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第4章 更なる戦い
第146話 身を清めて
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「やったー、朝からお風呂だ!!」
「もうお昼ですよ、ヒナちゃん」
「まったく・・・」
ここは旅館の大浴場ー貸し切りと言ってもいい状態の風呂場に歓声とともに突入するヒナ。子猫を思わせるような小柄な体躯ながら、胸や尻は女性そのもので、彼女が走るたびに、女性の象徴たるそれらが揺れていたりする。その後に苦笑した顔の優香や静が続く。
静が指摘した通り、今はもう昼と言ってもいい時間帯である。
「静お姉さん、わかってないなあ・・・起きてすぐのお風呂は、朝風呂と同じなんだよ」
「まあ、気持ちの上では確かにそうなんだろうけどな」
優華も静も、この旅館をアジトにするまでは、「住人のいない住居」の風呂を借りて入っていたものだった。このアルカディア島には、参加者と運営サイドの人間にしか生活していない。さらに言えば、運営サイドは決して参加者の前には姿を現さないので、結局この島にある建物は、ほぼ暗黙の了解として参加者の自由に使っていいことになっていたりする。運営側も、そこら辺のところは黙認しているようだった。
「私、ここに来るまでは学校とかプールのシャワーだけで我慢してたから、こういうきちんとしたお風呂に入れるのはうれしいな」
声を弾ませつつ、さらには胸も同様に弾ませながら、ヒナは浴槽に入るまでに体を洗い始める。静と優香もヒナに続いて体を洗い始めようとするがー
「すごいわね、ヒナちゃんの体・・・うらやましいわ、私達よりも年下なのに、こんなに立派に育ってて」
「ああふぅ・・・お、お姉さん!?」
頭をシャンプーで洗っているところ、背後から静に胸を揉み下され、思わず上ずった声を上げてしまうヒナ。昨晩の記憶がまざまざと蘇ってくる。
「おいおい、お静・・・子猫ちゃんが困ってるだろ、エッチもいいけど・・・って、本当はあんまりよくはないけど、とりあえず今は自嘲しろ」
「はーい。うーん、残念だわ・・・こんなに揉み答えがあるおっぱいなのに」
静が名残惜しそうに、ヒナの乳房から手を離した。
ーこの女は、少しでも目を離すとこれだからなー
まあ、いつものことだからと言い聞かせて、優香も体を洗い始める。
ただ、風呂というのは、やはりいろいろな意味で普段とは違う気持ちを掘り起こさせるものだった。性的な行為ではなくとも、裸の付き合いという点では、優香もそそられるものを感じざるを得なかった。
ーおっと、ここで私が理性を手放すわけにはいかないなー
まさか、昨日の続きを風呂場でやるわけにもいくまい。昨日の続きは、せめて夜まで待ってからだろう。
ー私も、やること前提で考えてしまってるなー
女性同士での性行為を強制されるこのアルカディア島で暮らしているからだろうかーというよりも、元から美少女レズばかり集めてデスゲームをやらせているのだろうがー優香もだんだん、静みたく無類のエッチ好きになってしまうのではないかと不安になることがしばしばあった。
杞憂に終わってくれればいいがー
「私ももっと早くに、お姉さんたちに会っていればなあ・・・そうすれば、こんないい旅館やお風呂にも入れたのに」
「出会う時期にもよるだろ、子猫ちゃん・・・もしもっと早く出会っていれば、君と私らは最初から敵同士だったかもしれない」
ー正確に言えば、今も敵と言えば敵同士なんだけどなー
やがては勝負しなければならないという残酷な未来のことを振り払うかのように、静は軽く頭を振ってヒナに向き直った。
「もうお昼ですよ、ヒナちゃん」
「まったく・・・」
ここは旅館の大浴場ー貸し切りと言ってもいい状態の風呂場に歓声とともに突入するヒナ。子猫を思わせるような小柄な体躯ながら、胸や尻は女性そのもので、彼女が走るたびに、女性の象徴たるそれらが揺れていたりする。その後に苦笑した顔の優香や静が続く。
静が指摘した通り、今はもう昼と言ってもいい時間帯である。
「静お姉さん、わかってないなあ・・・起きてすぐのお風呂は、朝風呂と同じなんだよ」
「まあ、気持ちの上では確かにそうなんだろうけどな」
優華も静も、この旅館をアジトにするまでは、「住人のいない住居」の風呂を借りて入っていたものだった。このアルカディア島には、参加者と運営サイドの人間にしか生活していない。さらに言えば、運営サイドは決して参加者の前には姿を現さないので、結局この島にある建物は、ほぼ暗黙の了解として参加者の自由に使っていいことになっていたりする。運営側も、そこら辺のところは黙認しているようだった。
「私、ここに来るまでは学校とかプールのシャワーだけで我慢してたから、こういうきちんとしたお風呂に入れるのはうれしいな」
声を弾ませつつ、さらには胸も同様に弾ませながら、ヒナは浴槽に入るまでに体を洗い始める。静と優香もヒナに続いて体を洗い始めようとするがー
「すごいわね、ヒナちゃんの体・・・うらやましいわ、私達よりも年下なのに、こんなに立派に育ってて」
「ああふぅ・・・お、お姉さん!?」
頭をシャンプーで洗っているところ、背後から静に胸を揉み下され、思わず上ずった声を上げてしまうヒナ。昨晩の記憶がまざまざと蘇ってくる。
「おいおい、お静・・・子猫ちゃんが困ってるだろ、エッチもいいけど・・・って、本当はあんまりよくはないけど、とりあえず今は自嘲しろ」
「はーい。うーん、残念だわ・・・こんなに揉み答えがあるおっぱいなのに」
静が名残惜しそうに、ヒナの乳房から手を離した。
ーこの女は、少しでも目を離すとこれだからなー
まあ、いつものことだからと言い聞かせて、優香も体を洗い始める。
ただ、風呂というのは、やはりいろいろな意味で普段とは違う気持ちを掘り起こさせるものだった。性的な行為ではなくとも、裸の付き合いという点では、優香もそそられるものを感じざるを得なかった。
ーおっと、ここで私が理性を手放すわけにはいかないなー
まさか、昨日の続きを風呂場でやるわけにもいくまい。昨日の続きは、せめて夜まで待ってからだろう。
ー私も、やること前提で考えてしまってるなー
女性同士での性行為を強制されるこのアルカディア島で暮らしているからだろうかーというよりも、元から美少女レズばかり集めてデスゲームをやらせているのだろうがー優香もだんだん、静みたく無類のエッチ好きになってしまうのではないかと不安になることがしばしばあった。
杞憂に終わってくれればいいがー
「私ももっと早くに、お姉さんたちに会っていればなあ・・・そうすれば、こんないい旅館やお風呂にも入れたのに」
「出会う時期にもよるだろ、子猫ちゃん・・・もしもっと早く出会っていれば、君と私らは最初から敵同士だったかもしれない」
ー正確に言えば、今も敵と言えば敵同士なんだけどなー
やがては勝負しなければならないという残酷な未来のことを振り払うかのように、静は軽く頭を振ってヒナに向き直った。
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