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4 ユージンと私
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「……っく……ティア……ティア……」
幼いユージンが泣いている。ああ、これは夢だ、と浅い微睡の中で悟る。
ユージンは本当に泣き虫だった。転んだ、叱られた、雷が怖い、勉強が嫌――事あるごとに良く泣いた。
年上なのに頼りなくて、男の子なのに臆病で泣き虫。幼心にも私がしっかりしなきゃ!と妙な義務感に駆られたものだ。
私にとってユージンは弟の様で、大切に守りたい存在だった。
そんな頼りなくて優柔不断なユージンが初めてきっぱり示した意思表示――それが婚約破棄だった。
これまで共に過ごした年月全てが否定されたように感じた。私が受けた衝撃は、過去の記憶を呼び覚ますほどに強烈だった。
私なりに大切に思っていたのに、彼は違ったのだ。その悲しみは今も胸に残っている。
「どうして私とユージンを婚約させたの?」
私の問いに母──アリアドネがいつになく困った顔をした。婚約破棄したばかりの私を気遣っているのだろう。
「ユーちゃんはあの通り頼りないでしょ?レイにお願いされたの。しっかり者のティアちゃんを是非ユーちゃんにって」
レイ様――シグルドとユージンのお母様であるフレイヤ公爵夫人。母とは学園の同級生で親友の仲だ。ユージンの容貌はレイ様によく似ていた。その為かユージンは線が細くやや中性的だった。
「ティアちゃん、今回のことはあなたを傷付けてしまったわね、本当にごめんなさい。ユーちゃんのしたことはティアちゃんの母としては絶対に赦せない。でも、ずっと小さなころから見守ってきた身としては、一つの成長を見届けた気持ちもあるの」
母は泣き笑いの様な複雑な笑みを浮かべた。
「もちろん私にはティアちゃんが一番だけど、ユーちゃんも息子のように可愛い。いつか二人が別の形で笑い合える日が来るといい…なんて流石におめでたいわね、ごめんなさい」
「……そんな日が……くるかしら……」
ポツリと零れた言葉に、母は何も答えずただ優しく微笑んだ。
人生とは何があるか分からない。ユージンとの婚約破棄からそう日を置かずして、私はシグルドと婚約した。そして初めて恋というものを知った。今も戸惑うことが多いけれど、胸の昂ぶりや会えない時間がもたらす切なさは、ユージンとの間には育めなかった感情だ。
こんな気持ちを知ってしまっては、ユージンもとても私と結婚などと思えなかっただろう。そのために彼が払った代償は小さくはなかったけれど。
私は徐々に彼の心情を理解できるようになっていた。
そんなある日――
その日私は母と共にロジーヌ邸を訪れていた。レイ様からティータイムに呼ばれていたのだ。
「私はね、娘が欲しかったんだ。だから可愛いティアが嫁に来てくれるのが本当に嬉しい。バカ息子のことはいつでもティアの気の済むようにしてくれ」
柳眉を顰めると、レイ様は優雅な仕草ですいっとカップを傾けた。レイ様は女性にしてはやや凛々しい外見に似合う、男性のような物言いをする。彼女に会うたび私は「宝塚」という言葉が頭に浮かぶのだ。
「ユージンのことが吹き飛ぶほどに、シグルドが良くしてくれてますから」
私がにっこり微笑むと、レイ様は嬉しそうに目を細めた。
「いいな、美人の笑顔というものは。私はリアが心底羨ましかった」
「私は男の子も欲しかったのよ~お互いないものねだりね」
「違いないな」
そういってふふっと笑い合う二人は、とても無邪気な少女のようだった。
少し風に当たりたい、と私は二人を残して庭に出た。頬を撫でる風が心地いい。日の眩しさにふっと目を細めた時――
「……ティア……」
振り替えるとユージンが佇んでいた。なんとも情けないバツの悪そうなその顔を見て、私は何だか笑ってしまった。
「久しぶりねユージン」
私が笑ったのでユージンはあからさまにホッと表情を緩めた。
「ティア、僕ずっと謝りたかったんだ。君には本当に酷いことを……」
「言ったでしょ、私あなたに感謝してるって」
