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4:龍撃の学院
566:おとぎ話と龍撃戦、また来世で
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キィ――ン。
強化服の丸頭。その裏側には何も、映し出されていない。
ソレなのに体の震えが、静まらねぇ。
ふぉふぉん♪
『>全ての設定項目を初期化。動体検知機能再起動します』
揺らぐ外の景色。大きなおにぎりの顔も、ゆらり。
黄緑色のなかに赤色が、差し込んでる?
『◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄』
それは、とんでもなく長ぇ――――――――音が鳴り止まなくなった!
おにぎりを貫き、一直線に映り込むのは――動体検知かっ!?
赤い筋が巨木の太枝に、到達する。
さっきまで飛んできた弾丸に、こんなのは見えなかったぞ!?
ふぉん♪
『>類推になりますが』
言ってみろ!
ふぉん♪
『>現職場の雇用主と、師事する元上司と、懇意にしてくれている王家筋の友人から、激励されればこうなるかと』
「がんばれ」と言われて――発奮したのか。
「くそうっ! 盾代わりにするから、機械腕の予備腕倉をありったけ出せ!――ニャァ♪」
ふぉん♪
『>猪蟹屋標準装備の給仕服や執事服へ、極小の機械腕を供給したため、通常使用の機械腕ローディング機構への換装に3分ほどかかります』
あーっ! ニゲルの服を作ってやるのに、ゴワゴワしねぇように気遣ってやったなそういや。
じゃ、手持ちの在庫わぁ!?
ふぉん♪
『>すぐ使える分量は距離にして約3キロメートル。215シガミー程度では、初速2000㎞/sの亜音速弾を止めることは不可能です』
んだとぉ?
「(やってみねぇと、わからんだろぉーがぁ!)」
この辺にしか生えねぇ、病気に良く効く珍しい草なんかは――
全部枯らしちまったら、取り返しが付かんぞ!?
おれは鉄鎧を、もう一度着る――カヒューィ、ガゴゴンッ!
シュゴゴゴゴゴォォォォ、ヴァヴァヴァッ――――ガッキュゥゥゥゥゥン♪
おれは砦を囲む城壁へ、飛び乗った。
そしてニゲル青年が〝炉端麩羅面〟と呼んで、執心する――
轟雷の鉄鎧の体を、半身に構えた!
§
キィ――ン。
また、怖気が走った。
太刀を繰り出した歯車が、いつまでも回ってる。
ガムラン町ギルド支部の展望台。
そこから真っ直ぐに伸びる、赤い軌跡は――
敵や味方の居場所を指し示す、動体検知だ。
『▲▲▲』
『▲▲▲』
もう二個出たが――こいつらは緑色。
つまりおれの足下をうろつく、おにぎりと天ぷら号だ。
緑色は味方の兵卒を、表してる。
おれの無数の外部カメラが――チチチピー♪
再び動き始めた巨木の木の根や太枝を、追跡し始める。
ふぉ――ヴォゥン♪
敵を捉える画面表示とは、別の枠。
枠に収まらない長文が行ったり来たりして、何度も映し出されている。
悪い顔の絵が描かれた弾丸は、あり得ない程に長くて――
『戦略級選択的接触除草弾ユグドラゴン:高速徹甲アミノ酸系織誘導弾|(APATHEM)
/耐食性迅雷鋼|(Tzー0.15Pd)・代替トリアミノトリニトロベンゼン|(ALTATB)・有機個体電解質神力棒|(24V/5500mAh)
/高次モノコック構造・培養済アミノ酸溶液使用
/タター・ネネルドの魔術特性由来、魔術構文記述済
/M・LIISA設計製作:FCU||(フライトコントロールユニット)搭載
/汎用姿勢制御コントローラー規格||(ジャイロマスター)対応推力偏向装置VTU搭載
/FCU内蔵マテリアリズムサロゲートモデラー連動信管』
つらつらと流れていく説明文までも、矢鱈と長かった!
五百乃大角がこの辺一帯を枯らすために拵えた、〝草を除く弾〟の地力。
それが、どれくらい草を枯らすのか。
それはおれが見ても、わかるわけも無く。
「(おい、今から飛んでくる悪い顔のこいつぁ、何だぜ!?)」
ふぉん♪
『>とにかく避けてください。弾道の3シガミー内に、ゴウライの体が触れた場合において、生存の確率は有りま』
は? 3シガミー?
