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226『黄泉の国決戦・1』
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RE・かの世界この世界
226『黄泉の国決戦・1』テル
タングニョーストは!?
「見てきます!」
「「「タングリス!」」」
タングリスは止める間もあらばこそ、猟犬のような俊敏さで玄室に戻っていく!
グァラグァラ……ウォォォ……
ついさっき塞いだばかりの羨道の閊えが崩される音、鬼どもの雄たけびが同時に上がる!
ただの鬼ではない、女神イザナミの怒りと恨みが籠った女鬼、黄泉醜女なのだ。現世(うつしよ)の常識では測り知れない力がある!
「間に合わない!」
グギ
さすがにヒルデも歯ぎしり一つして、イザナギさんを庇いながら後退する。その後ろを警戒しつつ、わたしも坑道を走る!
ズガ! ビシ! ベシ! ドゴ! ベシビシ! ズサ! ビシビシビシ!
ひしゃぎ、ぶちのめし、ぶっさし、蹴り倒すくぐもった音がすぐそこまで迫って来る!
「急げ!」
もはやタングリスもやられたか!?
ヒルデと二人、イザナギさんを挟むようにして後退する!
シュ! シュシュ! シュシュシュ!
鋭い音が後ろからしたと思うと、すぐ横や上を通って矢とイシツブテが鬼たちに飛んでいく!
「あれは!?」
振り返ると中継隊の三人(与一、ケイト、桃太郎二号)が岩陰から弓と石ツブテで応戦してくれている。
「早く!」「こっち!」
ケイトと桃太郎二号が手招き、こちらも「オウ!」と返して岩陰に転がり込み、息つく暇もなく石ツブテで応戦する。
シュシュシュシュシュ! シュシュシュシュシュ! シュシュシュシュシュ!
与一さんの弓は神がかってきて、一度に五本の矢をつがえては射ちだす! それも毎秒三射! そして、箙の矢は射てども射てども尽きることがない。
ケイトも負けじと同時に三射! 桃太郎二号の石ツブテも両手を水車のように回して二連装の機関銃のようだ。
と……鬼どもの背後の方でも、鬼の首やら腕やらが千切れ飛んで攻撃を加えている様子!
どけぇ! 鬼ども! 醜女ども!
そう叫びながら飛び出してきたのはタングリス! 全身血まみれで小脇に軍服の切れはしで包んだものを持っている。
「タングリス、こっち!」
桃太郎二号が呼ばわると、丸めた体を空中で二回転させ、その手を掴んで岩陰に収容!
「敵は怯んでいる、もうひと頑張り!」
与一さんが叫んで、戻ったばかりのタングリスも加わって迎撃の密度を上げる!
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ……!
合わせて五人の弓と石ツブテが切れまなく鬼どもに降り注ぎ、さしもの鬼ども醜女どもも退き始めた。
「タングリス、よく戻った!」
ヒルデがガッシとタングリスを抱きしめる。
昔はタングリスの方が一回り大きかったが、蘇ったタングリスは小柄なJKほどの体格。やっとゴールにたどり着いた後輩を先輩が労わっているように見える。
「タングリス、ちょっと若くなってる(^_^;)」
ケイトも昔よりは思いやりのある言い方ができるようになったようだ。
「あ、えと……(#*´△`*#)」
桃太郎二号は、初対面のタングリスに顔赤くして言葉にならない。
「タングニョーストを取り返してきました……」
え?
みんな言葉を飲んだ。
タングリスが差し出したのは、軍服の切れはしに包んだ小さな包み。
「これは……」
「かろうじて、わずかの骨と皮の半分ほどを……」
ええ!
あまりの壮絶さに全員身を引いてしまったが、俯くタングリスをヒルデは優しく労った。
「よくやった、よくやった……これだけあれば、時間はかかるだろうが、いつかは元に戻るだろう。大事に持ってやっていてくれ」
「はい、タングリス、この命に代えても!」
「あたしの背嚢使って」
「ありがとう、ケイト」
「よかったら、俺のキビダンゴも入れてやってくれ。さっき間違えて投げたら、死にかけの鬼が蘇っちまったから。たぶん、効き目があるよ」
「すまん。桃太郎というのはお前だったか」
「う、うん、二号だけどな(^_^;)」
「二号とは縁起のいい名前だ。タングニョーストと乗っていた戦車が二号だった」
「ああ、狭いけど楽しい戦車だったなぁ」
ケイトも懐かしく思い出す。
「わたしは、那須の住人で那須与一宗隆と言います」
「ああ、よろしく。背嚢の中で意識はあったから、みんな声に覚えがある。初対面という気がしない」
「そうか、それは良か……」
言い切る前にヒルデが耳をそばだてた。
すぐにみんなも気が付いた。
ドドドドドドドドド!
