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雪国の朝…★
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外が明るいのに気付き、目を覚ます。
枕元の時計はまだ7時前だったが窓から真っ白な光が入ってくる。
ぼんやりとした意識の中で、隣で眠る泉を抱きしめようと腕を伸ばした。
泉の背中を抱くように、ついいつもの癖でついでにおっぱいを……!?
泉のおっぱいはこんなに大きくないぞっ!?
おまけに長い髪っ、まさかこれはよく聞くユウレイっ!?
ぎくりとしながらそっと身体を離す。
どうしよう、ユウレイといえどおっぱいを触ってしまったなんて……これってウワキ!?
なんて思っていたら泉だと思っていた影がスッと立ち上がって……
「うぎゃああああっ!!」
思わず叫んでしまった瞬間に部屋の電気がつく。
「あさかわっ!お前逃げるなよっ!!」
乱れた浴衣の真実が部屋に入ってくる。
「は?浅川さん!?」
真実は声を抑えながら浅川さんに怒っている。
「お前があんなもん俺に飲ませるからこうなったんだろ?責任取れよ」
「んっ……シンジってば絶倫すぎでしょっ!正直私もう壊れちゃいそうっ、もういっそ透クンに相手して貰ってよ」
浅川さんがとんでもないことを言い出す。
「は?!オレっ!?」
驚いていると一瞬真実と目があった。
真実がごくりと喉を鳴らすのが分かる。
さっき浅川さんをユウレイだと勘違いしたままだったので涙が溢れた。
ハッとしたような真実は浅川さんを連れて部屋から出て行く。
「起こしちまって悪かったな、それとお前……服着ろよ?」
真実はそう言って去っていった。
……我に返って自分の姿を見下ろす。
……全裸だった。
慌てて昨日泉に脱がされた浴衣を探す。
★
お互いがお互いの精液だか汗に塗れてしまっていたので部屋に付いているお風呂に一緒に入る。
このまま泉の匂いに塗れていたかったがまあそうもいかない。
泉は怠そうに浴槽の中でもたれかかってくる。
「泉……大丈夫?ごめんね。せっかくの旅行なのに疲れさせちゃって……エッチしに来たみたいになっちゃったけど……」
「ううん、透とスノーボードも出来たし、私……すごく幸せだよっ」
泉のお腹を撫でる。
「うん……でも本当に痛くない?昨日も、たくさんしちゃったし」
泉の中で出してしまったものが未だに流れ出てくる。
「透の赤ちゃん……そろそろ欲しいなっ」
泉の言葉に頭の芯がぼうっとしてしまう。
泉の赤ちゃんか……。
泉に似たら美人なんだろうなあ…。
泉の背中を抱きながら、2人でゆっくりお湯に浸かる。
★
「浅川、このイチゴがデカくて美味そうだぞ?」
真実がイチゴを摘んで浅川さんに渡す。
「大きいからって美味しいかどうかは、って本当美味しそうね」
浅川さんもニコニコしながら真実の摘んだイチゴを食べる。
チェックアウト直前に真実と浅川さんが部屋から出てきた。
2人とも少しぐったりしていたがとても幸せそうだ。
泉と一緒に車に積もった雪を降ろして、少しだけ雪遊びをした。
初めて雪だるまというものを作る。
泉が作った雪だるまの真似をして作った雪だるまは少し不恰好だったが面白かった。
雪なんて、ただ冷たくて嫌いだった。
でも面白いものだなと思えた。
そう泉に伝えるととても喜んでくれて、
「また来年も来ようね?」
と言って笑ってくれた。
「透、ミルクつけてあげるっ」
泉がコンデンスミルクというものをイチゴにつけてくれた。
「んっありがとうってすごいねっ!甘くって美味しいっ」
びっくりしていると泉が微笑む。
ビニールハウスの中は暖かく、イチゴの匂いが充満している。
眩しい光の中で微笑む泉はとても綺麗だ。
「泉……大好きだよ」
そう言うと泉は照れたように笑った。
枕元の時計はまだ7時前だったが窓から真っ白な光が入ってくる。
ぼんやりとした意識の中で、隣で眠る泉を抱きしめようと腕を伸ばした。
泉の背中を抱くように、ついいつもの癖でついでにおっぱいを……!?
泉のおっぱいはこんなに大きくないぞっ!?
おまけに長い髪っ、まさかこれはよく聞くユウレイっ!?
ぎくりとしながらそっと身体を離す。
どうしよう、ユウレイといえどおっぱいを触ってしまったなんて……これってウワキ!?
なんて思っていたら泉だと思っていた影がスッと立ち上がって……
「うぎゃああああっ!!」
思わず叫んでしまった瞬間に部屋の電気がつく。
「あさかわっ!お前逃げるなよっ!!」
乱れた浴衣の真実が部屋に入ってくる。
「は?浅川さん!?」
真実は声を抑えながら浅川さんに怒っている。
「お前があんなもん俺に飲ませるからこうなったんだろ?責任取れよ」
「んっ……シンジってば絶倫すぎでしょっ!正直私もう壊れちゃいそうっ、もういっそ透クンに相手して貰ってよ」
浅川さんがとんでもないことを言い出す。
「は?!オレっ!?」
驚いていると一瞬真実と目があった。
真実がごくりと喉を鳴らすのが分かる。
さっき浅川さんをユウレイだと勘違いしたままだったので涙が溢れた。
ハッとしたような真実は浅川さんを連れて部屋から出て行く。
「起こしちまって悪かったな、それとお前……服着ろよ?」
真実はそう言って去っていった。
……我に返って自分の姿を見下ろす。
……全裸だった。
慌てて昨日泉に脱がされた浴衣を探す。
★
お互いがお互いの精液だか汗に塗れてしまっていたので部屋に付いているお風呂に一緒に入る。
このまま泉の匂いに塗れていたかったがまあそうもいかない。
泉は怠そうに浴槽の中でもたれかかってくる。
「泉……大丈夫?ごめんね。せっかくの旅行なのに疲れさせちゃって……エッチしに来たみたいになっちゃったけど……」
「ううん、透とスノーボードも出来たし、私……すごく幸せだよっ」
泉のお腹を撫でる。
「うん……でも本当に痛くない?昨日も、たくさんしちゃったし」
泉の中で出してしまったものが未だに流れ出てくる。
「透の赤ちゃん……そろそろ欲しいなっ」
泉の言葉に頭の芯がぼうっとしてしまう。
泉の赤ちゃんか……。
泉に似たら美人なんだろうなあ…。
泉の背中を抱きながら、2人でゆっくりお湯に浸かる。
★
「浅川、このイチゴがデカくて美味そうだぞ?」
真実がイチゴを摘んで浅川さんに渡す。
「大きいからって美味しいかどうかは、って本当美味しそうね」
浅川さんもニコニコしながら真実の摘んだイチゴを食べる。
チェックアウト直前に真実と浅川さんが部屋から出てきた。
2人とも少しぐったりしていたがとても幸せそうだ。
泉と一緒に車に積もった雪を降ろして、少しだけ雪遊びをした。
初めて雪だるまというものを作る。
泉が作った雪だるまの真似をして作った雪だるまは少し不恰好だったが面白かった。
雪なんて、ただ冷たくて嫌いだった。
でも面白いものだなと思えた。
そう泉に伝えるととても喜んでくれて、
「また来年も来ようね?」
と言って笑ってくれた。
「透、ミルクつけてあげるっ」
泉がコンデンスミルクというものをイチゴにつけてくれた。
「んっありがとうってすごいねっ!甘くって美味しいっ」
びっくりしていると泉が微笑む。
ビニールハウスの中は暖かく、イチゴの匂いが充満している。
眩しい光の中で微笑む泉はとても綺麗だ。
「泉……大好きだよ」
そう言うと泉は照れたように笑った。
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