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死の大陸編 青年期

第133話. 捕獲完了

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 「何だこれは?」

 超重力輪ヘビーリングラッシュがセットされ、銀さんはすぐ異変に気付き必死に翼を動かし、なんとか空中で高度を維持しようとするが、それも一瞬の出来事で、そのままあえなく地面に向かって一直線に落下する 


 「ウオオォォォォーーー」

 ドッスゥーーーーン!!!!


 「貴方、ガルファンに何をしたの⁉︎」

 「ちょっとばかり銀さんには大人しくしてもらおうと、暫く休憩してもらってます」

 「えっ、どう言う事か説明してちょうだい」

 「さて、次は金さん!貴方の番です」

 「何の事?」

 「まさか、先程の攻撃で終わりではないでしょう?雷には僕もビックリしましたが、あれだけではありませんよね?」

 「まさか、私とサシで戦うためにガルファンを?」

 「えぇ、そうです。なのでここにきて、出し惜しみ何て事はしないでくださいね」


 「まさか、こんな事が起きるとは想像だにしてなかったわ!・・・・いいわ、覚悟しなさい」


  それから金さんは、怒涛の如く攻撃してくるが、それは銀さんと同じで火水地風の属性攻撃にプラス雷を組み合わせて攻撃はしてくるものの、雷以外に僕が興味を惹くものは何も出てこない


 ただ1つ1つの攻撃はどれもが強力なものばかりで、普通の魔物であれば一瞬で消滅するレベルだと言う事は間違いない!

 その中でもやはり雷魔法は他の魔法と比べて、群を抜き強力で威力もハンパなかった!!

 それともう1つ厄介なのは、金さんの驚異的な回復力だ

 これに対して、今からちょっとした実験を開始する

 「さあ、金さん!!………実験の時間だよ」


 まずは手始めに漆黒の風槍ダークエアランス!!

 僕から放たれた魔法は、金さんも反応出来ない速さであっという間に身体を貫いた

 更に連続して

 漆黒の炎槍ダークフレアランス

 漆黒の氷槍ダークアイスランス

 漆黒の大槍ダークランサー
 

 新たに3種類の魔法を放つ

 ここで金さんの魔力が一気に跳ね上がり、防御に専念したシールドを展開する

 しかし、それも無駄で3本とも金さんの身体を貫き風穴を開けて貫通する

 今回の実験で確認しておきたかった事は、闇魔法の効果を付加して放つとどうなるでしょう


 今までと違って闇魔法を融合させる事でどこまで消滅させれるか

 これにより、金さんの超回復の分子レベルの細胞が急いで回復しようとしているが、その回復を上回る速さで細胞を次々と死滅させている

 その結果、金さんの超回復は僕の闇魔法で封じられ機能していない事態に陥いる

 そうなると、回復が出来ないので強烈な痛みだけを味わう事になり、狂ったように絶叫する


 ギャァァーーーーーーーー!!!!


 「な、何故なぜだぁ!私に何をしたぁ!」
 

 「はい、実験終了!!」

 回復が早いのなら、遅くするか止めてしまえばいいいだけの事

 これはハイバリウス君の闇魔法を自分なりにアレンジしてみたが、早速、役に立ったではないか

 今度ハイバリウス君に何か美味しい物を食べさせてあげよう


 「それでは次の実験に移ります!!」

 「き、貴様ぁー」

 「あれぇ、口調が変わってきてるねぇ、では、金さんとのバトルもそろそろ終わらせるね!」

 「ふざけるな」

 「超重力輪ヘビーリングラッシュ


 傷ついた金さんは、先程この魔法を見ていたので即座にシールドを張るが、5本の黒いリングはそのまま突破し、金さんのシールドは全く意味をなさずにいた

 こうなっては、装着されるのを待つのみでどうする事も出来ず、全てのリングは速攻でセット完了される

 後は

 ヒュューーーー

 ドッスゥーーーーン!!!!

 金さんも地面に横たわり捕獲完了!!

 2体仲良く並んだ光景が視界に収まった

 
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