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4 利根川
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地震発生から何時間が過ぎたのだろう。
ただ、なにもしないで時が過ぎる。救助が来るまで、ひたすら待ち続ける時間。
人間って、ほんとに待ち続ける行為は毒だ。時間も体力も精神も根こそぎ奪われる。
ただ、いつくるか分からない救助が必ずやって来る、それだけを希望にしている。なんて、愚かなものだろう。
それに気づいたのはこのあと、三〇分後――
赤井が咳をしたことにより、利根川が壇上に向かった。スキップしながら。
「喋ったからお腹空いちゃったー。なんか食ーべようと」
自身の持ってきたお菓子に手を伸ばす。赤井が馬鹿にした表情で。わざと聞こえるように、ボソとつぶやいた。
「暴食女」
その言葉にピクッと反応した利根川は、ギロと赤井を睨みつけた。
赤井はそんな視線なんか気にも留めない。それよか、自分の発言は正しいと思い込み、ニタァと不気味に笑う。
利根川はフンと鼻で呼吸し、腰に手をつけた。
「あんたがしりとりなんかするからでしょ。無駄な力使うからお腹空くんじゃない。いいでしょ。別に一口くらい」
そう言うと、オーケーも言ってないのに我が身にお菓子に手をつける。
赤井が刻んだお菓子をぺろりと平らげてしまった。クズ一つなく。僕らは驚愕した。これから生き抜くための食べ物があっという間に消えたこと、利根川が犬のようにガブガブ平らげたこと。
利根川は食べちゃた、と舌を出すも、流石の僕も怒り狂いそうだ。
赤井はほんとに馬鹿を見つけた表情して、もう怒りを通り越して呆れている。
すると室内に、ネジが外れたような狂ったような笑い声が響いた。その声は、真澄だった。お腹を抑え、目に涙を浮かべ爆笑している。どこにそんな笑のポイントがあったのか。
その笑い声に、耐え切れなかった利根川は笑う真澄に近づき、足をサッカーボールのように蹴った。真澄はバタと倒れ、尻もちついている。
しかし、それでも笑いは止まらない。ほんとに頭のネジが外れたように笑い狂う。その表情は気味が悪い。頬を赤め、嬉しそうに笑っていたのだ。ゾッとしたね。
「なに笑ってんのよ!」
利根川は腰をおろした真澄の体に何度も蹴りをくらわす。待てを待つ犬のように、無抵抗な真澄に。日頃のストレスをぶつけるような蹴り。何度か蹴るにつれ、真澄が突然立ち上がると、驚いて利根川が逆に尻もちつく。
真澄はクックッと笑う。片隅に巻いておいたカーテンを持ち、ニタァと不気味に笑った。
「ねぇ、これからどうするぅ? 食べ物ないよねぇ?」
直也の血が染まったカーテンを顔に添え、また笑う。その目は、死んだように真っ黒だった。
感づいた赤井は立ち上がり、一歩一歩真澄に近づいた。
「やめるんだ。確かに食べ物はこいつのせいでない。けど水がある」
「たった一㍑の? 無理だよ。見てよ外」
僕も思わず窓の外を見た。
向こうの景色は、真っ赤な炎が彼方まで広がっていた。まさかとは思ったが、窓から顔を覗くと、ありえない景色が広がっていた。
学校以外、炎に焼き付かれていた。街も高層ビルも大地も。この世の終わりの景色。ここが地獄というなら信じよう。地獄絵図、その言葉しかない。
「救助来ないよ。この街の人全員死んだもん。私死にたくない。こんな狭い場所で。だから、じゃあね」
そう言って、窓のほうに向かい走った。そして、その勢いのまま飛び降りた。
僕らは急いで下を見下ろした。カーテンの先は、いつの間にか真澄がつくってたバリケード用の机の椅子にくくりつけていた。
それで、三階ある校舎から飛び降りても大丈夫。しかし、カーテンの長さが足りないせいで地上からややある場所で途中で落ちてしまった。着地のついでに、右足を挫いて右足だけがありえない方向を向いている。
「ああああああむぐっ……ぅ!」
ジタバタと地面に悶え苦しむ。無事、この室内から脱出して外で生き残った。それは、奇跡。真澄が身をていして奇蹟を見せてくれた。
真澄がヨロと立ち上がり、三階にいる僕らを見上げた。
「良かった。これで生き残るよ。そんな狭い場所、あんたたちの棺桶にピッタリ」
あれ、おかしい。
嫌な予感がする。
どす黒い目でニコォと笑う。
「食べ物もない。脱出できるルートがなくなった。あーら残念フフ、フフフフ」
カーテンをビッと引っ張った。赤井が瞬時に机の場まで行くも、とき既に遅し。カーテンは机と一緒にひらひらと下に落ちてしまった。机はガシャン、と真澄から遠く離れた場所で落下。
落下してきたカーテンをポイと投げ捨て、クスと笑う。利根川が窓から身を乗り出し、とても女ではない声で叫んだ。
「このクズ! クズクズクズクズクズっ!! 小さいころから私がお前みたいな地味なクズを守っていた恩返しはこれかぁぁぁ!! お前が虐められないようにそばに置いてやったのに、ふざけんなよっ!! 死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
闘牛のようにフーフーと荒く息つく。
真澄はプイと知らんぷりして、右足を引きずって校庭を渡り歩く。大地なのに、断層が割れている。割れた断層から分厚い地層から覗く。
ヒョコヒョコ歩いていく真澄を僕らは、どうすることもできないまま眺める。利根川は遠のく背中に罵倒する。
背中でも、はっきり見える。真澄が今笑っていること。右足の痛みと苦しみよりも、女王様のような存在だった利根川に勝ったことに喜び浸かっている。
食べ物も、ルートも消えた。とてつもない絶望感が心中を襲った。どっと体にのしかかったのは大きな不安と絶望。まるで、白骨化した顔に黒いマントを羽織った死神が背後から現れ、鎌を首にかけているように息苦しい。そして、自分の体がとてつもなく冷たい。
僕は首に手を添えた。なにもない。死神の鎌なんかかけられていない。ハハ、そんなはずないだろ僕。
その時――
ドカンとまた大きな地震が。今度は、一回目よりさらに大きい。上下揺れが激しい。みな、しゃがんで机の下に身を隠す。その揺れはかなり長い。
「おいおい長いだろ、これ!」
赤井が苦し紛れに言った。さっきまで大声で罵倒してた利根川は女の子らしくキャーキャー言って机の足にしがみついている。
利根川がキャーキャー言っても、もう可愛くない、と感じたのはさっきの出来事があったからかも。
誰もが感づいたが言いたくない台詞を赤井が言った。
「これ、もしかして本震……?」
すると、真澄の悲鳴が轟いた。助けてと、泣き叫ぶ声。けど、この状況で他人を心配している暇はない。まずは、己。
視界はグワングワンする、長く揺れてると体が変になる。もう必死におさまれおさまれと願う。
そうして、やっと揺れはおさまった。かなり、長い時間にずっと激しい揺れ。ずっと揺れて、地震はないのに目がパチパチして、情景が揺れているようにみえる。
赤井がまず、窓の景色に顔面蒼白になった。外の景色は、真っ黒だった。校庭も含め。断層が押し重なり、街を飲み込み丸い空洞が出来上がっていた。そう、この街一帯、断層に飲み込まれ跡形もなく消えた。
目を見張るのはそこだけじゃない。校庭のほうも、校庭一面に大きな大穴が。とても人渡りきれないぐらい大きな穴。校庭にいた真澄は、断層に飲み込まれ、この穴に落ちていっただろう。
利根川が急に笑いだした。
「きゃははははははははははははははっ!! 死んだ! あの女、死にやがったっ!! 恩を仇に返した罰だぁぁぁぁ!!」
歯を剥き出しにし、目を大きく見開いて、まるで悪魔が笑った声に近い。
「おい、見ろよ」
赤井が震えて、窓から見える校舎のほうを指さした。僕は身を乗り出して、指差した西校舎を視認した。
西校舎は技術室や機械科のための専門的な教室が多い。が、そこは影が多くて、よく夏木ゆきを呼び指して、公開レイプとか身動き取れない豚ごっこをしていたな。
その校舎が丸ごと崩れていた。西校舎と北校舎があって、その境目の長い通路でギリギリ壊れずに、保っている。
「時間の問題だな」
そうだ。西校舎が壊れたなら、もうここも危うい。笑いまくって、すっきりした表情でいる利根川がこの惨劇を見て、なんの保証もついてないのに大丈夫大丈夫っと軽く言う。
真澄が死んだことに、清々しいほど笑っている。終いには、鼻歌歌いながら踊っている。すると、利根川が踊っている頭上に、科学室の自慢の標本がズルと傾いた。
危ない、と言う前に標本が落下。利根川の首が体から離れ、窓の外にヒューと落ちていった。
首からぶしゃ、と血噴水をあげ胴が倒れるのと一緒に、血が飛沫した。おかげで、天井から壁やら床面は利根川の血でいっぱいだ。
「くっ……!」
赤井が口を手で覆い被した。
平気で死体に触ってたくせに、他人の臓器を触れて体内に手を突っこんでいたくせに、さすがに首がなくなった死体には、耐えられないのか。
ただ、なにもしないで時が過ぎる。救助が来るまで、ひたすら待ち続ける時間。
人間って、ほんとに待ち続ける行為は毒だ。時間も体力も精神も根こそぎ奪われる。
ただ、いつくるか分からない救助が必ずやって来る、それだけを希望にしている。なんて、愚かなものだろう。
それに気づいたのはこのあと、三〇分後――
赤井が咳をしたことにより、利根川が壇上に向かった。スキップしながら。
「喋ったからお腹空いちゃったー。なんか食ーべようと」
自身の持ってきたお菓子に手を伸ばす。赤井が馬鹿にした表情で。わざと聞こえるように、ボソとつぶやいた。
「暴食女」
その言葉にピクッと反応した利根川は、ギロと赤井を睨みつけた。
赤井はそんな視線なんか気にも留めない。それよか、自分の発言は正しいと思い込み、ニタァと不気味に笑う。
利根川はフンと鼻で呼吸し、腰に手をつけた。
「あんたがしりとりなんかするからでしょ。無駄な力使うからお腹空くんじゃない。いいでしょ。別に一口くらい」
そう言うと、オーケーも言ってないのに我が身にお菓子に手をつける。
赤井が刻んだお菓子をぺろりと平らげてしまった。クズ一つなく。僕らは驚愕した。これから生き抜くための食べ物があっという間に消えたこと、利根川が犬のようにガブガブ平らげたこと。
利根川は食べちゃた、と舌を出すも、流石の僕も怒り狂いそうだ。
赤井はほんとに馬鹿を見つけた表情して、もう怒りを通り越して呆れている。
すると室内に、ネジが外れたような狂ったような笑い声が響いた。その声は、真澄だった。お腹を抑え、目に涙を浮かべ爆笑している。どこにそんな笑のポイントがあったのか。
その笑い声に、耐え切れなかった利根川は笑う真澄に近づき、足をサッカーボールのように蹴った。真澄はバタと倒れ、尻もちついている。
しかし、それでも笑いは止まらない。ほんとに頭のネジが外れたように笑い狂う。その表情は気味が悪い。頬を赤め、嬉しそうに笑っていたのだ。ゾッとしたね。
「なに笑ってんのよ!」
利根川は腰をおろした真澄の体に何度も蹴りをくらわす。待てを待つ犬のように、無抵抗な真澄に。日頃のストレスをぶつけるような蹴り。何度か蹴るにつれ、真澄が突然立ち上がると、驚いて利根川が逆に尻もちつく。
真澄はクックッと笑う。片隅に巻いておいたカーテンを持ち、ニタァと不気味に笑った。
「ねぇ、これからどうするぅ? 食べ物ないよねぇ?」
直也の血が染まったカーテンを顔に添え、また笑う。その目は、死んだように真っ黒だった。
感づいた赤井は立ち上がり、一歩一歩真澄に近づいた。
「やめるんだ。確かに食べ物はこいつのせいでない。けど水がある」
「たった一㍑の? 無理だよ。見てよ外」
僕も思わず窓の外を見た。
向こうの景色は、真っ赤な炎が彼方まで広がっていた。まさかとは思ったが、窓から顔を覗くと、ありえない景色が広がっていた。
学校以外、炎に焼き付かれていた。街も高層ビルも大地も。この世の終わりの景色。ここが地獄というなら信じよう。地獄絵図、その言葉しかない。
「救助来ないよ。この街の人全員死んだもん。私死にたくない。こんな狭い場所で。だから、じゃあね」
そう言って、窓のほうに向かい走った。そして、その勢いのまま飛び降りた。
僕らは急いで下を見下ろした。カーテンの先は、いつの間にか真澄がつくってたバリケード用の机の椅子にくくりつけていた。
それで、三階ある校舎から飛び降りても大丈夫。しかし、カーテンの長さが足りないせいで地上からややある場所で途中で落ちてしまった。着地のついでに、右足を挫いて右足だけがありえない方向を向いている。
「ああああああむぐっ……ぅ!」
ジタバタと地面に悶え苦しむ。無事、この室内から脱出して外で生き残った。それは、奇跡。真澄が身をていして奇蹟を見せてくれた。
真澄がヨロと立ち上がり、三階にいる僕らを見上げた。
「良かった。これで生き残るよ。そんな狭い場所、あんたたちの棺桶にピッタリ」
あれ、おかしい。
嫌な予感がする。
どす黒い目でニコォと笑う。
「食べ物もない。脱出できるルートがなくなった。あーら残念フフ、フフフフ」
カーテンをビッと引っ張った。赤井が瞬時に机の場まで行くも、とき既に遅し。カーテンは机と一緒にひらひらと下に落ちてしまった。机はガシャン、と真澄から遠く離れた場所で落下。
落下してきたカーテンをポイと投げ捨て、クスと笑う。利根川が窓から身を乗り出し、とても女ではない声で叫んだ。
「このクズ! クズクズクズクズクズっ!! 小さいころから私がお前みたいな地味なクズを守っていた恩返しはこれかぁぁぁ!! お前が虐められないようにそばに置いてやったのに、ふざけんなよっ!! 死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!」
闘牛のようにフーフーと荒く息つく。
真澄はプイと知らんぷりして、右足を引きずって校庭を渡り歩く。大地なのに、断層が割れている。割れた断層から分厚い地層から覗く。
ヒョコヒョコ歩いていく真澄を僕らは、どうすることもできないまま眺める。利根川は遠のく背中に罵倒する。
背中でも、はっきり見える。真澄が今笑っていること。右足の痛みと苦しみよりも、女王様のような存在だった利根川に勝ったことに喜び浸かっている。
食べ物も、ルートも消えた。とてつもない絶望感が心中を襲った。どっと体にのしかかったのは大きな不安と絶望。まるで、白骨化した顔に黒いマントを羽織った死神が背後から現れ、鎌を首にかけているように息苦しい。そして、自分の体がとてつもなく冷たい。
僕は首に手を添えた。なにもない。死神の鎌なんかかけられていない。ハハ、そんなはずないだろ僕。
その時――
ドカンとまた大きな地震が。今度は、一回目よりさらに大きい。上下揺れが激しい。みな、しゃがんで机の下に身を隠す。その揺れはかなり長い。
「おいおい長いだろ、これ!」
赤井が苦し紛れに言った。さっきまで大声で罵倒してた利根川は女の子らしくキャーキャー言って机の足にしがみついている。
利根川がキャーキャー言っても、もう可愛くない、と感じたのはさっきの出来事があったからかも。
誰もが感づいたが言いたくない台詞を赤井が言った。
「これ、もしかして本震……?」
すると、真澄の悲鳴が轟いた。助けてと、泣き叫ぶ声。けど、この状況で他人を心配している暇はない。まずは、己。
視界はグワングワンする、長く揺れてると体が変になる。もう必死におさまれおさまれと願う。
そうして、やっと揺れはおさまった。かなり、長い時間にずっと激しい揺れ。ずっと揺れて、地震はないのに目がパチパチして、情景が揺れているようにみえる。
赤井がまず、窓の景色に顔面蒼白になった。外の景色は、真っ黒だった。校庭も含め。断層が押し重なり、街を飲み込み丸い空洞が出来上がっていた。そう、この街一帯、断層に飲み込まれ跡形もなく消えた。
目を見張るのはそこだけじゃない。校庭のほうも、校庭一面に大きな大穴が。とても人渡りきれないぐらい大きな穴。校庭にいた真澄は、断層に飲み込まれ、この穴に落ちていっただろう。
利根川が急に笑いだした。
「きゃははははははははははははははっ!! 死んだ! あの女、死にやがったっ!! 恩を仇に返した罰だぁぁぁぁ!!」
歯を剥き出しにし、目を大きく見開いて、まるで悪魔が笑った声に近い。
「おい、見ろよ」
赤井が震えて、窓から見える校舎のほうを指さした。僕は身を乗り出して、指差した西校舎を視認した。
西校舎は技術室や機械科のための専門的な教室が多い。が、そこは影が多くて、よく夏木ゆきを呼び指して、公開レイプとか身動き取れない豚ごっこをしていたな。
その校舎が丸ごと崩れていた。西校舎と北校舎があって、その境目の長い通路でギリギリ壊れずに、保っている。
「時間の問題だな」
そうだ。西校舎が壊れたなら、もうここも危うい。笑いまくって、すっきりした表情でいる利根川がこの惨劇を見て、なんの保証もついてないのに大丈夫大丈夫っと軽く言う。
真澄が死んだことに、清々しいほど笑っている。終いには、鼻歌歌いながら踊っている。すると、利根川が踊っている頭上に、科学室の自慢の標本がズルと傾いた。
危ない、と言う前に標本が落下。利根川の首が体から離れ、窓の外にヒューと落ちていった。
首からぶしゃ、と血噴水をあげ胴が倒れるのと一緒に、血が飛沫した。おかげで、天井から壁やら床面は利根川の血でいっぱいだ。
「くっ……!」
赤井が口を手で覆い被した。
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