303 / 739
3:ダンジョンクローラーになろう
303:仙果到達ルートC、リルゲ互助会のひみつ
しおりを挟む
「でっかい木わね……あっ、すっかり忘れてた! おひとりさま三個までっ!」
広い東屋の端まで行くと、あたりの様子がみわたせた。
ここは丘の中腹。丘の頂上には巨木。
そっちへスルスルと、まるで幽霊のようにすべっていく五百乃大角。
おれもあとをついて、転移魔方陣のある高台からおりる。
「三個まで……なんのことかしらん?」
おれたちのあとにつづいて、階段を降りてきた王女が小首をかしげた。
「あのでけぇ木に、実がなってるらしいんだが……聞いたことはねぇでごぜぇますわぜ?」
腰に手をあて首を振る、王女。
念のため、杓子の間合いには入らねぇように気をつける。
例の、ひとり三つまでもらえるって話の仙果。
ソレが成る、ご神木らしいのがそびえ立っている。
ココからじゃ巨木に、実がなっているかどうかはわからねぇ。
その傍らには、召喚の塔とかいうやつもあって。
崩れたとはいえ女神像があるなら、あっちにも行ってみても良いかも。
「リオレーニャちゃん、ココは任せましたよ? ウフフフウケケケケッ♪」
魔王城に居る御神体だか浮かぶ球を、同時に操ってるんだろう。
五百乃大角の映し身が、何もない所に向かってそりかえった。
神々の、色んなことを一遍に進めるやり方には、まだ慣れねぇ。
ふぉん♪
小さい画面が現れ、頭に猫耳を乗せたリオレイニアが映ってる。
ニゲルの黒耳と違って、真っ白なソレは――
「なにやってんだアイツらは……まるで白猫だな」
鳥の白い仮面に、似合ってた。
「あたくしさまわ例のおいしい果物おー、一足先にいただいていますので、邪魔しないようにお願いいたしますよぉん♪」
ひでぇな、丸投げか。
けどお前さまよぉ、その浮かぶ球……プロジェクションなんたらで――飯が食えるのか?
ふぉん♪
『>プロジェクションBOTです。
プライマリデバイス、〝いつも使う御神体〟として登録することで、
食事をすることが可能になります』
わからんが、飯が食えるなら邪魔は出来ねぇ。
あとが怖いからな。
「そ、そんな、あの中に飛びこんだら――誰かひとり死にますニャン!」
小窓からじゃなくて、球から……五百乃大角の映し身からも、リオの声が聞こえてきた。
目が白い鳥の仮面で隠れていても、もう手に取るように形相がわかる。
「ひとり死ぬ」それはたぶん、ニゲルのことだろう。
本気のニゲルを目の当たりにしてもなお、そう言えるんだから――
ウチのパーティーメンバーも、相当だ。
「泣き言わぁー、あ・と・でぇ・聞きまぁすねぇー。じゃぁ、リオレーニャちゃんをおーぉ〝リルゲ互助会〟の副会長に任命しまぁすん、総員拍手――♪」
ぱちぱち、ぺちりっ♪
囃したてるな、謎の軍団を作るなってんだ。
ふぉん♪
『【リルゲ互助会】
リオレイニア・サキラテ
会員No.00002』
なんか別の小窓がでた。
リオレイニアの素顔も添えられてて一瞬、目がとまった。。
「なんだぜ、こいつぁ?」
「これからは異世界生活も、アウトソーシングの時代です」
ふぉん♪
『ヒント>アウトソーシング/外部委託。雇われ、丁稚奉公人』
「はぁ? まぁおれぁ五百乃大角の、雇われ料理番みたいなもんだが――」
カリカリと、うしろ頭をかく。
ただひとつの、迅雷が居ねぇと便利なことがコレだ。
実際は髪が蒸れないように風を通してくれるから、うしろ頭がかゆくなることもそうそうねぇけどな。
ふぉん♪
『イオノ>何ひとごとみたいに言ってるの?
