458 / 738
4:龍撃の学院
458:央都猪蟹屋プレオープン、タウリンと洞窟カフェ
しおりを挟む
「先日ハ、シガミーガ大切ナ測定魔道具ヲ破損してシまい、申シ訳ありませんでシた」
ヴォォォォンッ――♪
換気口から、迅雷が戻ってきた。
おれは後ろ髪の独古杵を、収納魔法へ――すぽん♪
こっそりと、普通の簪と取りかえておく。
「まだ原因もよくわかっちゃいねぇが、ありゃぁ一方的におれが悪かった。堪忍してくれやぁー」
太ももに両手を置き、へへぇと深く首を垂れた。
「いえいえ。それほど高価な魔法具ではありませんし」
そう言ってくれるのは、ありがたいが。
「あとで詫びをいれに行くつもりだったんだがぁ、どうにも忙しくてなっ――」
央都にギルド支部は何カ所か有る。
大女神像があるイオノフ教大神殿の向かいに、ギルド本部の建物があるのも知ってる。
ギルド本部はギルド職員のための施設で――
中がどうなってるのか、冒険者はよく知らん。
「本当におかまいなく。私の査定にも影響はないので気にする必要はありません」
このおっちゃんは五百乃大角みてぇな腹をしてる割に、言動にそつがねぇ。
仕事が出来る奴は、近くに居るだけで何かしらの助けになる。
おれが前世で培った、生き抜くための指南に則り――
「じゃぁ、今日はどんな用事だい? 猪蟹屋にあるもんなら、何でも好きに持ってってくれ!」
ぱんと景気よく手を叩き、土間に詰まれた自慢の品々をまえに――
諸手を挙げてみせる。
「いいえ、そういうわけには参りません。本日うかがったのは別件です」
そう言って鞄から取り出されたのは――
一冊の冊子。
『小型女神像/取扱説明書』
女神像の絵が描いてあるぞ?
「リオレイニア非常勤教員から、使い方を教えて欲しいという依頼がありましたので、こうして参上した次第です」
ふぉん♪
『>カウンター横の、イオノファラーを置くための台座。
その使い方についての話と、思われます』
「あー、うーん。参ったぜ、これから子供が押しよせて来やがるってのに……おっちゃんは今日、時間はあるのかい?」
「暇かい?」と、目を見る。
「本日午後は学院がお休みですし、もう仕事も所用もありませんが」
「暇ですね」と、目を見返された。
「なら、ちいと待ってちゃくれねぇか? 今から作る菓子を、是非食ってもらいてぇんだ♪」
おれは、土間から繋がる廊下へ駆け込み――
「おまえら手伝え! 地下にフェスタのときみたいな、座席を作るぞ!」
何もない部屋。
行儀良く正座する、猫と馬へ号令を掛けた。
「ぐーすやぁ……みゃにゃがぁー?」
「ぶふひひぃん? ……ひひひぃぃぃん?」
器用にも狸寝入りをしていた、猫と馬が首をもたげる。
コイツらは寝る必要がねぇから、無人工房の仕事が終わると――こうして時間を持て余す。
「ぶふひひひぃぃん?」
寝ぼける猫の魔物の後ろ首を咥えて――ぽっきゅらぽっきゅららと。
「ふぎゃみゃにゃがにゃ――!?」
引きずられる猫の魔物と、おっちゃんの目が合った。
「おや、これは珍しいですね。ケットーシィと、見たことのない……子馬の魔物ですか?」
すげぇ、おにぎりたちをみて動じなかったのは――コントゥル家の騎馬隊隊長に次いで二人目だ。
「茅の姫さまっ、お客人を食堂――応接室へお通ししてくれ。あと、おにぎりたちに、神域惑星で使ってる、あの四角い小鉢を40……いや、100個くらい持ってこさせてくれ――――どかばたん!」
さぁ忙しいぞ。
猪蟹屋地下、耐爆耐熱耐魔法の超多目的対魔王結界を改装するべく――
おれは、階下への階段を駆け下りた。
§
「あれ? 地下の洞窟が、お店になってる♪」
猪蟹屋従業員から、学友たちを守っているつもりなのか――
生意気で有名なレイダが、身を屈めつつおりてきた。
うぞぞろうぞぞろ、がやがや、ややがやっ――「みゃにゃぎゃぁぁ――♪」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うぎゃっつ!? 猫の魔物だっ!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
今日は、いつものA組だけじゃなく他の教室の奴らも居る。
初見は、こうして驚くのが普通だ。
「あの子は、だいじょうぶですわ。強く叩いたりしなければ、やり返されることはありませんもの♪」
ビビビーが説明を、かってでてくれる。
「「「「「「強く叩くと……やり返すんだ?」」」」」」
子供たちの中でも冷静な奴らが、肝心な所に気づいた。
「ひっひひひぃぃぃん? ひんひんひひぃぃん?」
つぎは天ぷら号の番でしょ?
ねぇ、天ぷら号の出番はここでしょ?
とでも言いたげな、大暴れ。
ぽきゅぽぽきゅぽぎゅらららっ――!
手綱をつかんでいた、茅の姫が引きずられるが――
まあ、放っとく。
子馬はおにぎりと違って、悪さはしねぇからなぁ。
子供たちとの距離を詰めていく子馬。
逆に子馬から距離を取る、子供がひとり。
大きく遠回りし、おれの背に隠れる給仕服姿の子供。
「シガミー、お手伝いすることが有れば言って♪」
離れていく子馬から目を離さない、ネネルド村のタター。
どういうわけだか彼女は、ラプトル王女が作ったあの馬ゴーレムに――
毎度、袖口を引っかけられ、引きずられるのだ。
この対魔王結界も王女謹製の巨大ゴーレムで――しかもその腹の中らしい。
伯爵令嬢と天狗役の熾烈な試し斬りに耐えたことから――
〝魔王という生物を封じ込めるために作られた物〟であることは間違いないが――
この洞窟が地中を歩く様というのは、いまいち想像できない。
そんな殺風景な場所も今は、その様相を変化させ――
とても地下洞窟や、対魔王結界にはみえない。
「へぇー。ビオトープを眺められる、洞窟カフェなんてぇ素敵じゃないのよさぁー♪」
女神御神体である五百乃大角の映し身(物理)が、歓声を上げる。
檜舞台に櫓組みのテーブル席。
茅の姫が出してくれた木々が生い茂る、今の有り様は――
ふっふっふっ、とても洞窟にはみえないだろうさ。
「良いわね、乗ってきたわぁ♪ さぁ、メニューを。メニューをお寄越しなさぁい?」
ちっ、お前さまは、またガッツリ食う気か?
子供たちは喜んでくれてるが、神さんは櫓組みの囲いを一瞥したきり――
降りたったテーブルの上で何かを、探し始めた。
ふぉん♪
『>ガムラン温泉街の仕事にも引けを取らない、
良い仕事と自負しています。気落ちする必要はありません』
だぜよなぁ。
階段途中に作った頑丈な木の足場。
そこへ石床を敷き、可愛らしい机に椅子を並べた。
「庭を出せる」と言うから茅の姫にまかせた〝庭〟も、相当立派だ。
っていうか木々を丸く刈り込んだありゃぁ……おにぎりや、でかい子馬か?
子供たちが、目を輝かせる。
「どうぞ、メニューです♪」
タターが、出せる料理の一覧――光る黒板をテーブルに置いてった。
「ふふーん♪ この縦だか横だかわからないほど肉厚なお肉料理――ステキ♪」
いつの間にか席に着いていた、大食らいの子供。
「あら、ほんとねぇん――ステキ♪ じゃぁ、あたくしさまも同じ物おぉー♡」
五百乃大角がたは、本当にまた食う気か。
ふぉん♪
『>喰らいつくビステッカ嬢を振り切り十数皿平らげてから、
2時間49分しか経過していませんが?』
ふぉん♪
『イオノ>うん。岩壁ツアーは良い腹ごなしになるわねぇん♪』
だめだな。まるで話が通じてねぇ。
「では、私も同じ物をいただけますか? 規定の料金は、お支払いいたしますので」
あれ? なんでか、この大食らい席にもう一人、座ってる奴がいるぞ。
それは食堂……応接室へお通ししたはずの、ギルド支部職員のおっちゃんだった。
ヴォォォォンッ――♪
換気口から、迅雷が戻ってきた。
おれは後ろ髪の独古杵を、収納魔法へ――すぽん♪
こっそりと、普通の簪と取りかえておく。
「まだ原因もよくわかっちゃいねぇが、ありゃぁ一方的におれが悪かった。堪忍してくれやぁー」
太ももに両手を置き、へへぇと深く首を垂れた。
「いえいえ。それほど高価な魔法具ではありませんし」
そう言ってくれるのは、ありがたいが。
「あとで詫びをいれに行くつもりだったんだがぁ、どうにも忙しくてなっ――」
央都にギルド支部は何カ所か有る。
大女神像があるイオノフ教大神殿の向かいに、ギルド本部の建物があるのも知ってる。
