171 / 738
2:カブキーフェスタへの道
171:龍脈の棟梁(シガミー)、シシガニャン立つ
しおりを挟む
「カカッ、久しいのう鬼の小娘よ」
話の邪魔をしてきた、〝火の玉とか岩とか吐く狼〟が――10匹くらい山積みになってる。
「ああ、久しぶりだな天狗殿――」
さっきも思ったけど、シガミーの話しかたを聞いて覚えたのか、「テェーング」呼びじゃなくなってる。
「――決闘してくれ!」
ガチャ――ドガチャリン♪
収納魔法具から取りだされ、狼山のそばに投げだされたのは、オルコトリアの革袋。
「子細わからんが、いいじゃろう。相手をしてやるわい……金は要らんがのう」
岩場に切りたつ崖。
ソコから生えた、ずいぶんと根性のある木の上。
真横に生えたのち、陽光を求め……上に曲がって伸びている。
木の上、それほど太くない枝の上に、天狗は胡座をかいて座った。
「ほ、本当かっ!? ……けど、この金には意味があるから、是非とも――もらっていただくっ!」
ガチャリッ――――まてまて、いきなり長剣を抜こうとするな。
しかも空いた手は腰に差した、青い小太刀(工房長から買ったヤツに、天狗が色を塗ってやった)に伸びている。
さっき……2時間前に見たときは、小太刀は持ってなかったし――えらく裾が短ぇ。
伯爵夫人とか、元の姿の五百乃大角がしてそうな格好だ。。
なんでまた、わざわざ着替えた?
あんなに足が出てちゃあ、岩場での戦いに不利だろうが。
「(おそらくは、背水の陣の一種かと)」
鬼娘は本気で、殺しに来てる。
距離にして、せいぜい15メートル。
その真剣な表情を、つぶさに観察できる。
おれのうしろ頭には迅雷が張りついてて、金剛力をいつでも使える状態だ。
光の速さの〝リカルルの剣〟よりは、確実におそい剣。
たとえ二刀流でも、喰らう道理は無い。
鬼娘の白い足に、青い血管が這いまわるのが見えた。
――――ごきりと、骨が鳴っ――――
「――あいや、またぁれぇぇぃいぃいぃいぃいぃぃぃぃっ――――!」
天狗のおれが本気で切ったら、いくら鬼の娘でも、まず、お陀仏だろう。
かといって、あの顔は手加減されたら、納得はしまい。
いまこそ前世でつちかった、説法を試みるときだ。
「話すことなどない……と言いたい所だが、あえて聞こう」
倍の太さだった両足と二の腕が、元にもどった。
ふう、ちゃんと話が通じるのはありがたい。
日の本の〝鬼〟どもは、聞いた話じゃ、一度、金剛力が入ったら最後。
碌に話が出来なかったらしいからな。
「わしもいまだ、修験の身じゃ……金を取って、刀を振るうのには抵抗が有るわーい!」
「ふぅん、一理なくもないが――ゴーブリン石を換金するのは、剣を金に換えることとは違うのか?」
ちっ、余計なことを覚えていやがるな。
コイツは鬼だが、力任せの阿呆じゃねぇ。
我を忘れるのは……頭の上から攻撃されそうなときくらいか。
なら……いまの位置取りはまずいな。
「よっこらぁせっと――――カカッ、カカカカッ!」
笑いながら、高下駄で絶壁を駆け降りる。
〝ひっつき虫〟……異様に滑ったり止まったりできる、〝木目〟みてぇなのが下駄の歯に塗ってある。
壁の上に立ち止まることすら、余裕だ。
正に天狗か狐狸妖怪だろ、おれ。
ふぉん♪
『ヒント>量子記述的な積層構造は、惑星地球にも惑星ヒースにも自然に発生しています』
わからん。
「(天狗も妖狐も、シガミーもルリーロも――土地の理において正当です)」
わからん?
「(神々の作りしカラダを持つ者が、前世で開花した術や技を〝具現化〟できるからといって、その全てが不誠実……イカサマでは無いと言うことです)」
ふぉん♪
『ヒント>思考が身体を繰り返し動かし、やがて思考を停止したとき、動く身体は技になる』
それは言葉の意味じゃなくて、考え方の案内だった。
それは、おれが修行でつちかった、いつもやってる〝体現〟だ。
「んぅ? つまり、名実ともに……〝妖怪じみてきてる〟って言いてぇたいのか?」
よせやい、伯爵夫人さまと一緒にすんな。あっちは、筋金入りの本物だ。
カッカッカガガガッ――ガガン――ビキバキ!
かんがえ事をしてたら、勢いがあまった。
割れ、ゆれる地面。
ガキッ――ふたたび構える、鬼。
「この金をもらってやっても良いが、コイツが切れたらだ」
ヴッ――――ぎゅっぽぉぉん♪
面白い音。
取りだしたシシガニャンの、兜頭を開き――
下駄の先で、革袋を蹴り上げる。
ひとかかえ程度のチョットした大金は、強化服の中に落ち――
頭をバクンと閉めてやった。
「考えましたね、シガミー」
おうよ。こうしときゃ、たまってるギルド再建仕事のための時間が稼げるし、金が他の誰かに奪われる心配がねぇ。
直立不動の、猫耳頭の服をみるなり鬼娘が――ザギィィン!
あー、抜いちまった。
「ぎゃっ――ま、魔物っ!? ど、どこからあらわれたのよ!?」
やっぱり、シシガニャンは〝魔物〟に見えるらしいな。
「大丈夫じゃ。コイツは、わしが〝使役〟しとる」
面倒だから、口から出任せで、ごまかしとく。
「な、なんと、天狗殿には、〝魔物使い〟の才能までおありかっ……ぶつぶつ……ソレはますます――」
首をかしげながらも、ひとまず、剣を収める鬼。
「(おい、コイツ、動かせねぇーか?)」
〝魔物使い〟ってのは、よーするに〝猿回し〟とか〝鷹匠〟ってこったろ?
そう思われてるのに、〝何ひとつ動かせねぇ〟ってのは、あまりにも芸がなさ過ぎる。
「(無理です。SDKのない現状では、シガミーが〝着た場合〟しか動かせません)」
「(簡単に、出来そうだがなぁ。現にいま立ってるし)」
「(いいえ、これは内部の空気圧と大気圧が拮抗し、たまたま直立しているに過ぎません)」
ふぉん♪
『ヒント>空気圧および大気圧/息を吸うと体に取り込まれる物と、
>吹子や団扇により動かされる物のチカラ。
ヒント>未着用の〝極所作業用汎用強化服シシガニャン〟を支えているチカラのこと。
>空気と呼ばれる無色透明の気体。惑星上に沈殿した空気の持つ圧力。
ヒント>シシガニャンも人間も、内外の圧力により拮抗しているのは同じ』
あー、はいはい。神々のなんとかだな。
風(?)がこの話の本筋で、おれと猫耳頭が同じってのが――わからん。
わからん。
「(手に負えんから今はいいや……けど)」
指で突いただけで倒れそうな、猫耳頭をみる。
なんだか、見た目が弱すぎてぜんぜん強い服じゃなかった。
これじゃ、鬼娘の野郎が怒りだしそうな。
「(酢蛸がありゃ、もっとマシになるのか?)」
「(はい。神々の船のサブシステム、ジャイロマスターは〝アーティファクトおにぎり〟にインストール可能ですので、自力で起きあがる程度なら可能と思われます)」
「(よしよし。なら、五百乃大角が解いたおにぎりの鍵を、〝空気〟っていう何もない所に〝触れさせなければ〟使えるんだよな?)」
見た目に反して強い服なら、〝鍵を掛けちまう何か〟も防げるんじゃ?
「(ですが、最低でもシガミーの生体反応……心臓の鼓動と、私のパワーアシストを遠隔操作……操る必要があり、堂々巡りに――)」
「(いや、だからな? おれもオマエも猫耳頭……シシガニャンを操らなくて良いんじゃねぇのかって言ってんだよ)」
そんなに、難しい話じゃねーと思うんだが。
「(その話、くわしく?)」
神々の知恵を操る、アーティファクトさまが食いついた。
§
「(だから、動かすのは〝おにぎり任せ〟で蓋をしちまえば、止まらずに動くんじゃねぇのかっていってんだよ?)」
おい、いそげ。そろそろオルコトリアが、焦れてきたぞ?
内緒話中は、おれたち以外が遅くなるって言っても、限界はある。
「(なるほど、無線接続をカットし、有線接続を単方向化し、行動処理は〝おにぎり〟に構築したAIでスタンドアローン化すると…………理論的には可能になりますが――)」
まだなんか、あんのか?
