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死の大陸編 青年期

第219話. 一瞬

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  「なんかリューキやバルサにも迷惑かけちゃったね!」

 「そんな事ありませんわ、リン様!私達の種族は規律を重んずる事と受けた恩には誠意を持って尽くして返す事としています」

 「あ、はい!」

 「そこで、リン様さえ宜しければ明日私どもの里においで下さる事はできないでしょうか⁉︎」

 「ごめんね、シュレン。明日は行く所があって朝早くには出発したいんだよね」

 「そうですか、それは残念ですが仕方ありませんね。それでしたら、リン様が私どもの里近くに来られる事がありましたら、いつでも立ち寄って下さい」

 「ええ、是非ともその時は寄らせて頂きます」

 皆んなと一緒に飲み食いしているとギガースを含む巨人族達がやってきて周りが急にざわつき始める

 説明が終わったのだろう、バルサ達がやって来たのでリューキが話しかけていた

 「バルサ!どうだった⁉︎」

 「あぁ、皆んなまだ思い思いの所があるが、それでもそれぞれが真摯しんしに受け止め、これから先は自分なりのやり方で罪を償って行くそうだ!」
 
 「そうか!……厄介なのは魔族の方だな!」

 「ギガースよ!お前達が魔族と遭遇して戦った
場所はちゃんと覚えているよな⁉︎」

 「あぁ、大丈夫だ!しかし俺が戦って感じた限りでは#此処ここにいる全員がまとめて戦っても、まず勝ち目がないと思うぞ!」

 「では念の為に年寄りと女、子供は当分の間は別の場所に避難させておくか⁉︎」

 それを聴いてたラキが口を挟んでくる

 「親父もバルサさんもリン様に相談してしてみたらどうなんだよ⁉︎……本当にめちゃくちゃ強いんだぜ!!」

 「いや、しかしそこまでリンに迷惑をかけれないだろう」

 「本当にお前達が言うリンとは、そこまでの強さの持ち主なのか⁉︎」

 「何言ってんだよ!ギガースのオッチャンなんてリン様に一瞬ですぐやられてたくせに!」

 「えっ⁉︎俺はリンにやられてたのか⁉︎」

 リューキ、バルサ、ラキがその時の事をギガースに教える

 それを聴いたギガースは絶句していた

 「じゃあ、俺がちょっとリン様に聴いて来てやるよ!」

 
 そう言ってラキは近くにいるリンの所に行き、声をかけて尋ねてみた。

 
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