ギルド本部はギルド職員のための施設で――
中がどうなってるのか、冒険者はよく知らん。
「本当におかまいなく。私の査定にも影響はないので気にする必要はありません」
このおっちゃんは五百乃大角みてぇな腹をしてる割に、言動にそつがねぇ。
仕事が出来る奴は、近くに居るだけで何かしらの助けになる。
おれが前世で培った、生き抜くための指南に則り――
「じゃぁ、今日はどんな用事だい? 猪蟹屋にあるもんなら、何でも好きに持ってってくれ!」
ぱんと景気よく手を叩き、土間に詰まれた自慢の品々をまえに――
諸手を挙げてみせる。
「いいえ、そういうわけには参りません。本日うかがったのは別件です」
そう言って鞄から取り出されたのは――
一冊の冊子。
『小型女神像/取扱説明書』
女神像の絵が描いてあるぞ?
「リオレイニア非常勤教員から、使い方を教えて欲しいという依頼がありましたので、こうして参上した次第です」
ふぉん♪
『>カウンター横の、イオノファラーを置くための台座。
その使い方についての話と、思われます』
「あー、うーん。参ったぜ、これから子供が押しよせて来やがるってのに……おっちゃんは今日、時間はあるのかい?」
「暇かい?」と、目を見る。
「本日午後は学院がお休みですし、もう仕事も所用もありませんが」
「暇ですね」と、目を見返された。
「なら、ちいと待ってちゃくれねぇか? 今から作る菓子を、是非食ってもらいてぇんだ♪」
おれは、土間から繋がる廊下へ駆け込み――
「おまえら手伝え! 地下にフェスタのときみたいな、座席を作るぞ!」
何もない部屋。
行儀良く正座する、猫と馬へ号令を掛けた。
「ぐーすやぁ……みゃにゃがぁー?」
「ぶふひひぃん? ……ひひひぃぃぃん?」
器用にも狸寝入りをしていた、猫と馬が首をもたげる。
コイツらは寝る必要がねぇから、無人工房の仕事が終わると――こうして時間を持て余す。
「ぶふひひひぃぃん?」
寝ぼける猫の魔物の後ろ首を咥えて――ぽっきゅらぽっきゅららと。
「ふぎゃみゃにゃがにゃ――!?」
引きずられる猫の魔物と、おっちゃんの目が合った。
「おや、これは珍しいですね。ケットーシィと、見たことのない……子馬の魔物ですか?」
すげぇ、おにぎりたちをみて動じなかったのは――コントゥル家の騎馬隊隊長に次いで二人目だ。
「茅の姫さまっ、お客人を食堂――応接室へお通ししてくれ。あと、おにぎりたちに、神域惑星で使ってる、あの四角い小鉢を40……いや、100個くらい持ってこさせてくれ――――どかばたん!」
さぁ忙しいぞ。
猪蟹屋地下、耐爆耐熱耐魔法の超多目的対魔王結界を改装するべく――
おれは、階下への階段を駆け下りた。
§
「あれ? 地下の洞窟が、お店になってる♪」
猪蟹屋従業員から、学友たちを守っているつもりなのか――
生意気で有名なレイダが、身を屈めつつおりてきた。
うぞぞろうぞぞろ、がやがや、ややがやっ――「みゃにゃぎゃぁぁ――♪」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「うぎゃっつ!? 猫の魔物だっ!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
今日は、いつものA組だけじゃなく他の教室の奴らも居る。
初見は、こうして驚くのが普通だ。
「あの子は、だいじょうぶですわ。強く叩いたりしなければ、やり返されることはありませんもの♪」
ビビビーが説明を、かってでてくれる。
「「「「「「強く叩くと……やり返すんだ?」」」」」」
子供たちの中でも冷静な奴らが、肝心な所に気づいた。
「ひっひひひぃぃぃん? ひんひんひひぃぃん?」
つぎは天ぷら号の番でしょ?