「(テスト――試行に10分ほどの時間がかかります)」
よし、やってみろ。
「鬼の娘よ。悪いが、ちと場所をかえさせてもらうぞい」
ーーー
AI/人工知能。どれだけ大規模であっても、試行数を担保にする。
スタンドアローン/独立したシステム。ネット接続なしで作動すること。
話の邪魔をしてきた、〝火の玉とか岩とか吐く狼〟が――10匹くらい山積みになってる。
「ああ、久しぶりだな天狗殿――」
さっきも思ったけど、シガミーの話しかたを聞いて覚えたのか、「テェーング」呼びじゃなくなってる。
「――決闘してくれ!」
ガチャ――ドガチャリン♪
収納魔法具から取りだされ、狼山のそばに投げだされたのは、オルコトリアの革袋。
「子細わからんが、いいじゃろう。相手をしてやるわい……金は要らんがのう」
岩場に切りたつ崖。
ソコから生えた、ずいぶんと根性のある木の上。
真横に生えたのち、陽光を求め……上に曲がって伸びている。
木の上、それほど太くない枝の上に、天狗は胡座をかいて座った。
「ほ、本当かっ!? ……けど、この金には意味があるから、是非とも――もらっていただくっ!」
ガチャリッ――――まてまて、いきなり長剣を抜こうとするな。
しかも空いた手は腰に差した、青い小太刀(工房長から買ったヤツに、天狗が色を塗ってやった)に伸びている。
さっき……2時間前に見たときは、小太刀は持ってなかったし――えらく裾が短ぇ。
伯爵夫人とか、元の姿の五百乃大角がしてそうな格好だ。。
なんでまた、わざわざ着替えた?
あんなに足が出てちゃあ、岩場での戦いに不利だろうが。
「(おそらくは、背水の陣の一種かと)」
鬼娘は本気で、殺しに来てる。
距離にして、せいぜい15メートル。
その真剣な表情を、つぶさに観察できる。
おれのうしろ頭には迅雷が張りついてて、金剛力をいつでも使える状態だ。
光の速さの〝リカルルの剣〟よりは、確実におそい剣。
たとえ二刀流でも、喰らう道理は無い。
鬼娘の白い足に、青い血管が這いまわるのが見えた。
――――ごきりと、骨が鳴っ――――
「――あいや、またぁれぇぇぃいぃいぃいぃいぃぃぃぃっ――――!」
天狗のおれが本気で切ったら、いくら鬼の娘でも、まず、お陀仏だろう。
かといって、あの顔は手加減されたら、納得はしまい。
いまこそ前世でつちかった、説法を試みるときだ。
「話すことなどない……と言いたい所だが、あえて聞こう」
倍の太さだった両足と二の腕が、元にもどった。
ふう、ちゃんと話が通じるのはありがたい。
日の本の〝鬼〟どもは、聞いた話じゃ、一度、金剛力が入ったら最後。
碌に話が出来なかったらしいからな。
「わしもいまだ、修験の身じゃ……金を取って、刀を振るうのには抵抗が有るわーい!」
「ふぅん、一理なくもないが――ゴーブリン石を換金するのは、剣を金に換えることとは違うのか?」
ちっ、余計なことを覚えていやがるな。
コイツは鬼だが、力任せの阿呆じゃねぇ。
我を忘れるのは……頭の上から攻撃されそうなときくらいか。
なら……いまの位置取りはまずいな。
「よっこらぁせっと――――カカッ、カカカカッ!」
笑いながら、高下駄で絶壁を駆け降りる。
〝ひっつき虫〟……異様に滑ったり止まったりできる、〝木目〟みてぇなのが下駄の歯に塗ってある。
壁の上に立ち止まることすら、余裕だ。
正に天狗か狐狸妖怪だろ、おれ。
ふぉん♪
『ヒント>量子記述的な積層構造は、惑星地球にも惑星ヒースにも自然に発生しています』
わからん。
「(天狗も妖狐も、シガミーもルリーロも――土地の理において正当です)」
わからん?
「(神々の作りしカラダを持つ者が、前世で開花した術や技を〝具現化〟できるからといって、その全てが不誠実……イカサマでは無いと言うことです)」
ふぉん♪
『ヒント>思考が身体を繰り返し動かし、やがて思考を停止したとき、動く身体は技になる』
それは言葉の意味じゃなくて、考え方の案内だった。
それは、おれが修行でつちかった、いつもやってる〝体現〟だ。
「んぅ? つまり、名実ともに……〝妖怪じみてきてる〟って言いてぇたいのか?」
よせやい、伯爵夫人さまと一緒にすんな。あっちは、筋金入りの本物だ。
カッカッカガガガッ――ガガン――ビキバキ!
かんがえ事をしてたら、勢いがあまった。
割れ、ゆれる地面。
ガキッ――ふたたび構える、鬼。
「この金をもらってやっても良いが、コイツが切れたらだ」
ヴッ――――ぎゅっぽぉぉん♪
面白い音。
取りだしたシシガニャンの、兜頭を開き――
下駄の先で、革袋を蹴り上げる。
ひとかかえ程度のチョットした大金は、強化服の中に落ち――
頭をバクンと閉めてやった。
「考えましたね、シガミー」
おうよ。こうしときゃ、たまってるギルド再建仕事のための時間が稼げるし、金が他の誰かに奪われる心配がねぇ。
直立不動の、猫耳頭の服をみるなり鬼娘が――ザギィィン!
あー、抜いちまった。
「ぎゃっ――ま、魔物っ!? ど、どこからあらわれたのよ!?」
やっぱり、シシガニャンは〝魔物〟に見えるらしいな。
「大丈夫じゃ。コイツは、わしが〝使役〟しとる」
面倒だから、口から出任せで、ごまかしとく。
「な、なんと、天狗殿には、〝魔物使い〟の才能までおありかっ……ぶつぶつ……ソレはますます――」
首をかしげながらも、ひとまず、剣を収める鬼。
「(おい、コイツ、動かせねぇーか?)」
〝魔物使い〟ってのは、よーするに〝猿回し〟とか〝鷹匠〟ってこったろ?
そう思われてるのに、〝何ひとつ動かせねぇ〟ってのは、あまりにも芸がなさ過ぎる。
「(無理です。SDKのない現状では、シガミーが〝着た場合〟しか動かせません)」
「(簡単に、出来そうだがなぁ。現にいま立ってるし)」
「(いいえ、これは内部の空気圧と大気圧が拮抗し、たまたま直立しているに過ぎません)」
ふぉん♪
『ヒント>空気圧および大気圧/息を吸うと体に取り込まれる物と、
>吹子や団扇により動かされる物のチカラ。
ヒント>未着用の〝極所作業用汎用強化服シシガニャン〟を支えているチカラのこと。
>空気と呼ばれる無色透明の気体。惑星上に沈殿した空気の持つ圧力。
ヒント>シシガニャンも人間も、内外の圧力により拮抗しているのは同じ』
あー、はいはい。神々のなんとかだな。
風(?)がこの話の本筋で、おれと猫耳頭が同じってのが――わからん。
わからん。
「(手に負えんから今はいいや……けど)」
指で突いただけで倒れそうな、猫耳頭をみる。
なんだか、見た目が弱すぎてぜんぜん強い服じゃなかった。
これじゃ、鬼娘の野郎が怒りだしそうな。
「(酢蛸がありゃ、もっとマシになるのか?)」
「(はい。神々の船のサブシステム、ジャイロマスターは〝アーティファクトおにぎり〟にインストール可能ですので、自力で起きあがる程度なら可能と思われます)」
「(よしよし。なら、五百乃大角が解いたおにぎりの鍵を、〝空気〟っていう何もない所に〝触れさせなければ〟使えるんだよな?)」
見た目に反して強い服なら、〝鍵を掛けちまう何か〟も防げるんじゃ?
「(ですが、最低でもシガミーの生体反応……心臓の鼓動と、私のパワーアシストを遠隔操作……操る必要があり、堂々巡りに――)」
「(いや、だからな? おれもオマエも猫耳頭……シシガニャンを操らなくて良いんじゃねぇのかって言ってんだよ)」
そんなに、難しい話じゃねーと思うんだが。
「(その話、くわしく?)」
神々の知恵を操る、アーティファクトさまが食いついた。
§
「(だから、動かすのは〝おにぎり任せ〟で蓋をしちまえば、止まらずに動くんじゃねぇのかっていってんだよ?)」
おい、いそげ。そろそろオルコトリアが、焦れてきたぞ?
内緒話中は、おれたち以外が遅くなるって言っても、限界はある。
「(なるほど、無線接続をカットし、有線接続を単方向化し、行動処理は〝おにぎり〟に構築したAIでスタンドアローン化すると…………理論的には可能になりますが――)」
まだなんか、あんのか?
「(テスト――試行に10分ほどの時間がかかります)」
よし、やってみろ。
「鬼の娘よ。悪いが、ちと場所をかえさせてもらうぞい」
ーーー
AI/人工知能。どれだけ大規模であっても、試行数を担保にする。
スタンドアローン/独立したシステム。ネット接続なしで作動すること。
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~
雪野湯
ファンタジー
王立錬金研究所の研究員であった元貴族ケントは政治家に転向するも、政争に敗れ左遷された。
左遷先は領民のいない呪われた大地を抱く廃城。
この瓦礫に埋もれた城に、世界で唯一無二の不思議な銀眼を持つ男は夢も希望も埋めて、その謎と共に朽ち果てるつもりでいた。
しかし、運命のいたずらか、彼のもとに素晴らしき仲間が集う。
彼らの力を借り、様々な種族と交流し、呪われた大地の原因である未踏遺跡の攻略を目指す。
その過程で遺跡に眠っていた世界の秘密を知った。
遺跡の力は世界を滅亡へと導くが、彼は銀眼と仲間たちの力を借りて立ち向かう。
様々な苦難を乗り越え、左遷王と揶揄された若き青年は世界に新たな道を示し、本物の王となる。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる