんですけど……」
カラフルだけど、落ち着いた院内。優しく心配そうにしてくれている、受付のお姉さん。うん、良さそうな病院。と、安心したのだが。
「……申し訳ございません、あの、私にはワンちゃんがどちらにいるのか……」
「えっ?!」
どうやら、はるかの腕の中で寝息を立てている、この子犬が見えないらしい。嘘、だって、こんなに温かいのに。
「あの、私、抱いているはずなのですが」
もう一度言ってみる。が。
「……申し訳ございません」
と、丁寧ながらも少し困った目で見られてしまう。他の仕事が終わったもう一人の受付のお姉さんも、見えないと言う。
はるかが慌てて待合室を振り返ると、待っている患者さん(患者犬?猫?まあ、いいか)に、一斉に目を逸らされる。……完全に怪しい人認定だ。本当に、他の人には見えないらしい。
はるかが立ち竦んでいると、「お疲れなのですよね。ワンちゃん、お家で待っているのではないですか?」と、受付のお姉さんが優しく声をかけてくれた。
飼い犬に先立たれた飼い主が、ショックでおかしくなったとでも考えてくれたようだ。
「そ、そう、みたいです。ごめんなさい、失礼します。お忙しい所、お邪魔しました」
はるかはそれに乗っかることにして、慌てて病院を出て、アパートに向かう。
(ど、どういうこと~?!)
もちろん、心の中は大パニックだ。
そして不安もないわけではないが、こんなに傷だらけな子を見捨てることもできない。
はるかは開き直って、自分で面倒を見ることにした。幸い今日は金曜日で、土日は休みだ。2日あれば、この子も少しは落ち着くかもしれない。それによく考えたら、はるかのアパートはペット禁止だ。みんなに見えないのは好都合かも、と思うことにした。
はるかの最悪な一日と昔の苦い思い出は、もうすっかり頭から抜けているのであった。
「ふう、これでいいかしら」
はるかは、アパートに帰ってすぐ子犬をシャワーでよく洗い、身綺麗にした。神社で見た時に思ったほど、傷が深くなかったからだ。
(こんなもん、だったっけ……?)
と、少し首を傾げたが、傷は浅いに越したことはないので、見間違いだったのだろうということにした。そして、傷口を綺麗にした方がいいのは、人も動物も同じだろうとシャワーを決行したのだ。子犬が起きるかなと少し心配もしたが、相当疲れているのか目を覚ますことはなかった。さらに、家にあったガーゼで傷口を塞ぐ。
「これでよし。と。さて、私もシャワーしよ。で、ご飯……だけど、この子、何か食べられるかしら」
すやすやと眠る子犬を見て、ふふっと微笑む。動物好きじゃなくとも、この無防備な寝顔には癒される。
はるかは子犬の頭をよしよしと撫でてから、ようやくシャワーを浴びた。
「ふうっ、サッパリした!どれ、子犬ちゃんの様子は……」
はるかはすっかり飼い主の気持ちになっていた。いそいそと着替えて、子犬を寝かしていたリビングへ戻る。
「ふふ、よく寝てる。……ん?また、傷口薄くなってる……?」
寝ながら動いたのであろう、一部ガーゼが外れていたのだが、その下にあったはずの傷が、パッと見わからないくらいに薄くなっていた。
「え、え……?やだ、私疲れてるのかしら。うん、きっとそう、いろいろあったし。うん。そうそう、美味しいもの!美味しいご飯を作って食べて、元気になろう!」
はるかは現実から目を背けて、気のせい気のせいと思うことにした。疲れているのは本当だし。
「そうだ、ネットで調べて、犬も食べられるご飯も作らないと」
そう言って、キッチンに向かう。帰りにコンビニでも寄って牛乳くらいは買いたかったが、周りに見えてないとはいえ、子犬を抱えての買い物はさすがに難しく、断念したのだった。まあでも、はるかは料理が得意だ。何とかなるだろうとの計算もあった。
「フムフム、普通に野菜スープとかいけるのか。牛乳ないし、汁物いいかも。私も食べれるし。決定。あとは何にしよっかなー」
とりあえず、野菜スープは根菜を煮込みたいので、取りかかろう。はるかは鼻歌を歌いながら、リズミカルに野菜を切る。ちょっと?ではないくらいにしょげた日に、可愛い子といられるなんて、ラッキーだ。一人でいたくはない日に、でも誰かいると気疲れしてしまう、そんなワガママな気持ちの日に、ペットはやっぱり癒しになるのかもしれない。今まで気づかなかったなあ、とか思いながら、鍋に野菜を入れて煮込み始める。
すると。
「……お前は誰だ?」
急に後ろから声がして、はるかはビクッとしながらも振り返る。
そこにはケモ耳ともふもふシッポを付けた、くりくりお目々の、それはそれは可愛い、五歳くらいの男の子が立っていた。
(……!!かっわ……!何、夢?え、私、知らぬ間に天に召されたの?)
