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チーム《ユグドラシル》と教会騎士たち(第6話)
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人工照明の淡い光を浴び、怪しくも幻想的な輝きを見せる林ー。
これが非常時でなければ、思わず見とれてしまうほどの、美しい光景なのだが・・・。
この林の中に、魔物とそれを使役する蟲憑きが潜んでいる。魔物の方は、既にゼクスとイリアが遭遇済みだが、肝心の蟲憑きに関しては一切不明のままだ。ただ、相手が放つ魔力の痕跡から、その正体だけはわかる。
「じゃあ、魔物の方はゼクスたちに任せるよ・・・」
「ああ」
「こっちは任せろ!」
段取り通りに動く二人。林の中に入る二人の姿を確認してから、晶はモリガンに対して蟲憑きの正確な位置を尋ねた。
「多分、ゼクスたちが相手する魔物を視認できる範囲にいるはずだ。しかも蟲憑きだから、見た目はほぼ人間と変わらないだろう。お前の使い魔なら、すぐに探し当てられるはずだ」
「しばし待て・・・お、それらしいのがいたぞ」
使い魔との感覚を共有することで、モリガンは敵の姿を確認することができた。
「・・・確かに、見た目は人間そのものじゃな。白いコートを羽織った30代くらいの男といった感じか・・・眼鏡をかけておるようじゃ」
「見た目は賢そうでも、必ずしも知性があるとは限らないからな・・・憑りついた蟲憑きのレベルにもよるし」
「まあ、でも知性が高いという可能性も捨てきれんじゃろ・・・用心するに越したことはないじゃろうな」
珍しく、慎重に構えようとするモリガンである。
「ミケさんはここで待っていてくれ・・・清野、行けるか」
「うん、私はいつでも行けるよ、晶君」
「では吾輩はここで待つとしますかニャー」
いつも通り、戦いに赴くのは晶、早苗、モリガンの3人だ。ミケさんはお留守番である。
「よし、それじゃあ俺たちもゼクスたちに続こう。早く蟲憑きを倒さないと、あいつらが魔物を仕留めることができないからな」
「うむ、わかったのじゃ」
「うんうん、早く悪い蟲さんを退治しないとね」
晶たちは、ゼクスたちの後を追って林の中へと駆け込んだー。
これが非常時でなければ、思わず見とれてしまうほどの、美しい光景なのだが・・・。
この林の中に、魔物とそれを使役する蟲憑きが潜んでいる。魔物の方は、既にゼクスとイリアが遭遇済みだが、肝心の蟲憑きに関しては一切不明のままだ。ただ、相手が放つ魔力の痕跡から、その正体だけはわかる。
「じゃあ、魔物の方はゼクスたちに任せるよ・・・」
「ああ」
「こっちは任せろ!」
段取り通りに動く二人。林の中に入る二人の姿を確認してから、晶はモリガンに対して蟲憑きの正確な位置を尋ねた。
「多分、ゼクスたちが相手する魔物を視認できる範囲にいるはずだ。しかも蟲憑きだから、見た目はほぼ人間と変わらないだろう。お前の使い魔なら、すぐに探し当てられるはずだ」
「しばし待て・・・お、それらしいのがいたぞ」
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「まあ、でも知性が高いという可能性も捨てきれんじゃろ・・・用心するに越したことはないじゃろうな」
珍しく、慎重に構えようとするモリガンである。
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「では吾輩はここで待つとしますかニャー」
いつも通り、戦いに赴くのは晶、早苗、モリガンの3人だ。ミケさんはお留守番である。
「よし、それじゃあ俺たちもゼクスたちに続こう。早く蟲憑きを倒さないと、あいつらが魔物を仕留めることができないからな」
「うむ、わかったのじゃ」
「うんうん、早く悪い蟲さんを退治しないとね」
晶たちは、ゼクスたちの後を追って林の中へと駆け込んだー。
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