前に倍する勢いで敵が攻め上ってくる……!!
☆ ステータス
HP:20000 MP:400 属性:テル=剣士 ケイト=弓兵・ヒーラー
持ち物:ポーション・300 マップ:16 金の針:60 福袋 所持金:450000ギル(リポ払い残高0ギル)
装備:剣士の装備レベル55(トールソード) 弓兵の装備レベル55(トールボウ)
技: ブリュンヒルデ(ツイントルネード) ケイト(カイナティックアロー) テル(マジックサイト)
白魔法: ケイト(ケアルラ) 空蝉の術
オーバードライブ: ブロンズスプラッシュ(テル) ブロンズヒール(ケイト) 思念爆弾
☆ 主な登場人物
―― かの世界 ――
テル(寺井光子) 二年生 今度の世界では小早川照姫
ケイト(小山内健人) 照姫の幼なじみ 異世界のペギーにケイトに変えられる
ブリュンヒルデ 主神オーディンの娘の姫騎士
タングリス トール元帥の副官 ブリの世話係
タングニョースト トール元帥の副官 ノルデン鉄橋で辺境警備隊に転属
ロキ ヴァイゼンハオスの孤児
ポチ シリンダーの幼体 82回目で1/12サイズの人形に擬態
ペギー 異世界の万屋
ユーリア ヘルム島の少女
その他 フギンとムニン(デミゴッドブルグのホテルのオーナー夫婦)
日本神話の神と人物 イザナギ イザナミ 那須与一 桃太郎 因幡の白兎 雪舟ねずみ 櫛名田比売 ヨネコ
―― この世界 ――
二宮冴子 二年生 不幸な事故で光子に殺される 回避しようとすれば光子の命が無い
中臣美空 三年生 セミロングで『かの世部』部長
志村時美 三年生 ポニテの『かの世部』副部長
226『黄泉の国決戦・1』テル
タングニョーストは!?
「見てきます!」
「「「タングリス!」」」
タングリスは止める間もあらばこそ、猟犬のような俊敏さで玄室に戻っていく!
グァラグァラ……ウォォォ……
ついさっき塞いだばかりの羨道の閊えが崩される音、鬼どもの雄たけびが同時に上がる!
ただの鬼ではない、女神イザナミの怒りと恨みが籠った女鬼、黄泉醜女なのだ。現世(うつしよ)の常識では測り知れない力がある!
「間に合わない!」
グギ
さすがにヒルデも歯ぎしり一つして、イザナギさんを庇いながら後退する。その後ろを警戒しつつ、わたしも坑道を走る!
ズガ! ビシ! ベシ! ドゴ! ベシビシ! ズサ! ビシビシビシ!
ひしゃぎ、ぶちのめし、ぶっさし、蹴り倒すくぐもった音がすぐそこまで迫って来る!
「急げ!」
もはやタングリスもやられたか!?
ヒルデと二人、イザナギさんを挟むようにして後退する!
シュ! シュシュ! シュシュシュ!
鋭い音が後ろからしたと思うと、すぐ横や上を通って矢とイシツブテが鬼たちに飛んでいく!
「あれは!?」
振り返ると中継隊の三人(与一、ケイト、桃太郎二号)が岩陰から弓と石ツブテで応戦してくれている。
「早く!」「こっち!」
ケイトと桃太郎二号が手招き、こちらも「オウ!」と返して岩陰に転がり込み、息つく暇もなく石ツブテで応戦する。
シュシュシュシュシュ! シュシュシュシュシュ! シュシュシュシュシュ!
与一さんの弓は神がかってきて、一度に五本の矢をつがえては射ちだす! それも毎秒三射! そして、箙の矢は射てども射てども尽きることがない。
ケイトも負けじと同時に三射! 桃太郎二号の石ツブテも両手を水車のように回して二連装の機関銃のようだ。
と……鬼どもの背後の方でも、鬼の首やら腕やらが千切れ飛んで攻撃を加えている様子!
どけぇ! 鬼ども! 醜女ども!
そう叫びながら飛び出してきたのはタングリス! 全身血まみれで小脇に軍服の切れはしで包んだものを持っている。
「タングリス、こっち!」
桃太郎二号が呼ばわると、丸めた体を空中で二回転させ、その手を掴んで岩陰に収容!
「敵は怯んでいる、もうひと頑張り!」
与一さんが叫んで、戻ったばかりのタングリスも加わって迎撃の密度を上げる!
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ……!
合わせて五人の弓と石ツブテが切れまなく鬼どもに降り注ぎ、さしもの鬼ども醜女どもも退き始めた。
「タングリス、よく戻った!」
ヒルデがガッシとタングリスを抱きしめる。
昔はタングリスの方が一回り大きかったが、蘇ったタングリスは小柄なJKほどの体格。やっとゴールにたどり着いた後輩を先輩が労わっているように見える。
「タングリス、ちょっと若くなってる(^_^;)」
ケイトも昔よりは思いやりのある言い方ができるようになったようだ。
「あ、えと……(#*´△`*#)」
桃太郎二号は、初対面のタングリスに顔赤くして言葉にならない。
「タングニョーストを取り返してきました……」
え?
みんな言葉を飲んだ。
タングリスが差し出したのは、軍服の切れはしに包んだ小さな包み。
「これは……」
「かろうじて、わずかの骨と皮の半分ほどを……」
ええ!
あまりの壮絶さに全員身を引いてしまったが、俯くタングリスをヒルデは優しく労った。
「よくやった、よくやった……これだけあれば、時間はかかるだろうが、いつかは元に戻るだろう。大事に持ってやっていてくれ」
「はい、タングリス、この命に代えても!」
「あたしの背嚢使って」
「ありがとう、ケイト」
「よかったら、俺のキビダンゴも入れてやってくれ。さっき間違えて投げたら、死にかけの鬼が蘇っちまったから。たぶん、効き目があるよ」
「すまん。桃太郎というのはお前だったか」
「う、うん、二号だけどな(^_^;)」
「二号とは縁起のいい名前だ。タングニョーストと乗っていた戦車が二号だった」
「ああ、狭いけど楽しい戦車だったなぁ」
ケイトも懐かしく思い出す。
「わたしは、那須の住人で那須与一宗隆と言います」
「ああ、よろしく。背嚢の中で意識はあったから、みんな声に覚えがある。初対面という気がしない」
「そうか、それは良か……」
言い切る前にヒルデが耳をそばだてた。
すぐにみんなも気が付いた。
ドドドドドドドドド!
前に倍する勢いで敵が攻め上ってくる……!!
☆ ステータス
HP:20000 MP:400 属性:テル=剣士 ケイト=弓兵・ヒーラー
持ち物:ポーション・300 マップ:16 金の針:60 福袋 所持金:450000ギル(リポ払い残高0ギル)
装備:剣士の装備レベル55(トールソード) 弓兵の装備レベル55(トールボウ)
技: ブリュンヒルデ(ツイントルネード) ケイト(カイナティックアロー) テル(マジックサイト)
白魔法: ケイト(ケアルラ) 空蝉の術
オーバードライブ: ブロンズスプラッシュ(テル) ブロンズヒール(ケイト) 思念爆弾
☆ 主な登場人物
―― かの世界 ――
テル(寺井光子) 二年生 今度の世界では小早川照姫
ケイト(小山内健人) 照姫の幼なじみ 異世界のペギーにケイトに変えられる
ブリュンヒルデ 主神オーディンの娘の姫騎士
タングリス トール元帥の副官 ブリの世話係
タングニョースト トール元帥の副官 ノルデン鉄橋で辺境警備隊に転属
ロキ ヴァイゼンハオスの孤児
ポチ シリンダーの幼体 82回目で1/12サイズの人形に擬態
ペギー 異世界の万屋
ユーリア ヘルム島の少女
その他 フギンとムニン(デミゴッドブルグのホテルのオーナー夫婦)
日本神話の神と人物 イザナギ イザナミ 那須与一 桃太郎 因幡の白兎 雪舟ねずみ 櫛名田比売 ヨネコ
―― この世界 ――
二宮冴子 二年生 不幸な事故で光子に殺される 回避しようとすれば光子の命が無い
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