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第21話:勇者 最悪との邂逅
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ある街で恐ろしい事件が起きたとの報告を受けて俺とメイア、そしてブッカーさんはその街に向かった。
事件が起きた場所を見に行くと床には青い血が付着しており、ドッペルゲンガーが居たということが分かる。
この家に住んでいた父親は小さな子供と一緒に暮らしていたのだが、数日前に帰宅した時にはすでに子供の姿はなく、この青い血とよく分からない模様が書かれていた紙だけが残されていた。
父親は息子のルノがドッペルゲンガーに浚われたと思って衛兵に連絡したのだが、街をどれだけ探しても息子の姿は見つからなかった。
絶望的な状況であると誰もが思ったが、その子供の遺体が見つかっていないことからまだ生きていると父親は頑なに信じていた。
衛兵としては街に潜んでいるドッペルゲンガーを探すためにこれ以上の人手が割けないこと、自分達ではこの父親を説得できないこと、それと家に落ちていた謎の模様が書かれた紙をどうすればいいか分からないことから、勇者である自分にその情報が届けられた。
自分としては街の人達を安心させたかったし、ブッカーさんもその謎の模様が書かれた紙に興味を引かれたため、この街に来ることにしたのだ。
「あぁ、勇者様……本当に来ていただけるなんて! あの子が無事であれば私はどうなっても構いません、どうかあの子をお助けください……」
「あなたも、お子さんも必ず助けてみせます。どうか自分達に任せて、ゆっくりお休みください」
家にいた男性は、病人かと思うほどにやつれて憔悴していた。
俺はその人に休むことを勧めて、兵士の人達に安全な場所へ連れていってもらった。
子供が連れ去られた家で寝泊りしていては、心がどんどん病んでしまうからだ。
男性を落ち着かせた後にブッカーさんの所に向かうと、家に残された紙を見ながら笑みを浮かべていた。
「あの、何か分かったんですか?」
「いいや、まだ何も分からない。だがこの模様にはなにかしらの法則性があるように思える……つまり、ドッペルゲンガー達が連絡に使っている暗号文かもしれん」
「じゃあ、それを解読できたら!」
「子供の居場所も分かるかもしれんし、この街に潜んでいる奴らもあぶりだせるかもしれんぞ」
やはりブッカーさんは頼りになる。
戦うことしかできない自分よりも、何倍も優秀なのだ。
「とはいえ、一朝一夕で解読できるわけもない。それにヒントも何も無い状態だ、しばらく時間が必要になることは覚悟しておけ」
「そうなると、あの方が取り乱さないようにしっかり注意しておかねばなりませんね」
一人息子がさらわれてしまったのだ、時間を掛ければ掛けるほど不安になって錯乱することも充分に考えられる。
できるだけ不安を和らげるよう、話をしておいたほうがいいかもしれない。
「ところで、その紙の模様ってどんなものですか?」
「そういえば、勇者はこことは別言語の世界から来たにも関わらず、こっちの字と言葉が理解できていたんだったな。なら、この暗号文も読めるかもしれんか」
もしも読めなくとも、あっちの世界と似た文字があれば解読の力になれるかもしれない。
インドとかの文字だったらどうしようもないが、英語やそれに似た文字なら手伝えるかもしれない。
「ほら、この紙だ。間違っても破くなよ」
ブッカーさんから手渡された紙を見ると、そこには自分が知る文字が書かれていた。
「俺……この文字、知ってます」
「そいつは本当か? いや、待て……読めるではなく、知っているだと?」
そう、俺はこの文字を知っている。
この世界で一番……いや、あっちの世界でも一番知っている文字だ。
「日本語……この紙には、俺のいた国の文字が書かれてます」
どういうことだ、俺以外にもこの世界に来た人がいるのか?
それならどうしてこの家にこの紙が残されていたんだ?
そもそも、どうして紙にこんなことを書いたのだ?
分からない、分からない、分からない……分からないことだらけで頭が混乱している。
「あの、勇者様? 何と書かれているのですか?」
ぐるぐると同じ思考が頭の中を回っていたが、メイアの言葉で意識を戻った。
書かれている内容について言うべきか迷ったが、ウソをつきなくなかった俺は正直に答えることにした。
『勇者の清水くんへ……最後の根で助けを待つ。できれば一人で来てほしい』
「シミズ……勇者様のお名前ですよね?」
「つまり、これを書いたのはあんたの知り合いってことか?」
誰が書いたのかは分からないが、少なくとも自分の苗字を……漢字で書いているのだから同じ日本人であるはずだ。
「最後の根って……もしかして《空を蝕む根》のことか?」
自分にも分かる特徴的なもので、関連がありそうなものとなると、それしか思い浮かばなかった。
「もしかして……本当に一人で行かれるおつもりですか?」
メイアが止めたがるのも分かる。
なにせ、敵の最後の居場所だと思われている場所なのだ、罠がないはずがない。
それでも、もしかしたら大丈夫かもしれないという思いが自分にはあった。
《魔の草原》以降から、《空を蝕む根》を守っている魔王軍と出合った事が無いないのだ。
もしかしたら、最後も何も無いかもしれないと思いたくなる。
それに、もしも敵がいたとしても、勇者としての力である《打開》があるならば、勝てる見込みは充分にある。
この紙を書いたのが誰なのか分からないにしろ、罠であるにしろ、確認するためには向かうしかなかった。
「お願いだメイア、行かせてくれ。もしも俺と同じ世界から来ている人が捕まっているのなら、俺はその人を助けたい」
魔王が自分をおびき出す罠としてその人を利用していたとしても、自分のことを知っている人を見捨てたくなかった。
何故なら、自分には助けられるだけの力を持っているのだから。
「お嬢ちゃん、行かせてやりな」
「本気ですか、ブッカー様! おかしいとは思わないんですか?」
「おかしいと思っていたとして、どうする? そいつを止められるやつがここにいるのかい?」
ブッカーさんが言う通り、もしも衛兵の人や皆が止めたとしても自分は行くだろう。
乱暴なことはしたくないが、《打開》によって手に入れた力があれば、兵士に囲まれていても逃げ出せるはずだ。
「大丈夫だよ、メイア。何かあったり、危険だったらすぐに戻るから……だから、行かせてくれないか?」
涙目になりながらもこちらを見つめてくるメイアの顔を真正面に見据えて説得する。
しばらくの沈黙の後、メイアは諦めたかのような顔をする。
「分かりました、勇者様の意思を尊重いたします。ただし……絶対に戻ってきてくださいね」
「もちろんだよ。ありがとう、メイア」
よし、これで一番の難関を突破した。もしもメイアが自分の服を引っ張って無理やりにでもしがみ付かれたら、どうしようもなかった。
「えっと……ブッカーさんは止めないんですか?」
「止めてほしいのか?」
先ほどからバカにするような顔で俺を見ているが、止めようとはしないらしい。
理解してくれているのは嬉しいけれど、どうでもいいような扱いのせいでちょっと複雑な気持ちになってしまう。
「あたしから言えることは、行くなら行くでちゃんと成果をあげてこい」
「ブッカー様!」
ぶっきらぼうな言い方にメイアが腹を立てているが、自分が何か成果を手に入れて戻ってくるという信頼の裏返しのように思えた。
【山中】
俺は空に伸びる根を見上げる。
例えあの根の元で何が待ち受けていようと、これが最後の戦いになることは間違いないだろう。
最後の《空を蝕む根》は山の中にある。
本当なら登山のための道具を準備しなければならないのだが、これまでの戦いで手に入れた力のお陰でスイスイと山を登っていっている。
目の前に絶壁があってもわずかな出っ張りを掴んで上に登り、切り立った崖のせいで道が無くなっていても跳躍すれば向こう側まで渡ることができる。
今までずっと色々な人達と戦っていたり旅をしていたが、誰にも歩調を合わせずに自分の本気の力で身体を動かすのはちょっと気持ちよかったりする。
そんなことを考えていると、下の方でなにやら気配がしたので隠れて見てみる。
もしかして魔王が配置した待ち伏せかと思っていたのだが、そこには一人の猟兵さんとメイア、そして予想外のブッカーさんがいることに気付いた。
もしかして、止めることができないのなら勝手に後について行こうということだろうか。
今から帰ってもらうべきか悩んだが、せっかくここまで来たのだから知らないフリをしていたほうがいいかもしれない。
なにせ、これが敵の罠だった場合、メイア達の力が必要になるかもしれないからだ。
ただ、本気で移動するとメイア達を置いていってしまうかもしれないので、少し力を抑えつつ、休憩も挟みながら根の下に向かうことにした。
それから数時間後、ようやく山を越えて最後の《空を蝕む根》の近くまでやってきた。
そこには山奥には似つかわしくない大きな屋敷があり、門の前に誰かが立っているのが見えた。
『久しぶり、清水くん。勇者ライフは楽しかった?』
そこには、俺があちらの世界で最後に見たはずのクラスメイトがいた。
事件が起きた場所を見に行くと床には青い血が付着しており、ドッペルゲンガーが居たということが分かる。
この家に住んでいた父親は小さな子供と一緒に暮らしていたのだが、数日前に帰宅した時にはすでに子供の姿はなく、この青い血とよく分からない模様が書かれていた紙だけが残されていた。
父親は息子のルノがドッペルゲンガーに浚われたと思って衛兵に連絡したのだが、街をどれだけ探しても息子の姿は見つからなかった。
絶望的な状況であると誰もが思ったが、その子供の遺体が見つかっていないことからまだ生きていると父親は頑なに信じていた。
衛兵としては街に潜んでいるドッペルゲンガーを探すためにこれ以上の人手が割けないこと、自分達ではこの父親を説得できないこと、それと家に落ちていた謎の模様が書かれた紙をどうすればいいか分からないことから、勇者である自分にその情報が届けられた。
自分としては街の人達を安心させたかったし、ブッカーさんもその謎の模様が書かれた紙に興味を引かれたため、この街に来ることにしたのだ。
「あぁ、勇者様……本当に来ていただけるなんて! あの子が無事であれば私はどうなっても構いません、どうかあの子をお助けください……」
「あなたも、お子さんも必ず助けてみせます。どうか自分達に任せて、ゆっくりお休みください」
家にいた男性は、病人かと思うほどにやつれて憔悴していた。
俺はその人に休むことを勧めて、兵士の人達に安全な場所へ連れていってもらった。
子供が連れ去られた家で寝泊りしていては、心がどんどん病んでしまうからだ。
男性を落ち着かせた後にブッカーさんの所に向かうと、家に残された紙を見ながら笑みを浮かべていた。
「あの、何か分かったんですか?」
「いいや、まだ何も分からない。だがこの模様にはなにかしらの法則性があるように思える……つまり、ドッペルゲンガー達が連絡に使っている暗号文かもしれん」
「じゃあ、それを解読できたら!」
「子供の居場所も分かるかもしれんし、この街に潜んでいる奴らもあぶりだせるかもしれんぞ」
やはりブッカーさんは頼りになる。
戦うことしかできない自分よりも、何倍も優秀なのだ。
「とはいえ、一朝一夕で解読できるわけもない。それにヒントも何も無い状態だ、しばらく時間が必要になることは覚悟しておけ」
「そうなると、あの方が取り乱さないようにしっかり注意しておかねばなりませんね」
一人息子がさらわれてしまったのだ、時間を掛ければ掛けるほど不安になって錯乱することも充分に考えられる。
できるだけ不安を和らげるよう、話をしておいたほうがいいかもしれない。
「ところで、その紙の模様ってどんなものですか?」
「そういえば、勇者はこことは別言語の世界から来たにも関わらず、こっちの字と言葉が理解できていたんだったな。なら、この暗号文も読めるかもしれんか」
もしも読めなくとも、あっちの世界と似た文字があれば解読の力になれるかもしれない。
インドとかの文字だったらどうしようもないが、英語やそれに似た文字なら手伝えるかもしれない。
「ほら、この紙だ。間違っても破くなよ」
ブッカーさんから手渡された紙を見ると、そこには自分が知る文字が書かれていた。
「俺……この文字、知ってます」
「そいつは本当か? いや、待て……読めるではなく、知っているだと?」
そう、俺はこの文字を知っている。
この世界で一番……いや、あっちの世界でも一番知っている文字だ。
「日本語……この紙には、俺のいた国の文字が書かれてます」
どういうことだ、俺以外にもこの世界に来た人がいるのか?
それならどうしてこの家にこの紙が残されていたんだ?
そもそも、どうして紙にこんなことを書いたのだ?
分からない、分からない、分からない……分からないことだらけで頭が混乱している。
「あの、勇者様? 何と書かれているのですか?」
ぐるぐると同じ思考が頭の中を回っていたが、メイアの言葉で意識を戻った。
書かれている内容について言うべきか迷ったが、ウソをつきなくなかった俺は正直に答えることにした。
『勇者の清水くんへ……最後の根で助けを待つ。できれば一人で来てほしい』
「シミズ……勇者様のお名前ですよね?」
「つまり、これを書いたのはあんたの知り合いってことか?」
誰が書いたのかは分からないが、少なくとも自分の苗字を……漢字で書いているのだから同じ日本人であるはずだ。
「最後の根って……もしかして《空を蝕む根》のことか?」
自分にも分かる特徴的なもので、関連がありそうなものとなると、それしか思い浮かばなかった。
「もしかして……本当に一人で行かれるおつもりですか?」
メイアが止めたがるのも分かる。
なにせ、敵の最後の居場所だと思われている場所なのだ、罠がないはずがない。
それでも、もしかしたら大丈夫かもしれないという思いが自分にはあった。
《魔の草原》以降から、《空を蝕む根》を守っている魔王軍と出合った事が無いないのだ。
もしかしたら、最後も何も無いかもしれないと思いたくなる。
それに、もしも敵がいたとしても、勇者としての力である《打開》があるならば、勝てる見込みは充分にある。
この紙を書いたのが誰なのか分からないにしろ、罠であるにしろ、確認するためには向かうしかなかった。
「お願いだメイア、行かせてくれ。もしも俺と同じ世界から来ている人が捕まっているのなら、俺はその人を助けたい」
魔王が自分をおびき出す罠としてその人を利用していたとしても、自分のことを知っている人を見捨てたくなかった。
何故なら、自分には助けられるだけの力を持っているのだから。
「お嬢ちゃん、行かせてやりな」
「本気ですか、ブッカー様! おかしいとは思わないんですか?」
「おかしいと思っていたとして、どうする? そいつを止められるやつがここにいるのかい?」
ブッカーさんが言う通り、もしも衛兵の人や皆が止めたとしても自分は行くだろう。
乱暴なことはしたくないが、《打開》によって手に入れた力があれば、兵士に囲まれていても逃げ出せるはずだ。
「大丈夫だよ、メイア。何かあったり、危険だったらすぐに戻るから……だから、行かせてくれないか?」
涙目になりながらもこちらを見つめてくるメイアの顔を真正面に見据えて説得する。
しばらくの沈黙の後、メイアは諦めたかのような顔をする。
「分かりました、勇者様の意思を尊重いたします。ただし……絶対に戻ってきてくださいね」
「もちろんだよ。ありがとう、メイア」
よし、これで一番の難関を突破した。もしもメイアが自分の服を引っ張って無理やりにでもしがみ付かれたら、どうしようもなかった。
「えっと……ブッカーさんは止めないんですか?」
「止めてほしいのか?」
先ほどからバカにするような顔で俺を見ているが、止めようとはしないらしい。
理解してくれているのは嬉しいけれど、どうでもいいような扱いのせいでちょっと複雑な気持ちになってしまう。
「あたしから言えることは、行くなら行くでちゃんと成果をあげてこい」
「ブッカー様!」
ぶっきらぼうな言い方にメイアが腹を立てているが、自分が何か成果を手に入れて戻ってくるという信頼の裏返しのように思えた。
【山中】
俺は空に伸びる根を見上げる。
例えあの根の元で何が待ち受けていようと、これが最後の戦いになることは間違いないだろう。
最後の《空を蝕む根》は山の中にある。
本当なら登山のための道具を準備しなければならないのだが、これまでの戦いで手に入れた力のお陰でスイスイと山を登っていっている。
目の前に絶壁があってもわずかな出っ張りを掴んで上に登り、切り立った崖のせいで道が無くなっていても跳躍すれば向こう側まで渡ることができる。
今までずっと色々な人達と戦っていたり旅をしていたが、誰にも歩調を合わせずに自分の本気の力で身体を動かすのはちょっと気持ちよかったりする。
そんなことを考えていると、下の方でなにやら気配がしたので隠れて見てみる。
もしかして魔王が配置した待ち伏せかと思っていたのだが、そこには一人の猟兵さんとメイア、そして予想外のブッカーさんがいることに気付いた。
もしかして、止めることができないのなら勝手に後について行こうということだろうか。
今から帰ってもらうべきか悩んだが、せっかくここまで来たのだから知らないフリをしていたほうがいいかもしれない。
なにせ、これが敵の罠だった場合、メイア達の力が必要になるかもしれないからだ。
ただ、本気で移動するとメイア達を置いていってしまうかもしれないので、少し力を抑えつつ、休憩も挟みながら根の下に向かうことにした。
それから数時間後、ようやく山を越えて最後の《空を蝕む根》の近くまでやってきた。
そこには山奥には似つかわしくない大きな屋敷があり、門の前に誰かが立っているのが見えた。
『久しぶり、清水くん。勇者ライフは楽しかった?』
そこには、俺があちらの世界で最後に見たはずのクラスメイトがいた。
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