289 / 741
3:ダンジョンクローラーになろう
289:ダンジョンクローラー(シガミー御一行様)、玉座のわなと錫杖の鉄輪
しおりを挟む
キュギュゥゥゥウゥ-ン!
ギュギギギギイギチチチチッ――――ピピピピピピピピッ♪
『▼▼▼――――♪』
「(接触まで1秒、上から来ます!)」
それは――鉄塊?
ガシガシン、ガシガシン――――ビビビビビビビビッビビビビィィィィィィィ――――――――――――!!!
『▼▼▼――――♪』
「(接触まで0・5秒、左右からも来ます!)」
いや――腕か?
椅子の天井だけじゃなく、左右の壁からも――
恐ろしく太くて無骨な、腕が生えた!
ゴォオォォォォォッ――――――――上から落ちてくる鉄塊!
ゴォオォォォォォッ――――――――左から伸びてくる鉄塊!
ゴォオォォォォォッ――――――――右から伸びてくる鉄塊!
『▼▼▼――――♪』
「(接触まで0・2秒、正面からも来ます!)」
わかってる。
正面の床に空いた穴から、ガシャガシャガチャガチャ!
どこまでも、はいでてくる太腕。
ゴォオォォォォォッ――――――――かま首をもたげる鉄塊!
せまる鉄の腕。真っ先には、無骨な拳骨が付いている
腕の形はどこか、迅雷の細腕と似ていたが――軋みをあげる出来の悪さからして、まるで別物だ。
とにかくとんでもなく不格好で、なんて言ったら良いのか――
みていたら怒りまで、こみ上げてきた。
「(迅雷――!)」
腕に潰される寸前――「(はい、シガミー)」
ヴヴヴヴッ――――じゃじゃじゃり、じゃりぃぃぃぃぃぃぃぃんっ♪
錫杖を四本とりだした。
迫り来る四つの鉄塊を、1シガミーの鉄棒×4で凌ぎきる!
錫杖の頭に付いた鉄輪。
それを束ね――右手でつかむ。
力を込めると四方にばらけていく、ジンライ鋼製の鉄棒。
ゴギャギュゴギュイィィィィイィッ――――まず上!
ゴギャギュゴギュイィィィィイィッ――――つぎに左!
ゴギャギュゴギュイィィィィイィッ――――さらに右!
ゴギャギュゴギュイィィィィイィッ――――とどめの正面!
四つの鉄塊の拳に、四本の錫杖が突き刺さった。
力負けしないように、左手で右手首を支える。
ギシリ――
ギリギリ〝腰を落としたシシガニャン一匹分〟の隙間が、出来た。
「(モサモサ神官相手に使った、アレ出すぞ!)」
「(〝夕凪モード〟ですか?)」
「(そう、そんな名前だ――やってくれっ!)」
「(では〝温然入浴夕凪門戸〟と唱えてください)」
「温然入浴夕凪門戸――――!」
ギュキキキキキキキッ――――――――!?
おれの叫びは――耳をつんざく鉄音で、かき消された!
ギュキキキキキキキッ――――――――!?
自慢の拳が止められ、焦ったのかも知れねぇ。
ギュキキキキキキキッ――――――――!?
機械の太腕が、一斉に下がっていく。
ギュキキキキキキキッ――――――――!?
ふぉん♪
『【納刀自動化モード/ON】
━━━━╋:左 右:╋━━━━』
ビードロの中、小さい地図の横。
鞘に納まった小太刀の絵が、あらわれた。
央都で使ったときと、ちがうのは――
ふぉん♪
『 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ╋:上
╋:前』
刀をあらわす絵が、二本増えてる。
まず――錫杖を突き刺したまま逃げていく、上の鉄塊。
ゆれる鉄輪をつかんで引き下ろせば、カタナが抜ける。
しかも、形としちゃぁ――――上段からの引き打ちだ。
――――シュッカ、カァァァァァンッ!
鉄輪を持って振りまわしただけじゃ、とても切れそうもねぇから――
ちいと、細工をす――――ゴコゴォン!
碌に力が入ってねぇ仕込みの直刀が――左の鉄塊を切り落とした。
夕凪で代わった芸当をするつもりだったが――必要ねぇか。
落ちず空中に残る左鉄塊。
これは念話じゃねぇ。おれの手習いの境地が、見せている。
ヒュルルッン――――シュッカ、カァァァァァンッ!
返す鉄輪で左鉄塊を、横にも割る。
「(速ぇ! この剣速はダメだ、止めねぇと!)」
一瞬で鉄輪をすべって戻ってきて、二号のカラダを寸断しかねねぇ。
何にも切れねぇ強化服と、何でも切っちまいそうな鉄輪の剣筋。
ニゲルに出来たことは、おれに出来てもおかしくはない。
万が一切れるとおっかねぇから、鉄輪を左手にもちかえ――
そのまま一回転。
うしろ手で正面にあるだろう鉄輪を、手探りでつかむ。
あれ、ねぇ?
「(もうすこし、あと5度……0・1秒先です)」
がしり――よしつかんだ!
回転するまま鉄輪を抜き、右鉄塊を横に切る。
――――シュッカ、カァァァァァンッ!
いけねぇ――――ゴゴォォン!
玉座の背もたれまで、いっしょに切っちまった。
「(剣速は秒速約42メートルに達しています。動作半径に注意してください)」
ふぉん♪
『 :
: :
: :
: :
: ╋:上
╋:前』
両手の直刀は、抜き身のままだ。
居合いは使えない。
けど金剛力で、鉄輪を振り回せば――
「(はい。リーチ……間合いは短いですが、大抵の物が両断できます)」
――――シュッカ、カァァァァァンッ!
左手をねじり込み、右鉄塊を縦にも割った。
チキッ♪
『 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ╋:上
╋:前』
ここで仕込み刀がようやく、錫杖の鞘に収まった。
ゴゴゴゴオキュギィッ――――離れていく鉄腕。
左右の錫杖は、抜けなかった。
真上と正面の鉄塊は、切れなかった。
やっぱり……やってみるかアレ。
両手に持つ鉄輪を放した。
前回りでとんぼを切り――ぽっきゅ――くるるるっ――がしりっ♪
離れていく錫杖を、つかみなおした。
「一の構え。――にゃっ♪」
しゅっとん。
切ったとんぼにあわせ、右手で振りおろす。
打突は届かねぇ間合い――錫杖の鞘がすっぽ抜けてシュッカァァ――――シュシュッゴッガァァァァァンッ!!
天井の太腕が爆発した。
まるで大筒か、リオレイニアの火弾だ。
すさまじい衝撃。
ココまでの威力があるとは、思わなかった。
ふぉん♪
『 :
┃ :
┃ :
┃ :
┃ ╋:上
╋:前』
弾丸はもう一発ある。
「一の構え。――みゃぁ♪」
しゅっとん。
こんどは左手で、振りおろした。
錫杖の鞘が、正面の床穴へ逃げていく鉄塊に――――シュシュッゴッガァァァァァンッ!!
真上と正面の機械太腕は、木っ端微塵になった!
左右のも鉄塊を、縦横に割ってやった!
「(シガミー、むかって卯の方向! ちいさなドアの向こう)」
ぴぴぴぴぴっ♪
『▼――Unknown』
「(人が居ます)」
たしかに壁の向こうに、ひとの縁取りがみえた。
心配したリオレイニアが、魔法杖で飛んできたのかも知れない。
ギュギギギギイギチチチチッ――――ピピピピピピピピッ♪
『▼▼▼――――♪』
「(接触まで1秒、上から来ます!)」
それは――鉄塊?
ガシガシン、ガシガシン――――ビビビビビビビビッビビビビィィィィィィィ――――――――――――!!!
『▼▼▼――――♪』
「(接触まで0・5秒、左右からも来ます!)」
いや――腕か?
椅子の天井だけじゃなく、左右の壁からも――
恐ろしく太くて無骨な、腕が生えた!
ゴォオォォォォォッ――――――――上から落ちてくる鉄塊!
ゴォオォォォォォッ――――――――左から伸びてくる鉄塊!
ゴォオォォォォォッ――――――――右から伸びてくる鉄塊!
『▼▼▼――――♪』
「(接触まで0・2秒、正面からも来ます!)」
わかってる。
正面の床に空いた穴から、ガシャガシャガチャガチャ!
どこまでも、はいでてくる太腕。
ゴォオォォォォォッ――――――――かま首をもたげる鉄塊!
せまる鉄の腕。真っ先には、無骨な拳骨が付いている
腕の形はどこか、迅雷の細腕と似ていたが――軋みをあげる出来の悪さからして、まるで別物だ。
とにかくとんでもなく不格好で、なんて言ったら良いのか――
みていたら怒りまで、こみ上げてきた。
「(迅雷――!)」
腕に潰される寸前――「(はい、シガミー)」
ヴヴヴヴッ――――じゃじゃじゃり、じゃりぃぃぃぃぃぃぃぃんっ♪
錫杖を四本とりだした。
迫り来る四つの鉄塊を、1シガミーの鉄棒×4で凌ぎきる!
錫杖の頭に付いた鉄輪。
それを束ね――右手でつかむ。
力を込めると四方にばらけていく、ジンライ鋼製の鉄棒。
ゴギャギュゴギュイィィィィイィッ――――まず上!
ゴギャギュゴギュイィィィィイィッ――――つぎに左!
ゴギャギュゴギュイィィィィイィッ――――さらに右!
ゴギャギュゴギュイィィィィイィッ――――とどめの正面!
四つの鉄塊の拳に、四本の錫杖が突き刺さった。
力負けしないように、左手で右手首を支える。
ギシリ――
ギリギリ〝腰を落としたシシガニャン一匹分〟の隙間が、出来た。
「(モサモサ神官相手に使った、アレ出すぞ!)」
「(〝夕凪モード〟ですか?)」
「(そう、そんな名前だ――やってくれっ!)」
「(では〝温然入浴夕凪門戸〟と唱えてください)」
「温然入浴夕凪門戸――――!」
ギュキキキキキキキッ――――――――!?
おれの叫びは――耳をつんざく鉄音で、かき消された!
ギュキキキキキキキッ――――――――!?
自慢の拳が止められ、焦ったのかも知れねぇ。
ギュキキキキキキキッ――――――――!?
機械の太腕が、一斉に下がっていく。
ギュキキキキキキキッ――――――――!?
ふぉん♪
『【納刀自動化モード/ON】
━━━━╋:左 右:╋━━━━』
ビードロの中、小さい地図の横。
鞘に納まった小太刀の絵が、あらわれた。
央都で使ったときと、ちがうのは――
ふぉん♪
『 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ╋:上
╋:前』
刀をあらわす絵が、二本増えてる。
まず――錫杖を突き刺したまま逃げていく、上の鉄塊。
ゆれる鉄輪をつかんで引き下ろせば、カタナが抜ける。
しかも、形としちゃぁ――――上段からの引き打ちだ。
――――シュッカ、カァァァァァンッ!
鉄輪を持って振りまわしただけじゃ、とても切れそうもねぇから――
ちいと、細工をす――――ゴコゴォン!
碌に力が入ってねぇ仕込みの直刀が――左の鉄塊を切り落とした。
夕凪で代わった芸当をするつもりだったが――必要ねぇか。
落ちず空中に残る左鉄塊。
これは念話じゃねぇ。おれの手習いの境地が、見せている。
ヒュルルッン――――シュッカ、カァァァァァンッ!
返す鉄輪で左鉄塊を、横にも割る。
「(速ぇ! この剣速はダメだ、止めねぇと!)」
一瞬で鉄輪をすべって戻ってきて、二号のカラダを寸断しかねねぇ。
何にも切れねぇ強化服と、何でも切っちまいそうな鉄輪の剣筋。
ニゲルに出来たことは、おれに出来てもおかしくはない。
万が一切れるとおっかねぇから、鉄輪を左手にもちかえ――
そのまま一回転。
うしろ手で正面にあるだろう鉄輪を、手探りでつかむ。
あれ、ねぇ?
「(もうすこし、あと5度……0・1秒先です)」
がしり――よしつかんだ!
回転するまま鉄輪を抜き、右鉄塊を横に切る。
――――シュッカ、カァァァァァンッ!
いけねぇ――――ゴゴォォン!
玉座の背もたれまで、いっしょに切っちまった。
「(剣速は秒速約42メートルに達しています。動作半径に注意してください)」
ふぉん♪
『 :
: :
: :
: :
: ╋:上
╋:前』
両手の直刀は、抜き身のままだ。
居合いは使えない。
けど金剛力で、鉄輪を振り回せば――
「(はい。リーチ……間合いは短いですが、大抵の物が両断できます)」
――――シュッカ、カァァァァァンッ!
左手をねじり込み、右鉄塊を縦にも割った。
チキッ♪
『 ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ┃
┃ ╋:上
╋:前』
ここで仕込み刀がようやく、錫杖の鞘に収まった。
ゴゴゴゴオキュギィッ――――離れていく鉄腕。
左右の錫杖は、抜けなかった。
真上と正面の鉄塊は、切れなかった。
やっぱり……やってみるかアレ。
両手に持つ鉄輪を放した。
前回りでとんぼを切り――ぽっきゅ――くるるるっ――がしりっ♪
離れていく錫杖を、つかみなおした。
「一の構え。――にゃっ♪」
しゅっとん。
切ったとんぼにあわせ、右手で振りおろす。
打突は届かねぇ間合い――錫杖の鞘がすっぽ抜けてシュッカァァ――――シュシュッゴッガァァァァァンッ!!
天井の太腕が爆発した。
まるで大筒か、リオレイニアの火弾だ。
すさまじい衝撃。
ココまでの威力があるとは、思わなかった。
ふぉん♪
『 :
┃ :
┃ :
┃ :
┃ ╋:上
╋:前』
弾丸はもう一発ある。
「一の構え。――みゃぁ♪」
しゅっとん。
こんどは左手で、振りおろした。
錫杖の鞘が、正面の床穴へ逃げていく鉄塊に――――シュシュッゴッガァァァァァンッ!!
真上と正面の機械太腕は、木っ端微塵になった!
左右のも鉄塊を、縦横に割ってやった!
「(シガミー、むかって卯の方向! ちいさなドアの向こう)」
ぴぴぴぴぴっ♪
『▼――Unknown』
「(人が居ます)」
たしかに壁の向こうに、ひとの縁取りがみえた。
心配したリオレイニアが、魔法杖で飛んできたのかも知れない。
0
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
懐いてた年下の女の子が三年空けると口が悪くなってた話
六剣
恋愛
社会人の鳳健吾(おおとりけんご)と高校生の鮫島凛香(さめじまりんか)はアパートのお隣同士だった。
兄貴気質であるケンゴはシングルマザーで常に働きに出ているリンカの母親に代わってよく彼女の面倒を見ていた。
リンカが中学生になった頃、ケンゴは海外に転勤してしまい、三年の月日が流れる。
三年ぶりに日本のアパートに戻って来たケンゴに対してリンカは、
「なんだ。帰ってきたんだ」
と、嫌悪な様子で接するのだった。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜
櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。
パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。
車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。
ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!!
相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム!
けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!!
パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる