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跳ねる光の行方~札幌諏訪神社(北海道札幌市)
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「千紘」
名前を呼ばれて振り返ると、鳥居の前に夫が立っていた。
「秋くん、どうしてここに? 」
拝殿に立っていた私は、慌てて石段を降りて駆け寄る。
「転ぶぞ」と心配そうな顔をする夫の元まで行くと、
「どうしてここにいるの? 」ともう一度聞いた。
しかし夫は何も答えず、私の肩に下がっていた茶色いバッグを取り、駐車場へ歩き出す。
パート帰りに突然ここに来ようと決めたのに。どうして私がここにいるとわかったのか。どうして迎えに来てくれたのか。
駐車場まで無言で並んで歩く。
鍵を開けてもらい助手席に滑り込みながら、
「どうしてここにいるってわかったの」ともう一度聞いた。
エンジンの匂いがした。
「…なんとなく」
「また、ごまかす」
本当は、私がここに来たことを夫がわかっていた理由は察しが付いていた。だから、シートベルトを閉めながら、冗談めかして私は続ける。
「ここが子宝を授けることで有名な神社だって、秋くん知っていたのね」
そんなことはたいしたことないと知らせるため、あえてニヤニヤしながら顔を覗き込むと、チラッと私の顔を見て「うん」とだけ答えた。
「やっぱりね」と芝居がかった態度で笑ってみせた。でも夫は何も答えなかった。
たいしたことないなんて嘘だ。先週の日曜日からずっと、ベタっとした黒い何かが、心の奥や頭の中に張り付いていて、やるせなかった。だから今日、ここに来たのだ。そんなことで解決するはずもないと知っていたのに。
先週の日曜日に我が家にやってきた夫の後輩夫婦のしあわせそうな顔が、ずっと瞼の奥に張り付いている。
彼らは、去年の秋に、別れる話をしていた。そのさなか、彼が遊びに来た縁で、私たちは彼にはっぱをかけた。そろそろけじめをつけろとか、おせっかいだと知りながら、言わずにはいられなくて。
そして彼らは今年の春に結婚した。
別れようとしていたのに、たまたま同じ日の同じ時間に、縁結びの神様の前でばったり会ったというのだから。それはちょっとロマンチックだった。
「神社でばったり会うなんて、運命だよね」
わざわざ結婚の報告に来てくれた日に、私は酔っぱらって何度も二人にそう言った。
「うんとしあわせになってね」
と、しまいには酔っぱらって大泣きしたらしい。次の日そう夫に聞いたときは、ちょっと恥ずかしかった。でも本当に嬉しかったんだから仕方ない。
「籍を入れてもしばらくは、二人だけで楽しもうと思っていたんですけど」
先週の日曜日に2人そろってわざわざ、妊娠の報告に来てくれた。
おめでとう、よかったわね、半分くらい私のおかげじゃない?
なんてふざけ半分で言って笑いを誘う。
和やかでしあわせな食事会。
次の日は、二日酔いだったけどパートに行った。普通の月曜日の朝であり、普通の一週間の始まりだった。
結婚して気づくともう十年。
週の半分はパートも行き、掃除をして、食事の支度をして。時々夫と外に出掛ける日もあるし、夫のいない休日は、ひとりで家でのんびり過ごすこともある。
ただ穏やかに暮らす日々。それはそれでしあわせだ。
だけど。
「あれ」
いつのまにか涙が溢れていた。
「なんで泣くかな」
手の甲で無造作に涙を拭いながら、明るい声でそう言った。夫は何も言わなかった。エンジンをかけているが、車は動き出さない。私が何かを話すのを待っているような気がしたけど、言葉に出すのが怖かった。
エンジン音だけが低く響く車内では、鼻をすする音が大きく伝わってしまう。そんな状況に耐えかねて、とうとう私は明るい声を出すことをやめた。
「なんかさ…」
「うん」
と夫が答える。
「子宝に恵まれる神社にこっそりやってきたのをね」
「うん」
「夫に見つかるってさ…」
夫は何も答えない。沈黙がつづいたのち、私は吐く息で静かに言った。
「…しんどいね」
その言葉に、夫は私の方を見て何か言いかけたが、すぐに口を閉じた。そして突然、車から降りてしまった。
フロントガラス越しに、お社に向かって早歩きで進んでいく夫の背中を、じっと見つめた。夫は拝殿に立ち、神様に何かを祈っていた。
「何であなたまで祈っているのよ」