リルゲ互助会の会長は、シガミーなのらん』
やかましい、ひとを謎の軍団長に据え置くなってんだ。
フォン♪
『【リルゲ互助会】
シガミー
会員No.00001』
なんか別の小窓。
いつ描かれたかわからねぇ、寝起きの締まらねぇ面。
ほんとやめろ。
「ムリだよ。あの中に入ったら死んじゃう!」
「無理なんてないの。レーダニャンは、リルゲ互助会副会長補佐に任命しますん♪」
重なっていく小窓、会員ナンバーは00003。
「ムリだよ。あの中に入ったら死んじゃう……シシガニャン二号をアタシにくれたら、出来そうな気がするけどぉ?」
小窓の中の猫耳を乗せた子供が悪い顔で、そんな催促をしやがる。
まだ、諦めてなかったのか。
「なら、ゲールニャ君をつけてあげますから。君わぁ、〝かりゅうのねどこ〟番頭だけでなく、リルゲ互助会副会長補佐代理も兼任してもらいますん♪」
「しかと承ろう。しかし、ワレは何をすれば良いのだ?」
「どっちが勝っても角が立つからさぁ、キッチリ引き分けにしてちょうだい♪」
そんな無理難題を――
「わかった、善処しよう」
――気安く引き受けるなってんだ。
「こら、ゲール! そういうのを安請け合いって言うんだよ? ウチのお父さんがいっつもソレで、帰りが遅くなるんだからっ!」
小窓ごしに――両肩をつかまれ揺さぶられる、猫耳を乗せた少年。
「問題ない。戦地に赴きはせず、炎の操り方に関して助言するつもりだ」
炎? 狐火か。
たしかにゲールが火龍の姿で吐いた爆炎は、凄まじかったからな。
存外、妙案かもしれん。
「さぁ、厄介ごとわぁみんなに任せて――あたくしさまたちだけでも、おさきに邪気を払う果物とやらをいただくわぁよぉう♪」
ヴォヴヴォゥン――――♪
だから仁王立ちのまま……飛んでくの止めろ。
昼日中から幽霊を見てるみてぇで、怖気がすらぁ。
「というわけでなぁ、おれたちはあの木の麓まで行ってみるけど――王女さまはどうするんだ?」
「そうですわね、私はあちらの〝召喚の塔〟の様子でも見にいこうかしららぁん♪」
先頭は浮かぶ球。
つぎがおれ。
そのうしろを王女が、杓子を振りまわしながらついてくる。
そんなことしてて、麓まで持つのか?
結構とおいぞ?
「そういや、ゴーレムは王女さまのお付きなんだろぅ? 蹴り飛ばして置いて来ちまって、平気なのか?」
「問題ないのらわぁーん。ケットーシィガミーちゃんだって、お付きのケットーシィたちをポコポコ殴り飛ばしてるじゃないのらぁん?」
そういうことでも、ねぇんだけど――
案の定、20歩も歩かないうちに王女が倒れた。
「ふぅ、おにぎり……運んでやってくれるか?」
「みゃにゃん? にゃごっ♪」
ぽっきゅむん♪
胸を叩いた勢いで、ゴロゴロと丘を落ちていく一号。
ぽきゅぽきゅぽきゅぽきゅ――――ごろごろごろろろろろっ!
追従する、〝特定作業用突撃用強化服:特撃型シシガニャン〟三号から十号まで。
「おい、迅雷」
ふぉん♪
『>なんでしょうか、シガミー』
「いっそのことオマエが、二号を着て運んでやれねぇか?」
ふぉん♪
『>女神像との通信スループットが、
理論値を維持していますので、
可能かも知れません』
言ってみるもんだな。
じゃあ、やってみてくれ。
ヴッ――ぽきゅぽん♪
強化服二号を出した。
「ジンライ……ららん?」
肩で息をしながらキョロキョロと、あたりを見わたす王女。
ヴッ――ぽきゅぽきゅぷぷぅん♪
倒れそうだった二号が、足を出して踏みとどまった。
「初めまシて、央都ラスクトール自治領第一王女ラプトル・ラスクトール姫さマ。ご機嫌麗シいようで嬉しク存じマす。私はINTタレット、形式ナンバーINTTRTT01、迅雷でス。以後、オ見知りおキを」
広い東屋の端まで行くと、あたりの様子がみわたせた。
ここは丘の中腹。丘の頂上には巨木。
そっちへスルスルと、まるで幽霊のようにすべっていく五百乃大角。
おれもあとをついて、転移魔方陣のある高台からおりる。
「三個まで……なんのことかしらん?」
おれたちのあとにつづいて、階段を降りてきた王女が小首をかしげた。
「あのでけぇ木に、実がなってるらしいんだが……聞いたことはねぇでごぜぇますわぜ?」
腰に手をあて首を振る、王女。
念のため、杓子の間合いには入らねぇように気をつける。
例の、ひとり三つまでもらえるって話の仙果。
ソレが成る、ご神木らしいのがそびえ立っている。
ココからじゃ巨木に、実がなっているかどうかはわからねぇ。
その傍らには、召喚の塔とかいうやつもあって。
崩れたとはいえ女神像があるなら、あっちにも行ってみても良いかも。
「リオレーニャちゃん、ココは任せましたよ? ウフフフウケケケケッ♪」
魔王城に居る御神体だか浮かぶ球を、同時に操ってるんだろう。
五百乃大角の映し身が、何もない所に向かってそりかえった。
神々の、色んなことを一遍に進めるやり方には、まだ慣れねぇ。
ふぉん♪
小さい画面が現れ、頭に猫耳を乗せたリオレイニアが映ってる。
ニゲルの黒耳と違って、真っ白なソレは――
「なにやってんだアイツらは……まるで白猫だな」
鳥の白い仮面に、似合ってた。
「あたくしさまわ例のおいしい果物おー、一足先にいただいていますので、邪魔しないようにお願いいたしますよぉん♪」
ひでぇな、丸投げか。
けどお前さまよぉ、その浮かぶ球……プロジェクションなんたらで――飯が食えるのか?
ふぉん♪
『>プロジェクションBOTです。
プライマリデバイス、〝いつも使う御神体〟として登録することで、
食事をすることが可能になります』
わからんが、飯が食えるなら邪魔は出来ねぇ。
あとが怖いからな。
「そ、そんな、あの中に飛びこんだら――誰かひとり死にますニャン!」
小窓からじゃなくて、球から……五百乃大角の映し身からも、リオの声が聞こえてきた。
目が白い鳥の仮面で隠れていても、もう手に取るように形相がわかる。
「ひとり死ぬ」それはたぶん、ニゲルのことだろう。
本気のニゲルを目の当たりにしてもなお、そう言えるんだから――
ウチのパーティーメンバーも、相当だ。
「泣き言わぁー、あ・と・でぇ・聞きまぁすねぇー。じゃぁ、リオレーニャちゃんをおーぉ〝リルゲ互助会〟の副会長に任命しまぁすん、総員拍手――♪」
ぱちぱち、ぺちりっ♪
囃したてるな、謎の軍団を作るなってんだ。
ふぉん♪
『【リルゲ互助会】
リオレイニア・サキラテ
会員No.00002』
なんか別の小窓がでた。
リオレイニアの素顔も添えられてて一瞬、目がとまった。。
「なんだぜ、こいつぁ?」
「これからは異世界生活も、アウトソーシングの時代です」
ふぉん♪
『ヒント>アウトソーシング/外部委託。雇われ、丁稚奉公人』
「はぁ? まぁおれぁ五百乃大角の、雇われ料理番みたいなもんだが――」
カリカリと、うしろ頭をかく。
ただひとつの、迅雷が居ねぇと便利なことがコレだ。
実際は髪が蒸れないように風を通してくれるから、うしろ頭がかゆくなることもそうそうねぇけどな。
ふぉん♪
『イオノ>何ひとごとみたいに言ってるの?
リルゲ互助会の会長は、シガミーなのらん』
やかましい、ひとを謎の軍団長に据え置くなってんだ。
フォン♪
『【リルゲ互助会】
シガミー
会員No.00001』
なんか別の小窓。
いつ描かれたかわからねぇ、寝起きの締まらねぇ面。
ほんとやめろ。
「ムリだよ。あの中に入ったら死んじゃう!」
「無理なんてないの。レーダニャンは、リルゲ互助会副会長補佐に任命しますん♪」
重なっていく小窓、会員ナンバーは00003。
「ムリだよ。あの中に入ったら死んじゃう……シシガニャン二号をアタシにくれたら、出来そうな気がするけどぉ?」
小窓の中の猫耳を乗せた子供が悪い顔で、そんな催促をしやがる。
まだ、諦めてなかったのか。
「なら、ゲールニャ君をつけてあげますから。君わぁ、〝かりゅうのねどこ〟番頭だけでなく、リルゲ互助会副会長補佐代理も兼任してもらいますん♪」
「しかと承ろう。しかし、ワレは何をすれば良いのだ?」
「どっちが勝っても角が立つからさぁ、キッチリ引き分けにしてちょうだい♪」
そんな無理難題を――
「わかった、善処しよう」
――気安く引き受けるなってんだ。
「こら、ゲール! そういうのを安請け合いって言うんだよ? ウチのお父さんがいっつもソレで、帰りが遅くなるんだからっ!」
小窓ごしに――両肩をつかまれ揺さぶられる、猫耳を乗せた少年。
「問題ない。戦地に赴きはせず、炎の操り方に関して助言するつもりだ」
炎? 狐火か。
たしかにゲールが火龍の姿で吐いた爆炎は、凄まじかったからな。
存外、妙案かもしれん。
「さぁ、厄介ごとわぁみんなに任せて――あたくしさまたちだけでも、おさきに邪気を払う果物とやらをいただくわぁよぉう♪」
ヴォヴヴォゥン――――♪
だから仁王立ちのまま……飛んでくの止めろ。
昼日中から幽霊を見てるみてぇで、怖気がすらぁ。
「というわけでなぁ、おれたちはあの木の麓まで行ってみるけど――王女さまはどうするんだ?」
「そうですわね、私はあちらの〝召喚の塔〟の様子でも見にいこうかしららぁん♪」
先頭は浮かぶ球。
つぎがおれ。
そのうしろを王女が、杓子を振りまわしながらついてくる。
そんなことしてて、麓まで持つのか?
結構とおいぞ?
「そういや、ゴーレムは王女さまのお付きなんだろぅ? 蹴り飛ばして置いて来ちまって、平気なのか?」
「問題ないのらわぁーん。ケットーシィガミーちゃんだって、お付きのケットーシィたちをポコポコ殴り飛ばしてるじゃないのらぁん?」
そういうことでも、ねぇんだけど――
案の定、20歩も歩かないうちに王女が倒れた。
「ふぅ、おにぎり……運んでやってくれるか?」
「みゃにゃん? にゃごっ♪」
ぽっきゅむん♪
胸を叩いた勢いで、ゴロゴロと丘を落ちていく一号。
ぽきゅぽきゅぽきゅぽきゅ――――ごろごろごろろろろろっ!
追従する、〝特定作業用突撃用強化服:特撃型シシガニャン〟三号から十号まで。
「おい、迅雷」
ふぉん♪
『>なんでしょうか、シガミー』
「いっそのことオマエが、二号を着て運んでやれねぇか?」
ふぉん♪
『>女神像との通信スループットが、
理論値を維持していますので、
可能かも知れません』
言ってみるもんだな。
じゃあ、やってみてくれ。
ヴッ――ぽきゅぽん♪
強化服二号を出した。
「ジンライ……ららん?」
肩で息をしながらキョロキョロと、あたりを見わたす王女。
ヴッ――ぽきゅぽきゅぷぷぅん♪
倒れそうだった二号が、足を出して踏みとどまった。
「初めまシて、央都ラスクトール自治領第一王女ラプトル・ラスクトール姫さマ。ご機嫌麗シいようで嬉しク存じマす。私はINTタレット、形式ナンバーINTTRTT01、迅雷でス。以後、オ見知りおキを」
0
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説
玲子さんは自重しない~これもある種の異世界転生~
やみのよからす
ファンタジー
病院で病死したはずの月島玲子二十五歳大学研究職。目を覚ますと、そこに広がるは広大な森林原野、後ろに控えるは赤いドラゴン(ニヤニヤ)、そんな自分は十歳の体に(材料が足りませんでした?!)。
時は、自分が死んでからなんと三千万年。舞台は太陽系から離れて二百二十五光年の一惑星。新しく作られた超科学なミラクルボディーに生前の記憶を再生され、地球で言うところの中世後半くらいの王国で生きていくことになりました。
べつに、言ってはいけないこと、やってはいけないことは決まっていません。ドラゴンからは、好きに生きて良いよとお墨付き。実現するのは、はたは理想の社会かデストピアか?。
月島玲子、自重はしません!。…とは思いつつ、小市民な私では、そんな世界でも暮らしていく内に周囲にいろいろ絆されていくわけで。スーパー玲子の明日はどっちだ?
カクヨムにて一週間ほど先行投稿しています。
書き溜めは100話越えてます…
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
喰らう度強くなるボクと姉属性の女神様と異世界と。〜食べた者のスキルを奪うボクが異世界で自由気ままに冒険する!!〜
田所浩一郎
ファンタジー
中学でいじめられていた少年冥矢は女神のミスによりできた空間の歪みに巻き込まれ命を落としてしまう。
謝罪代わりに与えられたスキル、《喰らう者》は食べた存在のスキルを使い更にレベルアップすることのできるチートスキルだった!
異世界に転生させてもらうはずだったがなんと女神様もついてくる事態に!?
地球にはない自然や生き物に魔物。それにまだ見ぬ珍味達。
冥矢は心を踊らせ好奇心を満たす冒険へと出るのだった。これからずっと側に居ることを約束した女神様と共に……
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
辺境領の底辺領主は知識チートでのんびり開拓します~前世の【全知データベース】で、あらゆる危機を回避して世界を掌握する~
昼から山猫
ファンタジー
異世界に転生したリューイは、前世で培った圧倒的な知識を手にしていた。
辺境の小さな領地を相続した彼は、王都の学士たちも驚く画期的な技術を次々と編み出す。
農業を革命し、魔物への対処法を確立し、そして人々の生活を豊かにするため、彼は動く。
だがその一方、強欲な諸侯や闇に潜む魔族が、リューイの繁栄を脅かそうと企む。
彼は仲間たちと協力しながら、領地を守り、さらには国家の危機にも立ち向かうことに。
ところが、次々に襲い来る困難を解決するたびに、リューイはさらに大きな注目を集めてしまう。
望んでいたのは「のんびりしたスローライフ」のはずが、彼の活躍は留まることを知らない。
リューイは果たして、すべての敵意を退けて平穏を手にできるのか。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる