720 / 741
5:大森林観測村VSガムラン町
720:大森林保全組合本部詰め所女神像の間にて、作戦立案と森林迷彩
しおりを挟む
「でわでわぁ――えーっと、ウェレが……で、ルィノが……だからぁ――」
ぺらぺらら、ととつつつーっ♪
〝古代文字逆引き辞典〟が捲られ、指先が頁をなぞる。
ジューク村長が新たに描いた、2つの紋様。
その小さな曼荼羅を、読み解く商会長。
「それで、変異種の情報は何か、わかったのかい?」
鉄鍋のような鉢金に、簡素な胸当てと、ちょっと厳つい手甲と甲懸。
その全てがアダマンタイト製の、冒険者風の格好。
兜には逆さまの、魔導騎士団の紋章が入ってる。
つまり本式には〝鍋として使う〟っていう……料理人としての矜持かもな。
それと〝何で魔導騎士団の紋章が入っているのか?〟は――
ガムランの良心、木さじ食堂の女将さんが、実は――
〝魔導騎士団総大将さまだから〟だ。
ガチャガチャ――パッシュン――ギュチッツ――ガゴゴン――ドズズズゥゥン――ゴォズズズムン!!!
見ればみんなそれぞれ、魔物を狩りに行くときの格好に着替えてやがる。
おれも、そろそろ轟雷に着替えたい所だが――
此処で着たら旅籠屋を、また建て直さないといけなくなる。
ふぉん♪
『>>シガミー』
ふぉん♪
『シガミー>>どうした?』
ふぉん♪
『>>猪蟹屋標準制服の性能やデザイン上の機能には、何ら問題は無いのですが』
ふぉん♪
『シガミー>>制服がどうした?』
ふぉん♪
『>>一般的な給仕服や執事服と、ほぼ同型のため、市街地において識別しづらいのではないかと』
見分け辛いだと?
そもそもコントゥル家の従者服を、そのまま真似したもんだからな。
街中なら確かに、紛れちまうだろうよ。
ふぉん♪
『イオノ>>それって部隊としての制服デザインを、統一しようってことわの?』
女神像の間を見渡せば、支給した猪蟹屋標準制服を着ている奴も居る。
リオレイニアにタターにニゲル、そしてラプトル王女殿下だ。
それと遊撃班として行動するときには、オルコトリアもウチの制服を着てる。
元はメイドや執事の為の服だから動きを妨げず、頑丈で破れず汚れない。
かと言って飛び抜けて戦いに適しているかと言われれば、其処までではなく――
戦いに向いた服というなら、〝戦術級強化鎧鬼殻・轟雷〟以上の物はない。
もちろん、〝極所作業用汎用強化服・シシガニャン虎型〟もそうだ。
ふぉん♪
『>>はい。森林地帯における白色のエプロンは、標的にされる危険があります。森林迷彩の導入を、検討するべきでは?』
おれは自分が今着てる給仕服の、前掛けを持ち上げてみる。
うむ。少なくとも、夜討ちには向かんな。
ヴォォン♪
小窓に表示されたのは、草の絵が描かれた……布地か?
これで服を作って草むらに寝転んだら、見分けられんな。
「うむむぅ」
この所ずっと、出かけるときには、給仕服を着てたが――
リオやタターや茅野姫も普段から着てるから、誰が誰やら紛らわしかった。
ふぉん♪
『シガミー>>烏天狗や天狗の服や、おれの元の薬草取りの格好。ああいう普通の冒険者としての、出立ちが居るな』
フェスタの時の傾いた服は祭りでもなけりゃ、とても着られんし。
「ららぁん?」
ラプトル王女が背中に、とんでもなく大きな人形を背負おうとしてる。
ドレスの前にも無数の人形を縛り付けているから、身動きし辛そうだ。
「王女さま、手伝うぞ」
五百乃大角たちが〝ぬいぐるみ〟と呼ぶ、布で出来た人形。
此奴らは服からむしり取り、とおくへ放ると膨れ上がり――
人や生き物を模した、厳つい魔導人形になる。
「シガミーさん、ありがとうございますららぁぁん♪」
フワフワモコモコの人形の足が四本で、腕が二本?
こんな姿の動物や魔物わぁ、居たかなぁ?
ふぉん♪
『>>足の形状や膝下の長さの比率から、王女殿下がニゲル青年を助けるべく突進してきた際に搭乗した、四つ足の馬車の亜種と思われます』
央都の壁を歩いていた、巨大なゴーレムに似た奴だな。
前は背中に、でかい馬形を背負っていたが――
馬だか馬車だかわからん奴が森を埋め尽くし、行軍する様が頭を過る……世も末だぜ。
兵卒を一度に運ぶなら、どうしたって五百乃大角と茅野姫とお猫さまの力で――
いくさ場の本陣近くに、女神像と転移扉を建てるほかあるまい。
「あったわぁー、これよぉー! うふふ、ええとーぉ――〝猪〟と〝蟹〟の形をしていますわねー♪」
猪と蟹だと!?
「一体何の、冗談だぜ!?」
分厚い本から顔を上げた商会長に、視線が集まる。
「(そうだぜ、惑星ヒースの様子なら、どこでも見られるんだろ?)」
変異種が居る大森林の西と東の外れを、上から直接見りゃ――
ふぉん♪
『>>静止衛星APIによる撮影範囲外です。ドローンを向かわせていますが、到着まで約6時間ほど掛かります』
泥音で6時間か。待ってたら変異種が、何処まで強くなるかわからんぞ。
「それにしても……質の悪ぃ、冗談だぜ」
猪と蟹……つまり前世のおれ、僧兵猪蟹の名。
それと同じ字を持つ魔物が、大森林の両端に東と西に一匹ずつ、姿を現したって言うんだからなぁ。
「東と西のどちらに、猪と蟹が居るのかまでは、わかりませーん!」
わからんのか。
「蟹……蟹ぃ――!?」
傾国の魔物が呆然と、商会長を見つめた。
§
ヴヴヴヴヴヴッ――――?
早くも臨戦態勢の、蜂の魔神。
ふぉん♪
『ルガレイニア>確認します。作戦は、このようになります』
また蜂と人が、倒《さかしま》になってるぞ。
ヴヴヴヴヴゥゥン♪
白い衝立に、黒筆で書き込まれたのは――
大まかな大森林の地図。
ふぉふぉふぉふぉん♪
そして、西へ向かう者たちの名前。
ふぉふぉふぉふぉん♪
そして東へ向かう、おれたちの名前。
真ん中に描かれた◎は、〝ファローモのお宿(仮)〟
その両脇の二つの箱は、ネネルド村へ飛んだときに使った、高高度用馬車を表している。
西へ向かう馬車を牽くのは、辺境伯名代が駆る〝ルードホルドの魔法杖〟。
東へ向かう馬車を牽くのは、五百乃大角とおれが駆る〝恐竜モドキ風神〟。
「それでこいつは、どのくらいの高さが必要なんだ?」
旅籠屋から生えた縦棒は――これから建てる櫓だ。
「ココかラ直接、変異種ヲ狙う為にハ約3・2キロメートルの高サの櫓ガ必要にナります」
「はぁ!? いくらおれでも、そんな高さの櫓は組めんぞ!?」
しかも、建てたその上に陣取るのは一本角の鬼娘と、鬼族に抱えられた小さな少女だ。
強い風に、吹き飛ばされない訳がねぇ。
「あー、それねー。ぜんぜんまったく大丈夫わよー♪」
「何がどう大丈夫なんだぜ?」
言ってみろやぁ。
「タタッタちゃん、ちょほーっとおいでぇ♪」
美の女神御神体が、にたりと笑った。
ぺらぺらら、ととつつつーっ♪
〝古代文字逆引き辞典〟が捲られ、指先が頁をなぞる。
ジューク村長が新たに描いた、2つの紋様。
その小さな曼荼羅を、読み解く商会長。
「それで、変異種の情報は何か、わかったのかい?」
鉄鍋のような鉢金に、簡素な胸当てと、ちょっと厳つい手甲と甲懸。
その全てがアダマンタイト製の、冒険者風の格好。
兜には逆さまの、魔導騎士団の紋章が入ってる。
つまり本式には〝鍋として使う〟っていう……料理人としての矜持かもな。
それと〝何で魔導騎士団の紋章が入っているのか?〟は――
ガムランの良心、木さじ食堂の女将さんが、実は――
〝魔導騎士団総大将さまだから〟だ。
ガチャガチャ――パッシュン――ギュチッツ――ガゴゴン――ドズズズゥゥン――ゴォズズズムン!!!
見ればみんなそれぞれ、魔物を狩りに行くときの格好に着替えてやがる。
おれも、そろそろ轟雷に着替えたい所だが――
此処で着たら旅籠屋を、また建て直さないといけなくなる。
ふぉん♪
『>>シガミー』
ふぉん♪
『シガミー>>どうした?』
ふぉん♪
『>>猪蟹屋標準制服の性能やデザイン上の機能には、何ら問題は無いのですが』
ふぉん♪
『シガミー>>制服がどうした?』
ふぉん♪
『>>一般的な給仕服や執事服と、ほぼ同型のため、市街地において識別しづらいのではないかと』
見分け辛いだと?
そもそもコントゥル家の従者服を、そのまま真似したもんだからな。
街中なら確かに、紛れちまうだろうよ。
ふぉん♪
『イオノ>>それって部隊としての制服デザインを、統一しようってことわの?』
女神像の間を見渡せば、支給した猪蟹屋標準制服を着ている奴も居る。
リオレイニアにタターにニゲル、そしてラプトル王女殿下だ。
それと遊撃班として行動するときには、オルコトリアもウチの制服を着てる。
元はメイドや執事の為の服だから動きを妨げず、頑丈で破れず汚れない。
かと言って飛び抜けて戦いに適しているかと言われれば、其処までではなく――
戦いに向いた服というなら、〝戦術級強化鎧鬼殻・轟雷〟以上の物はない。
もちろん、〝極所作業用汎用強化服・シシガニャン虎型〟もそうだ。
ふぉん♪
『>>はい。森林地帯における白色のエプロンは、標的にされる危険があります。森林迷彩の導入を、検討するべきでは?』
おれは自分が今着てる給仕服の、前掛けを持ち上げてみる。
うむ。少なくとも、夜討ちには向かんな。
ヴォォン♪
小窓に表示されたのは、草の絵が描かれた……布地か?
これで服を作って草むらに寝転んだら、見分けられんな。
「うむむぅ」
この所ずっと、出かけるときには、給仕服を着てたが――
リオやタターや茅野姫も普段から着てるから、誰が誰やら紛らわしかった。
ふぉん♪
『シガミー>>烏天狗や天狗の服や、おれの元の薬草取りの格好。ああいう普通の冒険者としての、出立ちが居るな』
フェスタの時の傾いた服は祭りでもなけりゃ、とても着られんし。
「ららぁん?」
ラプトル王女が背中に、とんでもなく大きな人形を背負おうとしてる。
ドレスの前にも無数の人形を縛り付けているから、身動きし辛そうだ。
「王女さま、手伝うぞ」
五百乃大角たちが〝ぬいぐるみ〟と呼ぶ、布で出来た人形。
此奴らは服からむしり取り、とおくへ放ると膨れ上がり――
人や生き物を模した、厳つい魔導人形になる。
「シガミーさん、ありがとうございますららぁぁん♪」
フワフワモコモコの人形の足が四本で、腕が二本?
こんな姿の動物や魔物わぁ、居たかなぁ?
ふぉん♪
『>>足の形状や膝下の長さの比率から、王女殿下がニゲル青年を助けるべく突進してきた際に搭乗した、四つ足の馬車の亜種と思われます』
央都の壁を歩いていた、巨大なゴーレムに似た奴だな。
前は背中に、でかい馬形を背負っていたが――
馬だか馬車だかわからん奴が森を埋め尽くし、行軍する様が頭を過る……世も末だぜ。
兵卒を一度に運ぶなら、どうしたって五百乃大角と茅野姫とお猫さまの力で――
いくさ場の本陣近くに、女神像と転移扉を建てるほかあるまい。
「あったわぁー、これよぉー! うふふ、ええとーぉ――〝猪〟と〝蟹〟の形をしていますわねー♪」
猪と蟹だと!?
「一体何の、冗談だぜ!?」
分厚い本から顔を上げた商会長に、視線が集まる。
「(そうだぜ、惑星ヒースの様子なら、どこでも見られるんだろ?)」
変異種が居る大森林の西と東の外れを、上から直接見りゃ――
ふぉん♪
『>>静止衛星APIによる撮影範囲外です。ドローンを向かわせていますが、到着まで約6時間ほど掛かります』
泥音で6時間か。待ってたら変異種が、何処まで強くなるかわからんぞ。
「それにしても……質の悪ぃ、冗談だぜ」
猪と蟹……つまり前世のおれ、僧兵猪蟹の名。
それと同じ字を持つ魔物が、大森林の両端に東と西に一匹ずつ、姿を現したって言うんだからなぁ。
「東と西のどちらに、猪と蟹が居るのかまでは、わかりませーん!」
わからんのか。
「蟹……蟹ぃ――!?」
傾国の魔物が呆然と、商会長を見つめた。
§
ヴヴヴヴヴヴッ――――?
早くも臨戦態勢の、蜂の魔神。
ふぉん♪
『ルガレイニア>確認します。作戦は、このようになります』
また蜂と人が、倒《さかしま》になってるぞ。
ヴヴヴヴヴゥゥン♪
白い衝立に、黒筆で書き込まれたのは――
大まかな大森林の地図。
ふぉふぉふぉふぉん♪
そして、西へ向かう者たちの名前。
ふぉふぉふぉふぉん♪
そして東へ向かう、おれたちの名前。
真ん中に描かれた◎は、〝ファローモのお宿(仮)〟
その両脇の二つの箱は、ネネルド村へ飛んだときに使った、高高度用馬車を表している。
西へ向かう馬車を牽くのは、辺境伯名代が駆る〝ルードホルドの魔法杖〟。
東へ向かう馬車を牽くのは、五百乃大角とおれが駆る〝恐竜モドキ風神〟。
「それでこいつは、どのくらいの高さが必要なんだ?」
旅籠屋から生えた縦棒は――これから建てる櫓だ。
「ココかラ直接、変異種ヲ狙う為にハ約3・2キロメートルの高サの櫓ガ必要にナります」
「はぁ!? いくらおれでも、そんな高さの櫓は組めんぞ!?」
しかも、建てたその上に陣取るのは一本角の鬼娘と、鬼族に抱えられた小さな少女だ。
強い風に、吹き飛ばされない訳がねぇ。
「あー、それねー。ぜんぜんまったく大丈夫わよー♪」
「何がどう大丈夫なんだぜ?」
言ってみろやぁ。
「タタッタちゃん、ちょほーっとおいでぇ♪」
美の女神御神体が、にたりと笑った。
0
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
懐いてた年下の女の子が三年空けると口が悪くなってた話
六剣
恋愛
社会人の鳳健吾(おおとりけんご)と高校生の鮫島凛香(さめじまりんか)はアパートのお隣同士だった。
兄貴気質であるケンゴはシングルマザーで常に働きに出ているリンカの母親に代わってよく彼女の面倒を見ていた。
リンカが中学生になった頃、ケンゴは海外に転勤してしまい、三年の月日が流れる。
三年ぶりに日本のアパートに戻って来たケンゴに対してリンカは、
「なんだ。帰ってきたんだ」
と、嫌悪な様子で接するのだった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる