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第4章 更なる戦い

第296話 彩木穂乃果27

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「お、おいおい・・・あいつら、戦いの最中にあんなことしてやがるぞ」
 穂乃果を嬲りつつ、自らも自慰行為に浸る眼鏡の少女の姿を見て、アエローが頬を紅潮させていた。
「まったく、戦いの最中だってのに、なんともお盛んな奴らだよな・・・」
 オキュペテーとケライノーは苦笑しながら、2人の様子に見入っている。
「それにしても・・・まさかあそこを擬体化武器でいじくりまわすなんてな・・・まあ、確かに痛みは全くないし、逆に気持ちいいのかも」
「ディルドよりも気持ちいいんじゃね?アレ」
 実際に、眼鏡の少女に弄ばれている穂乃果は、なんとも心地よさげに瞳を閉じ、舌まで覗かせながら喘ぎ声を上げている始末だった。
「・・・ああいうの見せつけられてると、あたしらもなんか試してみたくなっちゃうぞ」
 アエローが少しモジモジし始めたのを見て、
「おいおい・・・それをやるなら刑務所に戻ってからだぜ・・・今なら囚人ども相手にいくらでもやり放題だしな」
 オキュペテーの言う通り、刑務所であればいくらでも「活用できる人材」はある。何せ、美少女囚人だらけの場所だ。おまけに自分たちは看守である。囚人たちをどのように扱おうとも誰にも咎められることもない。元より、このアルカディア島では人権などないに等しい。自分たちのアジトに戻ればやりたい放題だ。
「あたしは、突くよりも突かれる方がいいな・・・」
「おや、アエロー。お前って、あいつと同じMだったっけか?」
 ケライノーがからかうような口調で尋ねる。
「だったら、囚人にSプレイを得意とするやつがいないとな・・・」
「囚人の中にもそういうやつはいるだろ。あれだけの人数だ、探せばきっと見つかるさ」
 自分のことをMだと決めつけたうえで話を勝手に進めるオキュペテーとケライノーに対し、アエローは少し膨れながら、
「人を勝手にM認定するな。あんな囚人どもにいいようにやられるわけねえし」
「まあ、なんにせよだ」
 話を再び穂乃果と眼鏡の少女の方へと戻そうとするケライノー。
「あいつら見てたら、なんだかあたしも囚人どもをいたぶりたくなってきやがったよ。どうする?この戦いを見届けた後で、そろそろ刑務所へと戻るか?」
 考えてみれば、特に行く当てもない旅だった。こうして他の街まで繰り出してみたものの、これと言って何か収穫があったかと言えばそう言うこともない。
 尤も、今こうして穂乃果たちの戦いを見物できているので、全くの無駄足だったというわけでもないだろうが、今日のところはそろそろ引き上げてもいいのではないか。
「そうだな、まあ、あの調子だとまだまだ決着までかかりそうだけど、いくら何でも終電までは間に合うだろう。それに乗って帰るか」
 オキュペテーの言葉にうなずく2人。とはいえ、決着はまだまだ先のことのようだー
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