ねぇ、天ぷら号の出番はここでしょ?
とでも言いたげな、大暴れ。
ぽきゅぽぽきゅぽぎゅらららっ――!
手綱をつかんでいた、茅の姫が引きずられるが――
まあ、放っとく。
子馬はおにぎりと違って、悪さはしねぇからなぁ。
子供たちとの距離を詰めていく子馬。
逆に子馬から距離を取る、子供がひとり。
大きく遠回りし、おれの背に隠れる給仕服姿の子供。
「シガミー、お手伝いすることが有れば言って♪」
離れていく子馬から目を離さない、ネネルド村のタター。
どういうわけだか彼女は、ラプトル王女が作ったあの馬ゴーレムに――
毎度、袖口を引っかけられ、引きずられるのだ。
この対魔王結界も王女謹製の巨大ゴーレムで――しかもその腹の中らしい。
伯爵令嬢と天狗役の熾烈な試し斬りに耐えたことから――
〝魔王という生物を封じ込めるために作られた物〟であることは間違いないが――
この洞窟が地中を歩く様というのは、いまいち想像できない。
そんな殺風景な場所も今は、その様相を変化させ――
とても地下洞窟や、対魔王結界にはみえない。
「へぇー。ビオトープを眺められる、洞窟カフェなんてぇ素敵じゃないのよさぁー♪」
女神御神体である五百乃大角の映し身(物理)が、歓声を上げる。
檜舞台に櫓組みのテーブル席。
茅の姫が出してくれた木々が生い茂る、今の有り様は――
ふっふっふっ、とても洞窟にはみえないだろうさ。
「良いわね、乗ってきたわぁ♪ さぁ、メニューを。メニューをお寄越しなさぁい?」
ちっ、お前さまは、またガッツリ食う気か?
子供たちは喜んでくれてるが、神さんは櫓組みの囲いを一瞥したきり――
降りたったテーブルの上で何かを、探し始めた。
ふぉん♪
『>ガムラン温泉街の仕事にも引けを取らない、
良い仕事と自負しています。気落ちする必要はありません』
だぜよなぁ。
階段途中に作った頑丈な木の足場。
そこへ石床を敷き、可愛らしい机に椅子を並べた。
「庭を出せる」と言うから茅の姫にまかせた〝庭〟も、相当立派だ。
っていうか木々を丸く刈り込んだありゃぁ……おにぎりや、でかい子馬か?
子供たちが、目を輝かせる。
「どうぞ、メニューです♪」
タターが、出せる料理の一覧――光る黒板をテーブルに置いてった。
「ふふーん♪ この縦だか横だかわからないほど肉厚なお肉料理――ステキ♪」
いつの間にか席に着いていた、大食らいの子供。
「あら、ほんとねぇん――ステキ♪ じゃぁ、あたくしさまも同じ物おぉー♡」
五百乃大角がたは、本当にまた食う気か。
ふぉん♪
『>喰らいつくビステッカ嬢を振り切り十数皿平らげてから、
2時間49分しか経過していませんが?』
ふぉん♪
『イオノ>うん。岩壁ツアーは良い腹ごなしになるわねぇん♪』
だめだな。まるで話が通じてねぇ。
「では、私も同じ物をいただけますか? 規定の料金は、お支払いいたしますので」
あれ? なんでか、この大食らい席にもう一人、座ってる奴がいるぞ。
それは食堂……応接室へお通ししたはずの、ギルド支部職員のおっちゃんだった。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
異世界で検索しながら無双する!!
なかの
ファンタジー
異世界に転移した僕がスマホを見つめると、そこには『電波状況最高』の表示!つまり、ちょっと前の表現だと『バリ3』だった。恐る恐る検索してみると、ちゃんと検索できた。ちなみに『異世界』は『人が世界を分類する場合において、自分たちが所属する世界の外側。』のことらしい。うん、間違いなくここ異世界!なぜならさっそくエルフさん達が歩いてる!
しかも、充電の心配はいらなかった。僕は、とある理由で最新式の手回しラジオを持っていたのだ。これはスマホも充電できるスグレモノ!手回し充電5分で待ち受け30分できる!僕は、この手回しラジオを今日もくるくる回し続けて無双する!!
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~
雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。
左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。
この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。
しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。
彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。
その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。
遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。
様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる