225 / 738
2:カブキーフェスタへの道
225:ギルド住まいの聖女(研修中)、呪いの神髄
しおりを挟む
「カラテェーくんさ、さっき壁を直した手際がさ、凄かったじゃんか?」
じりじりじりじり――チャッ!
「〝伝説の職人〟スキルがあれば、大抵の物は直せるけど――そ、それが、どーしたんだい?」
大嘘だ。ほんとは、ソレだけじゃ無理だ。
ほかにも山のようなスキルがあって、初めて出来ることだ。
迅雷かおにぎりが居れば、壊れた所をまるごと収納してから、とりだすことなんかは出来るけど。
「この呪いのローブをさ、真っ二つにしたとしてもさ、元どおりに直せるかなーって思ってさ」
ザリザリザリザリッ――――すっかり錆びついた聖剣(安物)が、抜かれた。
もう最近、こんな手合いばっかりだな。
スグに、段平抜きやがって――
「そりゃ、出来るけど――――!?」
ヴッ――――じゃりぃぃぃん♪
ガタタンッ!
錫杖を構えて、椅子から転げ落ちる。
けど、勇者ニゲルの歩みは、逸れることなくまっすぐに――
「ならさ、このローブを切っちゃってもさ、平気だよね?」
狙いはぼくじゃなくて、呪われたローブだったみたいだ。
「ローブを切る?」
もう袖を通すつもりはないだろうから、文句は言われないと思うけど。
「そうだよ。カラテェーは日本生まれだから――〝ハジャの剣〟って言葉の意味はわかる?」
破邪……?
破邪顕正か?
邪法や邪道を打ち破り、正道を明らかにする行い――完全に坊主の……僧兵猪蟹の領分だ。
「えー!? なんで寿司がわからなくて、破邪顕正の剣なんて言葉はわかるんだ?」
「えー? この世界に来る直前にさ、〝ノラクエ3リマスター版の真のラスボス〟を倒すのに使ったばっかだから、覚えてただけだよ」
わからん。五百乃大角なら、わかるのかもしれない。
「それと、〝箱入りでカラアゲが添えられてる〟お寿司しか――ぼくは認めないっ!」
こっちはわかる。そんな寿司があるかい。
日の本の後の世ってのは――五百乃大角みたいな、大食らいばかりになるのかもしれない。
青年だって、そのうち下っ腹が出てくるんだ。
「まるでわかんないけど、この〝呪い〟ごと切るってこと?」
たしかに、安物でもありゃ聖剣だ。
魔王っていう邪な生き物を、切るための剣だったんだから――
まさに破邪顕正に、うってつけだ。
「そう。じつは央都の宿屋でさ、呪いのアイテムで部屋に閉じ込められたことがあってさ、この剣だと何でか簡単に切れたんだよね」
うん、だからそれ。姫さんが抜けなかった腹いせに、ぶち切った――
聖剣の……半分っていうか〝残り〟っていうか……〝なれの果て〟?
『>工房長が、くず鉄の中から作成したと思われます』
迅雷が、そんなことを言ってた気がする。
「じゃあ、ソレも鑑定してあげようか?」
いまここで、聖剣だって言うのを教えとけば、いろいろ面倒がなくて良い。
ニゲル最強説を唱える度に、馬鹿にされなくて済むし。
「いやそれは、いらない! こんな安物ごときで手を煩わせるくらいなら、貯金をはたいて鉄の剣を買うよ」
なんでここまで、頑に鑑定したがらないんだろう?
「じゃあ、ちょっと離れてて。切ってみるから」
テーブルから離れる。
「でぇいぃ――――!」
シュッカァンッ――――!
相変わらず、凄まじい太刀筋だ。
〝敵の先手を取る〟、姫さんのアレともちがう。
まばたきより早い。
戦いの最中でもなけりゃ、とても見えない。
崩れるテーブル。
テーブルごと横一文字に切られた、真っ青のローブ――
――から鮮血が、ほとばしった!
「うっわぁ――――!?」
返り血で、黄色に染まる青年!
何だ、その色!?
ボゴゥワァァッ!
燃えあがるローブ!
燃えた!?
火を消さないと――「みずのたまっ!」
ばしゃーっと水がかかり、炎は鎮火された。
すると――――ヒュヴォワァァァァァ♪
装備を修理した時みたいに、光るローブ。
その光が、強くなっていく。
「グワァァァァァァァッ――――!」
魔物の叫び声のような――――なんだっ!?
ローブからはい出てきた、〝魔法の神髄〟みたいな光る糸くずが――狂ったようにのたうち回る!
うっわっ、これは――「「気色悪い!」」
「なにごとですのっ――!?」
ばぁん!
飛びこんできたのは――さっきの女性のような姿。
タオルを巻いただけの――リカルル・リ・コントゥル、その人。
さっきは半裸の女性に出くわしたけど、こんどは半裸の意中の相手に出くわしたわけだ。
「っぎゃっ!? なんだい、その気持ち悪いのっ!?」
「ま、魔物っ!?」
ほか二名も、タオルを巻いている。
湯気が出ているから、温泉につかっていた所だったんだろう。
「リさこさっロー呪っみんよ――――!!!」
あー、ニゲルは何言ってんの!?
真っ赤な顔、あわてて首を横に曲げたのは――えらい!
けど、その大口を狙いすましたかのように――――魔法の神髄……いや、呪いの神髄が、わちゃくちゃと絡まりながら飛んでいく!
あれが【吸血の呪い】の正体なら――ニゲルの口に入られるのは、マズい気がする!
くそ、どうする!?
真言を唱えている暇はねぇ!
「その糸くずは――呪いだ! ローブを切ったら出てきた!」
タッ――地を蹴る!
「なんだってぇっ――!?」
にげる女将さん。
「きゃぁぁ――!?」
にげる女性。
ニゲルを突き飛ば――すより先にニゲルの口に飛びこむ、〝のたうち回る糸くず。
「コ――ON♪」
ぼっごぉぉぉぉぉぉぅわっ!
灯りの魔法とも、火炎魔法ともちがう――青白い炎。
青年の頭をつつむ、蒼い陽光!
ゆらゆらぁ――――ふわっさ♪
姫さんの必死な顔!
小さな尻尾が、タオルの端から飛び出ている。
回転する――仄暗い光。
「むぐぐぐぐっ――――ぅ!?」
うめくニゲルの口から〝呪い〟が、しゅるるるるるるるっ――――巻き取られていく。
毛玉になったソレをガシリとつかむ、ガムラン町代表(半裸)。
「――――滅せよ♪」
なぜか――ばちぃーん♪
と閉じられる片目。
きゅぼっがぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!
印を結ぶしなやかな指には、ニゲルがはめてやった指輪が光っている。
やべぇなこりゃ。前世のおれよか、達観してやがる――けど?
「あれ、虫かい? 虫が居るのかい? ぼくが手で、払ってあげようか?」
ねぇ、ねぇ、ねえってばさ。
「やっ、やっかましーですわよっ――――人が折角、かわい格好よく決めてるのにぃ――――!!!!」
ぼわーっ、ぼごぉうわわわぁー!
このあと狐火(小)で、しこたま追いかけられた。
じりじりじりじり――チャッ!
「〝伝説の職人〟スキルがあれば、大抵の物は直せるけど――そ、それが、どーしたんだい?」
大嘘だ。ほんとは、ソレだけじゃ無理だ。
ほかにも山のようなスキルがあって、初めて出来ることだ。
迅雷かおにぎりが居れば、壊れた所をまるごと収納してから、とりだすことなんかは出来るけど。
「この呪いのローブをさ、真っ二つにしたとしてもさ、元どおりに直せるかなーって思ってさ」
ザリザリザリザリッ――――すっかり錆びついた聖剣(安物)が、抜かれた。
もう最近、こんな手合いばっかりだな。
スグに、段平抜きやがって――
「そりゃ、出来るけど――――!?」
ヴッ――――じゃりぃぃぃん♪
ガタタンッ!
錫杖を構えて、椅子から転げ落ちる。
けど、勇者ニゲルの歩みは、逸れることなくまっすぐに――
「ならさ、このローブを切っちゃってもさ、平気だよね?」
狙いはぼくじゃなくて、呪われたローブだったみたいだ。
「ローブを切る?」
もう袖を通すつもりはないだろうから、文句は言われないと思うけど。
「そうだよ。カラテェーは日本生まれだから――〝ハジャの剣〟って言葉の意味はわかる?」
破邪……?
破邪顕正か?
邪法や邪道を打ち破り、正道を明らかにする行い――完全に坊主の……僧兵猪蟹の領分だ。
「えー!? なんで寿司がわからなくて、破邪顕正の剣なんて言葉はわかるんだ?」
「えー? この世界に来る直前にさ、〝ノラクエ3リマスター版の真のラスボス〟を倒すのに使ったばっかだから、覚えてただけだよ」
わからん。五百乃大角なら、わかるのかもしれない。
「それと、〝箱入りでカラアゲが添えられてる〟お寿司しか――ぼくは認めないっ!」
こっちはわかる。そんな寿司があるかい。
日の本の後の世ってのは――五百乃大角みたいな、大食らいばかりになるのかもしれない。
青年だって、そのうち下っ腹が出てくるんだ。
「まるでわかんないけど、この〝呪い〟ごと切るってこと?」
たしかに、安物でもありゃ聖剣だ。
魔王っていう邪な生き物を、切るための剣だったんだから――
まさに破邪顕正に、うってつけだ。
「そう。じつは央都の宿屋でさ、呪いのアイテムで部屋に閉じ込められたことがあってさ、この剣だと何でか簡単に切れたんだよね」
うん、だからそれ。姫さんが抜けなかった腹いせに、ぶち切った――
聖剣の……半分っていうか〝残り〟っていうか……〝なれの果て〟?
『>工房長が、くず鉄の中から作成したと思われます』
迅雷が、そんなことを言ってた気がする。
「じゃあ、ソレも鑑定してあげようか?」
いまここで、聖剣だって言うのを教えとけば、いろいろ面倒がなくて良い。
ニゲル最強説を唱える度に、馬鹿にされなくて済むし。
「いやそれは、いらない! こんな安物ごときで手を煩わせるくらいなら、貯金をはたいて鉄の剣を買うよ」
なんでここまで、頑に鑑定したがらないんだろう?
「じゃあ、ちょっと離れてて。切ってみるから」
テーブルから離れる。
「でぇいぃ――――!」
シュッカァンッ――――!
相変わらず、凄まじい太刀筋だ。
〝敵の先手を取る〟、姫さんのアレともちがう。
まばたきより早い。
戦いの最中でもなけりゃ、とても見えない。
崩れるテーブル。
テーブルごと横一文字に切られた、真っ青のローブ――
――から鮮血が、ほとばしった!
「うっわぁ――――!?」
返り血で、黄色に染まる青年!
何だ、その色!?
ボゴゥワァァッ!
燃えあがるローブ!
燃えた!?
火を消さないと――「みずのたまっ!」
ばしゃーっと水がかかり、炎は鎮火された。
すると――――ヒュヴォワァァァァァ♪
装備を修理した時みたいに、光るローブ。
その光が、強くなっていく。
「グワァァァァァァァッ――――!」
魔物の叫び声のような――――なんだっ!?
ローブからはい出てきた、〝魔法の神髄〟みたいな光る糸くずが――狂ったようにのたうち回る!
うっわっ、これは――「「気色悪い!」」
「なにごとですのっ――!?」
ばぁん!
飛びこんできたのは――さっきの女性のような姿。
タオルを巻いただけの――リカルル・リ・コントゥル、その人。
さっきは半裸の女性に出くわしたけど、こんどは半裸の意中の相手に出くわしたわけだ。
「っぎゃっ!? なんだい、その気持ち悪いのっ!?」
「ま、魔物っ!?」
ほか二名も、タオルを巻いている。
湯気が出ているから、温泉につかっていた所だったんだろう。
「リさこさっロー呪っみんよ――――!!!」
あー、ニゲルは何言ってんの!?
真っ赤な顔、あわてて首を横に曲げたのは――えらい!
けど、その大口を狙いすましたかのように――――魔法の神髄……いや、呪いの神髄が、わちゃくちゃと絡まりながら飛んでいく!
あれが【吸血の呪い】の正体なら――ニゲルの口に入られるのは、マズい気がする!
くそ、どうする!?
真言を唱えている暇はねぇ!
「その糸くずは――呪いだ! ローブを切ったら出てきた!」
タッ――地を蹴る!
「なんだってぇっ――!?」
にげる女将さん。
「きゃぁぁ――!?」
にげる女性。
ニゲルを突き飛ば――すより先にニゲルの口に飛びこむ、〝のたうち回る糸くず。
「コ――ON♪」
ぼっごぉぉぉぉぉぉぅわっ!
灯りの魔法とも、火炎魔法ともちがう――青白い炎。
青年の頭をつつむ、蒼い陽光!
ゆらゆらぁ――――ふわっさ♪
姫さんの必死な顔!
小さな尻尾が、タオルの端から飛び出ている。
回転する――仄暗い光。
「むぐぐぐぐっ――――ぅ!?」
うめくニゲルの口から〝呪い〟が、しゅるるるるるるるっ――――巻き取られていく。
毛玉になったソレをガシリとつかむ、ガムラン町代表(半裸)。
「――――滅せよ♪」
なぜか――ばちぃーん♪
と閉じられる片目。
きゅぼっがぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!
印を結ぶしなやかな指には、ニゲルがはめてやった指輪が光っている。
やべぇなこりゃ。前世のおれよか、達観してやがる――けど?
「あれ、虫かい? 虫が居るのかい? ぼくが手で、払ってあげようか?」
ねぇ、ねぇ、ねえってばさ。
「やっ、やっかましーですわよっ――――人が折角、かわい格好よく決めてるのにぃ――――!!!!」
ぼわーっ、ぼごぉうわわわぁー!
このあと狐火(小)で、しこたま追いかけられた。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
嫌われ者の悪役令息に転生したのに、なぜか周りが放っておいてくれない
AteRa
ファンタジー
エロゲの太ったかませ役に転生した。
かませ役――クラウスには処刑される未来が待っている。
俺は死にたくないので、痩せて死亡フラグを回避する。
*書籍化に際してタイトルを変更いたしました!
【R18】異世界魔剣士のハーレム冒険譚~病弱青年は転生し、極上の冒険と性活を目指す~
泰雅
ファンタジー
病弱ひ弱な青年「青峰レオ」は、その悲惨な人生を女神に同情され、異世界に転生することに。
女神曰く、異世界で人生をしっかり楽しめということらしいが、何か裏がある予感も。
そんなことはお構いなしに才覚溢れる冒険者となり、女の子とお近づきになりまくる状況に。
冒険もエロも楽しみたい人向け、大人の異世界転生冒険活劇始まります。
・【♡(お相手の名前)】はとりあえずエロイことしています。悪しからず。
・【☆】は挿絵があります。AI生成なので細部などの再現は甘いですが、キャラクターのイメージをお楽しみください。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・思想・名称などとは一切関係ありません。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません
※この物語のえちちなシーンがある登場人物は全員18歳以上の設定です。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
付喪神、子どもを拾う。
真鳥カノ
キャラ文芸
旧題:あやかし父さんのおいしい日和
3/13 書籍1巻刊行しました!
8/18 書籍2巻刊行しました!
【第4回キャラ文芸大賞 奨励賞】頂きました!皆様のおかげです!ありがとうございます!
おいしいは、嬉しい。
おいしいは、温かい。
おいしいは、いとおしい。
料理人であり”あやかし”の「剣」は、ある日痩せこけて瀕死の人間の少女を拾う。
少女にとって、剣の作るご飯はすべてが宝物のようだった。
剣は、そんな少女にもっとご飯を作ってあげたいと思うようになる。
人間に「おいしい」を届けたいと思うあやかし。
あやかしに「おいしい」を教わる人間。
これは、そんな二人が織りなす、心温まるふれあいの物語。
※この作品はエブリスタにも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる