幼なじみの言いなりになって、私の人生がいつの間にやら、じわじわと狂わされていたようですが、それを壊してくれたのは頼もしい義兄でした
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そんな風に囚われている理由が何かも知らず、エレオノーレは幼なじみのわがままに振り回され続けていたのだが、それを蹴散らしてくれたのは、侯爵家の養子になって義兄となった従兄だった。
彼は、アポリネール国で幼なじみを見てもおかしくなることのない唯一の人物だったようで……。
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