「うん……それでも……ティアを傷付けてしまったことが、ずっと苦しかった」
「私を傷付けてでも、欲しいものがあったんでしょ?」
今の私なら、本当の意味でユージンの気持ちが理解できた。ユージンはきゅっと顔を引き締めると、力強く頷いた。
「僕はずっとティアに守られていたけど、初めて自分が守りたいって思えた人なんだ。だから、どうしても気持ちを偽れなくて……」
ユージンが私の知らない男の顔で恋心を訴える。もうあの頃の私達ではない、無邪気に笑い合っていたあの頃の私達では――
寂しさを感じた。それでもユージンのその気持ちを尊重したいと素直に思えた。私はやっぱりユージンに甘い。
「ユージン、私達はそれぞれ別の運命に出会ったのよ。道は分かれてしまったけれど、あなたが大事な人であることに変わりはないわ」
本心だった。会ってしまったら、やはりユージンは私にとって大事な人だと思い知らされる。ユージンは瞳を潤ませたまま私を見詰めた。
「ティア……ティアも僕にとって大事な人だ。傷つけて本当にごめん……これからも君のことはずっとずっと大切だよ」
ユージンの頬を涙が伝った。泣いているのに一生懸命笑おうと顔を変に歪めるので、私は吹き出してしまった。
「ありがとうユージン。あなたって本当昔から憎めないわ」
私はすっと右手を差し出した。ユージンは躊躇いがちにその手を握った。そうして目を合わせ微笑み合った。
「弟のように思っていたけど、まさか本当に義弟になる日が来るなんてね」
私が悪女のように唇を吊り上げると、ユージンは少し嫌そうな顔をした。
「ティアをお義姉様なんて呼べないよ……」
「仕方のない義弟ね」
「ティアは意地悪だな」
頬を膨らませるユージンが昔の面影に重なって、私は心の底から笑うことが出来た。
帰りの馬車内で、私を見ながら母が満面の笑みを浮かべた。
「ティアちゃん、ユーちゃんと仲直りできた?」
「まさか……仕組まれてたの?」
「ユーちゃんには機会を与えただけ。どうするかはユーちゃん次第だったのよ」
やはり……道理で都合よくユージンが現れたと思ったのだ。でも、私は母たちの計らいに感謝した。
「もう私たちは大丈夫よ。お母様ありがとう」
母はそれはそれは嬉しそうに顔を綻ばせると、私を優しく抱き締めた。
幼いユージンが泣いている。ああ、これは夢だ、と浅い微睡の中で悟る。
ユージンは本当に泣き虫だった。転んだ、叱られた、雷が怖い、勉強が嫌――事あるごとに良く泣いた。
年上なのに頼りなくて、男の子なのに臆病で泣き虫。幼心にも私がしっかりしなきゃ!と妙な義務感に駆られたものだ。
私にとってユージンは弟の様で、大切に守りたい存在だった。
そんな頼りなくて優柔不断なユージンが初めてきっぱり示した意思表示――それが婚約破棄だった。
これまで共に過ごした年月全てが否定されたように感じた。私が受けた衝撃は、過去の記憶を呼び覚ますほどに強烈だった。
私なりに大切に思っていたのに、彼は違ったのだ。その悲しみは今も胸に残っている。
「どうして私とユージンを婚約させたの?」
私の問いに母──アリアドネがいつになく困った顔をした。婚約破棄したばかりの私を気遣っているのだろう。
「ユーちゃんはあの通り頼りないでしょ?レイにお願いされたの。しっかり者のティアちゃんを是非ユーちゃんにって」
レイ様――シグルドとユージンのお母様であるフレイヤ公爵夫人。母とは学園の同級生で親友の仲だ。ユージンの容貌はレイ様によく似ていた。その為かユージンは線が細くやや中性的だった。
「ティアちゃん、今回のことはあなたを傷付けてしまったわね、本当にごめんなさい。ユーちゃんのしたことはティアちゃんの母としては絶対に赦せない。でも、ずっと小さなころから見守ってきた身としては、一つの成長を見届けた気持ちもあるの」
母は泣き笑いの様な複雑な笑みを浮かべた。
「もちろん私にはティアちゃんが一番だけど、ユーちゃんも息子のように可愛い。いつか二人が別の形で笑い合える日が来るといい…なんて流石におめでたいわね、ごめんなさい」
「……そんな日が……くるかしら……」
ポツリと零れた言葉に、母は何も答えずただ優しく微笑んだ。
人生とは何があるか分からない。ユージンとの婚約破棄からそう日を置かずして、私はシグルドと婚約した。そして初めて恋というものを知った。今も戸惑うことが多いけれど、胸の昂ぶりや会えない時間がもたらす切なさは、ユージンとの間には育めなかった感情だ。
こんな気持ちを知ってしまっては、ユージンもとても私と結婚などと思えなかっただろう。そのために彼が払った代償は小さくはなかったけれど。
私は徐々に彼の心情を理解できるようになっていた。
そんなある日――
その日私は母と共にロジーヌ邸を訪れていた。レイ様からティータイムに呼ばれていたのだ。
「私はね、娘が欲しかったんだ。だから可愛いティアが嫁に来てくれるのが本当に嬉しい。バカ息子のことはいつでもティアの気の済むようにしてくれ」
柳眉を顰めると、レイ様は優雅な仕草ですいっとカップを傾けた。レイ様は女性にしてはやや凛々しい外見に似合う、男性のような物言いをする。彼女に会うたび私は「宝塚」という言葉が頭に浮かぶのだ。
「ユージンのことが吹き飛ぶほどに、シグルドが良くしてくれてますから」
私がにっこり微笑むと、レイ様は嬉しそうに目を細めた。
「いいな、美人の笑顔というものは。私はリアが心底羨ましかった」
「私は男の子も欲しかったのよ~お互いないものねだりね」
「違いないな」
そういってふふっと笑い合う二人は、とても無邪気な少女のようだった。
少し風に当たりたい、と私は二人を残して庭に出た。頬を撫でる風が心地いい。日の眩しさにふっと目を細めた時――
「……ティア……」
振り替えるとユージンが佇んでいた。なんとも情けないバツの悪そうなその顔を見て、私は何だか笑ってしまった。
「久しぶりねユージン」
私が笑ったのでユージンはあからさまにホッと表情を緩めた。
「ティア、僕ずっと謝りたかったんだ。君には本当に酷いことを……」
「言ったでしょ、私あなたに感謝してるって」
「うん……それでも……ティアを傷付けてしまったことが、ずっと苦しかった」
「私を傷付けてでも、欲しいものがあったんでしょ?」
今の私なら、本当の意味でユージンの気持ちが理解できた。ユージンはきゅっと顔を引き締めると、力強く頷いた。
「僕はずっとティアに守られていたけど、初めて自分が守りたいって思えた人なんだ。だから、どうしても気持ちを偽れなくて……」
ユージンが私の知らない男の顔で恋心を訴える。もうあの頃の私達ではない、無邪気に笑い合っていたあの頃の私達では――
寂しさを感じた。それでもユージンのその気持ちを尊重したいと素直に思えた。私はやっぱりユージンに甘い。
「ユージン、私達はそれぞれ別の運命に出会ったのよ。道は分かれてしまったけれど、あなたが大事な人であることに変わりはないわ」
本心だった。会ってしまったら、やはりユージンは私にとって大事な人だと思い知らされる。ユージンは瞳を潤ませたまま私を見詰めた。
「ティア……ティアも僕にとって大事な人だ。傷つけて本当にごめん……これからも君のことはずっとずっと大切だよ」
ユージンの頬を涙が伝った。泣いているのに一生懸命笑おうと顔を変に歪めるので、私は吹き出してしまった。
「ありがとうユージン。あなたって本当昔から憎めないわ」
私はすっと右手を差し出した。ユージンは躊躇いがちにその手を握った。そうして目を合わせ微笑み合った。
「弟のように思っていたけど、まさか本当に義弟になる日が来るなんてね」
私が悪女のように唇を吊り上げると、ユージンは少し嫌そうな顔をした。
「ティアをお義姉様なんて呼べないよ……」
「仕方のない義弟ね」
「ティアは意地悪だな」
頬を膨らませるユージンが昔の面影に重なって、私は心の底から笑うことが出来た。
帰りの馬車内で、私を見ながら母が満面の笑みを浮かべた。
「ティアちゃん、ユーちゃんと仲直りできた?」
「まさか……仕組まれてたの?」
「ユーちゃんには機会を与えただけ。どうするかはユーちゃん次第だったのよ」
やはり……道理で都合よくユージンが現れたと思ったのだ。でも、私は母たちの計らいに感謝した。
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