聞こえるはずもないのに、声に出してそう言ったら、喉の奥が震えて涙が次々に溢れてきた。ああ、もう駄目だ。そう思うのと同時に、喉どころか、お腹までが震えだす。こみあげてきた何かが、喉を通って大量に吐き出されていく。喉から胃までがぽっかりと、ひとつの大きな空洞になったみたいだ。
夫はお参りを終えると今度は社務所に向かって進んでいく。そこで何かを買うと、やっと車に戻ってきた。
運転席に座り、泣きじゃくる私をチラっと見て、
「これ」
と何かを差し出した。それは神社の名前が書かれた白い袋だった。泣きながら袋を開いて、入っていたものを取り出した。それは「子宝」と書かれたピンク色のお守りだった。
「二十一柱も子どもがいたんだって」
お社の方をじっと見ながら夫が言った。
「え? 」
「さっき巫女さんに教えてもらった」
「にじゅういち…はしら?」
「神様の人数」
「ああ…二十一柱」
そう説明され、言葉と意味が頭の中で一致する。
「この神社に祀られている神様の子どもの人数」
「…そうなの」
私はお守りを握りしめた。
「神様のことは信じていなかったけど、あいつらのこともあって、ちょっとだけ信じてみようと思っている」
嗚咽が少し収まってきた。同じ日の同じ時間に偶然会った恋人たちのことだ。
「俺は、どっちでもいいと思っている」
そうはいっても、夫が子ども好きなのは結婚前から知っていた。
「千紘が望むなら俺は協力するよ。…あの時、すぐにそう言えなくて、ごめんな」
前に一度、不妊治療のことを相談した時、何も答えてくれなかったから、私は二度とそのことは口にしなかった。だけど夫はずっと考えていてくれたのか。
「ごめんね」
「謝らなくていいから。千紘が謝ることなんて何もないから」
「うん」
「俺こそ、ごめん」
言ったそばから今度は夫が謝ってきた。
「秋くんこそ、謝らなくていいから」
「うん」
夫がふっと笑ったので、私も笑った。
「どうして私がここにいるとわかったの? 神社なんていっぱいあるし、そもそも私が神社に来ている保証もなかったのに」
夫は少し考えてから言った。
「あの二人が神社で偶然会ったことを、ロマンチックだって何度も言っていたし」
「うん、言っていたね」
「それと、前に子宝の神社調べていて、ここが一番近いから、仕事帰りに毎日行こうかなって、そう言っていたし」
「え? 私が調べていたことも、その時の言葉も、ちゃんと覚えていてくれたの」
「うん」
それだけで十分だった。ああ、神様、ありがとうございます。
「それに、俺も祈っておかないとダメだと思ったから」
「え? 」
「だって、二人の子どもだろ。だから神様に頼むなら、二人で頼むのが、筋だろうし」
今度こそもうダメだった。せっかく泣き止みかけたのに、また涙が止まらない。うえーんと子どもみたいに、声も出てしまう。
涙が収まるのを待って、夫が言った。
「一回さ、期限を決めてさ、頑張ってみよう」
「うん」
「あんまり頑張りすぎると、お互い辛くなるから」
「…うん」
「でもな、ひとつだけ、先に伝えておくから」
夫は私の方を向いて、力強く言った。
「俺の望みは結婚した時からずっと変わらない。子どもがいてもいなくても、そんなことはどちらだっていいんだ。変わらずずっと千紘を笑顔にすること。俺がしたいのはそれだけだ」
そう言えば、プロポーズの時も、そんなことを言っていたっけ。
「だからさ、それができるよう、俺、これからも頑張るよ」
・・・もう涙が止まらない。
神様、私、子どもが欲しいです。
でもその願いが無理だとしても、私はとてもしあわせものです。
この人と出会うことができて、結婚することができて本当にしあわせです。ほんとうに、ありがとうございます。
心の中で、神様にそう大声で伝えた。
車の中で泣き笑いしながら見つめ合う男女がいるすぐそばで、見えない世界に実在する大いなる光が、社の上からスーッと差し込んでいた。もし見える人が見ていたら、その光の中に輝く美しい女神の姿を見たことだろう。
女神は、自らの口元に運んだ手のひらへと、静かに息を吹きかけた。女神の手のひらから小さな光が飛び出した。小さな光は、くるくると螺旋を描きながら、駐車場の二人の方へと飛んでいく。
この世界に生まれてきたことを喜ぶように、小さな光は飛び跳ねる。車のボンネットで一度大きく跳ねて、助手席で顔を覆って泣いている人の身体へとダイブした。
生まれ出ることの喜びで、はちきれそうなくらい輝いている光が、その人の身体に吸い込まれていったことを、今はまだ誰も知らなかった。
名前を呼ばれて振り返ると、鳥居の前に夫が立っていた。
「秋くん、どうしてここに? 」
拝殿に立っていた私は、慌てて石段を降りて駆け寄る。
「転ぶぞ」と心配そうな顔をする夫の元まで行くと、
「どうしてここにいるの? 」ともう一度聞いた。
しかし夫は何も答えず、私の肩に下がっていた茶色いバッグを取り、駐車場へ歩き出す。
パート帰りに突然ここに来ようと決めたのに。どうして私がここにいるとわかったのか。どうして迎えに来てくれたのか。
駐車場まで無言で並んで歩く。
鍵を開けてもらい助手席に滑り込みながら、
「どうしてここにいるってわかったの」ともう一度聞いた。
エンジンの匂いがした。
「…なんとなく」
「また、ごまかす」
本当は、私がここに来たことを夫がわかっていた理由は察しが付いていた。だから、シートベルトを閉めながら、冗談めかして私は続ける。
「ここが子宝を授けることで有名な神社だって、秋くん知っていたのね」
そんなことはたいしたことないと知らせるため、あえてニヤニヤしながら顔を覗き込むと、チラッと私の顔を見て「うん」とだけ答えた。
「やっぱりね」と芝居がかった態度で笑ってみせた。でも夫は何も答えなかった。
たいしたことないなんて嘘だ。先週の日曜日からずっと、ベタっとした黒い何かが、心の奥や頭の中に張り付いていて、やるせなかった。だから今日、ここに来たのだ。そんなことで解決するはずもないと知っていたのに。
先週の日曜日に我が家にやってきた夫の後輩夫婦のしあわせそうな顔が、ずっと瞼の奥に張り付いている。
彼らは、去年の秋に、別れる話をしていた。そのさなか、彼が遊びに来た縁で、私たちは彼にはっぱをかけた。そろそろけじめをつけろとか、おせっかいだと知りながら、言わずにはいられなくて。
そして彼らは今年の春に結婚した。
別れようとしていたのに、たまたま同じ日の同じ時間に、縁結びの神様の前でばったり会ったというのだから。それはちょっとロマンチックだった。
「神社でばったり会うなんて、運命だよね」
わざわざ結婚の報告に来てくれた日に、私は酔っぱらって何度も二人にそう言った。
「うんとしあわせになってね」
と、しまいには酔っぱらって大泣きしたらしい。次の日そう夫に聞いたときは、ちょっと恥ずかしかった。でも本当に嬉しかったんだから仕方ない。
「籍を入れてもしばらくは、二人だけで楽しもうと思っていたんですけど」
先週の日曜日に2人そろってわざわざ、妊娠の報告に来てくれた。
おめでとう、よかったわね、半分くらい私のおかげじゃない?
なんてふざけ半分で言って笑いを誘う。
和やかでしあわせな食事会。
次の日は、二日酔いだったけどパートに行った。普通の月曜日の朝であり、普通の一週間の始まりだった。
結婚して気づくともう十年。
週の半分はパートも行き、掃除をして、食事の支度をして。時々夫と外に出掛ける日もあるし、夫のいない休日は、ひとりで家でのんびり過ごすこともある。
ただ穏やかに暮らす日々。それはそれでしあわせだ。
だけど。
「あれ」
いつのまにか涙が溢れていた。
「なんで泣くかな」
手の甲で無造作に涙を拭いながら、明るい声でそう言った。夫は何も言わなかった。エンジンをかけているが、車は動き出さない。私が何かを話すのを待っているような気がしたけど、言葉に出すのが怖かった。
エンジン音だけが低く響く車内では、鼻をすする音が大きく伝わってしまう。そんな状況に耐えかねて、とうとう私は明るい声を出すことをやめた。
「なんかさ…」
「うん」
と夫が答える。
「子宝に恵まれる神社にこっそりやってきたのをね」
「うん」
「夫に見つかるってさ…」
夫は何も答えない。沈黙がつづいたのち、私は吐く息で静かに言った。
「…しんどいね」
その言葉に、夫は私の方を見て何か言いかけたが、すぐに口を閉じた。そして突然、車から降りてしまった。
フロントガラス越しに、お社に向かって早歩きで進んでいく夫の背中を、じっと見つめた。夫は拝殿に立ち、神様に何かを祈っていた。
「何であなたまで祈っているのよ」
聞こえるはずもないのに、声に出してそう言ったら、喉の奥が震えて涙が次々に溢れてきた。ああ、もう駄目だ。そう思うのと同時に、喉どころか、お腹までが震えだす。こみあげてきた何かが、喉を通って大量に吐き出されていく。喉から胃までがぽっかりと、ひとつの大きな空洞になったみたいだ。
夫はお参りを終えると今度は社務所に向かって進んでいく。そこで何かを買うと、やっと車に戻ってきた。
運転席に座り、泣きじゃくる私をチラっと見て、
「これ」
と何かを差し出した。それは神社の名前が書かれた白い袋だった。泣きながら袋を開いて、入っていたものを取り出した。それは「子宝」と書かれたピンク色のお守りだった。
「二十一柱も子どもがいたんだって」
お社の方をじっと見ながら夫が言った。
「え? 」
「さっき巫女さんに教えてもらった」
「にじゅういち…はしら?」
「神様の人数」
「ああ…二十一柱」
そう説明され、言葉と意味が頭の中で一致する。
「この神社に祀られている神様の子どもの人数」
「…そうなの」
私はお守りを握りしめた。
「神様のことは信じていなかったけど、あいつらのこともあって、ちょっとだけ信じてみようと思っている」
嗚咽が少し収まってきた。同じ日の同じ時間に偶然会った恋人たちのことだ。
「俺は、どっちでもいいと思っている」
そうはいっても、夫が子ども好きなのは結婚前から知っていた。
「千紘が望むなら俺は協力するよ。…あの時、すぐにそう言えなくて、ごめんな」
前に一度、不妊治療のことを相談した時、何も答えてくれなかったから、私は二度とそのことは口にしなかった。だけど夫はずっと考えていてくれたのか。
「ごめんね」
「謝らなくていいから。千紘が謝ることなんて何もないから」
「うん」
「俺こそ、ごめん」
言ったそばから今度は夫が謝ってきた。
「秋くんこそ、謝らなくていいから」
「うん」
夫がふっと笑ったので、私も笑った。
「どうして私がここにいるとわかったの? 神社なんていっぱいあるし、そもそも私が神社に来ている保証もなかったのに」
夫は少し考えてから言った。
「あの二人が神社で偶然会ったことを、ロマンチックだって何度も言っていたし」
「うん、言っていたね」
「それと、前に子宝の神社調べていて、ここが一番近いから、仕事帰りに毎日行こうかなって、そう言っていたし」
「え? 私が調べていたことも、その時の言葉も、ちゃんと覚えていてくれたの」
「うん」
それだけで十分だった。ああ、神様、ありがとうございます。
「それに、俺も祈っておかないとダメだと思ったから」
「え? 」
「だって、二人の子どもだろ。だから神様に頼むなら、二人で頼むのが、筋だろうし」
今度こそもうダメだった。せっかく泣き止みかけたのに、また涙が止まらない。うえーんと子どもみたいに、声も出てしまう。
涙が収まるのを待って、夫が言った。
「一回さ、期限を決めてさ、頑張ってみよう」
「うん」
「あんまり頑張りすぎると、お互い辛くなるから」
「…うん」
「でもな、ひとつだけ、先に伝えておくから」
夫は私の方を向いて、力強く言った。
「俺の望みは結婚した時からずっと変わらない。子どもがいてもいなくても、そんなことはどちらだっていいんだ。変わらずずっと千紘を笑顔にすること。俺がしたいのはそれだけだ」
そう言えば、プロポーズの時も、そんなことを言っていたっけ。
「だからさ、それができるよう、俺、これからも頑張るよ」
・・・もう涙が止まらない。
神様、私、子どもが欲しいです。
でもその願いが無理だとしても、私はとてもしあわせものです。
この人と出会うことができて、結婚することができて本当にしあわせです。ほんとうに、ありがとうございます。
心の中で、神様にそう大声で伝えた。
車の中で泣き笑いしながら見つめ合う男女がいるすぐそばで、見えない世界に実在する大いなる光が、社の上からスーッと差し込んでいた。もし見える人が見ていたら、その光の中に輝く美しい女神の姿を見たことだろう。
女神は、自らの口元に運んだ手のひらへと、静かに息を吹きかけた。女神の手のひらから小さな光が飛び出した。小さな光は、くるくると螺旋を描きながら、駐車場の二人の方へと飛んでいく。
この世界に生まれてきたことを喜ぶように、小さな光は飛び跳ねる。車のボンネットで一度大きく跳ねて、助手席で顔を覆って泣いている人の身体へとダイブした。
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