306 / 738
3:ダンジョンクローラーになろう
306:仙果到達ルートC、召喚の女神像
しおりを挟む
「ひかりのたまららぁん」
灯りを灯し、スルスルと中へ入っていってしまう王女。
「ちょっと待つで、ごぜぇますわぜ」
ちっ――リカルル対ニゲルの行く末が気になるが。
二人の勝負を映す画面は、その場から動こうとしねぇ。
「(迅雷この画面は、コッチじゃみられねぇのか?)」
コッチってのは、耳栓から突きでた棒から映しだされてる、小さめの画面のことだ。
ふぉん♪
『>メディア再生ホスト側であるイオノファラーが、
制御を手放さないので視聴できません』
目のまえのうまそうな果物に、心を奪われたか。
じゃあ、オマエがソッチの様子をこっちに映せ。
ふぉん♪
『>通信環境が良いのはイオノファラーであって、
私がその恩恵を受けるにはイオノファラーが、
操作するデバイスの半径8メートル内、
でなければなりません』
ちっ、ソバに居ねぇと――迅雷は使えねぇなぁ!
五百乃大角の野郎を呼び戻せ!
ふぉんふぉふぉん♪
『>FATSシステム内線#10286を呼び出しています
>呼び出しています
>呼び出しています
>通話が出来ませんでした』
「イオノファラーガ。呼ビ出シに応じマせん」
「あの、飯神め」
「でハ、コレでハどうでしょうか?」
ぽきゅりとコッチを向く二号。
首から下げられた木板。
ソコに描かれていくのは――
墨で描かれた風景画。
長い灯りの魔導具を振り回す――黒ずくめの人?
その頭上から、のど元へ食らいつかんとする――黒い狐?
こりゃ……リカルルか?
じゃ、こっちが……ニゲルっぽい。
「一色しか使用できませんし、遅延は1分以上にもなりますが」
ねえよか良いやな。
「よし、そのままあとからついてこい」
おれはドアの隙間を、通り抜けた。
ぽぎゅむ――――瓦礫でドアがつっかえた。
頭がはさまった二号の腕を、必死に引っ張る。
「さあ、こっちですよ。ケットーシィちゃんたち♪」
瓦礫の隙間から、そんな声が聞こえてきた。
だから決闘死、やめろやぁ。
§
瓦礫に阻まれつつ、ドアをふたつくらい通り抜けた。
「はぁはぁ――!」
ぽっぎゅり――♪
やっと広めの場所に出た。
瓦礫に潰され膝からポキリと、折れちまってるけど――
まちがいなく、こいつは――
「――女神像だぜ」
「たシかに――変わっタ形でスね」
しかもコイツは、ソコソコでけぇ。
顔つきや服装は、ギルドにおいてある女神像とおなじ。
背中の箱もおなじ。
ちがっているのは――
手にした物が箱じゃなくて――
「鳴り物……か?」
太鼓にしちゃぁ、片側しかねぇ。
真ん中と反対側がなくて、どうやって音が鳴るのかわからねぇが――
縁には平たい鐘っぽいのが、やたら付いているし――
音を出す物だってことは、間違いねぇと思う。
「ナリモノ……?」
がっちゃがちゃ、がっちゃらぁん♪
うるさい音を立てて、王女がどこかから引っ張りだしたソレは――
女神像が持っているのと、瓜二つ。
「振るコとで音がスる、楽器のこトです」
二号がそう言う。やっぱりコイツは、鳴り物らしい。
「あら、よくご存じらん。瓦礫をどかせれば一曲、舞ってお見せましたのらぁん」
タンタァン――ガララチャラララン♪
振りあげたソレを、振りおろす。
なかなか腰が入った、良い動きだが――
「コレ、やったのは王女さまなんだろう?」
ちいさな瓦礫を――ゴロリと蹴飛ばしてやる。
「まぁ、そーなのですけれどらん♪」
悪びれもせずに、倒れた棚を漁りはじめる。
「迅雷、王女さまを手伝ってやってくれ」
女神像のことなら、迅雷に任せるに限る。
瓦礫に腰掛け、フゥと息を吐く。
「でハ、少々オ下がりくだサい、ラプトルさマ」
ぽきゅぽきゅ――どがたぁん!
