上 下
681 / 738
5:大森林観測村VSガムラン町

681:未発見エリアαからの脱出、恐竜使いシガミー

しおりを挟む
 ふぉん♪
『>>〝魔物テイマーLV3〟と〝使役巧者〟と〝魔物個体識別〟。〝魔物学LV1〟、そして〝爬虫類形態音素解析〟並びに〝鳥類形態音素解析〟を収得しました。使用したSPは327、のこりSPは144,153です。〝運転術LV1〟と〝言論術〟と〝生物言語学〟は、必要ありませんでしたが、該当スキルを割り出すために収得しました』
 結構けっこうSPスキルポイント使つかったな、魔物まものテイマーLVレベル3がおおきかったのか?

なげぇし、わからん……いや、わかるな。〝魔物まものテイマーLVレベルスリー〟で〝恐竜きょうりゅう〟を仲間なかま出来でき――ニャァ
 冷静れいせいかんがえると、〝こわりゅう〟なんて変異種バリアント見紛みまごうような魔物やつを――
 うまのようにしたがえられるっていうんだから――
 SPスキルポイント沢山たくさん使つかっちまうのもうなづけるか。

 ギュギギギ、ガシィーン♪
 ジタバタジタバタ――びったんびったん♪
 轟雷ごうらいおおきさがあれば、首根くびねっこを押さえておけるな。 
 尻尾しっぽあぶねぇけど。

「グケケケケェー♪」
 うん、やかましぃ。

「そういえば、シガミーのスキルってさぁー。いまぁ、どんなかんじだっけ
 ふぉん♪
『イオノ>>100を越えてからは、そんなに取ってないわよね?』

 ふぉん♪
『ゴウライ>その筈だ、よな?』
「くきゅるるるるるぁぁっ?」
 だから鉄鎧おれを噛むな。
 うまくねぇし、歯ぁ、欠けちまうだろが。

 ふぉふぉふぉふぉふぉふぉぉぉん♪
『>>シガミー・ガムラン LV:100 ☆:322
 薬草師★★★★★ /状態異常無効/生産数最大/女神に加護/七天抜刀根術免許皆伝/星間陸路開拓者
 追加スキル /遅延回収/自動回収/即死回避/自動回復/体力増強/上級鑑定/自爆耐性/上級解体/スキル隠蔽/LV詐称
       /人名詐称/石窟加工/炸薬生成/初級造形/木工彫刻/石礫破砕/防具修復/高速修復/上級修復/頭部防具強化
       /防具筋力強化付与/防具体力強化付与/防具攻撃力強化付与/防具知恵強化付与/防具防御力付与/幸運効果付与/幸運効果永続/幸運効果増大/幸運倍化/幸運リミットブレイク
       /強運行使/防具幸運強化付与/耐性強化付与/耐性強化永続/耐性強化/耐性倍化/伝説の職人/不壊付与/不壊永続/植物図鑑
       /武器修復/研ぎ師/切れ味持続/自動修復(小)付与/収穫量倍化/基礎工学/基礎光学/金属加工/合金錬成/天衣無縫
       /初級位相幾何学/女神像機能解放/女神像機能呼出/先端工学概論/先端光学概論/撮像転写制限解除/システム猶予/投げ縄/ロープワーク/捕縛術
       /水泳上達/体温維持/遠泳術/肺活量上昇/潜水術/食物転化/分離倍化/急速熟成/超抽出/高速調理
       /さじ加減/基礎化学/有機化学/医食同源/かくはん王/生活の知恵/試薬調合/分析術/解析指南/超味覚
       /サバイバルLV3/生存確率上昇/濾過術/分離術/高速結晶化/状態変化(大)/調理術/アイテム名偽装/女神像システムフォルダ開放/女神像Pフォント
       /風使い/滞空LV2/航空力学/羅針盤/体幹/羽ばたき/滑空LV3/魔法具操作術/魔法具自動操作/超感覚
       /星間空路補正/星間陸路補正/早撃ち/酔い止め/宇宙工学概論/システム補佐/血流強化/スタミナ増強/サブシステム使用許諾/サブシステムオフライン切替
       /ジャイロマスター呼出/サブシステム用言語使用許諾/体感強化/作業量倍化/落下術/脳波補正/滅モード/鷲の脚爪/大蝙蝠の毒針/亀の甲羅
       /狼の火弾/魔力増強付与/魔力増強効果永続/魔力枯渇耐性付与/魔力枯渇耐性効果永続/多重ロックオン/惑星地球外国語要項/全言語強化/上級言語解析/地球大百科辞典
       /運転術LV1/魔物テイマーLV3/使役巧者/魔物個体識別/魔物学LV1/言論術/生物言語学/爬虫類形態音素解析/鳥類形態音素解析/
 ――所属:シガミー御一行様』

 な・げ・え・なぁ!
 轟雷おれ積層せきそうモニタが――ヴォヴォオヴォッヴォン。
 積層化せきそうかされた画面がめん一画いっかくが、奥行おくゆきを増していく。

 ふぉん♪
『>>追加スキル139個。全部で144個のスキルを有しており、惑星ヒースにおける最強の冒険者と自負して良いかと』

 結構増けっこうふえてたが此奴こいつぁ、なん苦労くろうもなく、おまえらからもらったもんだからな。
 そうそう自慢じまんも、出来できめぇよ。
 けど色々いろいろたすかってるのは事実じじつだ。
 感謝かんしゃはしておく。

「いやぁ、そう謙遜けんそんするもんじゃないわよ! シガミーのぉ、このぉ世界せかいでのぉ頑張がんばりぃわぁさぁー
 耳元みみもとでうるせぇが、感謝かんしゃした手前てまえ我慢がまんしとく。
 って言うか、轟雷ゴウライ機能きのうで、なかに着たこの〝虎型とらがたごう〟の中の音を・・・・――
「ウケケケッ――ヴュ(ゥケケ――)」
 加減キャンセルできらぁ。
 聞いたかんじが念話ねんわ混ざって・・・・、ややこしくなるから、あまり使つかわねぇほうが良いだろぅが。

 ふぉん♪
『イオノ>>この世界はゲームで、その経験値はシガミーが敵を倒して稼いだんだしさ♪』
 ふぉん♪
『ゴウライ>>そう言われると、そうかも知れんな、ウカカカッ♪』

「そうデす。シガミーハ不測ふそク事態じタい好機こウきとラエ、そレを打破ダはつヅケた結果けッか――ここマでの急成長きゅうせいチょうヲ遂げまシた。こノスキルリストヲ公開こうかイ出来でキませンので、せメて我々わレわれにハ自慢ジまんシてくダサい
 なんでぇいなんでぇい、おまえらぁ――褒めてもなんもでんぞ?

 ふぉふぉん♪
『>>もっとも、〝人的特異点〟である可能性を考慮した場合、現状の規模で収まるとは到底思えませんが』
「やかましぃ――ニャァ
 ふぉん♪
『ゴウライ>やかましい!』
 持ち上げたそばから、また化け物扱い・・・・・しやがって。

「でハ、はナしがマとまったところで、早速さっソくテイム・・・してみまシょ

   §

なにも……起こらんぞ――ニャァん
「シガミーの手のこうに、紋様もんよう発現はつげんしまし
「グッゲゲゲッ? くきゅるるぁぁっ♪」
恐竜きょうりゅうちゃんのひたいにもぉ、なんかの模様もようが浮き出てるわよん

 うむ。じゃぁ、そのテイムてのは上手うまくいったんだな。
 ガッキュゥゥン♪
 おれは口太郎くちたろうを、はなしてやった。

 ガブリ、ガジガジガジ♪
なにも……変わらんぞ? 止めんかぁ――ニャァ
 ガジガ――「くきゅるるぁぁ――♪」

「あら、お利口りこうわよ
 ヴォヴォヴォゥゥン♪
 口太郎くちたろうまわりを飛ぶ、浮かぶプロジェクションBOTに乗った五百乃大角いおのはら

 背筋くびを伸ばした口太郎くちたろうが、じっと轟雷こっちを見てやがるぜ。
 おれは曲がった鉄棒ぼうひろって、ガッキュゥゥン――ギィギギギチィ♪
 真っ直ぐに伸ばして、かるほうり投げた。

「くっきゅるるぁ――♪」
 鉄棒ぼうが気になるようだが、まだ轟雷おれを見てるぞ?

「取ってこぃ――ニャァ
 ぼうゆびさし、言ってみた。
「くっきゃぉるるるるるぁぁ――――!!!」
 どどっどったっ、どどっどったっ!

「あらっ、ホントにぃ、お利口りこうさんっわよ♪ カワイイ♡」
 ふぉん♪
『イオノ>次はあたくしさまの、番ざますよ♪』

 ヴォヴォヴォゥゥゥゥン――――キャチャカチャキャチャ♪
 ほそ機械腕きかいうで沢山たくさん、生やした浮かぶたま

 もどってきた口太郎くちたろうは、鉄棒ぼうをカランと落とし――
 ガァブリッ――浮かぶたま五百乃大角いおのはらごと、丸呑みにした・・・・・・
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】真実の愛とやらに目覚めてしまった王太子のその後

綾森れん
恋愛
レオノーラ・ドゥランテ侯爵令嬢は夜会にて婚約者の王太子から、 「真実の愛に目覚めた」 と衝撃の告白をされる。 王太子の愛のお相手は男爵令嬢パミーナ。 婚約は破棄され、レオノーラは王太子の弟である公爵との婚約が決まる。 一方、今まで男爵令嬢としての教育しか受けていなかったパミーナには急遽、王妃教育がほどこされるが全く進まない。 文句ばかり言うわがままなパミーナに、王宮の人々は愛想を尽かす。 そんな中「真実の愛」で結ばれた王太子だけが愛する妃パミーナの面倒を見るが、それは不幸の始まりだった。 周囲の忠告を聞かず「真実の愛」とやらを貫いた王太子の末路とは?

未亡人となった側妃は、故郷に戻ることにした

星ふくろう
恋愛
 カトリーナは帝国と王国の同盟により、先代国王の側室として王国にやって来た。  帝国皇女は正式な結婚式を挙げる前に夫を失ってしまう。  その後、義理の息子になる第二王子の正妃として命じられたが、王子は彼女を嫌い浮気相手を溺愛する。  数度の恥知らずな婚約破棄を言い渡された時、カトリーナは帝国に戻ろうと決めたのだった。    他の投稿サイトでも掲載しています。

悪役令嬢の悪行とやらって正直なにも悪くなくない?ってお話

下菊みこと
恋愛
多分微ざまぁ? 小説家になろう様でも投稿しています。

もふもふで始めるVRMMO生活 ~寄り道しながらマイペースに楽しみます~

ゆるり
ファンタジー
☆第17回ファンタジー小説大賞で【癒し系ほっこり賞】を受賞しました!☆ ようやくこの日がやってきた。自由度が最高と噂されてたフルダイブ型VRMMOのサービス開始日だよ。 最初の種族選択でガチャをしたらびっくり。希少種のもふもふが当たったみたい。 この幸運に全力で乗っかって、マイペースにゲームを楽しもう! ……もぐもぐ。この世界、ご飯美味しすぎでは? *** ゲーム生活をのんびり楽しむ話。 バトルもありますが、基本はスローライフ。 主人公は羽のあるうさぎになって、愛嬌を振りまきながら、あっちへこっちへフラフラと、異世界のようなゲーム世界を満喫します。 カクヨム様にて先行公開しております。

どうぞ二人の愛を貫いてください。悪役令嬢の私は一抜けしますね。

kana
恋愛
私の目の前でブルブルと震えている、愛らく庇護欲をそそる令嬢の名前を呼んだ瞬間、頭の中でパチパチと火花が散ったかと思えば、突然前世の記憶が流れ込んできた。 前世で読んだ小説の登場人物に転生しちゃっていることに気付いたメイジェーン。 やばい!やばい!やばい! 確かに私の婚約者である王太子と親しすぎる男爵令嬢に物申したところで問題にはならないだろう。 だが!小説の中で悪役令嬢である私はここのままで行くと断罪されてしまう。 前世の記憶を思い出したことで冷静になると、私の努力も認めない、見向きもしない、笑顔も見せない、そして不貞を犯す⋯⋯そんな婚約者なら要らないよね! うんうん! 要らない!要らない! さっさと婚約解消して2人を応援するよ! だから私に遠慮なく愛を貫いてくださいね。 ※気を付けているのですが誤字脱字が多いです。長い目で見守ってください。

アルケディア・オンライン ~のんびりしたいけど好奇心が勝ってしまうのです~

志位斗 茂家波
ファンタジー
新入社員として社会の波にもまれていた「青葉 春」。 社会人としての苦労を味わいつつ、のんびりと過ごしたいと思い、VRMMOなるものに手を出し、ゆったりとした生活をゲームの中に「ハル」としてのプレイヤーになって求めてみることにした。 ‥‥‥でも、その想いとは裏腹に、日常生活では出てこないであろう才能が開花しまくり、何かと注目されるようになってきてしまう…‥‥のんびりはどこへいった!? ―― 作者が初めて挑むVRMMOもの。初めての分野ゆえに稚拙な部分もあるかもしれないし、投稿頻度は遅めだけど、読者の皆様はのんびりと待てるようにしたいと思います。 コメントや誤字報告に指摘、アドバイスなどもしっかりと受け付けますのでお楽しみください。 小説家になろう様でも掲載しています。 一話あたり1500~6000字を目途に頑張ります。

もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ
ファンタジー
 第15回ファンタジー大賞、奨励賞頂きました。  投票していただいた皆さん、ありがとうございます。  励みになりましたので、感想欄は受け付けのままにします。基本的には返信しませんので、ご了承ください。 「あんたいいかげんにせんねっ」  異世界にある大国ディレナスの王子が聖女召喚を行った。呼ばれたのは聖女の称号をもつ華憐と、派手な母親と、華憐の弟と妹。テンプレートのように巻き込まれたのは、聖女華憐に散々迷惑をかけられてきた、水澤一家。  ディレナスの大臣の1人が申し訳ないからと、世話をしてくれるが、絶対にあの華憐が何かやらかすに決まっている。一番の被害者である水澤家長女優衣には、新種のスキルが異世界転移特典のようにあった。『ルーム』だ。  一緒に巻き込まれた両親と弟にもそれぞれスキルがあるが、優衣のスキルだけ異質に思えた。だが、当人はこれでどうにかして、家族と溺愛している愛犬花を守れないかと思う。  まずは、聖女となった華憐から逃げることだ。  聖女召喚に巻き込まれた4人家族+愛犬の、のんびりで、もふもふな生活のつもりが……………    ゆるっと設定、方言がちらほら出ますので、読みにくい解釈しにくい箇所があるかと思いますが、ご了承頂けたら幸いです。

旦那様、愛人を作ってもいいですか?

ひろか
恋愛
私には前世の記憶があります。ニホンでの四六年という。 「君の役目は魔力を多く持つ子供を産むこと。その後で君も自由にすればいい」 これ、旦那様から、初夜での言葉です。 んん?美筋肉イケオジな愛人を持っても良いと? ’18/10/21…おまけ小話追加

処理中です...