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魔女組合とは?(第3話)
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モリガンの思いもよらぬ発言に、一瞬戸惑う晶ー。
「ミケさんを?パワーアップ?」
「そうじゃ」
「・・・こいつを、か?」
「そうじゃな」
なんと、単なる穀潰しと思われてきたミケさんにも、ついに活躍の場が訪れるかもしれないのだ!!
・・・しかし・・・。
「元が駄目ニャンコなのをパワーアップして、どこまで使えるようになるんだ?」
・・・晶の疑問は最もであった。このミケさん、戦闘に関しては全く役に立たないのだ。
「まさか・・・酒がさらに強くなるとか、そんなオチじゃないよな?モリガン」
「ウニャー、晶よ、我輩をただニョ酔っ払いとしか思っておらんニャ?」
・・・「召喚魔法」と称して、酒とつまみしか取り出せないミケさんが、それ以外の何だというのだ・・・と、言ってやりたかったが、色々と後が面倒そうなので、とりあえず無視することにする。
「大丈夫じゃ、晶よ。一応ミケさんにも弱い蟲くらいには対処できるように、それ相応の能力は身に着けてもらうつもりなのじゃからな」
「ほう」
「それは楽しみだねぇ、ミケさん」
早苗も興味を示したようだ。
「・・・まあ、その呼び出した組合員の腕にもよるじゃろうが、今までのように酒ばかり飲んで寝てばかりいる・・・という状況からは脱出できるじゃろうて」
「・・・つくづくダメニャンコだな、こいつは」
晶が半眼になってミケさんを見つめる。モリガンにすらこう思われているのだから、全く救いがない・・・。
「ニャンということニャ!モリガンにまでただニョ酔っ払い呼ばわりされるとは・・・」
ガクッとうなだれるミケさんであった・・・唯一早苗だけが、ミケさんの頭をナデナデして「よしよし・・・」と慰めている。
「ところで・・・その組合員だが、もうそろそろ来るんだろ?ならアトリエの中でおとなしく待っていようぜ」
「そうじゃな、そんなに離れたな所にいるわけでもないので、そろそろ来てもおかしくないはずじゃ。中でお茶でも用意しながら待っていようかの」
こうして、晶たちは一旦アトリエの中に戻ることになった。
ーーアトリエの自動修復機能は、なかなか大したもので、晶たちが最初に訪れた状態にほぼ近い形で復元されていた。
「な~るほど、この自動修復機能に任せっきりなのも、ある意味モリガンの調合の腕が向上しない原因の一つでもあるだろうな。何せ、爆発してもすぐに戻るわけだしな」
アトリエの中を確認した晶が、皮肉気に漏らす。
「だあ~、これからは失敗しないように気をつければいいじゃろが!」
「だな、またベンジャミンを驚かせても悪いだろうし」
「・・・うむ」
ベンジャミンの名前を出されて、引け目を感じたのか、おとなしくなるモリガンであった。
「まあ、それはともかく、組合員が来るなら、出迎えの準備をしなくちゃな。幸い、自動秀句不機能のせいか、部屋の中は片付いているようだし、あとは来客用のお茶くらいか、必要なのは」
「それに関しては、わしに任せておけい、紅茶を用意してくるぞよ」
「ああ、頼む」
それから少しして、アトリエのチャイムが鳴らされたー。
「ミケさんを?パワーアップ?」
「そうじゃ」
「・・・こいつを、か?」
「そうじゃな」
なんと、単なる穀潰しと思われてきたミケさんにも、ついに活躍の場が訪れるかもしれないのだ!!
・・・しかし・・・。
「元が駄目ニャンコなのをパワーアップして、どこまで使えるようになるんだ?」
・・・晶の疑問は最もであった。このミケさん、戦闘に関しては全く役に立たないのだ。
「まさか・・・酒がさらに強くなるとか、そんなオチじゃないよな?モリガン」
「ウニャー、晶よ、我輩をただニョ酔っ払いとしか思っておらんニャ?」
・・・「召喚魔法」と称して、酒とつまみしか取り出せないミケさんが、それ以外の何だというのだ・・・と、言ってやりたかったが、色々と後が面倒そうなので、とりあえず無視することにする。
「大丈夫じゃ、晶よ。一応ミケさんにも弱い蟲くらいには対処できるように、それ相応の能力は身に着けてもらうつもりなのじゃからな」
「ほう」
「それは楽しみだねぇ、ミケさん」
早苗も興味を示したようだ。
「・・・まあ、その呼び出した組合員の腕にもよるじゃろうが、今までのように酒ばかり飲んで寝てばかりいる・・・という状況からは脱出できるじゃろうて」
「・・・つくづくダメニャンコだな、こいつは」
晶が半眼になってミケさんを見つめる。モリガンにすらこう思われているのだから、全く救いがない・・・。
「ニャンということニャ!モリガンにまでただニョ酔っ払い呼ばわりされるとは・・・」
ガクッとうなだれるミケさんであった・・・唯一早苗だけが、ミケさんの頭をナデナデして「よしよし・・・」と慰めている。
「ところで・・・その組合員だが、もうそろそろ来るんだろ?ならアトリエの中でおとなしく待っていようぜ」
「そうじゃな、そんなに離れたな所にいるわけでもないので、そろそろ来てもおかしくないはずじゃ。中でお茶でも用意しながら待っていようかの」
こうして、晶たちは一旦アトリエの中に戻ることになった。
ーーアトリエの自動修復機能は、なかなか大したもので、晶たちが最初に訪れた状態にほぼ近い形で復元されていた。
「な~るほど、この自動修復機能に任せっきりなのも、ある意味モリガンの調合の腕が向上しない原因の一つでもあるだろうな。何せ、爆発してもすぐに戻るわけだしな」
アトリエの中を確認した晶が、皮肉気に漏らす。
「だあ~、これからは失敗しないように気をつければいいじゃろが!」
「だな、またベンジャミンを驚かせても悪いだろうし」
「・・・うむ」
ベンジャミンの名前を出されて、引け目を感じたのか、おとなしくなるモリガンであった。
「まあ、それはともかく、組合員が来るなら、出迎えの準備をしなくちゃな。幸い、自動秀句不機能のせいか、部屋の中は片付いているようだし、あとは来客用のお茶くらいか、必要なのは」
「それに関しては、わしに任せておけい、紅茶を用意してくるぞよ」
「ああ、頼む」
それから少しして、アトリエのチャイムが鳴らされたー。
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