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死の大陸編 幼少期
第30話. フェンリルの棲家10
しおりを挟むいろいろとtheフェンリルが教えてくれる衝撃的な事実
いきなりの告知も含め、これからいろいろと考えさせられる事もあるのだが、とにかくこの世界での情報はありがたかった
もっと、この世界の情報を収集しなければならない
なんだかんだで1番ビックリしたのは、あの中型犬が生後100年だとは驚きだ!
全然、僕より大先輩じゃないか
そして気になるのがtheフェンリルの父、母の年齢が今現在でいくつかだ
この地でヒト族が滅んだのが300年前と言っていたので、最低でも300年は経過している事になる
今が何歳になっているのか、軽く逆算しても300歳にはなっているはずだが、そんな疑問をぶつけて質問をしてみたい気持ちはあるが、それは今後、フレンドリーになってから聞いてみることにしよう
いずれアースがあの大きさになってしまうんだと思ったら、急に食材の事が頭を過る
今後、僕がアースの食事の世話をしなければいけないのか?
アースがどれだけの量を毎日食べるかしらないが、最近の計画的な犯行を思い返すと、今後の食生活の悩みが増えてしまった
一気にいろいろと考えてしまったが、それでも教えてもらった情報はとてもありがたかったので、theフェンリル父母にお礼を伝える
「貴重なお話しをして頂き、ありがとうございます」
「それと、リンにお願いがあります!」
「なんでしょうか?」
「アースは、神獣としてはまだまだ幼く未熟です!それでも、フェンリルの能力はすでに兼ね備えています。ですが、それでも私達からすればまだまだ未熟な子供です」
「この先、私達も貴方を見守って行きますが、これから起こり得る試練に立ち向い、この子と共に乗り越えて行ってください。……お願いしますね」
「分かりました」
「これから、私達もリンのことを息子だと思いアース同様に接しよう!リンがこの世界で知りたい事があれば私が教えてやるので、その時はいつでもいいので来るがいい!」
「はいっ、ありがとうございます!」
theフェンリルの許しもでたので早速、何でも教えてもらえる権を行使する
先程の事も分かりやすく砕いて教えてもらえたらうれしいんだが、まずはアースの事やフェンリルの事を聴いたり、その後、魔法に関する事や魔物の種類や特性について、いろいろ教えてもらった。
どれくらいの時間が経ったのか分からないが、外はすでに夜になっていた
有意義な時間をここで過ごしたので、そろそろ切り上げて拠点に戻るか、アースに確認しようとしたら、theフェンリルが今日は此処で過ごしてから、明日戻りなさいと言われたので、そうするようにした
実際theフェンリル父に、そう言ってもらって助かった
なんせここ霊峰山に着いた時は夕方近くになっていたので、今から戻ったとしたら単純に明日のお昼位になるんじゃなかろうか
アースは僕を置き去りにするだろうし、空とは言え外には危険な魔物もいるだろう
今日は此処でしっかり休んで回復してから、明日の朝、ゆっくり飛び立とうと思い、theフェンリルにお礼を言った
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