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日向荘にて(第1話)
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ところ変わって、こちらは日向荘ー。
鏡香が無事に咲那と合流し、そのまま惑星Σ-11へと向かうという旨が晶たちに伝えられた。
「どうやら、鏡香さんは無事に咲那姉と合流できたらしい・・・あとは、モリガンの無事を確認しに惑星Σ--11へと向かうようだ」
「咲那さんの方は安心だねぇ~。あとはモリガンちゃんの方かな」
「そうだな・・・モリガンとはいまだに連絡取れないからな」
いまだにモリガンは音信不通の状態のままだ。
「モリガンさん・・・無事だといいのですが」
杏里が心配そうに言う。
「まあ、あいつのことだ。ちょっとやそっとのことでどうにかなるというものでもないさ・・・あとは鏡香さんや咲那姉に任せるしかないだろう」
「大丈夫だよ、杏里。転送魔法陣だっけ?あんなすごい魔法が使える子だし」
「・・・そうね」
カイトも杏里も、モリガンの魔法のすごさは身をもって知っている。彼女なら、少しの困難くらいならすぐに乗り越えてくれるはずだ。自分たちが今ここで気をもんでも仕方がないことだった。
それよりも、カイトも杏里も、今は害蟲に対抗できる力を身に着けることに専念しなければならない。さらには、カイトは先輩たちの仇である紫の飛空鎧とも互角以上に戦えるだけの力を得なければならないのだ。ここで立ち止まるわけにもいかなかった。
「そうだな・・・水無は後方支援専門だから、オレよりも清野に教えてもらった方がいいだろう」
「うん、私に任せてよ」
早苗が鉄扇を取り出し、口元を隠すように構える。様になっているのが彼女らしかった。
「よろしくお願いしますね、早苗さん」
「こっちこそ、よろしくね杏里ちゃん」
早苗は、その鉄扇に魔力を宿し、主に遠距離による攻撃を得意としている。杏里はヒーラーだから、攻撃能力は皆無だが、遠距離にも治癒術を飛ばせるように訓練するには、魔法の遠隔操作を得意としている早苗に教えてもらうのが最適ともいえるだろう。
そして、カイトは・・・。
「よおし、カイト。オレと少し勝負してみようか」
晶は、自分の獲物である魔笛を構えた。その魔笛に、自らの魔力を宿していく。
晶の魔笛は、その先端から淡い光を放つ魔力の刀身を浮かび上がらせた。エメラルドグリーンの刀身は、見る者の目を惹きつけてやまない美しさを秘めていた。
「実戦に勝る訓練はないさ・・・ということで、思いっきり打ち込んできな、カイト」
「・・・わかった。胸を貸してもらうよ、晶」
カイトもまた剣を構える。シンプルな剣だが、晶同様魔力を宿したものだ。咲那のエクセリオンに近いものらしい。
「勝負だ、カイト!!」
「望むところだ、晶!!」
こうして、晶とカイト、早苗と杏里のコンビによる修行が開始されたのだったー。
鏡香が無事に咲那と合流し、そのまま惑星Σ-11へと向かうという旨が晶たちに伝えられた。
「どうやら、鏡香さんは無事に咲那姉と合流できたらしい・・・あとは、モリガンの無事を確認しに惑星Σ--11へと向かうようだ」
「咲那さんの方は安心だねぇ~。あとはモリガンちゃんの方かな」
「そうだな・・・モリガンとはいまだに連絡取れないからな」
いまだにモリガンは音信不通の状態のままだ。
「モリガンさん・・・無事だといいのですが」
杏里が心配そうに言う。
「まあ、あいつのことだ。ちょっとやそっとのことでどうにかなるというものでもないさ・・・あとは鏡香さんや咲那姉に任せるしかないだろう」
「大丈夫だよ、杏里。転送魔法陣だっけ?あんなすごい魔法が使える子だし」
「・・・そうね」
カイトも杏里も、モリガンの魔法のすごさは身をもって知っている。彼女なら、少しの困難くらいならすぐに乗り越えてくれるはずだ。自分たちが今ここで気をもんでも仕方がないことだった。
それよりも、カイトも杏里も、今は害蟲に対抗できる力を身に着けることに専念しなければならない。さらには、カイトは先輩たちの仇である紫の飛空鎧とも互角以上に戦えるだけの力を得なければならないのだ。ここで立ち止まるわけにもいかなかった。
「そうだな・・・水無は後方支援専門だから、オレよりも清野に教えてもらった方がいいだろう」
「うん、私に任せてよ」
早苗が鉄扇を取り出し、口元を隠すように構える。様になっているのが彼女らしかった。
「よろしくお願いしますね、早苗さん」
「こっちこそ、よろしくね杏里ちゃん」
早苗は、その鉄扇に魔力を宿し、主に遠距離による攻撃を得意としている。杏里はヒーラーだから、攻撃能力は皆無だが、遠距離にも治癒術を飛ばせるように訓練するには、魔法の遠隔操作を得意としている早苗に教えてもらうのが最適ともいえるだろう。
そして、カイトは・・・。
「よおし、カイト。オレと少し勝負してみようか」
晶は、自分の獲物である魔笛を構えた。その魔笛に、自らの魔力を宿していく。
晶の魔笛は、その先端から淡い光を放つ魔力の刀身を浮かび上がらせた。エメラルドグリーンの刀身は、見る者の目を惹きつけてやまない美しさを秘めていた。
「実戦に勝る訓練はないさ・・・ということで、思いっきり打ち込んできな、カイト」
「・・・わかった。胸を貸してもらうよ、晶」
カイトもまた剣を構える。シンプルな剣だが、晶同様魔力を宿したものだ。咲那のエクセリオンに近いものらしい。
「勝負だ、カイト!!」
「望むところだ、晶!!」
こうして、晶とカイト、早苗と杏里のコンビによる修行が開始されたのだったー。
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