ひっくり返っていた棚が立ち、中に入っていた物が――
ガシャガラララと、うるさい音を立てた。
「おい、乱暴に扱うなよ」
壊れても、おれが直してやれはするけど。
「にゃミゃぎゃぁー♪」
なんだその生返事は。
「うふふらん、なかがよいのですらぁん♪」
ふわさり――王女さまが、おれの隣に腰掛ける。
「良くわからんが、何でまたこんなに、壊しちまったんだ?」
壊したのが誰かは聞いたが、何でかは――まだちゃんと聞けてねぇ。
「だって、魔王が倒されたことを知られたら――――」
悪巧みを切り出すときの、伯爵夫人とか――
リオレイニアに甘えるときの、子供とか――
グネグネグネグネする指先。
ソレが椅子がわりの瓦礫を伝って、おれの膝まで乗りあげてきた。
「にゃひゃぃ――くすぐってぇ! それやめろ――」
ゴーレムをバカみてぇな早さで組み上げる、凄腕の職人とは思えねぇ――たおやかな指先を、キュッとつかんだ。
「別に怒りゃしねぇから、言ってみやが……言ってみて下さいわぜ?」
聞きてぇことは、他にもあるが。
「せ、折角、喚んだお婿さんを元の異世界に、帰さなくちゃならなくなりそうだったから……つい」
「んぁ、婿殿? ……つい?」
婿殿ってなぁ、何のことわぜ?
「全力で――――タンタァン――ガララチャラララン♪」
さっきの壊れた太鼓を、片手で器用に打ち鳴らす。
「手元足下がすべってしまって、この有り様というわけらぁん♪」
いま、足でも何かを、蹴り飛ばしたぞ。
まるで事態は、わからんままだが――
彼女がココで、大暴れしたと言うのは――
良ぉーく、伝わってきた。
「わざとじゃねぇーか……婿殿ってのぁ、なんだぜ?」
二号が、ぽきゅぽきゅ尻を振りながら、邪魔な瓦礫を退けている。
「えっ!? そそそ、それ聞いちゃうらん!? そ、そそそそそそ、そんなこと、淑女たる私の口からはっ、言えませんわぁらぁぁぁん♪」
〝そ〟がおおいな。
暴れだし、杓子に手が掛かったから――つかんでいた指先を放してやった。
すぽん――うしろに、ひっくり返るところを――ぽっきゅぎゅ♪
二号がうしろ足で、やんわりと受け止めてやる。
「(すまん、こんなに慌てるとは、思わなかったぜ)」
ふぉん♪
『>子細わかりませんが、王女がその企てをしなければ、
ニゲルは命を落とした元の場所へ、戻されていた可能性があります』
死んだ場所に戻されてもな――
ふぉん♪
『>はい、瓦礫の下敷きなら直後に圧死。
水中なら、やはり数分後に溺死。
その他の事故死なら場合によっては、
命の危険が無い状態で生き返ることが、
出来たかも知れませんが』
おれならさしずめ、〝めし処香味庵〟の土間か。
ニゲルのヤツぁ戻されなくて、命拾いしたかも知れねぇ……のか?
それで、婿殿てのもよぅ……一体なんだぜ?
言葉通りなら、王様の中の王様の娘の旦那ってこったろう?
ふぉん♪
『>〝お婿さん〟に関しては入力情報が、
少なすぎて類推できません。
女神像の背中の箱にアクセス出来れば、
イベントログの復元が可能です』
はい、わけわからん。
けど、とにかく女神像を元に戻しゃぁ、何かわかるんだな?
ふぉん♪
『>はい、要領を得ない王女の言葉を待たずとも、
おそらく、多くの謎が説破可能かと』
「よぉし、ラプトル王女さまよぅ! この女神像、直しちまっても構わねぇよな?」
いくらかでも金剛力が使えるなら、おれが二号を着て全部片付けちまうぜ。
「だっ、だだだだだだだっだっめぇーーーーーーっ!」
〝だ〟が多いぞ?
「ダメってのは、どういうこったぜ?」
そろそろいい加減、いろいろ煮え切らねぇ王女様に腹が立ってこないでもなくなってきた。
灯りを灯し、スルスルと中へ入っていってしまう王女。
「ちょっと待つで、ごぜぇますわぜ」
ちっ――リカルル対ニゲルの行く末が気になるが。
二人の勝負を映す画面は、その場から動こうとしねぇ。
「(迅雷この画面は、コッチじゃみられねぇのか?)」
コッチってのは、耳栓から突きでた棒から映しだされてる、小さめの画面のことだ。
ふぉん♪
『>メディア再生ホスト側であるイオノファラーが、
制御を手放さないので視聴できません』
目のまえのうまそうな果物に、心を奪われたか。
じゃあ、オマエがソッチの様子をこっちに映せ。
ふぉん♪
『>通信環境が良いのはイオノファラーであって、
私がその恩恵を受けるにはイオノファラーが、
操作するデバイスの半径8メートル内、
でなければなりません』
ちっ、ソバに居ねぇと――迅雷は使えねぇなぁ!
五百乃大角の野郎を呼び戻せ!
ふぉんふぉふぉん♪
『>FATSシステム内線#10286を呼び出しています
>呼び出しています
>呼び出しています
>通話が出来ませんでした』
「イオノファラーガ。呼ビ出シに応じマせん」
「あの、飯神め」
「でハ、コレでハどうでしょうか?」
ぽきゅりとコッチを向く二号。
首から下げられた木板。
ソコに描かれていくのは――
墨で描かれた風景画。
長い灯りの魔導具を振り回す――黒ずくめの人?
その頭上から、のど元へ食らいつかんとする――黒い狐?
こりゃ……リカルルか?
じゃ、こっちが……ニゲルっぽい。
「一色しか使用できませんし、遅延は1分以上にもなりますが」
ねえよか良いやな。
「よし、そのままあとからついてこい」
おれはドアの隙間を、通り抜けた。
ぽぎゅむ――――瓦礫でドアがつっかえた。
頭がはさまった二号の腕を、必死に引っ張る。
「さあ、こっちですよ。ケットーシィちゃんたち♪」
瓦礫の隙間から、そんな声が聞こえてきた。
だから決闘死、やめろやぁ。
§
瓦礫に阻まれつつ、ドアをふたつくらい通り抜けた。
「はぁはぁ――!」
ぽっぎゅり――♪
やっと広めの場所に出た。
瓦礫に潰され膝からポキリと、折れちまってるけど――
まちがいなく、こいつは――
「――女神像だぜ」
「たシかに――変わっタ形でスね」
しかもコイツは、ソコソコでけぇ。
顔つきや服装は、ギルドにおいてある女神像とおなじ。
背中の箱もおなじ。
ちがっているのは――
手にした物が箱じゃなくて――
「鳴り物……か?」
太鼓にしちゃぁ、片側しかねぇ。
真ん中と反対側がなくて、どうやって音が鳴るのかわからねぇが――
縁には平たい鐘っぽいのが、やたら付いているし――
音を出す物だってことは、間違いねぇと思う。
「ナリモノ……?」
がっちゃがちゃ、がっちゃらぁん♪
うるさい音を立てて、王女がどこかから引っ張りだしたソレは――
女神像が持っているのと、瓜二つ。
「振るコとで音がスる、楽器のこトです」
二号がそう言う。やっぱりコイツは、鳴り物らしい。
「あら、よくご存じらん。瓦礫をどかせれば一曲、舞ってお見せましたのらぁん」
タンタァン――ガララチャラララン♪
振りあげたソレを、振りおろす。
なかなか腰が入った、良い動きだが――
「コレ、やったのは王女さまなんだろう?」
ちいさな瓦礫を――ゴロリと蹴飛ばしてやる。
「まぁ、そーなのですけれどらん♪」
悪びれもせずに、倒れた棚を漁りはじめる。
「迅雷、王女さまを手伝ってやってくれ」
女神像のことなら、迅雷に任せるに限る。
瓦礫に腰掛け、フゥと息を吐く。
「でハ、少々オ下がりくだサい、ラプトルさマ」
ぽきゅぽきゅ――どがたぁん!
ひっくり返っていた棚が立ち、中に入っていた物が――
ガシャガラララと、うるさい音を立てた。
「おい、乱暴に扱うなよ」
壊れても、おれが直してやれはするけど。
「にゃミゃぎゃぁー♪」
なんだその生返事は。
「うふふらん、なかがよいのですらぁん♪」
ふわさり――王女さまが、おれの隣に腰掛ける。
「良くわからんが、何でまたこんなに、壊しちまったんだ?」
壊したのが誰かは聞いたが、何でかは――まだちゃんと聞けてねぇ。
「だって、魔王が倒されたことを知られたら――――」
悪巧みを切り出すときの、伯爵夫人とか――
リオレイニアに甘えるときの、子供とか――
グネグネグネグネする指先。
ソレが椅子がわりの瓦礫を伝って、おれの膝まで乗りあげてきた。
「にゃひゃぃ――くすぐってぇ! それやめろ――」
ゴーレムをバカみてぇな早さで組み上げる、凄腕の職人とは思えねぇ――たおやかな指先を、キュッとつかんだ。
「別に怒りゃしねぇから、言ってみやが……言ってみて下さいわぜ?」
聞きてぇことは、他にもあるが。
「せ、折角、喚んだお婿さんを元の異世界に、帰さなくちゃならなくなりそうだったから……つい」
「んぁ、婿殿? ……つい?」
婿殿ってなぁ、何のことわぜ?
「全力で――――タンタァン――ガララチャラララン♪」
さっきの壊れた太鼓を、片手で器用に打ち鳴らす。
「手元足下がすべってしまって、この有り様というわけらぁん♪」
いま、足でも何かを、蹴り飛ばしたぞ。
まるで事態は、わからんままだが――
彼女がココで、大暴れしたと言うのは――
良ぉーく、伝わってきた。
「わざとじゃねぇーか……婿殿ってのぁ、なんだぜ?」
二号が、ぽきゅぽきゅ尻を振りながら、邪魔な瓦礫を退けている。
「えっ!? そそそ、それ聞いちゃうらん!? そ、そそそそそそ、そんなこと、淑女たる私の口からはっ、言えませんわぁらぁぁぁん♪」
〝そ〟がおおいな。
暴れだし、杓子に手が掛かったから――つかんでいた指先を放してやった。
すぽん――うしろに、ひっくり返るところを――ぽっきゅぎゅ♪
二号がうしろ足で、やんわりと受け止めてやる。
「(すまん、こんなに慌てるとは、思わなかったぜ)」
ふぉん♪
『>子細わかりませんが、王女がその企てをしなければ、
ニゲルは命を落とした元の場所へ、戻されていた可能性があります』
死んだ場所に戻されてもな――
ふぉん♪
『>はい、瓦礫の下敷きなら直後に圧死。
水中なら、やはり数分後に溺死。
その他の事故死なら場合によっては、
命の危険が無い状態で生き返ることが、
出来たかも知れませんが』
おれならさしずめ、〝めし処香味庵〟の土間か。
ニゲルのヤツぁ戻されなくて、命拾いしたかも知れねぇ……のか?
それで、婿殿てのもよぅ……一体なんだぜ?
言葉通りなら、王様の中の王様の娘の旦那ってこったろう?
ふぉん♪
『>〝お婿さん〟に関しては入力情報が、
少なすぎて類推できません。
女神像の背中の箱にアクセス出来れば、
イベントログの復元が可能です』
はい、わけわからん。
けど、とにかく女神像を元に戻しゃぁ、何かわかるんだな?
ふぉん♪
『>はい、要領を得ない王女の言葉を待たずとも、
おそらく、多くの謎が説破可能かと』
「よぉし、ラプトル王女さまよぅ! この女神像、直しちまっても構わねぇよな?」
いくらかでも金剛力が使えるなら、おれが二号を着て全部片付けちまうぜ。
「だっ、だだだだだだだっだっめぇーーーーーーっ!」
〝だ〟が多いぞ?
「ダメってのは、どういうこったぜ?」
そろそろいい加減、いろいろ煮え切らねぇ王女様に腹が立ってこないでもなくなってきた。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~
雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。
左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。
この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。
しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。
彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。
その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。
遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。
様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる