239 / 239
第三章 最終決戦
あとがき ーエピローグ そして感謝ー
しおりを挟む心地よい風が吹き抜ける海岸。
今日は小春日和だ。耳障りのいい波の音と風が、私の頬を掠めた。自然と瞼を閉じれば、姉の姿が見える。
「朱己、外で何時までも秋風にあたっていては、体に障りますことよ」
「妲音。大丈夫だよ、すぐに中に入る」
「貴女はいつもそう仰るばかりで、行動には移した試しがありませんわ」
世話好きの姉の小言が耳をすり抜けた。
軽く返事をして、ふと我に返る。
「妲音。幸せだった?」
眼の前の姉は暫く怪訝そうな顔をして、呆れたように笑った。
近くに歩み寄る姉は、私の傍まで来ると立ち止まった。
「今更何をおっしゃいますの? 幸せでなくて、なんだと言うんですのよ。熱でもありまして?」
「いや、ごめん。なら、いい。私も幸せだった」
姉のため息が聴こえて、暫くすると昔の婚約者の姿。
「朱己」
「こうちゃん」
なんだかバツが悪そうに、彼は視線を逸らした。
風になびく彼の髪の毛はとても美しく、思わず目を細めた。
「こうちゃん。私、幸せだったよ」
私の言葉に僅かに目を見開いた彼が、申し訳無さそうに、しかし少しばかりはにかんで頷いた。
「あなたのことを、いつも想っているよ。確かに、許せない部分もあるけど……それでも、貴方からもらったものは、私の糧だから。貴方はどこにいても、独りじゃない。私達がいる」
「ああ……」
ありがとう、と聞こえた気がした。
気がしただけで、現実に引き戻された私の耳には彼の声しか聞こえてこない。
「朱己! ここにおったのか。 オーヴェや師走が探しておったぞ」
「……ありゃ、悪いことしたわね」
「珍しい。こんなところで寝ておるとは」
静かに揺れる椅子に持たれて、気がつけばうたた寝をしていたらしい。夢にしては現実味のある内容に暫く思いを馳せていると、眼の前の彼が顔を覗き込んできた。
「ほれ、どうした」
「……妲音と、こうちゃんの夢を見ていたの」
「そうか。元気そうだったか?」
「ええ。幸せだったって伝えていたの」
彼は私の横に腰を下ろすと、慈しむように髪を撫でてくれた。膨らんだ私のお腹に手をあてながら。
「二人の夢とは……腹の子が、漆黒の牙の生まれ変わり、なんてことがあったりしてのう」
「ふふ、センナを砕いたのに?」
冗談だ、と言って笑う彼の細くなる目が愛おしい。
争いの日々が嘘のように、平穏で幸せだ。
「漆黒の牙でも、なんでもいいわ。無事に生まれてきてくれるなら」
「そうだな。もし漆黒の牙だとしたら、幸せでお腹いっぱい胸いっぱいにしてやらぬとな」
「そうね」
背中の方から声がする。どうやら、二人が探しに来たらしい。
「ちょっと葉季! ミイラ取りがミイラになってんじゃあないの!?」
「オーヴェ。そんなことはない、今帰ろうとしておったのだ」
「朱己、体に障る。これを羽織れ」
「お主、いつも朱己には過保護だのう」
彼だけでなく、私の周りは過保護揃いだ、と言いかけて口を閉じた。言わずとも、わかっているだろう。
「みんな、ありがとう。さ、帰りましょう」
「ああ」
幸せとはなんだろう。
孤独でないことだろうか。辛くないことだろうか。苦しくないことだろうか。立派に生きることだろうか。強さを讃えることだろうか。
「私、幸せよ。みんなのおかげね」
「なあに、いきなり」
「わしも幸せだ」
きっと、人によって違うのだ。
私にとっての幸せを、大切にしたい。そして、大切な人の幸せも。それぞれの幸せを、守っているように。
きっとまた明日は巡る。無情にも、容赦なく訪れる。それでも、私達は幸せを求め、探しながら生きるのだ。
未来に思いを馳せ、過去に愛を憶えながら、今を生きる。
___
本当のあとがき
こんにちは。
弦景真朱と申します。
処女作、「朱色の雫」これにて完結です。
幾度の輪廻を経て、彼らの心が少しずつ成長し、挫折し、恨み恨まれて、また愛しあう、人は不完全だからこそ共に歩む、をテーマに書き続けた作品です。
処女作もいうこともあり、拙い文章で読みづらい部分も多々あったかと思います。(今後、書き直しか推敲の中で修整していく予定です。)
これからも、皆様に朱己たちの旅路をお届けできる機会があれば嬉しく思います。彼らはまた輪廻を繰り返しながら、愛し、憎み、失い、それでも共に歩む道を探し続けていくのだと思います。
どうか、彼らの道を見守ってください。
最後に、読者の皆様、多くのご意見をくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。
二〇二二年 霜月 弦景 拝
0
お気に入りに追加
12
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(5件)
あなたにおすすめの小説
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
女神の代わりに異世界漫遊 ~ほのぼの・まったり。時々、ざまぁ?~
大福にゃここ
ファンタジー
目の前に、女神を名乗る女性が立っていた。
麗しい彼女の願いは「自分の代わりに世界を見て欲しい」それだけ。
使命も何もなく、ただ、その世界で楽しく生きていくだけでいいらしい。
厳しい異世界で生き抜く為のスキルも色々と貰い、食いしん坊だけど優しくて可愛い従魔も一緒!
忙しくて自由のない女神の代わりに、異世界を楽しんでこよう♪
13話目くらいから話が動きますので、気長にお付き合いください!
最初はとっつきにくいかもしれませんが、どうか続きを読んでみてくださいね^^
※お気に入り登録や感想がとても励みになっています。 ありがとうございます!
(なかなかお返事書けなくてごめんなさい)
※小説家になろう様にも投稿しています
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
女子力の高い僕は異世界でお菓子屋さんになりました
初昔 茶ノ介
ファンタジー
昔から低身長、童顔、お料理上手、家がお菓子屋さん、etc.と女子力満載の高校2年の冬樹 幸(ふゆき ゆき)は男子なのに周りからのヒロインのような扱いに日々悩んでいた。
ある日、学校の帰りに道に悩んでいるおばあさんを助けると、そのおばあさんはただのおばあさんではなく女神様だった。
冗談半分で言ったことを叶えると言い出し、目が覚めた先は見覚えのない森の中で…。
のんびり書いていきたいと思います。
よければ感想等お願いします。
【1/15公開終了予定】捨てられ聖女は契約結婚を満喫中。後悔してる?だから何?
miniko
恋愛
「孤児の癖に筆頭聖女を名乗るとは、何様のつもりだ? お前のような女は、王太子であるこの僕の婚約者として相応しくないっっ!」
私を罵った婚約者は、その腕に美しい女性を抱き寄せていた。
別に自分から筆頭聖女を名乗った事など無いのだけれど……。
夜会の最中に婚約破棄を宣言されてしまった私は、王命によって『好色侯爵』と呼ばれる男の元へ嫁ぐ事になってしまう。
しかし、夫となるはずの侯爵は、私に視線を向ける事さえせずに、こう宣った。
「王命だから仕方なく結婚するが、お前を愛する事は無い」
「気が合いますね。私も王命だから仕方無くここに来ました」
「……は?」
愛して欲しいなんて思っていなかった私は、これ幸いと自由な生活を謳歌する。
懐いてくれた可愛い義理の息子や使用人達と、毎日楽しく過ごしていると……おや?
『お前を愛する事は無い』と宣った旦那様が、仲間になりたそうにこちらを見ている!?
一方、私を捨てた元婚約者には、婚約破棄を後悔するような出来事が次々と襲い掛かっていた。
※完結しましたが、今後も番外編を不定期で更新予定です。
※ご都合主義な部分は、笑って許して頂けると有難いです。
※予告無く他者視点が入ります。主人公視点は一人称、他視点は三人称で書いています。読みにくかったら申し訳ありません。
※感想欄はネタバレ配慮をしていませんのでご注意下さい。
※コミカライズ、書籍化に伴い、1/15迄で公開を終了させて頂く予定です。
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
【良い点(箇条書き)】
・登場人物それぞれにドラマがある。出会いについてだったり、抱えているものだったり。
・登場人物それぞれに背景があることから、物語に厚みが出ていると感じる。
・登場人物画多い分、名前などに工夫が凝らされている印象。個性も強い。
・舞台設定が細かく、説明も丁寧である。
・心理描写が丁寧であり、それぞれの心の動きが分かりやすい。
・頑なに側近を迎えることのなかった主人公の新たな側近に意外性がある。
・思いやりや愛を感じる物語である。
【備考(補足)】12ページまで拝読
【見どころ】
この物語は愛に溢れている。戦闘シーンがあったり、敵と戦ったりする物語には方向性がある。例えば敵に対して善として戦う物語。その逆で善に対して敵が攻めてくる物語。この物語では、民たちを守るために国の長たちがいるという印象。主人公は策略に嵌り、側近でもある最愛の人を失ってしまう。側近とは信頼関係を築き、いざとなったら命を守ってくれる存在。しかし生きてこそなのだということを教えてくれる物語でもある。誰も誰に変わりにもなりはしないのだ。
この物語には戦う場面もあるのだが、一人一人を大切にしていることも伝わって来る。命の重さや尊さについて改めて考えさせられる作品でもある。
そして設定が細かく、世界観がしっかりしており場面などを想像しやすいと難じた。あなたもお手に取られてみてはいかがでしょうか? この物語の結末をその目で是非、確かめてみてくださいね。お奨めです。
セブンさん、優人さん、この度は素敵なレビューをありがとうございます!
作者ながら、この作品に引き込まれるレビューだなと感じています。とても読みたくなりました。
愛の詰まった素敵なレビューをありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。
【簡単なあらすじ】
ジャンル:ハイファンタジー
双子は不吉とされている大国ナルスにて、次代長の候補である主人公は伯父の策略により側近であり婚約者であった者を自ら手にかけてしまう。その死から一年後、仇敵である伯父と遭遇する。危険な目に遭うことは分かっていたものの、その心の傷は深く側近を迎えることができないでいた。そんな彼女はある報告の真実を確かめるべく、ある村に向かったのだが……。
【物語の始まりは】
大国ナルスを建立した、ある双子の長とその弟の物語から始まっていく。罠にはめられたと解釈することのできる流れだが、この双子の物語は大国ナルスの歴史の一部に過ぎないと思われる。本編に入ると、次代長候補である朱己の視点から始まっていく。
【舞台や世界観、方向性(箇条書き)】
多視点からなる群像劇。
中央は中央、地方は地方で治めているという世界観のようである。
センナというものが存在する世界。
中央には、ナルスを統治する長と、長が率いる十二祭冠と呼ばれる十二人の各属性の最高位に君臨する臣下たち、その家族が暮らしている。
十二祭冠というのは名前が決まっているようである。
【主人公と登場人物について】
この物語の主人公である朱己は、伯父の謀略にて婚約者を自ら手にかけなければならなかった。本編が始まって早々、襲われているが相手を罰することなく帰していることから、簡単に人を手にかける人物ではないと思われる。
婚約者を手にかけてから側近を置かない主人公。その理由は、後に明かされていく。
【物語について】
プロローグ部分で語られている双子の長。その後国がどうなったのかについても後に詳しく語られている。序盤ではいろいろと謎の多い物語である。
前述したように、本編は主人公が地方から申し立てをしに来た者に襲われるところから展開されていく。二度も命を狙われたものの、主人公は彼を罰することなく人をつけ、送り返そうとしていた。しかし、彼らは何者かに襲われ命を奪われてしまう。その調査に、十二祭冠の二人を調査に向かわせたところ、犯人は伯父だと判明する。彼の目的は主人公である朱己。中央の守りを強固なものにしようとした矢先、彼女の元にその伯父が現れる。彼の話しから、まだ彼女の知りえない何かがありそうだ。
続く
読ませていただきました!
細かい物語の設定と、時代背景、情景などの描写が上手く描かれていると思います。読んでいるうちに自然とナルスの国に入っていくような……そんな不思議な感覚に陥ります。読み込み深い作品と思いますのでこれからも読み進めて行きたいとおもいます!
これからも頑張ってください!
ビスリンさん、感想ありがとうございます……!!
大変恐縮です。読み込んでいただきとても嬉しいです。
展開が遅い作品なので、少々くどさもあるかもしれませんが、お時間のあるときにゆっくりお読みいただけますと幸いです。
本当にありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします!