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第4章 更なる戦い

第167話 裸体

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「い、いや・・・離して、やめてください!!」
 廃墟の一室に、薄紫の髪の少女の悲鳴が響き渡る。そして、彼女が騒ぎもがくほど、これから彼女を犯そうとする3人の少女たちは満足げな笑みを浮かべたのだった。
「さっきも言った通り、ここじゃレイプされるやつ、戦いに負けるやつが悪いのさ」
 サイドテールの少女が乱暴に、薄紫の髪の少女の胸を掴んだ。ブラウスの上からでも、彼女のたわわに実った双胸が、サイドテールの少女の手によって揉み下され、弄ばれる。
「はあはあ・・・や、やめてくださいぃぃぃ」
 薄紫の髪の少女が、サイドテールの少女の手から逃れようとするが、ギャル風の少女の手により後ろから羽交い絞めにされているため、逃げることさえできなかった。
「そろそろ脱がしちゃおうよ、あたしもう我慢できない」
 それまで近くで周囲の様子を窺っていたおかっぱ頭の少女が、下卑た笑いと共に、その指先を薄紫の髪の少女のスカートの中に忍ばせた。
「・・・はあん!!」
 突然、自らの秘所に指をあてがわれ、思わず鼻にかかった声を上げてしまう薄紫の髪の少女。その姿態が、さらに3人の行動を過激なものにさせていくことになる。
「おいおい、こいつ、嫌がるどころか、もうイッてるんじゃねえか」
 3人の嘲笑が辺りに響き渡る。
「いやあ・・・許して」
「そうだな・・・アンタも随分とよがっているようだし、そろそろお互い気持ちよくなろうぜ、お姫様」
 サイドテールの少女が、たっぷりと皮肉を込めて「お姫様」の部分を強調しながら囁いてきた。
 薄紫の髪の少女は、確かに生前(つまりはこの島に来る前まで)、今では珍しい大和撫子タイプの娘であった。それゆえ、同門の者達からは昔の姫様みたいに呼ばれたこともあった。
 そう見られやすい娘でもあったのだ。
「じゃあ、丸裸にしてやるか・・・おい、下を脱がせろ」
 サイドテールの少女が、おかっぱ頭の娘に支持を出す。
「それじゃあ、あたしは上を脱がすか・・・おい、おとなしくしてろ!」
「いやああ」
 薄紫の髪の少女の悲痛な叫びが部屋中に響き渡るが、その声が外に届くことはなかった。
 なぜなら、外は沛然として驟雨に見舞われていたからだ。尤も、外まで悲鳴が届いたとしても、この島では誰も助けには来ないだろうがー

「へえ、これはまた、うらやましくなるような体してんな、アンタ」
 無理やり全裸にされ、言葉もなくただただ泣き崩れる薄紫の髪の少女の肢体を見て、3人の少女たちは軽く口笛を吹いた。
 薄紫の髪の少女は、実に「凹凸に激しい」体をしていた。出るところは、まるでその存在を主張するかの如く出っ張り、引っ込むところはお淑やかと言ってもいいくらいに、引っ込んでいる。女性なら、誰もが憧れるような、理想的な肢体ーさらには、薄紫の髪の少女の、元からの端正な顔立ちも相まって、あらゆるものを魅了する妖艶さに溢れていた。
 そしてそれは、異性だけではなく、同性においても同様であった。
 胸元を腕で隠し、うつむきながら泣き崩れている薄紫の髪の少女を満足げに見ていたサイドテールの少女が、隣にいるギャル風の少女に対し、
「どうせなら、完全に抵抗できないようにしてからやろう・・・確か、ヒモがあったよな」
 ギャル風の少女が、自分の持ち物からヒモを取り出した。そして・・・
「・・・っ!」
 泣き崩れている薄紫の髪の少女の両腕を乱暴に掴むと、背後に回り、彼女の両手首をヒモで縛り始めた。
「・・・いや、何をするんですか、や、やめてください」
 両手首を後ろ手に縛られ、そのまま畳の上に転がされる薄紫の髪の少女。その顔には隠しようがないくらいに恐怖の色が現れていた。
「へえ、こいつはますますそそるねえ」
 サイドテールの少女が満足げに瞳を細めたー
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