そんなに離れねぇと、この轟雷を着たおれが――
生きちゃいられねぇってのか!?
尋常じゃぁねぇぞ?
「ばか――」やろうめ。そんなことわぁ、おれが立ち塞がる前に言えやぁ!!
赤色の三角形は真っ直ぐおれの、鳩尾の辺り――
胸部装甲板を貫いてる。
この殺気は、つまるところ――メイド少女タターが発している。
おれが作ったゴーレムの目玉。
全天球レンズ越しに、轟雷の姿を捉えている筈だ。
なのに何で――赤色なんだ!
ふぉん♪
『>ローンチを確認。到達まで3秒』
「(シガミー、さようなら)」
縁起でもねぇことを、言うなあぁ!
おれは背中の大筒を、爆発させた。
3シガミーの彼方を目指し、飛んでくる悪い顔を避ける。
まだまだ死ねん。五百乃大角に例のレア茸飯も、食わせてやらねぇと。
飯の恨みで世界を滅ぼされちゃ、敵わん!
轟雷の体から抜け出た細棒が、キィンと巨大な棒になり――
何かを、その内部に溜めていく。
轟雷と迅雷を貫く、赤い▼。
その太さが、どこまでも――増していく!
こりゃもう、目と鼻の先まで来て――――――見えた!
『(`曲´)』
実物は正面から見ると実に太々しくて、どこか五百乃大角に似てた。
一呼吸でも息をついたら――悪い顔に貫かれる恐怖に、抗えない。
下手を打ったな――っていうかなんで撃ちやがった、タターの奴わぁ!?
「ちぃっ――――――――――――――――!」
こうもうるせぇ『▲▲▲』に、貫かれたままじゃ――考えもまとまらん。
うるせぇうるせぇ――ゴッッバァァァァァァァッ――『(`曲´)』の弾丸のうしろ。
水しぶきのような白煙が傘の形に、棚引いてやがる。
魔法杖が空へ残していた、白線と同じなら――こりゃ雲か?
もう身をよじろうが、何だろうが。
念話に因る意識の高速化が切れれば、その瞬間に撃ち抜かれる。
赤い▼が煌めいたとき躊躇せずに、轟雷式滅の太刀を放っとくんだったぜ。
日の本じゃ〝抜いた刀〟を、よく悔やんでいたが――
この来世に来てからは〝抜かなかった刀を、悔やんでばかりだ。
ヴォヴォパパァァッ――――――――!!!
おれと迅雷を貫かんとする風雲の形が、変わっていく。
目を閉じたら貫かれるから、よく見る。
どうせ鉄鎧を撃ち抜かれるにしても、刹那の最後まで。
諦めるわけにはいかねぇ。
おれが死んだら残されたタターに、かわいそうな思いをさせちまう。
『ヽ(`曲´)ノ』
ぶにゅりと、悪い顔から迫り出したのは……矢羽根か?
おれは止めていた息を、少し吸う。
グググゥゥンと、捻り込んだ動きを見せる――悪い顔。
大筒と化した迅雷の中を――シュゴォォォンッ!
そいつは、通り抜けた!
ヴァリリッ、ぷすん!
ジャイアントゴーレムを屠った何かは――放たれることなく霧散した。
ギャッギギギギギィィィィィンッ――――――弾かれる迅雷。
ふぉん♪
『>さ』
壊れないはずの浮かぶ球。
同様に迅雷だって、壊れるときは壊れる。
まってろ、おれもすぐ追いかけらぁ!
ひょろ長くて太々しい弾丸が、鉄鎧の体に入ってくる瞬間――
ガムラン町の岩場に生を受け、親切で無愛想な門番に――
木さじ食堂を紹介されたことを、何でか思い出した。
おわった。とても楽しい来世だったぜ!
「(せめて達者で暮らせやぁ、五百乃大角ぁ!)」
あとのおかわりわぁ――女将さんの食堂で、食わせてもらえやぁ!
すっぽこ――こぉん♪
てちり。
強化服の中、目のまえって言うか少し横。
御神体かつ丸茸さまが。
恭しくも、ご降臨あそばされ奉りやがり――
強化服の丸頭。その裏側には何も、映し出されていない。
ソレなのに体の震えが、静まらねぇ。
ふぉふぉん♪
『>全ての設定項目を初期化。動体検知機能再起動します』
揺らぐ外の景色。大きなおにぎりの顔も、ゆらり。
黄緑色のなかに赤色が、差し込んでる?
『◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄◄』
それは、とんでもなく長ぇ――――――――音が鳴り止まなくなった!
おにぎりを貫き、一直線に映り込むのは――動体検知かっ!?
赤い筋が巨木の太枝に、到達する。
さっきまで飛んできた弾丸に、こんなのは見えなかったぞ!?
ふぉん♪
『>類推になりますが』
言ってみろ!
ふぉん♪
『>現職場の雇用主と、師事する元上司と、懇意にしてくれている王家筋の友人から、激励されればこうなるかと』
「がんばれ」と言われて――発奮したのか。
「くそうっ! 盾代わりにするから、機械腕の予備腕倉をありったけ出せ!――ニャァ♪」
ふぉん♪
『>猪蟹屋標準装備の給仕服や執事服へ、極小の機械腕を供給したため、通常使用の機械腕ローディング機構への換装に3分ほどかかります』
あーっ! ニゲルの服を作ってやるのに、ゴワゴワしねぇように気遣ってやったなそういや。
じゃ、手持ちの在庫わぁ!?
ふぉん♪
『>すぐ使える分量は距離にして約3キロメートル。215シガミー程度では、初速2000㎞/sの亜音速弾を止めることは不可能です』
んだとぉ?
「(やってみねぇと、わからんだろぉーがぁ!)」
この辺にしか生えねぇ、病気に良く効く珍しい草なんかは――
全部枯らしちまったら、取り返しが付かんぞ!?
おれは鉄鎧を、もう一度着る――カヒューィ、ガゴゴンッ!
シュゴゴゴゴゴォォォォ、ヴァヴァヴァッ――――ガッキュゥゥゥゥゥン♪
おれは砦を囲む城壁へ、飛び乗った。
そしてニゲル青年が〝炉端麩羅面〟と呼んで、執心する――
轟雷の鉄鎧の体を、半身に構えた!
§
キィ――ン。
また、怖気が走った。
太刀を繰り出した歯車が、いつまでも回ってる。
ガムラン町ギルド支部の展望台。
そこから真っ直ぐに伸びる、赤い軌跡は――
敵や味方の居場所を指し示す、動体検知だ。
『▲▲▲』
『▲▲▲』
もう二個出たが――こいつらは緑色。
つまりおれの足下をうろつく、おにぎりと天ぷら号だ。
緑色は味方の兵卒を、表してる。
おれの無数の外部カメラが――チチチピー♪
再び動き始めた巨木の木の根や太枝を、追跡し始める。
ふぉ――ヴォゥン♪
敵を捉える画面表示とは、別の枠。
枠に収まらない長文が行ったり来たりして、何度も映し出されている。
悪い顔の絵が描かれた弾丸は、あり得ない程に長くて――
『戦略級選択的接触除草弾ユグドラゴン:高速徹甲アミノ酸系織誘導弾|(APATHEM)
/耐食性迅雷鋼|(Tzー0.15Pd)・代替トリアミノトリニトロベンゼン|(ALTATB)・有機個体電解質神力棒|(24V/5500mAh)
/高次モノコック構造・培養済アミノ酸溶液使用
/タター・ネネルドの魔術特性由来、魔術構文記述済
/M・LIISA設計製作:FCU||(フライトコントロールユニット)搭載
/汎用姿勢制御コントローラー規格||(ジャイロマスター)対応推力偏向装置VTU搭載
/FCU内蔵マテリアリズムサロゲートモデラー連動信管』
つらつらと流れていく説明文までも、矢鱈と長かった!
五百乃大角がこの辺一帯を枯らすために拵えた、〝草を除く弾〟の地力。
それが、どれくらい草を枯らすのか。
それはおれが見ても、わかるわけも無く。
「(おい、今から飛んでくる悪い顔のこいつぁ、何だぜ!?)」
ふぉん♪
『>とにかく避けてください。弾道の3シガミー内に、ゴウライの体が触れた場合において、生存の確率は有りま』
は? 3シガミー?
そんなに離れねぇと、この轟雷を着たおれが――
生きちゃいられねぇってのか!?
尋常じゃぁねぇぞ?
「ばか――」やろうめ。そんなことわぁ、おれが立ち塞がる前に言えやぁ!!
赤色の三角形は真っ直ぐおれの、鳩尾の辺り――
胸部装甲板を貫いてる。
この殺気は、つまるところ――メイド少女タターが発している。
おれが作ったゴーレムの目玉。
全天球レンズ越しに、轟雷の姿を捉えている筈だ。
なのに何で――赤色なんだ!
ふぉん♪
『>ローンチを確認。到達まで3秒』
「(シガミー、さようなら)」
縁起でもねぇことを、言うなあぁ!
おれは背中の大筒を、爆発させた。
3シガミーの彼方を目指し、飛んでくる悪い顔を避ける。
まだまだ死ねん。五百乃大角に例のレア茸飯も、食わせてやらねぇと。
飯の恨みで世界を滅ぼされちゃ、敵わん!
轟雷の体から抜け出た細棒が、キィンと巨大な棒になり――
何かを、その内部に溜めていく。
轟雷と迅雷を貫く、赤い▼。
その太さが、どこまでも――増していく!
こりゃもう、目と鼻の先まで来て――――――見えた!
『(`曲´)』
実物は正面から見ると実に太々しくて、どこか五百乃大角に似てた。
一呼吸でも息をついたら――悪い顔に貫かれる恐怖に、抗えない。
下手を打ったな――っていうかなんで撃ちやがった、タターの奴わぁ!?
「ちぃっ――――――――――――――――!」
こうもうるせぇ『▲▲▲』に、貫かれたままじゃ――考えもまとまらん。
うるせぇうるせぇ――ゴッッバァァァァァァァッ――『(`曲´)』の弾丸のうしろ。
水しぶきのような白煙が傘の形に、棚引いてやがる。
魔法杖が空へ残していた、白線と同じなら――こりゃ雲か?
もう身をよじろうが、何だろうが。
念話に因る意識の高速化が切れれば、その瞬間に撃ち抜かれる。
赤い▼が煌めいたとき躊躇せずに、轟雷式滅の太刀を放っとくんだったぜ。
日の本じゃ〝抜いた刀〟を、よく悔やんでいたが――
この来世に来てからは〝抜かなかった刀を、悔やんでばかりだ。
ヴォヴォパパァァッ――――――――!!!
おれと迅雷を貫かんとする風雲の形が、変わっていく。
目を閉じたら貫かれるから、よく見る。
どうせ鉄鎧を撃ち抜かれるにしても、刹那の最後まで。
諦めるわけにはいかねぇ。
おれが死んだら残されたタターに、かわいそうな思いをさせちまう。
『ヽ(`曲´)ノ』
ぶにゅりと、悪い顔から迫り出したのは……矢羽根か?
おれは止めていた息を、少し吸う。
グググゥゥンと、捻り込んだ動きを見せる――悪い顔。
大筒と化した迅雷の中を――シュゴォォォンッ!
そいつは、通り抜けた!
ヴァリリッ、ぷすん!
ジャイアントゴーレムを屠った何かは――放たれることなく霧散した。
ギャッギギギギギィィィィィンッ――――――弾かれる迅雷。
ふぉん♪
『>さ』
壊れないはずの浮かぶ球。
同様に迅雷だって、壊れるときは壊れる。
まってろ、おれもすぐ追いかけらぁ!
ひょろ長くて太々しい弾丸が、鉄鎧の体に入ってくる瞬間――
ガムラン町の岩場に生を受け、親切で無愛想な門番に――
木さじ食堂を紹介されたことを、何でか思い出した。
おわった。とても楽しい来世だったぜ!
「(せめて達者で暮らせやぁ、五百乃大角ぁ!)」
あとのおかわりわぁ――女将さんの食堂で、食わせてもらえやぁ!
すっぽこ――こぉん♪
てちり。
強化服の中、目のまえって言うか少し横。
御神体かつ丸茸さまが。
恭しくも、ご降臨あそばされ奉りやがり――
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