不思議な状況に若干の恐怖心のようなものもあったが、目の前の子のあまりの可愛さに、そんな恐怖心はどこかぶっ飛び、変な思考になったはるかであった。
「……おい、聞いてるのか。それに、ここはどこだ」
彼は威嚇するように睨んでくるが、ケモ耳とシッポのせいで全く迫力がない。むしろ、ショタ系お姉さんには拉致されてしまいそうなほどの可愛さだ。
……なんてやっていても、埒が明かないので。
「坊やこそどこから来たの?お名前は?」
「うるさい!俺が聞いてるんだ!答えないと……!」
すると彼の目の色が、茶色から真紅に変わった。
瞳孔も、縦に細長くなる。
え、と、はるかが思ったのと同時に、はるかの体の周りにパチパチっと電気のようなものが走って見えた。が、見えただけ、だ。痛くも痒くもない。
「これは……?」
はるかが首を傾げると、彼は真っ青な顔をしてはるかを指差して叫んだ。
「お、お前何者だ?!俺の妖力が効かないなんて……!そうだ、傷、俺の傷はなぜ治ってる?おれはあのババアにやられて、それで……ハッ、お前、あのババアの血縁か?そういえば、近い匂いがする……俺をどうする気だ!」
「ごめん。全く分からないわ。妖力って聞こえたけど、あなたまさか妖怪……とか?……なんてね?」
ははは、と乾いた笑いを含めながら、はるかはふざけた感じで聞いてみた。
(いやいやいや。ないでしょないでしょ。鬼◯郎もぬらりひょんの◯も好きだったけど、現代日本。いや、神仏を信じていない訳でもない。私はね。でも、今まで心霊現象とか、すごい奇跡!なんて、私の身に起きたことなんてないわ。でも妖怪とか……まさかまさか)
なんて、はるかのぐるぐる思考なんぞはお構いなしに。
「妖怪だ!しかも俺は九尾の狐候補だぞ!」
彼はえっへんと聞こえそうなほど、胸を張って答えた。
ええ!しかもなかなか大物じゃないか。なんて、はるかは別の所に意識を飛ばしてみた。人間、驚きすぎるとある意味冷静になるようだ。
「え、ですから、この子なんですけど……」
カラフルだけど、落ち着いた院内。優しく心配そうにしてくれている、受付のお姉さん。うん、良さそうな病院。と、安心したのだが。
「……申し訳ございません、あの、私にはワンちゃんがどちらにいるのか……」
「えっ?!」
どうやら、はるかの腕の中で寝息を立てている、この子犬が見えないらしい。嘘、だって、こんなに温かいのに。
「あの、私、抱いているはずなのですが」
もう一度言ってみる。が。
「……申し訳ございません」
と、丁寧ながらも少し困った目で見られてしまう。他の仕事が終わったもう一人の受付のお姉さんも、見えないと言う。
はるかが慌てて待合室を振り返ると、待っている患者さん(患者犬?猫?まあ、いいか)に、一斉に目を逸らされる。……完全に怪しい人認定だ。本当に、他の人には見えないらしい。
はるかが立ち竦んでいると、「お疲れなのですよね。ワンちゃん、お家で待っているのではないですか?」と、受付のお姉さんが優しく声をかけてくれた。
飼い犬に先立たれた飼い主が、ショックでおかしくなったとでも考えてくれたようだ。
「そ、そう、みたいです。ごめんなさい、失礼します。お忙しい所、お邪魔しました」
はるかはそれに乗っかることにして、慌てて病院を出て、アパートに向かう。
(ど、どういうこと~?!)
もちろん、心の中は大パニックだ。
そして不安もないわけではないが、こんなに傷だらけな子を見捨てることもできない。
はるかは開き直って、自分で面倒を見ることにした。幸い今日は金曜日で、土日は休みだ。2日あれば、この子も少しは落ち着くかもしれない。それによく考えたら、はるかのアパートはペット禁止だ。みんなに見えないのは好都合かも、と思うことにした。
はるかの最悪な一日と昔の苦い思い出は、もうすっかり頭から抜けているのであった。
「ふう、これでいいかしら」
はるかは、アパートに帰ってすぐ子犬をシャワーでよく洗い、身綺麗にした。神社で見た時に思ったほど、傷が深くなかったからだ。
(こんなもん、だったっけ……?)
と、少し首を傾げたが、傷は浅いに越したことはないので、見間違いだったのだろうということにした。そして、傷口を綺麗にした方がいいのは、人も動物も同じだろうとシャワーを決行したのだ。子犬が起きるかなと少し心配もしたが、相当疲れているのか目を覚ますことはなかった。さらに、家にあったガーゼで傷口を塞ぐ。
「これでよし。と。さて、私もシャワーしよ。で、ご飯……だけど、この子、何か食べられるかしら」
すやすやと眠る子犬を見て、ふふっと微笑む。動物好きじゃなくとも、この無防備な寝顔には癒される。
はるかは子犬の頭をよしよしと撫でてから、ようやくシャワーを浴びた。
「ふうっ、サッパリした!どれ、子犬ちゃんの様子は……」
はるかはすっかり飼い主の気持ちになっていた。いそいそと着替えて、子犬を寝かしていたリビングへ戻る。
「ふふ、よく寝てる。……ん?また、傷口薄くなってる……?」
寝ながら動いたのであろう、一部ガーゼが外れていたのだが、その下にあったはずの傷が、パッと見わからないくらいに薄くなっていた。
「え、え……?やだ、私疲れてるのかしら。うん、きっとそう、いろいろあったし。うん。そうそう、美味しいもの!美味しいご飯を作って食べて、元気になろう!」
はるかは現実から目を背けて、気のせい気のせいと思うことにした。疲れているのは本当だし。
「そうだ、ネットで調べて、犬も食べられるご飯も作らないと」
そう言って、キッチンに向かう。帰りにコンビニでも寄って牛乳くらいは買いたかったが、周りに見えてないとはいえ、子犬を抱えての買い物はさすがに難しく、断念したのだった。まあでも、はるかは料理が得意だ。何とかなるだろうとの計算もあった。
「フムフム、普通に野菜スープとかいけるのか。牛乳ないし、汁物いいかも。私も食べれるし。決定。あとは何にしよっかなー」
とりあえず、野菜スープは根菜を煮込みたいので、取りかかろう。はるかは鼻歌を歌いながら、リズミカルに野菜を切る。ちょっと?ではないくらいにしょげた日に、可愛い子といられるなんて、ラッキーだ。一人でいたくはない日に、でも誰かいると気疲れしてしまう、そんなワガママな気持ちの日に、ペットはやっぱり癒しになるのかもしれない。今まで気づかなかったなあ、とか思いながら、鍋に野菜を入れて煮込み始める。
すると。
「……お前は誰だ?」
急に後ろから声がして、はるかはビクッとしながらも振り返る。
そこにはケモ耳ともふもふシッポを付けた、くりくりお目々の、それはそれは可愛い、五歳くらいの男の子が立っていた。
(……!!かっわ……!何、夢?え、私、知らぬ間に天に召されたの?)
不思議な状況に若干の恐怖心のようなものもあったが、目の前の子のあまりの可愛さに、そんな恐怖心はどこかぶっ飛び、変な思考になったはるかであった。
「……おい、聞いてるのか。それに、ここはどこだ」
彼は威嚇するように睨んでくるが、ケモ耳とシッポのせいで全く迫力がない。むしろ、ショタ系お姉さんには拉致されてしまいそうなほどの可愛さだ。
……なんてやっていても、埒が明かないので。
「坊やこそどこから来たの?お名前は?」
「うるさい!俺が聞いてるんだ!答えないと……!」
すると彼の目の色が、茶色から真紅に変わった。
瞳孔も、縦に細長くなる。
え、と、はるかが思ったのと同時に、はるかの体の周りにパチパチっと電気のようなものが走って見えた。が、見えただけ、だ。痛くも痒くもない。
「これは……?」
はるかが首を傾げると、彼は真っ青な顔をしてはるかを指差して叫んだ。
「お、お前何者だ?!俺の妖力が効かないなんて……!そうだ、傷、俺の傷はなぜ治ってる?おれはあのババアにやられて、それで……ハッ、お前、あのババアの血縁か?そういえば、近い匂いがする……俺をどうする気だ!」
「ごめん。全く分からないわ。妖力って聞こえたけど、あなたまさか妖怪……とか?……なんてね?」
ははは、と乾いた笑いを含めながら、はるかはふざけた感じで聞いてみた。
(いやいやいや。ないでしょないでしょ。鬼◯郎もぬらりひょんの◯も好きだったけど、現代日本。いや、神仏を信じていない訳でもない。私はね。でも、今まで心霊現象とか、すごい奇跡!なんて、私の身に起きたことなんてないわ。でも妖怪とか……まさかまさか)
なんて、はるかのぐるぐる思考なんぞはお構いなしに。
「妖怪だ!しかも俺は九尾の狐候補だぞ!」
彼はえっへんと聞こえそうなほど、胸を張って答えた。
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